【個】小夜啼鳥の端唄
シィ・ユゥ 2022年2月9日
シィは12月にわくわくモールで起きた事件以降、微妙な会い難さがあり十埼・竜となんとなく接触を避けていました。
あの時は色々仕方がない部分があったとは言え、迷惑を掛けてしまっただけでなく危害を加えてしまったという後悔と少しの罪悪感から直接会う事はあまり出来なかった。
だけど、ずっとそうは言っていられない、そろそろ仲直りをした方が良いのでは……。
別に仲違いをした訳でも無いけれど、シィは踏ん切りが着かず思いはすれど、決行する勇気を出せずにいるのでした……。
【発言制限】
シィ・ユゥ
十埼・竜
0
十埼・竜 2022年2月10日
(――――エンターテインメントと謳うだけあって。ただの血みどろ殴り合いかと思っていたけれど、なかなか演出が派手で魅せてくる。……なるほどぼくはこれをメンテナンスさせられていたわけか……と、少しズレた関心を抱いていたところに)
あ、ああ?(問いに虚を突かれて、少し妙な間を作った)
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
……直接的なものなら、Radio-DINO電波ジャック事件、かなあ。ぼくの放送に丸被せされてさ、謎の番組が……(対外的には「そういうこと」として説明している。……それだけで片付かない、不審な点はたくさんあるんだけど)
あと、妙に怪談が流行ってるとか。これはぼくの通ってる学校の話、だけどね。
シィ・ユゥ 2022年2月10日
Radio-DINOの不思議な放送……それならゆうも聞いたのだわ。
竜お兄さんと似た声だけど少し違う人が話していた物よね?
ただ変な音が多くってあまり声はちゃんと聞けなかったのだけど……(そうして不思議に思って竜の様子をこっそりと見に行ったのは内緒です)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
それと、怪談ってどんなのかしら?
聞かせてほしいのだわ!
(心なしかシィの目は輝いています)
十埼・竜 2022年2月10日
…………似た声、なんだ。(ぽつり)
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
……目が輝いてるなあ……ゆぅちゃん、怖い話好きなの?
でも、まあ……怪談って言うか、不思議な話、って感じだよ。
ぼくの通ってる学校の、保健室の話なんだけど――――
(誰もいない保健室、ベッドでひとり寝ていると、
閉じたカーテンの向こう……隣のベッドから、声がする。
「ねぇ、少し話さない?」
誰も居ないと思ったのは勘違いだったのか。それに応じて暫くお喋りしているうち、
ふと、そのカーテンを捲ると――――
――――そこには、誰もいないのだ)
……とまあ、今話題なのはこんな感じ。
シィ・ユゥ 2022年2月10日
似た声なのだわ。と言っても、竜お兄さんだってラジオをする時はいつも通りの声という訳では無いのだし、話し方が似せた結果似たような声色になる事だってあるかも知れないのだわ。
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
怖い話というよりも怪談が好きなのだわ!
運が良ければ怪異に出会えるかもなのだし!
(出会ってみたいと言う口調でシィは語ります)
ふむふむ、すごく典型的な形なのだわ。
声がする。でも、そこには誰も居ない。
……竜お兄さんは出会った事があるのかしら?
十埼・竜 2022年2月10日
そう、かも……知れないけど。
(さっき「友達」といった手前、言わないのも、フェアじゃない気がして)
……実はね。ぼく、その放送が「聴こえない」んだ。録音してもらったのも、なにも。……だから、似てるかどうか、自分じゃわかんない。
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
怪異、そんなに出会いたいもの?(苦笑を浮かべて)ぼくは……先日幽霊的なやつでいっぱいいっぱいになったから……
ああ、ぼくは遭ってないんだよね。結構保健室には行ってるんだけど、一度も。……なんか、特に害無さそうだし。こういう怪異だったら出会ってみたいのは、ちょっとわかるかも……
(――――魔女狐の怪談噺を聴くことになるのは、後日の話)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
聞こえない?
