【個】前門の紫荊、後門の広報
リップ・ハップ 2022年3月5日
ただし間には誰も居ない。
昼休みの学園。その非常階段。
登ってくる足音と降りていく足音、二つがあった。
#鬼叉羅魏・アンジェリカ
#リップ・ハップ
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(一瞬浮いた空気に、視線を向けて)
……ふうん。
そーいえば。リップのこれまでって、あんま知らないかも。
リップ・ハップ 2022年3月5日
別に碌なもんじゃねーぃよ。
手に職付けて? お家の仕事バリバリこなしてた? 的な?
ほぼほぼ仕事オンリーだったから学校とか行ってなかった感じ。
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
ふーん……家業ってやつ。実はけっこー良い家の子的な。
(……、)
(そーっと、ばれないように、徐々に首を傾けて)
リップ・ハップ 2022年3月5日
実は。かーなーり。
ま養子なんだけど。
(だからその恩恵には対してあずかってないよ、と)
ほら私フィジカルつよつよじゃん? 労働力として半端ねぇなって感じで。わはは。
即戦力ゲットといい感じの住処ゲットでwin-winじゃんね。
(無効票)
リップ・ハップ 2022年3月5日
(横を向くと)
(……あれ?)
(なんか近くなってね??)
(アンジェリカの視界占有度が上がってた)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
あぁ。アスカみたいな話し方絶対できないですもんね(言いがかり)
つか労働力て。なーんか、ろくでもなさそー……、
(止められなければ、そのままリップの肩に頭が乗る。)
リップ・ハップ 2022年3月5日
ガチお嬢出されたら誰も敵わんわー。
……だから最初にゆったじゃーん。碌なもんじゃねいって。
(近づく、近づく)
(乗った)
までも根っこのとこシンプルに言ったらそれだしね。
脚色してシンデレラストーリーにしたとこで私にゃぜってー似合わんでしょ。
(静観しながらそのまま続けて)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(特に何も言われなかったので、そのまま収まる。)
えー……あー。まあ、嘘は似合わないけど。
……んー。
じゃあ、好きです?そこ。
すぐ帰ってこいって言われたら、帰る?
リップ・ハップ 2022年3月5日
かえー……る、かなぁ。
いやすぐとか言われたらごねっかも。わはは。めんどくせーこと言うなよーって思うわぜってー。
好きでも嫌いでも別になくて、
(無効票)
リップ・ハップ 2022年3月5日
(ぽすん)
でもここは好き。
(と肩に乗った彼女の頭に、更に頭を立てかける)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年3月5日
(すん)
(すんすんすん)
(めっちゃ匂いかいだ)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(帰るんだ……、の)ふーん……。
(無効票)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(……すぐでは、ないのか の)ほーん……
(無効票)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
ん"
(無効票)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(かがれるとは思ってなかった)(頭にかかった重みを退けたりすることはないけど。)
ちょ……なに
(なんてことない、大容量の女性向けシャンプーなりの香りと)
(気づくかどうか、微かに安い香水のにおい。花の香水、種類は薔薇。)
リップ・ハップ 2022年3月5日
え? なんか頭あったから??
なんかレアじゃん。人のつむじ周辺の匂い。
(なんか普通にいい匂いだったな。と満足)
でアンジェリカは?
帰るー、帰れる感じになったらすぱっと行く感じ? いかない感じ?
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
えぇ……なんかちょっとキモい。
(自分の髪をつかんで嗅ぐ。まあ、ヘンなにおいはしてないはず……うむ)
(無効票)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(次はリップの髪を嗅ごうと手繰りにいって)
私?
私~、は……、
…「戻ってきて」って、言われたら。
行っちゃうんだと思います、 たぶん。
リップ・ハップ 2022年3月5日
んだと~~こーにゃろーー。
(この少女の髪もシャンプーの香りは大差なく)
(強いて言うなら、ほんのりルームフレグランス代わりのお香の香り)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年3月5日
…………ま、そんなもんだよね。
取り返すためにやってんだし私ら。
(それは人によっては帰ることと同義だろうな、と。みんな元居た場所があるのだ)
後ろ髪引かれちゃう感じ?
