奴崎組

【模擬戦】黄泉王・唯妃VS奴崎・娑婆蔵

奴崎・娑婆蔵 2022年2月20日
【2/7(夜)】
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=14390


(マア確かに。闘技場では魔女の宅にて荒ぶる唯妃とちょいちょいカチ合っちゃァいるものの、そういやサシでは――『喧嘩仁義』では――まだ席を設けていなかった所か。)
(誘うかァ。こんど。)


そんな話をしたのが、先々週の頃だったか――
ってなァわけで有言実行。よござんす。

          ※

●世界:新宿島

●時:2/20(日)夜分
●所:奴崎組敷地内「だだっぴろい駐車場」

●使用ルール
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=2052




2

奴崎・娑婆蔵 2022年2月25日
【奴崎、攻撃ファンブル! 唯妃の攻撃に移行!】
0

黄泉王・唯妃 2022年2月26日
【攻撃】
ふん、動揺どころか嬉々として斬りに来るか。
全く全く――。

(真後ろ。完全な死角からの横一閃。本来なら避けようもないそれを)

これだから最初から狂人である者はなぁ。

(ぴたり、と二本の指で挟みこむように受け止めた)

(これは彼の人格が表に出ているから出来た芸当、ではない)

(限りなく完全視覚に近い蜘蛛の瞳に、ナノ単位での指繰りによる集中力と糸にて容易に重量物すら吊り上げる膂力。本来ならばこの程度の事、出来て当然なのだ)

(指で刃を挟んだまま、ゆっくりと力を込めていく。切っ先は動かず。しかしてそれを握る娑婆蔵の身体はゆっくりと持ち上げられ)

そうら。大事な刀なのだろう?
……〝離すなよ〟?

(デコピンでもするように切っ先を弾く)

(さて、先の時には蜘蛛の膂力を歩法にしか使っていなかったが指で同じことをすればどうなるか)

(結果は火を見るより明らかであろう)

0

奴崎・娑婆蔵 2022年2月26日
【防御】
(あ、と声を漏らすが早いか、いや否、それよりか断然速く――)

(ッッッッッボ!!!)

(――と。成人男性大の質量が、砲弾よろしい速度でブッ飛びカッ飛んで行ったが為に、空気の壁をブチ抜く相応の騒音が轟いた)

【HP3】

0

奴崎・娑婆蔵 2022年2月26日
【攻撃】
(建物は正面玄関のそのすぐ脇。壁面に、背面を――背骨が軋るどころかヒトガタの痕を残さんばかりの勢いで衝突する。させられる。8F建てがなんなら軽く揺れたろう)

――ッが、

(不随意な咳き込みすら中途で止まる。それくらい体内器官の稼働が、今この瞬間、したたかイカレていた。――離さずにいたその大事な刀を杖の代わりとばかりに突いて、ようよう立ち上がり立ち直り――)

…。……。………。 (呼吸法。)
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奴崎・娑婆蔵 2022年2月26日
(あの速度であの膂力が動く。いやさ、かの膂力あればこそのかの速度と呼ぶべきか? ともあれ。――真っ向からの打ち合いでは、文字通り、基礎地力の桁が異なると来た。では。ではなんとすべきか。圧倒的な地力を有する格を向こうに回して、どのようにしてその差を詰められようか。なに、答えは明瞭。それは有史以来のヒトの歴史を踏まえ直せばすぐに出る解の一)

(面を上げる)
(抜き身の刀を右手にぶら下げ、ととと、と真っ直ぐ駆けて寄り始め――)
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奴崎・娑婆蔵 2022年2月26日
十万億土の彼方まで――
(足元直下の「影」からぬるりと引き上げたる黒塗りの高級自転車にいきなり跨るや爆発加速! 前後の車輪で炎の轍を轢いて噴きながら、速度に任せて刀を横向きに構えていざ突っ込む!!)

根こそぎ八ツ裂きにしてやりまさァ。

(これがヒトガタの行う答え)
(道具を駆使するという知恵だ!!)

