【個】My Fair Lady
天壌・アサト 2022年3月26日
開会式を終えて、二人。
賑やかなホールに、緩やかに音楽が流れ始めて……
周りにいるはずの人々は、すでに意識の外側に。
だって、ずっと君しか見えていないんだ。
――我が麗しの、お姫様。
#天壌・アサト
#ミラ・エトワール
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天壌・アサト 2022年3月26日
(少しのアレンジを加えた、黒のタキシードに身を包んだサキュバスが、じっと、隣の少女を見つめる)
…………。
ミラ・エトワール 2022年3月26日
(いつもならあまり着ないであろう、白いロングドレス。白い肌を見せつけんばかりに出した肩。大きく開いた胸元。そして絞るように引き締まったウエスト。スカートの裾に付いた黒いフリルは、小悪魔めいた装いか。可愛らしいながらもミラのボディラインを強調するドレスは、この日のために仕立てたものだ)
…………あ、あんまりじっと見ないでください、アサト先輩
天壌・アサト 2022年3月26日
どうして?
こんなにかわいくて、こんなにきれいな女の子を見ないことなんて、
男として出来ないことだと思う。
ああ、でもそうして恥ずかしがるミラくんは、今、世界一かわいい女の子だね。
ミラ・エトワール 2022年3月26日
そっ…………、そういうコト言うからですっ!
(ぽかぽかと胸元を叩いて誤魔化そうとする)
天壌・アサト 2022年3月26日
あは、ごめんね。
実は分かって言っていました。
もちろん本心だけど。
(ぽかぽかを受け入れて、そっとその手に触れる)
ところで……君を抱きしめても?
ミラ・エトワール 2022年3月26日
やっぱり……アサト先輩はいじわるです
(アサトの手が触れると、ピクリと肩を震わせて)
ここ、ダンスホールですよ? まわりに、いっぱい人がいるんですよ?
天壌・アサト 2022年3月26日
可愛い子にはいじわるをしたくなっちゃうから。
ミラくんの責任でもあると思う。
私には、君しか見えていないけど。
(人に見られるほど、好都合でもあるし。なんてこっそりと)
ミラ・エトワール 2022年3月26日
わっ、私のせいなんですか!?
え、えっと……じゃあ
(わたわたと慌てて、近くの人々を見回し)
(無効票)
ミラ・エトワール 2022年3月26日
はい……ちょっとだけなら……
(アサトの胸に、頭を押し当てるように顔を埋めた)
天壌・アサト 2022年3月26日
責任感のあるミラくんも素敵だよ。
(その様子にくすくすと笑って)
(無効票)
天壌・アサト 2022年3月26日
(胸に当てられた頭を片手で撫でるように、もう片手を腰に回すように軽く抱きしめて)
ずっと、こうしていたいな。
ミラ・エトワール 2022年3月26日
(抱きしめられると、アサトの背中に手を回して抱きしめ返し)
ずっとは……困ります
この状態ではアサト先輩の顔がちゃんと見えませんし……
天壌・アサト 2022年3月26日
(ぎゅっと抱きしめあって、ミラの柔らかさと暖かさを感じる)
じゃあ、顔を上げて、ミラくんの綺麗な瞳を見せてもらおうか。
ミラ・エトワール 2022年3月26日
…………
(少し戸惑ったように頭が動いたあと)
は、はい───
(そっと顔を上げて、アサトの瞳を覗き込んだ)
天壌・アサト 2022年3月26日
(ミラの青い瞳と、💕を覗き込んで)
……目が離せなくなってしまいそう。
こんなに近いのは、いつかの夢以来かな。
ミラ・エトワール 2022年3月26日
夢……って、あっ、あれアサト先輩が!?
もー、私すごい不安になったんですよ! ふしだらな夢見ちゃって、悪い子になっちゃたのかなって!
天壌・アサト 2022年3月26日
あは、バレてしまったね?
そうだよ、私は悪い夢魔の先輩だから、ね?
でも、望まない夢からはすぐに覚めるはずだから、許して欲しいな。
……ふしだら。……うん、かわいいな、ミラくんは。
ミラ・エトワール 2022年3月26日
ほんと、悪い先輩です……
(胸の中で、大きなため息を吐いて)
……許します。嫌じゃない……ので
天壌・アサト 2022年3月26日
ありがとう。
でも、そんな事を言っちゃうと、調子に乗って今夜も訪ねてしまうかもしれないよ?
ミラ・エトワール 2022年3月26日
今夜も!? だ、ダメですっ! ダンスで気分が高まったあとなんて!
(無効票)
ミラ・エトワール 2022年3月26日
何も……断れなくなっちゃいそうで……
天壌・アサト 2022年3月26日
それは、良いことを聞いてしまったね。
大丈夫さ、私がミラくんに無理を言ったことがあったかい?
(無効票)
天壌・アサト 2022年3月26日
ミラくんをずっと抱きしめているのも良いけれど……
(一つの曲が終わりを迎え、次の曲へと移り変わる)
(少し、手の力を緩めて、ゆっくりと身を離す)
せっかくの舞踏会だ。
私のお姫様。共に踊っていただけますか?
(改めて、手を差し出す)
ミラ・エトワール 2022年3月26日
……ない……ですけど。
(不満げに、けれど文句も言えない、といった表情でじっと考え込んで)
(💚💖💙)
ミラ・エトワール 2022年3月26日
……はい、王子様。私で良ければ
(その手を取って、微笑みかけた)
天壌・アサト 2022年3月26日
無理なことも……言ってほしい?
(片手を重ねて、もう片腕をミラの腰に添わせながら。そう囁いて)
(💚💖💙)
天壌・アサト 2022年3月26日
キミじゃなきゃ、ダメになってしまってるよ。
(音の旋律に合わせて、リードするようにステップを踏む)
ミラ・エトワール 2022年3月26日
無理なことも、ちょっとだけなら……
(手を引かれて、ダンスホールへと躍り出る)
私も、先輩じゃないと、ダメ……かもしれませんから
天壌・アサト 2022年3月26日
そう。
それじゃあ、少しづつ。
私の好きに、させてもらうよ。
(まずは、ダンスから。とミラを引き寄せて)
ミラ・エトワール 2022年3月26日
お、お手柔らかにお願いします
(少しだけ眉を下げて笑って)
私、ダンスは少しだけ得意ですから、アサト先輩についていってみせます
天壌・アサト 2022年3月26日
おや、自信アリなミラくんも魅力的だね。
では、ダンスも激しくしてしまおうか。
(なんて言いながら、少しだけ)
今夜は、きっとぐっすり眠れるよ。
(囁いて、寄り添って、一緒に)
(周りも気にしないいちゃいちゃが、ずっと続いていくのでした)