【個】灯台守に、人来る
奉利・聖 2022年2月15日
──ここ最近は、放課後の時間を掃除以外のことに使っている。
帰宅時間を合わせて掃除を切り上げ、こうして一晩中灯台を護り続けている。
別に何が起こるわけでもなく、恐らくこの先も何も起こらないと思うが。
万が一があっても困るのだ。
だから大体、１人で過ごしているのだが。
今日はどうやら──誰か居るみたいで。
#レイチェル・セレナイト
#奉利・聖
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レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
愛しちゃってますねえ。
（ふーん、みたいな感じで受け止めて）
それはほら、暗いですからね。近づかないとよく見えないでしょう？
レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
（方法論が間違ってる、という正論は通じないでしょうね）
（こういうのは、意地の問題でしょうし）
ま、それじゃあ、気のすむまでやったらいいと思います。
（あっさり言って、あっさり離れ）
(無効票)
奉利・聖 2022年2月15日
愛…してる？
（首をかしげて）
レイチェルさん、夜目が利きそうなイメージがありますけどもね。
奉利・聖 2022年2月15日
御忠告は、有難く受け取ります。
申し訳ありません。これくらいしかアプローチの方法が思いつかないのです。
（しっかり頭を下げて、陳謝）
………………。
（無言である。詮索をする気が無く、無遠慮に近づいて来た為になんと声を掛けたらいいか）
(無効票)
レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
え、だってそうでしょ。
これが竜くんじゃなかったら、そこまでしてます？
（なんて、何を首をかしげているんですかと言わんばかりに言って）
残念ながら夜目どころか目自体がとても悪いんですよね。
あまりいい空気でないところで生活していたものですから。
レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
（離れたそのまま、自販機の方へ歩いて行って）
私にー、謝ることじゃないとー、思いますけどー。
（声が届くように少しだけ張り上げて）
（がこんがこんと、飲み物が落ちる音）
レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
……でも私、ここにいること自体が足かせになる可能性、ちょっとあると思いますよ。
たぶん、あっちの目的ってラジオを乗っ取ることでもなんでもなくて、竜くんに成り代わることでしょ。
なら、どーせやるなら四六時中竜くんにくっついてるくらいしないと。
（はいどうぞ、なんて言いながらホットココアを差し出して）
厳しいこと言っちゃうと、守ったぞって自己満足だけで、内実は何もできないで終わる可能性だってあると思ってます。
（いえ、多分竜くんは「そう思ってそうしてくれたこと」を喜ぶとは思っていますけど）
（でもきっとこの行為がもたらすのは、そういう「気持ちの部分の話」だけです）
できること、これしかありませんか？
すべきことは、本当にこれですか？
(無効票)
奉利・聖 2022年2月15日
それは……請われれば、誰だろうとしますけども。
自発的には……しないかも、しれないですね。
（人を愛するってこういう感覚でいいんでしたっけ）
（なんだか、遠い昔のような気がして分からないな）
あー……なるほど。それはなんというか…。
眼鏡とか用立ててもらうのをおすすめします。
奉利・聖 2022年2月15日
お住まいの方は、同じ寮の方々がおりますし。
学園も同じように、駆け付ける人が多いでしょう。
だからかこれくらいしか…あぁ、いえ。これは怠慢ですね。
分からないのです。向こうの目的が何で、敵が誰で…そもそも敵なのかどうか。
情報を集めようにも、あちらが接触してこなければ何も起こせない。
何をしてあげればいいのか、何が出来るのか…。
情けない話ですが、迷いの最中というやつです。
（差し出されたホットココアをそっと受け取って）
ありがとうございます。
(無効票)
レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
人間って、メリットのないことはしないんですよ。
だから目に見えてあなたになんのメリットもないことを、頼まれもしないのにやってるのは、あなたがそれで精神的な充足を得るから――だと、私は思いますけどね。
（そういうのが、愛っていうんじゃないんですかね？と、他人事みたいに言って）
（だって、私はそういうの、感じたことがありませんから）
眼鏡があったら、ついうっかり目が悪くてーって言い張れないでしょう？
レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
そりゃー誰もわかりませんし、こんなの対症療法しかないですよたぶん。
（どういたしましてと手をひらひら振って、ミルクティの缶を開ける）
でも逆に言えば、向こうが動いてきたらなんでもやりようがあるわけでしょ。
だったら、向こうが動いてこない、何もできない時に何かしようと思うよりは、向こうが動いてきたときに万全を期して対応できるようにしておく方がよくありません？
……ま、でもなんかちょっと安心しましたけど。
そうやって気が急いて、迷って悩んでってところ見ると、聖くんちゃんと人間してるなーって感じますし。
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奉利・聖 2022年2月15日
そういうもの…なんですかね。
そういうのを分からなくなって久しいので、なんだかふわふわとした心地ですけど…。
（愛とは何なのか、か）
…ついうっかり、何する気なんですか？やれやれ。
奉利・聖 2022年2月15日
それは…確かに。
少々干渉し過ぎるのが……躊躇われてしまうものでして。
やりすぎではないかと心配になってしまいます。
やれる限りやると約束したものの、ね。
（人と深く関わるのは…今でも、怖いと思う）
永く生きてたって、そういうこともあります。
悟りを開い訳でも無い、ちっぽけな死人でしかないので。
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レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
たぶんそうだと思います。
私はそういうの最初っからわからないので、実感じゃなくて客観的な推測ですけどね。
え？ ついうっかり足を踏み外したふりとか。
レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
不思議なこと言いますねー。
傍目から見てあれだけ聖くんのこと好きで懐いてるのに、竜くん。ご自覚ないんですか？
やりすぎるなんてことないと思いますけど。
（愛がわからないというなら向けられている愛情にも気付かないものなのかな、なんて首を傾げて）
あー永く生きてるからとかそういうんじゃなくて。
戦い方とか、話に聞く限りもうほとんどゾンビアタックじゃないですか。
ずっと寝てなくても問題ないとかも言っちゃいますし。
そういうところばっかり噂に聞きますから、私が勝手に安心しただけです。
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奉利・聖 2022年2月15日
……な、なるほど。
（足を踏み外してどうするかは、聞かないでおこう）
誰かを愛したことが…無い、のですかね。
奉利・聖 2022年2月15日
ああいや、それは一応分かるのですけど……。
それに対して少し…やりすぎかな、なんて。
要らぬ心配なのはそうなのですがねぇ…。
あー、うん。そうですね。
確かにそう言われると僕はかなり…人間離れしてるというか。
端から見れば化物ですね、これでは。
（ココアを飲みながら、苦笑いを浮かべるばかりだ）
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レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
ありませんね。
私にとって愛っていうものは、生きる為に囁く嘘。
切って売って命の糧にするだけのものです。
レイチェル・セレナイト 2022年2月15日
本人が嫌だって言わなきゃやりすぎじゃないと思いますよ？
一日中ベタベタくっついてたら問題でしょうけど、そういうわけでもないでしょうし。
もうちょっと聖くんのほうから甘えてみては？
（言葉通りの意味じゃないですけど、なんて言いつつミルクティーを飲み）
ま、いいんじゃないですか？
そういうの含めて、聖くんなんですし。
だいたい化け物みたいな生徒なんて番長を筆頭にいっぱいいますでしょう？
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奉利・聖 2022年2月16日
…生きる術ですか。
それは…今もそうですか？
友愛や、親愛の類もあるでしょう。
奉利・聖 2022年2月16日
僕の方から………そうですね。ちょっと話してみます。
自分の出来ることを自分だけで決めるのは、確かによくありませんでした。
（ココアをあおって、ふぅと息を吐く）
番長を引き合いに出されたら僕なんてどれだけ小さなことか。
ちょっと丈夫なくらいですし。あれ？じゃあ僕って結構ちゃんと人間してる？
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レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