【HP2】

0

黄泉王・唯妃 2022年2月26日
【防御】
(黒塗りのチャリンコが火炎を迸らせ此方に爆走してくるのを興味深そうに眺め)

ほほう、あれは当世の乗り物か。有史以来人間は様々な物に跨って来たがあれは中々に珍しい――。

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黄泉王・唯妃 2022年2月26日
【防御失敗】【HP:1→0】
(すっかぁぁぁぁぁああん! と景気のいい音を立てて、加速した自転車本体に撥ねられた唯妃の身体は回転しながら天を舞う)

(ぐるんぐるん回りながら少しばかり空中で停滞し、そのまま重力に引かれて真っ逆さまにアスファルトに叩きつけられ)

……きゅう。

(何とも抜けた呻き声と共にその行動を停止した)
【敗北...】
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奴崎・娑婆蔵 2022年2月26日
(疾走。衝突。しかして速力は尚減じず。そこで、自転車をほぼほぼ横倒しになる程に傾けつつ、車体の横腹を唯妃の側へ向けるようにして――制動。轍とブレーキ痕から盛大に炎が噴き上がる。なんなら暗天を、一瞬、夕暮れ時と錯覚せんばかりに灼熱の橙色にまで染め上げる――)
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奴崎・娑婆蔵 2022年2月26日
【勝利!】
(まるで、) ――ふふん、どうでえ。 (胡乱な都市伝説が湧いて出る、逢魔が時に似て。)

泡沫の現代怪異どもも、マアなかなか「やる」モンでございやしょう?
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黄泉王・唯妃 2022年2月28日
(くたりとアスファルトに臥した身体。それが痙攣と共に顔面が跳ね上がり大きく開いた口内から見えない圧を放つ一匹の蜘蛛の姿)

『成程成程。餌共の言葉遊びの果てに生まれた怪異かと思ったが中々どうして。自己を持っているようではないか』

(かさりかさりと足を動かすそれは嗤っているのが嘲笑っているのか)

『どういう手管でこの娘を手懐けたかは知らんが、面白い生態よ』

(暫くわさわさと足を動かしていたがふと動きを止め)

『故に解せぬ。こいつもだが何故〝人間〟側についている?

本来ならばお前もこいつも〝人間〟を餌にする者同士であろうに』
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奴崎・娑婆蔵 2022年2月28日
…成る程? (どぷん、と。ハンドルを支えていた自転車を、足元の「影」の中へと沈めて落っことした。〝収納〟)  演技もクソも抜きに「御自ら」喋るときゃァ、そんな格好になると。ふふん、覚えておきやしょう。 (唯妃の口腔に覗ける『蜘蛛』を見遣りながら、痛む胴やら刃傷の深い二の腕やらを庇いつつ、よったよったと歩み、近付き――)

――カハハ、さァて。なにゆえに、で、ございやしょうかねえ…?
実の所、しがねえ人斬り風情が〝斬りで〟のあるマトを追っ掛けなんぞしているだけで、そいつが歴史のどん詰まりに於いちゃァ「たまたま」そのように見えているだけやもしれやせんぜェ?
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奴崎・娑婆蔵 2022年2月28日
マアともあれ。極論、あっしはそのようなモンであったとして――
そこに来ると「宅の娘」は一味違いまさァ。なんせ得難い出会いが山とあったらしい。
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奴崎・娑婆蔵 2022年2月28日
定命の身もなんのその、魂の燃やし方焦がし方がどえらい鮮烈な魔女であるとか。
命が芽吹いて枯れるまでを声を大にして尊びまくる守護竜であるとか。

くしくも箱入りの身からおん出された所で――出会いが。色々と。
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黄泉王・唯妃 2022年2月28日
『追い出した……? ふむ、何か食い違いがあるようだな』

(わさりわさりと這い出た蜘蛛の大きさは両掌に余る程度。デカいと言えばデカいが)

『少し、語るか』

(次第にその輪郭が闇へ。いや宇宙【そら】の色へと変じていく。それはたちまち闇の一角を喰らいつくし)

(空中に浮かぶ巨大な蜘蛛の瞳と、空間を割るように生えた8本の足。それと)

『人間の言語はやはり身体を通さぬと発音しにくいのでな』

(操り人形のように糸に吊るされる唯妃――いや、それは本当に唯妃なのか。娑婆蔵の目の前にいる女は確かに手足も人型の唯妃の形をしているが、漆黒の天鵞絨のような髪の色が燃え尽きたような《灰色》へと染まっていたのだ)
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奴崎・娑婆蔵 2022年2月28日
(やっこさんの陣取る上方という方角に、そして色調――)

