【個】満タンの部屋
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
「実はお手伝いしていただきたいことがありまして」
そう言ってやってきたのは、旧校舎の奥にある小さな部屋の前───。
・参加者
奉利・聖
クリスタ・コルトハード
0
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
(立入禁止の立て札を退けて、扉を開きながら)
と、いっても、やることはお部屋の掃除なのですが……
奉利・聖 2022年2月13日
お安い御用、というものです。
しかし改まっての依頼ということは…よほどなのでしょうか?
(どんな部屋か露知らず、彼女の後に続く)
(立ち入り禁止とは穏やかではないが、まぁ問題無いだろうと思っていた)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
物理的危険であれば、それはもう部屋を取り壊してしまおうかと思ったのですが……どうやらそうではないようでして
(中を開いて見せても、やはりそれほど特異な部屋ではない。だが長く使われていないようで、ホコリが積もっていた)
……入ってみます?
奉利・聖 2022年2月13日
物理的危険ではない…?
ふむ…なんだか妙な部屋なのですねぇ。
物は試し、入ってみましょうか。
(そっとを脚を踏み出して、入室してみる)
わ、確かに埃っぽい───
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
気をつけてくださいね、俺も前に一度入ったのですが、ひとりでは掃除が出来ないと判断してすぐに出てしまったくらいですので……
奉利・聖 2022年2月13日
森羅番長ほどのお人が掃除できない…?
今のところそこまでの脅威は───!!
あ、あの……もしやと、思うのですが…。
この部屋は……。
(びしり。突然動きがぎこちなくなる)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
どうやら、遺産……のひとつなのでしょうね。中にいる人を『とある状態』にするという力のある───
(扉を閉めると、内側から鍵をかける)
さて、それではお仕事の時間です。頑張り……ましょうか
奉利・聖 2022年2月13日
何故鍵をかけるのでしょうか!?
自ら脱出口を塞ぐのはまずいのではないですか!?
(無効票)
奉利・聖 2022年2月13日
くっ……お望みとあらば仕方ありませんが…!
(掃除用具を手に取って、部屋を見回す。掃除の基本は上から。電灯の埃を落とさなければ、ならないが)
(いかんせん動けばそれだけで…決壊の危険がある!!カメの歩みのような動作で慎重にやらざるを得ないのだ!)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
人が入ってきてしまうかもしれませんからね、もしものため、もしものためです
(ゆっくりと、じりじりと部屋の中を進みながら)
…………ふぅ、これはなかなか……
奉利・聖 2022年2月13日
むしろこれはとにかく人手を用意するか…却って一人でする方が色々とその…あると思うのですが……。
(『波』が来るたびにシィィィィッと息を吸い込んで)
(──電灯の位置が絶妙に高い。少しの跳躍が必要だ)
(やるしか、ないか)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月13日
(軽い跳躍、素早く埃を落として)
(着地!!)
んぐっ……ぐ、ぬ……。
(耐える、耐える。耐えるのだ!息を吸い込む)
(なお、ちょっとした着地の衝撃は、彼女にも伝わるかもしれない)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
でも一人でやっていたらいつまで掛かるかわかりませんし……
(床が軋み、音と衝撃が脚を伝わって登ってくる。今は些細な衝撃でも危険だ)
んっ……! 聖様、もっと優しく、お願いします……!
奉利・聖 2022年2月13日
僕だけにやらせたほうが被害が少ないかもっ、しれません……よっ?
(深夜に登校してひっそりとか、できますし?)
も、申し訳ありません。何か台……小さいものでいいので…
(移動。彼女の近くを、ゆっくり通ろうと……)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
いえ、大変な仕事を押し付けて自分が出向かないわけには……!
(棚に置かれたものを退かしていたところ、すぐ傍を通る聖に身体が触れそうになって)
あっ、さっ、触れないでくださいね……! これはなかなか……
だ、台ですか……? 椅子でしたら……そのあたりに
奉利・聖 2022年2月13日
ご、ご立派なことです。
しかし仮にも男女…危険が加速します、っ!