(目下引かれているのは自分の髪だが。物理的に)
(そうして髪を引っ張られた先にあったのが、呼吸するような間を置いての『たぶん』だったのかもしれない)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(すはっ すはっ)
(ちょっとヘンタイっぽくオーバーアクション)
(結構違うもんだな、とか、思いつつ)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
……、
(黒髪と赤毛を指先にくるくる巻き付け)
……。
(無効票)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
……、
なんか。
…そのため、だし。(言う通り。取り返すため、なのだし。)
べつに、それで悪いことなんか、ないって思うけど。
(無効票)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
……そういう自分に、
「あーあ」って、思う、自分も……なんか、居る。みたいな。
かんじ。
リップ・ハップ 2022年3月5日
ちょお、くすぐってーし。
なにそれー変質者かよー。
(息だったら指だったり、弄ばれて)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年3月5日
実際無いっしょ。
無いけど……「あーあ」か。
あーあ……ふーん。
(どんなあーあかな。ぼやっと考えてみる)
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リップ・ハップ 2022年3月5日
(☚☚)
お前がこっち来いよ。
(名も知らぬ誰かに向け、虚空に両指を指す)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年3月5日
みたいなのは?
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(あ、なんか既視感のあるポーズ。黄色いスーツのおじさんの持ちネタ。)
あー……
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
んー……(どーなんだろう。ここは変な場所だから、あいつも馴染むのかもしれない。ってか、すぐ馴染みそう。)
(そんで、ここに居るのは良い意味での変わり者が多いから。きっと、あっちともこっちとも仲良くなって。 それで、)
(無効票)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(それで、そうなったら、 もしかしたら、自分よりも――)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
――無理。
……ですねえ。たぶん。
てかリップ、これ染めてんの?どっち地毛?(黒と赤をくるくるしつつ)
リップ・ハップ 2022年3月5日
(ぱち。ぱち。瞬き混じりに言葉を待って)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年3月5日
無理かーーーー。
じゃしょうがねいな。
(虚空の誰かに✖でも出されたか、両指を引っ込めて)
黒のほだよ。ほら眉。まつ毛。
(ぴっぴと指さす染めていない部分。でこっぱちな現在、どちらも見せやすい)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(引っ込む両指を目で追って、)ン…… えー、どこ(頭を預けた状態だとほとんど見えない。指された場所を手探りで触りにゆく。まゆげ。)
リップ・ハップ 2022年3月5日
お、ばか、そこ眼球。上。そこ。そう。
…………いや触っても色わかんねいだろ。横着すんなよーーーーー。
(アンジェリカの手に我が物顔で目元を歩かれた)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
うわっなんかぐにってした
(構わずてくてく)
……お、ホントだ。黒い黒い。わかるわかる、いい黒ですね~~。
(まゆげ逆なでーの)
リップ・ハップ 2022年3月5日
骨董品の鑑定でもして、
誰の眉が骨董品じゃい。最先端じゃい。
(じゃい。じゃい。彼女の頭にかける圧を二段階上げた)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年3月5日
……までも。
私も「あーあ」てなるかも。
(ぽつん)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
あででででで(ギチィ)(ギチィ)
(無効票)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(ちいさく、聞こえた言葉は)
(意外だったので。)
――、
(無効票)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
……
(🔁)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(その言葉へ、言葉を返す代わりに)
(顔を触っていた手を降ろし、腕を組むみたいに潜り込ませて)
(頭にかけられた分の圧を肩にそのまま伝えたりなどもしつつ――)
……なんかぁ、今日。
お笑いライブあるらしくて。
リップ・ハップ 2022年3月5日
(主語の無かった言葉。何に向けた「あーあ」かといえば)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年3月5日
(ライブがどうのと言い出した彼女への「あーあ」)
へーー。
どこでそゆ情報仕入れてくんの??
(全然アンテナ張ってない分野だな、と関心のような不審のような。何とも言えない感じオーラ)
(興味が無ければ、そもそもそんなものも出ないが)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年3月5日
(もし彼女が元居た場所へ帰っていく。お互いに今後会う事もないだろう。そんな風になるのなら)
(「あーあ。行っちゃった」)
(そう思うのだろうな、と)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
後輩が出るっつーから。
観に来てって言われたんですけど、一緒行きます?
(もう、すれ違いついでの世間話にしては随分話し込んでいて。昼休みの残りもそのぶん、少なくなっているけれど)
(リップの腕に腕を絡めて、頭は相変わらずのっけたまま。隙間なくみっちりとくっついている。)
リップ・ハップ 2022年3月5日
あー。そりゃ行ってやらんと。
……放課後ね。
(ともすればこのまま腕を引かれそうな気もして、コバセンに恩を売っておくことにした)
(🔁)
リップ・ハップ 2022年3月5日
(それに今は、残り少ない休み時間とはいえ)
(足熱と言わず頭と腕も。何なら身体全部。ここでこうして、温かいのが心地よかった)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年3月5日
(――それから後。それぞれ授業に向かわなければならなくなると、去る者追わぬ性分のヤンキーにしては珍しく――離れるのを暫くの間ぐずったそうだ。)