…。……。………。よござんす。「対話性質」はあっしの軸でもありまさァ。

(――まるで、宙そのものを断片的にでも相手取って仰ぎ見ているような、そんな。)

もっとも…いやまあ好き放題にザックザクと刺突斬撃くれておいてナンじゃァありやすが…唯妃の体に。支障が無ェならな。
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黄泉王・唯妃 2022年3月1日
『ふん。でぃあぼろすとやらは10分もすれば全快するのであろう? 復讐者というよりはそれこそ正に悪魔のような力ではないか。人間が縋るにはちょうど良い』

(其処に居る――いや、在るのだが言葉は唯妃から出ているのは何処か違和感が拭いきれない)

『それともこの《色》が気になっているのか? むしろ妾には見慣れた色合いなのだがなぁ』

(唯妃の身体が己の姿を確かめるように動く。だがやはりその挙動は何処か人形じみていて)
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月1日
…10分。 (と、すると。10分置いて「全快」を見たなら、あの体の主導権は案外とスッと唯妃へ戻るのかどうか――? そこの所を直接見知っておく為にも、話に付き合っておくのはやぶさかでもなし。ずん、とその場に胡坐座) 

ンン? その言いよう――、するってェと何か。常の黒髪は後天的な所であると。
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黄泉王・唯妃 2022年3月1日
『ああ、そうよ。本来妾の些事を片付ける娘共は日も当たらぬ地底で過ごすせいかどいつもこいつも中途半端に色が抜けてな。皆このような色になっておったのよ』

(呵々、と笑い声は聞こえるが唯妃の表情筋はピクリともしていないので逆に怖い)

『恐らく我が一部を身体に取り込んだ事によるものだろうな。常闇、または濡羽の色とでもいうのか』
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月1日
(笑い声こそ聞かれども、己の眼前のヒトガタはド無表情とかいうこのすんげえ違和。成る程こわい。ちぃちゃい子らの目の前に出したら多分ギャン泣き必至ではあるまいか――閑話休題。はあ、と生返事めいて返しつつ)

ふふん――、 (しげしげ見、) 黒い方が好みに合いまさァ。 (批評。) 平素の見目が『そちらさん』のあれやそれに由来するッてんなら、マアそこは礼を言っておかねえでもありやせん。
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黄泉王・唯妃 2022年3月2日
『不要よ。何れは終焉を迎える世界ぞ。今にしか興じる事しか出来ぬ短命な者達の礼など妾の何の足しになる物か』

(ぎちりギチリ、と空間が哭く。笑いからの若干の苛立ち)

『礼をするというなら行動で示せ。妾の望みなどただひとつ。刻逆によって消えた本体を戻し、再びただただひたすらに巣を拡げる事』
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月2日
(火を見るよりも明らかに、すんげえ〝圧〟が掛けられこそしているが――) …ははぁん。 (柳に風とばかり、飄々と相槌を打つ。)

そうか、成る程…? いや然り。
何あれ宅の望みがそのように在るッてんなら。であればこそ。刻逆の曰くを追う、行きがかり上「敵を」「クロノヴェーダを」屠りもする――
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月2日
――端末たる唯妃を保全する為にも、力ァ貸すのか。〝ネメシス〟のテイ等で。
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黄泉王・唯妃 2022年3月2日
『やはりそのあたりで齟齬が出るか……。ひとつ、大きな前提条件を忘れているな貴様。この娘はともかく妾は人間の味方などではない。むしろ、クロノヴェーダに与した方が早いとすら思っている』

(その言葉にはっきりとした人類への否定が含まれて――いや、おそらく関心がないのだ。人にもクロノヴェーダにも。今この神が考えるのは最も手早く元の身体を取り戻す方法)

『こうしたカタチで僅かにでも残滓を残せたのは良かった。これならば刻逆とやらを消滅させずとも我々本来の方法で力を取り戻せるのだからな』
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月2日
ははぁん…? すると何か。「敵の敵は」と言ったくらいの呉越同舟かと思いきや、とんでもねえ、てんで薄氷の上の始末でござんしたか。