そうしなきゃ生きられないのなら、そういう考えにもなりますでしょう。
今はそうしなくてもいいから、そうしていないだけで……そうしなければならない状況に戻れば、きっと私は同じ生き方をすると思います。
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
ええ、それがいいと思いますよ。
ついでにずっと突っ立ってないで、雨風凌いで休める部屋でもお借りしたらいいんです。
聖くんのことですから、壁一枚隔てた室内にいたところで襲撃に気付かない、なんてことないでしょう？
寝てたって一瞬で起きそうですものね。
（なんて冗談めいてくすっと笑い）
ちょっとかどうかについては議論の余地があると思いますけど……
ええ、間違いなくちゃんと人間してますよ。安心してください。
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奉利・聖 2022年2月16日
…なるほど、確かに染みついた生き方は変え難いものですね。
しかし……いざその時になったら、すんなりと切り替えられるものですかね。ここの環境は少々…特殊で、これまでとは違うものになりそうじゃないですか？
少なくとも僕は…この新宿島での生き方で、これまで自分が積み上げた考えが変わるかもしれないと思ってきています。
レイチェルさんも、とは言いませんが…まだ決めるには、早いと思います。
奉利・聖 2022年2月16日
…期間限定で彼の寮に厄介になる必要、ありますか。
というか外にいますって言っても許してくれなさそうです。
（気づきそう、というのはその通りなので）
よく御存知で……。
なんだか、改めて言われると…ちょっと嬉しいですね。
や、何言ってるんだという話なんですけど。
あんまりこう……自信が無かったので。
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レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
そうですね、確かにここは特殊で――誰も私のことを知らないから、誰でも普通に接してくれます。
だからここでなら、確かに違う考え方になれるかもしれませんけど。
……考え方が変わったとしたら。
その時は私、ここにはいられないかもしれませんし。
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
ま、彼についてるならそうでしょうねー。
でも、灯台を守るってのを続けるとしてもそれこそ鍵なり借りて休める環境は整えた方がいいと思います。
ご存じというかイメージ？ですかね。
おばあさまのご友人にもそういう方、いましたし。
そうです？
でも、あらためて言わないだけできっとみーんな思ってますよ。
聖くんのこと、人間だって。だから、大丈夫です。
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
……さて、ところでですけど。
聖くん、まだこちらで見張られていくおつもりで？
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奉利・聖 2022年2月16日
いられない……それは……惜しいですね。
変わってほしくもありますが。難しいものです。
（根深いのだな、と思う。生き方を変えるのは難しい。本当に、そう思う）
奉利・聖 2022年2月16日
素直に中…入りますか。
レイチェルさんのおかげで、どうやら外に居続ける生活は終わりそうです。
（勘の鋭い人、あるいは僕みたいに気を張り巡らせる人か）
（少なくともその道の達人ではあるか）
え、みんなそうなんですか。
そうですか……そっかぁ……。
奉利・聖 2022年2月16日
はい？あぁ、とりあえず竜さんに連絡して…。
そこからは、どうしましょうね。一度戻って色々準備…すると思います。
(無効票)
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
わかりませんけどね、そうなったことないですし。
ええ、でも……たぶん。
（薄汚い生き方をしてきた自分を悪いとも思っていないし、恥じてもいないから、厚顔無恥にここにいるだけで）
（それを悪いことだと思い、恥じるようになってしまったら、きっと）
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
むしろそれができる能力があると自覚してるのに中に入る発想がここまでなかったことに驚きですけどね！？
やっぱり聖くん、自分で思うより疲れてたんじゃありません？？
えー、だって……
化け物だ、なんて思ってる人と同じ教室で勉強したり、同じ屋根の下で寝泊まりしたり、そういう人に懐いたり……しないでしょう、人間って。