(椅子の背もたれを持ち、触れないようにそっとそっと)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月13日
(ばきっ!!!)
(老朽化ゆえか、背もたれが折れたっ!!)
(不意に崩れるバランス。踏みとどまるがもしかしたら!もしかしたら!)
(二次被害が出る可能性も……あるっ!)
なぁっ!?
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
古いから危ないので気をつけて……って
(バランスを崩した聖は、踏みとどまって倒れこそしなかったが、背中にこつんとぶつかって)
ひあっ!?!?
(飛び退いて床に転ぶ)
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
っっっっっすぅぅぅ
(呼吸を整えて、身体を引き締める。大丈夫、大丈夫。溢れてない)
奉利・聖 2022年2月13日
ま、申し訳ありません!!
まさか折れるとは……
(なんたる失態。椅子を置いて)
た、たてますか?
(堪えながら手を差し伸べ)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
なにぶん古いですからね……壊れたものは運び出しましょうか
(手を取ろうとするも、少し躊躇して)
んっ……いまは触れるのも……ちょっと怖いですね
奉利・聖 2022年2月13日
気をつけます……。
む、たしかに力の掛け方を間違えばそれだけで命取り……
何か杖になるようなものを…
(無効票)
奉利・聖 2022年2月13日
(近くにあったクソデカ定規を見つけ、電子機器の清掃用に携えていた静電気除去シートで擦る。折れる心配も多分無い、はず)
こ、こちら使えますか?
(そっと差し出してみる)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
ありがとうございます……
(おそらく黒板に図形を描くための教師用クソデカ定規だろうか。受け取って、杖代わりにしながら、よろよろと立ち上がり)
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
(───途中で動きを止めた)
っ、あっ……やばいです……!
奉利・聖 2022年2月13日
や、やばいですかっ!?
やはり立ち上がる動作は……!
(手を貸したいが、この場ではそれすら命取り)
くっ……どうすれば…!
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
(中腰のままぷるぷると震えて)
震えがとまらないのに、も、もはや自分の震えが刺激になって……これは……!! 聖様……! あーーーーっ!! 聖様ーーーっ!!
奉利・聖 2022年2月13日
あ、悪循環……!!?
呼吸を、気を練って耐えるのです!
ここで溢れては全てが水の泡──!!
(支えになりたいのに出来ない、もどかしさ!おぉぉぉぉ!我が身の無力を呪う!)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
ふぁぁぁぁ……
(深く息を吸って、ゆっくりと吐く。ただそれを繰り返して、心と身体を落ち着けていく)
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
…………聖様、俺はもうダメです。あとのことは、お願いします……
奉利・聖 2022年2月13日
そ、そんな…!森羅番長ほどのお人がこんなところで…!
ダメです!踏みとどまって!あーっ!!ダメです!
(無効票)
奉利・聖 2022年2月13日
森羅番長殿ォォォォォォォォォォッ!!!
(目の前で散りゆく戦士に、慟哭───)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
………………
(、)
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
あ、あれ……なんともないというか、溢れないというか、ずっと限界のままというか……
奉利・聖 2022年2月13日
…………。
(無効票)
奉利・聖 2022年2月13日
…………えーと。
(無効票)
奉利・聖 2022年2月13日
つまりは…「常に限界ギリギリ」のままで。
溢れることも引くこともない…と?
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
どうやら、そのよう……ですね。一人で入ったときはすぐに出てしまったのでわかりませんでしたが……
奉利・聖 2022年2月13日
(まぁ、それなら…集中力を削がれるだけで支障は無いか)
(あぁ、よかった。森羅番長殿のあられもない姿なんて……)
(ちょっと…見たかったな……)
(、)
奉利・聖 2022年2月13日
掃除に…戻りますか。
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
ええ、ええ、決壊の心配がないなら、ゆっくりでも進められますし……まあ、ゆっくりやりましょう。危険がなくても、その……かなりキますから
クリスタ・コルトハード 2022年2月13日
(一通り片付けたあと、この部屋は再び立入禁止処理がされたという)