(興味が無いのか。関心が無いのか。つまり――「どうでもいい」のか。その風見鶏の矢印が、たまたま、身内に屍山血河を出さない方向を指しているだけということか)

…「本来の」? 「方法」ォ? 言葉に直されるのがおっかねえ前振りじゃァありやせんか、ええ?
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黄泉王・唯妃 2022年3月3日
『何を今更。数多の神々は当然の如く、貴様らのような怪異や妖魔の類も似たような事で所謂〝存在する権利〟を得たのだろう?』

(心底呆れたような口調は神ゆえの傲慢さから来るものかもしれないが対話が出来るだけまだマシな方なのだろう)

『かつて人類圏で圧倒的な信仰を集めた神の子を自称したに端を発する宗教然り、この国の土着信仰然り、我々神の存在をより強くするのは人間共の高次の存在への敬意よ』

(そこまで言って、今度は目の前の娑婆蔵以外に呆れるように溜息をつき)

『だが短命な人間種は繰り返す世代交代でそれを容易に忘れ去る。どれだけ神が人間の為に骨を折ってやっても、だ。都合がいい時だけそれに縋り、何も無ければ放置する――』
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黄泉王・唯妃 2022年3月3日
『だからこそ神は手っ取り早い方法を取るのだ』

(ぶわり、と圧が増す。空気の重さが5割増したかのように呼吸すらおぼつかなくなるほどに)

『忘れ得ぬ圧倒的な恐怖――畏敬こそ、我等が糧よ』
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月3日
(――呼吸が。重い。素肌こそやはり覗かせないまでも、顔面包帯の内の口元らへんの「巻き」を、僅かに僅かに押し広げた)

つぶさに「おおよしよし」と面倒を見る、例え顧みられなくなろうともなんなら忘れ去られようとも「一人で歩けるようになったか、よいよい」と満悦する――
成る程? ここいらの守護竜…『見守りドラゴン』と根ッこの所でどうにも折り合いの悪そうな件、何やら分かったような気が致しやす。 (無碍にされればちゃんとキレるのか、こちらの神性は。)
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黄泉王・唯妃 2022年3月3日
『まあその点ではこの娘はうまく立ち回っているのかもしれん。くろのう゛ぇーだ共には恐怖を、そして人間には復讐者という存在として敬意を。確かに僅かながらに力は取り戻せている』

(だが、と前置いて)

『恐怖を集めるのなら手早くこの島の人間から搾り取ればいい。狩り尽くせばぱらどくすとれいんとやらで別の場所に出向けば人には事足りんはずだ。だが何故それを行わん? 人を斬る事が形を成したような番外の貴様もよ』
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月3日
――そちらさん。お前さん。「唯妃の」芝居を打てるッてんなら、何あれ〝表〟の様子は見聞しちゃァいるんでございやしょう?
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月3日
もそっとよぅく見て、よくよく考えてみなせえよ。すると答えらしきが感得出来るやもしれやせんぜェ? カハハ。
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黄泉王・唯妃 2022年3月5日
『〝表〟の事は実際に見聞きしているわけではないのでな。お前たちの言うところの《白昼夢》といった感じか。言われてみればその程度の事もあったかもしれないぐらいのものだ』

(それを言い放つと同時に唯妃の体がぴくり、と動く)

『目覚めが近いか。良くてあと数言といった感じだが』

(先ほどまでの圧が解けていく。次第に雲散霧消していく己の姿を見やりながら)

『さて、では最後に聞いておこうか。お前は妾に言いたい事があるはずだ。好きに申してみろ』
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月5日
(対話とは。言葉を交わすということは。なんならそれだけで術や呪いを掛け合っているようなものともある意味解釈出来ようか。「言葉縛り」の怪異に由来する身であればこそ、一層強くそう感じもする次第である。さてここで、格がだいぶ上ないしはナナメ上っぽいこと甚だしい埒外のナニカが『申してみろ』と向こうから風穴を開けて来た。開けて来てくれた。これは〝機〟だ)

ふふん、では――
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月5日
(それは、相手方からはどう見えただろうか?)


