【個】出来ることを増やすために
藤永・えみり 2022年2月10日
『気』と呼ばれる力。
それが果たして完全義体のこの身で修めうるものなのか――
何事もやってみなければわかりません。
というわけで、本日は『気』の扱いについての訓練です。
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藤永・えみり 2022年2月10日
……その……一つ、確認させていただきたいことがあります。
(僅かにためらいがちに、そして、神妙な様子で奉利先輩のことを見つめて)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月10日
はい、なんでしょうか?
(じっと目を見つめて)
(無効票)
藤永・えみり 2022年2月10日
……先日言いましたように、私のこの身は、刻逆で得た作り物です。生身の部分の方が少ない……
(そこで、言い淀み)
藤永・えみり 2022年2月10日
(――今は教えを乞う立場です。自身のあり様を正しく伝えるべきでしょう)(そう、内心で思いなおし)
少し訂正します。少ないというよりも……私の生身と言える部分は思考をつかさどる部位、つまりは、脳だけです。
そんな身であっても、この身には生命エネルギーがある、と考えて良いでしょうか。
(無効票)
奉利・聖 2022年2月10日
──なるほど。
その身はエネルギーを宿すのに相応しい『生命』と呼べるかどうか。
そういうことですね。
(確かに、懸念は理解できます)
(僕はサイボーグというものに明るいわけではありませんか)
(学術的根拠も何もありませんが)
奉利・聖 2022年2月10日
あります。
貴方が「ある」と信じれば…きっとある。
我々は復讐者。
ㅤパラドクス
『矛ㅤㅤ盾』を振るう存在。
故に、たとえそれが理に適わぬ現象だとしても。
それがあると、存在できると許容すれば。
矛盾を抱えても存在できるのではないかと、僕は思うのです。
奉利・聖 2022年2月10日
現に僕は「死人」ですが、何故か生命エネルギーを感じますからね。
(さらっと、似たような前例がありますよ、なんて)
(己が死者であると、あっさりバラしてしまった)
(無効票)
藤永・えみり 2022年2月10日
はい。
(奉利先輩の問いにこくりと頷き)
(この少女は己の『身体』が、あるべき条理から外れたものであると考えておりました)
藤永・えみり 2022年2月10日
……ある。
(その力強い工程に、どこか呆然と言葉を繰り返し)
(そして、続いた言葉を聞いて)
……『矛盾』を振るう存在。
ええ、そうです。そうでしたね。
物理法則を覆し、矛盾を超えた存在です。
藤永・えみり 2022年2月10日
……死人……
(ポカンとした様子で繰り返し)
(その姿を見つめて)
……リターナー、と呼ばれるものだという事ですか?
(無効票)
奉利・聖 2022年2月10日
仰る通り。
まぁもっとも、一回蘇った程度では収まりませんが…まぁ、その話はまたいつか。
さぁ、早速始めていきましょうか。
奉利・聖 2022年2月10日
まずは、自分の生命エネルギーを感じてみましょう。
ゆっくりリラックスして、大きく深呼吸をしてください。
呼吸は少なからず、自然エネルギーを取り込みます。だから人は深い呼吸をすると落ち着き、肉体が賦活される。
それを利用して、自分の中で熱くなる生命のエネルギーを感じてみましょう。
(無効票)
藤永・えみり 2022年2月10日
……一回蘇った程度では?(なんとも不穏な言葉が聞こえた気がしましたが)
あっ、はい。(――今は目の前のことに集中です)(それた思考を、訓練に向けて)
藤永・えみり 2022年2月10日
自分の生命エネルギーを感じる。(言葉を繰り返し)
(――リラックスして、大きく深呼吸)
(息を吸って、はいて)
(意識の中でそう繰り返して、呼吸を繰り返し)
藤永・えみり 2022年2月10日
(実際的に、それは模擬された行動でしかありませんでした。彼女の身体は外部からの酸素供給を必要としておりませんでした)
(しかし、意識的・無意識的にそう行動する事自体が、一種のプラシーボ効果の様にひとまずは落ち着きをもたらしておりました)
藤永・えみり 2022年2月10日
(呼吸が生命を賦活する)