最初きた時なら、知らなかったーで済むかもしれませんけど、半年も暮らして何も言われないし怖がられないなら、そういうもんですよ、きっと。
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
ちょっと何言ってんですか、もう真夜中ですよ真夜中。
竜さん絶対寝てますって。連絡するなら明日の朝にした方がいいです。
その上で、今日は帰りますか、ここに残りますか、どうします？
(無効票)
奉利・聖 2022年2月16日
………そうですか。
（言えることは、何もない。彼女の生き方を変えるつもりはないし、諭せるほどの高尚な思想も、言葉も持たないのだ）
奉利・聖 2022年2月16日
いやその…一応視界を確保するために外に居ておこうと思ってですね。
何が起こるか分からないからこう…はい。
疲れてたとかではなく…本当ですよ？本当。
（オホンと咳払い）
……あー、半年。そうですね…半年か。
時間間隔がちょっとおかしくて…僕の中で半年って割と刹那みたいなところがあるので…
奉利・聖 2022年2月16日
……彼、結構宵っ張りでして。
まぁでも、そうですね。連絡は明日にしておきます。
素直に今日は帰ります。
そもそもレイチェルさんの前で残るなんて言えないですし。
何聞いてたんだってなっちゃいます。
(無効票)
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
ま、私のことはいいんです……それとも、
聖くんが変えてくれるっていうんですか？
こんな、どうしようもない人間を。
（ぽつりと、小さくそんな寂しげな声が漏れて）
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
……まあなんて冗談はさておき。
聖くんの言い訳シーンちょっと貴重ですね。録っておけばよかったな。
（なんてからかうように声に出して）
そうですよ、半年。半年あれば人間、変わるには十分です。
女だって失恋した三日後には苦労話をネタに他人に恵みを乞うたりしますからね。
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
宵っ張りはそうかもしれませんけど、まあこんな時期ですし、休ませてあげたらいいですよ。
……あら最初に申し上げませんでした？
そうしたければ気のすむまでやったらいいって。だから別に、怒ったりしませんよ。
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
その代わりー……その時は私のお節介も押し付けますけどね。
というわけで、もしお残りになりたいならコンビニでご飯でも買ってきますよ。聖くん、よく食べますし。
お帰りになるならなるで、途中でお夜食でも買いましょう。
(無効票)
奉利・聖 2022年2月16日
まったく……録ったって大して面白くもないですよ。
それだけ聞くとなんだか…女性って強かですねぇ。
レイチェルさんを見てもひしひしと感じます。
奉利・聖 2022年2月16日
いやいやいや、お使いにするような真似はできません！
帰ります寄ります！はい！
（行きましょう、とその場から速足で歩きだして）
奉利・聖 2022年2月16日
（軽く振り返る）
奉利・聖 2022年2月16日
望むのでしたら。
変えてみせますよ。
出来る限りね。
（だから、貴方次第ですよ）（変えて欲しいか、変えて欲しくないかはね）
（そして、また歩き出す）
(。)
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
えー、そうかなあ。
竜くんあたりは目をきらきらさせそうですけど？
そうですよ、女は強いんです。
……まー強いからどこまでも突っ走っちゃうんでしょうけどね。
おばあさま見ててもそう思いますし。
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
あらご遠慮なさらなくてもいいのに……なんか結果的に脅したみたいになっちゃいましたね？？
（腑に落ちないなーみたいな顔でかつりと一歩進めて）
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
（立ち止まって、）
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
――誰にでも言うセリフじゃなければ、及第点なんですけどね？
（なんて、最後まで冗談めいて言いながら）
（早足に追いつくように横に並びました）
じゃ、ついてきてください。
私、この時間でもお弁当の残ってるコンビニ知ってますから。
（リサーチばっちりですよ、なんて言いながら、先導するように少しだけ先を行きます）
レイチェル・セレナイト 2022年2月16日
（ありがとうございます、と小さな言葉は）
（ビル風に負けずに、貴方の耳に届いたでしょうか）
(。)