そちらさんの――断片として、巫(かんなぎ)、ないし肉の伴った端末に。唯妃に。宿られておいでの。
「そちらさんの方の」名前は? 無ェなら勝手に何か付けやすぜ。

(事の重大性をなんも分かってねえただの無知か。)
(はたまた、分かってやっているのなら、相手をまず「名前を呼べる域」にまで型にハメようとしている――狡猾または無謀に一矢を試みる呪詛使いか。)
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黄泉王・唯妃 2022年3月5日
『妾の名を訪ねるとは。本当に知らぬ愚昧なのか、それとも知らぬ阿呆の振りなのか、または何か勘違いをしているのか』

(緩々と存在が消えていく。蜘蛛の子を散らすとはこの事かと言わんや如く)

『そも此処に居るのは断片に非ず。消えず鳴る残響。遠き遠き星より飛来せし者。古き者ども、グレート・オールド・ワン。即ち――』



アトラク=ナクア



(全ての命の気配が消えた。刹那にも満たない刻、其処に居たのは確かな〝神〟だった)
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月5日
(――曰く。蜘蛛の神、広大な深淵に巨大な巣を張る、昆虫の器官を多数持つ、真紅の目、黒檀色の毛で覆われ、丸太のような「脚」――)
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月5日
(〝消えた〟と見た所で、)


…マァジか。あれを相手に据えて術を組んだッてんでござんすか、あの魔女殿だきゃァ…? (独語の口調は、いっそ慨嘆めいていた。)
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黄泉王・唯妃 2022年3月5日
……う、ン。

(臥した身体を揺らしながら、唯妃が体をゆっくり持ち上げる)

私、どうしてましたか……?
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月5日
―――――、 (起きたか。とことこ近寄る。助け起こしに行く構え) おう、お疲れでさァ。 (その時もう『左手小指』はシュルルルンッと自立動作する包帯に取り巻き直されていた)

なに、あっしの呪詛技が――『トンカラ斬り』が意識の裡まで巧く入ったか。プツンとオチておりやしたぜェ? カハハ。
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黄泉王・唯妃 2022年3月6日
そういえば全身包帯に拘束されてから意識が曖昧なような……。

(珍しくというか足に力が入らない。生命そのものを抜かれたような、復讐者になって久しいほどの疲労感に思わず娑婆蔵へと身体を委ねざるを得なくなってしまった)

す、すいません娑婆蔵さん。すぐに立ちますから――。
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月6日
…。……。………。
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月6日
戦勝報酬~~~~~ (人体の骨格構造を踏まえて「投げ」を達者にキメる時みたいな身のこなしで、唯妃の背中に手ェ添える膝裏にも手ェ添えるオラッ姫抱き移行)

ひとまず事務所に戻るかァ。
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黄泉王・唯妃 2022年3月6日
え、ちょ、ま――。

(力が入らないのもあるが手慣れた感じ――いや、極め慣れた感じであれよあれよと横抱きにされてしまった)
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黄泉王・唯妃 2022年3月6日
(見たことないアングルで娑婆蔵の顔をぽかんと眺めていたが今の状態に気付いて急に恥ずかしくなってきた)

(だが体に力は入らない。入ったとしても振り解いたり出来るのか。出来るわけがない(反語)

(最終的にはまともに顔も見れなくなった。顔を覆い隠しながら蚊が泣くような声で)

………………………おねがいします。
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月6日
(こういう時、重さについて云々言わねえくらいの機微はギリギリ備わっていたらしい、が――)
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月6日
ふふん、よござんす。
しかししかし…改めて、強ェなお前さん? あの膂力があの速度でカッ飛んで来る件に加え〝糸使い〟であればこそのあの懸絶の空間把握。まともに受けていたら刀か腕かがひしゃげていたに相違ねえ。「受けて」「流す」ので全く精一杯の――

(出す話は感想戦っていう、クッソ野暮な始末ではあった。)
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月6日
【※そちらの次の書き込みで終了】
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黄泉王・唯妃 2022年3月6日
ええ、そうですね、はい、おっしゃるとおりで――

(こっちはこっちで恥ずかしさのあまり相槌も的を得ない。しどろもどろになりながらもされるがままで2人はビルに戻っていった)
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黄泉王・唯妃 2022年3月6日
※おしまい
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奴崎・娑婆蔵 2022年3月6日
【このスレッドは終了しました】
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