(――そうである、そう信じることが、今は肝要です)
(内心で思いながら、深い呼吸を繰り替えします)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月10日
──呼吸は全ての基本。
自然エネルギーは全身の呼吸にて取り込みます。
だから呼吸のイメージを、強く刻み付けましょう。
たとえ肉体を持たずとも、貴方は生きている。
だから熱があると、信じてください。
(無効票)
藤永・えみり 2022年2月10日
(――呼吸はすべての基本)
(奉利先輩の言葉を脳裏で繰り返しながら、ゆっくりと深い呼吸を繰り返し)
(――肉体を持たずとも、私は“生きている”)
藤永・えみり 2022年2月10日
(ゆっくりとした呼吸)
(それが、己の身体の内を巡り、それが“熱”となるイメージ)
(それを意識しながら呼吸を繰り返し)
藤永・えみり 2022年2月10日
(ただ、神妙にそれを繰り返すうちに)
藤永・えみり 2022年2月10日
(僅かに、“熱”がともるイメージが結実し)
(自身の内のあって稼働する心臓部:『第一主機』。そして、今は眠ったままのもう一つの心臓:『第二主機』)
(それらに、僅かに“熱”が宿った気がして)
――その、気のせい、かもしれませんけれど。(目を開き、控えめな様子でそう言って)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月10日
───よろしい。その熱を忘れないように、逃さないようにしてください。
(素晴らしいですね。思わず微笑んでしまいます)
では──ここからが本番です。
自然エネルギーの取り込みに入ります。
奉利・聖 2022年2月10日
自然エネルギーとは、古今東西…どの時間、どの歴史、どの軸も存在する際限の無い力。
先ほどの呼吸でも、人は日常的に自然エネルギーを取り込んでいます。
しかしそれでは、少なすぎる。
だから全身で呼吸をするのです。毛穴の全てを開くみたいに、感じ取るチャンネルを全て開け放って。
奉利・聖 2022年2月10日
…まぁ、やれと言われてあっさり出来るようなことでもないので。
今回は少し、お手伝いをします。
(錬気を幾度も教えてきた経験故か、出来ることが増えた)
少し、背に触れますがよろしいですか?
(許しを貰えるならば──自然エネルギーとはこういうものだと、こういう熱を持つ何かだと分かるように…実際にそれを、流し込むことだろう)
(無効票)
藤永・えみり 2022年2月10日
はい。奉利先輩。(忘れないように、逃がさないようにという言葉にこくりと頷き)
藤永・えみり 2022年2月10日
本番…・・・自然エネルギーの取り込み。(再び神妙な様子で頷き)
日常的に取り込んでいるけれど、少なすぎる。
だから、全身で呼吸をする……
チャンネルをすべて開け放って……
(なんとなく、ニュアンスはわかります。しかし、実際にどうするべきか、という事がわからず、どうしたものかと思案して)
藤永・えみり 2022年2月10日
……はい。難しいです。(正直に言って)
藤永・えみり 2022年2月10日
お手伝い、ですか?(キョトンとした様子で首を傾げて)
えっと、はい、どうぞ、お願いします。
(と、背中を向けて)
藤永・えみり 2022年2月10日
(そうして、もしも彼女の背中、その背骨が走る部位に触れたとしたら、硬質な感触が伝わるかもしれません)
(襟元に隠れた首の付け根から背骨に当たる部位。ジャージの下に隠れてビジュアルとしては見えないそこは黒い金属骨格がむき身で走っております。そこが、機械脚とは別にもう一つある、“生身の様に偽装されていない部位”なのでありました)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月10日
(無機質で、硬く、冷たい感覚。彼女を彼女たらしめる、鋼)
(刻逆でこうなったと言っていた。これは戦う力としては充分だ。けれどもこれが、幸福なあり方かどうかは誰にも──いや、今は考えない)
(錬気を「分解」し、自然エネルギーだけにしながら流し込む。これを知覚できるかどうかは、分からない。だから大事なのは、そう)
イメージです。
奉利・聖 2022年2月10日
太陽の熱、海の静けさ、新緑の匂い。
何でもいいのです。貴方にとって、自然とは何ですか?
