【個】星、落ちる夜
星見・晴 2022年3月12日
「つーわけで隕石おっことしてほしいんスけど!」
そういうことになった。
#星見・晴
#竜城・陸
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星見・晴 2022年3月12日
(止める。)
星見・晴 2022年3月12日
(――――――――抜刀。)
星見・晴 2022年3月12日
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=25922
("風"に乗せられた斬撃が、すらりと堕ち来る星の喉元まで届き)
星見・晴 2022年3月12日
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=25860
(そして、まず、"見えない力"のうち、「音」を裂く。)
星見・晴 2022年3月12日
(大気の鳴動が止み、静寂が来る。)
(己だけが起こす太刀風の吹く音だけが冴え渡る様になった、星と己との間の距離に)
星見・晴 2022年3月12日
(二の太刀。)
(それの持つ「熱」を斬る。)
(赫赫と燃え盛るようだったそれの猛りが治まり)
星見・晴 2022年3月12日
(三の――終の太刀。)
(それの持つ「力」を斬る。)
(此方に向かってくる速度を。その質量により齎される破壊の力を。)
(隕石を掌握する親友にも、ふらり、それが力を失ったように感じられただろうか。)
(ともあれ――)
星見・晴 2022年3月12日
(――納刀。)
星見・晴 2022年3月12日
(斬った数、三。納刀までに掛かった時間、〇.七五秒。)
(――本来、それが持ってた暴威よりも遥かに優しく落ちてくるそれをみながら)
星見・晴 2022年3月12日
――楽勝。
どーよ親友?ご要望には添えたか?
(そう言ってのけた。)
(無効票)
竜城・陸 2022年3月12日
(…………一、)
(ざあざあと雨が降るにも似た轟音が止んで、)
竜城・陸 2022年3月12日
(……二、)
(帯びた熱がまるで解けるように霧散して)
竜城・陸 2022年3月12日
(三。)
(大気を押し退けて伝播する衝撃を含めて全ての力が、失われて――)
竜城・陸 2022年3月12日
(太刀が閃いたのは、三度)
(その三度を。目に焼き付けるかのように、じっと空を見上げていた)
(瞬きの間にも満たないそれが過ぎ去ってからは、)
竜城・陸 2022年3月12日
――完璧。
(こちらの仕事。)
(勢いをなくして落ちてくるそれを氷上へ恙なく着地させるくらいは、難なくこなせる)
……剣の冴えにも翳りなしか。
(心配する必要なかったね、と)
(無効票)
星見・晴 2022年3月12日
へへーん。
(着氷した隕石を尻目に、得意げな顔をして)
……まぁこのくらいはな!
星見・晴 2022年3月12日
……つっても、もっと、もっと。
(ぐっ、ぱと手を広げて)
――今より更に冴えさせねえと 辿り着けない境地があんだけどな。
(そして、その境地を目指している。)
(この隕石も含めて、「それ」に辿り着く為の布石だ。)
(――が、ひとまずは)
星見・晴 2022年3月12日
……ともあれ一件落着、収穫も上々!
サンキュー陸、助かったぜ!
……さて、あとは帰るだけか?
(無効票)
竜城・陸 2022年3月12日
……まあ、そう言うだろうなとは思ったけどさ。
(小さく呟くような声音はほんの少し)(ほんの少しだけ――)
竜城・陸 2022年3月12日
(小さく息を吐いて、)
……どういたしまして。
じゃあ、帰路は案内するよ――の前に、これ、どこに届けたらいい?
(無効票)
星見・晴 2022年3月12日
おっさんきゅーー!
んーーそうだな……グスタフの工房宛に直送しちまうか!
(……そーいや今度はこの足場ごと行くんかな?とか思いつつ)
(無効票)
竜城・陸 2022年3月12日
(――まただ)
(喉の奥がざらつくような感覚)
(……理由はもうわかっているけど)
竜城・陸 2022年3月12日
いやこれ工房に入りきらないでしょ。
どこで作業するって言ってた? あいつ。そこに直接運べばいいと思うんだけど。
(無効票)
星見・晴 2022年3月12日
あーーー。
(隕石でぎゅむぎゅむになった工房を想像する。イメージグスタフがいつもの顔でキレてた。ウケんね。)
そーいや外でやるとは言ってたけど具体的にはどことは言ってなかった。
…………、
星見・晴 2022年3月12日
……つーかどした、さっきから。
なんか――(ああ、いや)(あーー……)
星見・晴 2022年3月12日
おめー オレに「遠慮すんな、言いてえ事言え」つった癖に
そこでオレに遠慮すんのは違うんじゃない?
……なんだよ、言いたい事あんなら言っちまいな。
(無効票)
竜城・陸 2022年3月12日
外、外ね。
じゃあ当面のところ、うちの未整備区画にでも置いておくか……。
(そういえばこういうものの調達もそもそもうちのクラスの仕事だったな、なんて思って)
竜城・陸 2022年3月12日
――ん、……ああ。
なんでもないよ。
(という言葉は、多分、“違和感”として彼に伝わってしまうだろうけど)
遠慮している、とかでもなくて……。
じゃあ何か、って言われると、うまく説明はできないんだけど……。
竜城・陸 2022年3月12日
(やっぱり、まだ明確に差がある)
(“俺”と、“僕”の間には)
(それが、自分の感情に、言葉に、行動に、違和感を抱かせる)
(……ただそれだけ)
……試したいこと。
まだ試さなくてよかったな、って、それだけ。
(無効票)
星見・晴 2022年3月12日
未整備区画に突如隕石がぼつねんと置かれるのもクソウケるな??
…………ふむむ。
星見・晴 2022年3月12日
……なんでもなくねぇのはわかった。
けど「今じゃねえ」ってのもなんとなくわかった。
星見・晴 2022年3月12日
……ま、今日はいいさ!
それはそうとなんか力になれんなら
いつでもいいから遠慮なく言えよ。
つーか言わなかったらケツ蹴るから。
(ワガママみてーな事抜かしつつ)
それよりちょっと腹へらね??帰りなんか食べて帰るか。
(無効票)
竜城・陸 2022年3月12日
早めに作業してくれって言っておくさ。
屋外のどこでもいいなら、そのままそこで作業してもらったっていいわけだしね。
(炉を組めそうな資材もあるし、なんて言いつつ)
竜城・陸 2022年3月12日
なんでもなくはなくても、誰かにどうにかしてもらうことじゃないんだと思うんだ、
……多分。
(弱音なんて、吐くべきじゃないとわかっている)
(“強く在れ”と、誰もがそう言うのだから)
だから、“なんでもない”でいいんだよ。
竜城・陸 2022年3月12日
でも、気持ちは有難く受け取っておくよ。
いつか誰かの助けが必要なことがあったら、相談する。
……まあ、もう随分世話になってるようなものなんだけどね。
竜城・陸 2022年3月12日
――食事? いいよ。
この夜中だとファーストフードとかかな。
ファミレスも空いているかもしれないけど……まあ、任せるよ。
(無効票)
星見・晴 2022年3月12日
まぁわざわざ隕石をどーこーするもの好きもいねーだろけどな!
(でもそうしてもらうのが手っ取り早いか!)
星見・晴 2022年3月12日
……自分の問題ってことか、
でもおめー割とそういうの考え過ぎる方っぽいからなー。
まーあんま深刻に思い詰めんなよとは言っとく。
星見・晴 2022年3月12日
……おー、そーしな。
オレでもいいし……他にも話せる奴なんて沢山いんだろ。
ちょっとでもてめえの手におえないと思ったら迷ったらすぐ誰か頼っちまえ。オレが今日おめーにしたみたいに。
星見・晴 2022年3月12日
まぁかるーーくコンビニあたりでとかでもいーけどな!
おっファーストフードもいいな……
ポテト食おうぜポテト!カリッカリのやつ!
星見・晴 2022年3月12日
つーわけで……帰るかね、ガッコの方へ!
(無効票)
竜城・陸 2022年3月12日
でも割とほら、低学年の子なんかは物珍しくて近づいてきたりしそうじゃない?
(一応ちゃんと手を触れないよう注意書はしておくよ、なんて続けて)
竜城・陸 2022年3月12日
考えすぎるって……普通、自分の問題を人任せにはしないでしょ。
(そんな、弱い自分は、多分――誰も見たくはないだろうし)
思い詰めているわけじゃない、と思うんだけどね。
……いや、どうかな、わからないけど。
竜城・陸 2022年3月12日
……まあ、大丈夫だよ。
どうにかするさ。
プライド
矜 持が取り柄だろう、俺は。
だったら自分のことくらいどうにかできないと――格好悪いからね。
竜城・陸 2022年3月12日
(――わかってる)
(それは“俺”であって、“僕”じゃない、と――“僕”が、思ってしまっているから)
(“僕”が、どこにも行けないのだということが)
(――――それをどうしたらいいか、なんてわからないけれど)
竜城・陸 2022年3月12日
俺もまあ、なんでもいいけど――リクエストがあるならそれに合わせるさ。
じゃあ行こうか――帰りはちょっと時間かかるよ、このサイズだからね。
(ほんとにこの氷ごと移動するらしい)
(。)
星見・晴 2022年3月12日
あー……物珍しがりそうなのは何人かいるかも?
そーかも?でも結構な人間がよ
仲良い奴が困ってそうなら力になりたくなるんだわ。
星見・晴 2022年3月12日
……まぁ、お前なりに難しい事あんだろけど。
(割と根っこの深そうな奴なのか、なんて思いつつ)
……お前の事ぁ信じてるよ。
(困難があったって、最後にはちゃんと解決できるってのは。)
星見・晴 2022年3月12日
おー、構わねーぜ!
ゆっくりいこーやゆっくり。
あ、なんなら道中さっきの話すっか?
(なんて、そんな軽口を叩きつつ)
星見・晴 2022年3月12日
(空から落ちてきた星を乗せた隕石が、海の上を、赤と青の青年を乗せつつゆく。)
(。)