身近なものを、想像してみてください。その色を、その匂いを、その在り方を──エネルギーは内包している。
魔法も超能力も、錬気も。イメージが重要です。
ある人は風をイメージの鍵としておりました。
貴方にとってのそれを、強くイメージすれば…今僕が流している自然エネルギーは、貴方の想う形になる。それを覚え、己の内に受け入れるのです。
(無効票)
藤永・えみり 2022年2月10日
(背中を触れられるという事に、なんとなくこそばゆい気もしつつ、しかし、意識を散らさないように集中し)
イメージ……
藤永・えみり 2022年2月10日
(――自然エネルギーのイメージ)
(その言葉によって少女の中に想起されたのは――陽の光。陽光の輝き。大地にもたらす恵……そして、それから連想されるその源、燃え盛る太陽のイメージでありました)
藤永・えみり 2022年2月10日
――なんだか、暖かい、熱い流れがある……気がします。(それは、まだ曖昧模糊として、あると言えばある、ないと言えばないような、そんなおぼろげな感覚でありました)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月10日
…今はまだ、確信を持てないかもしれませんが。
それをよく、覚えておいてください。
(そっと背から手を離した)
今思い浮かべた、「自然のイメージ」を強く刻み付けましょう。
全身でそれを浴びるような感覚で、己の内に呼び込むのです。
そう──願うのに近いかもしれません。自然よ我が身に集いたまえとね。
奉利・聖 2022年2月10日
さっき感じた熱が、少しでも入って来たなら。
チャンネルはもう、開いているも同然です。
さぁ、やってみましょう。
(無効票)
藤永・えみり 2022年2月10日
今の感覚。(陽の光の暖かさ、その熱、そのイメージを忘れないように記憶に刻もうと先ほどの感覚を意識して)
全身でそれを浴びる……己の内に呼び込む……
願うのに近い、ですか。
藤永・えみり 2022年2月10日
(陽の光、その熱が自身の身に集まるイメージ)
(先ほどのように深い呼吸を繰り返しながら、それを思い浮かべ)
藤永・えみり 2022年2月10日
(しばらくそうしていましたが)
藤永・えみり 2022年2月10日
(なんとなく、感じられているような気もしますが、それが気のせいであるような気もして)
……ムズカシイです。
(そんな言葉が漏れて)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月11日
…最初はそんなものです。
そもそもが、人が無意識に少しだけ触れてるエネルギーを扱うものですからね。
だから根気強く、継続してみてください。
そして可能であれば…生命エネルギーの熱と、自然エネルギーの熱をくっつけるイメージを練習してみましょう。
奉利・聖 2022年2月11日
矛盾に順応する必要があるなら、時間もかけなきゃいけませんし。
焦らずいきましょう。手が空いた時、眠る時…習慣化して落とし込めば、いつか実を結びますから。
大丈夫、少なくとも…僕より才能はあります。
これは本当の話です。
(無効票)
藤永・えみり 2022年2月11日
はい、もとより一足に取得できるとは思っていません。
継続が大事、ですね。
藤永・えみり 2022年2月11日
焦らず、じっくり……できる限り時間を見つけてやってみます。
奉利先輩が非才であるかの様に聞こえますけれど……
(無効票)
奉利・聖 2022年2月11日
実際、その通りです。
藤永さんの境地に至るまで僕は───何十年もかかりましたからね。
(先ほどの『死人』の話にも関係することだ
まぁ、そういうわけで…見込みありますよ。
(無効票)
藤永・えみり 2022年2月11日
……私のなんてまだまだだと思うんですけれど……何十年、ですか?(キョトンとした様子で)
藤永・えみり 2022年2月11日
……この『身体』が優れている、というだけです……だけですけれど、奉利先輩がそうおっしゃるなら、がんばります。
(無効票)
奉利・聖 2022年2月11日
よろしい。
では今回はここまで、としましょう。
次回までに無理のない範囲で練習をしてくださいね。
…休憩がてら、何か飲み物でも買ってきましょう
何がいいですか?
(武道場の扉に手を駆けながら、彼女の希望を聴くのだった)
(なお、口ぶり的に拒否権は与えていない悪い先輩だった)
(演出終了)
藤永・えみり 2022年2月11日
はい。しっかり練習しておきます。
(お呼びたてした上に飲み物まで、と思いましたが、遠慮しても押し付けられそうな雰囲気を感じて)
……お言葉には甘えさせていただきますけれど、流石に先輩をパシリには出来ません。ご一緒します。(と、その後に続こうとするのでした)
(演出終了)
藤永・えみり 2022年2月11日
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