……聞けなかったじゃなくて、聞こえないだなんて不思議なのだわ?(シィ自身、雑音塗れであったものの聞けた物を音には人一倍敏感そうな竜が聞けないのはおかしいなと思います)
もしかしたら、その放送も誰かの悪戯じゃなくって怪異の仕業なのかも知れないのだわ。
クロノヴェーダなのかも知れないけれど……クロノヴェーダが新宿島に電波越しにだって「干渉」出来るならこんな悠長な事は絶対していられないのだし。
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
ええ、会いたいのだわ。
もしかしたら、ゆうのお友達かも知れないのだもの。
(シィはそういって笑顔を浮かべます)
この前のゾンビさん達は全然違ったけれど、幽霊さんならゆうのお友達かも知れないし会ってみて、お話をしてみたいのだわ。
十埼・竜 2022年2月10日
……うん。
おかしいんだけど、さ。(声は露骨に、トーンを落とした)
………………今のところは、様子を見てるしかなくて。
ゆぅちゃんも、もしヘンなことがあったら……教えてくれると、嬉しい。
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
…………おともだち……? って、
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
(ゾンビは、違った)(幽霊なら)(…………この子は、何を)
はは、(乾いた笑い声)……冗談、だよね?
シィ・ユゥ 2022年2月10日
任せてほしいのだわ!
Radio-DINOで何か変な感じがしたら竜お兄さんにすぐにお伝えするのだわ!(えっへん)(胸を張って言います)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
あまり、人に言っても信じて貰えないかも知れないけれど(そう前置きをして)(そして、竜ならば信じてくれる?という言外の信頼を寄せ)
ゆうは……正確には『また今度(シィ・ユゥ)』は竜お兄さんの言う「怪異」って言うモノなのだわ
(青い瞳で竜を見つめ、はっきりと、そう告げます)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
なんて言ってみても、ゆう自身は多くの混ざり物で出来ているから純粋な怪異では無いし、かと言って純粋な人でも無いのだけども。
それもこれも__(そうして続く言葉には天使を口汚く罵るワードがつらつらと並べられます)
でも、ゆうがこんな形で新宿島に来ているのなら、前にお友達だった他の「怪異」だってこちらに来ているかも知れないのだわ。
だからゆうは「お友達」を探しているの。探して、見つけて、会ってお話がしたいのだわ。
十埼・竜 2022年2月10日
(信じてもらえないかも知れないけど――――そういう気弱な言葉も掬い上げて電波に乗せてしまうのが、ラジオ(ぼくたち)だ)
(…………いや)(だからと言って!!!)
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
(まるでお人形みたいに整ったきみの青い瞳を見つめ返すのが、精いっぱいの誠意)
(「怪異っていうモノ」「混ざりものでできてる」……待って待ってちょっと予想外の話をされてる!!!)
……いやそんな、言ってもきみ(心の底から天使を呪っているらしいきみの、白い翼を指さして)天使だよね……あ、混ざったって、コレ?(突っ込んでるうちに思わぬ線が繋がってしまった)
……えっと。
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
(キュゥ……顔をシワシワにして天を仰いだ。マジックミラーの窓の向こうからは相も変わらずひとがひとをぶん殴る音に合わせて歓声とか怒号とかが盛り上がる)
(そういう所で、ある意味人間の生のパッションが満ち満ちたこの空間で聞くには、あまりにも、なんというか。)
……怪異もゾンビウイルスでおかしくなったり投薬で治るんだね……
(しみじみ、口にした。)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
「天使」が混ざったのは確かだけれど、そうじゃなくともこの子とゆうは混ざってしまっていたの。
詳しい話をすると難しくなるのだけれど……。
竜お兄さんが識っている元々の世界にも「怪異」なんてモノは幾らか存在していたのよ?それはひと目に付くことはないけれど確実に存在していたの。
(サラッと衝撃の真実を竜にぶちまけます)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
そんな存在が、刻逆によって気が付いたら東京エゼキエルと呼ばれている世界で、人やソレ以外の種族の子と混じり合ってしまっていたの。
その時のゆう達は同居人という形で、一つの身体に2つの意識がある……みたいな存在だったの。
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
それからゆう達は同じ様な境遇の子達と探して一緒に暮らしていたのだけど、暮らしていたお家を天使と悪魔に襲われちゃって、ゆう達は無理やり契約させられてこの子……身体の持ち主だった子の存在はほとんど消えてしまったのだけど。
(そう話すシィの表情を寂しさと悔しさと……怒りが入り混じった様なものでした)
天使達にとってこの子の中にゆうが居た事は予想外だったのでしょうね。そのままゆうが天使に変質した身体の主導権を握って、気がついたら新宿島に……って感じなのだわ。
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
そんな事があって、今はゆうはゆうとして、この新宿島で暮らしているの。
怪異と言っても、ゆうは存在としては天使になった人間だもの。だから、お腹も減るし、病気にだってなっちゃうのだわ。
(何気なく食いしん坊の言い訳をして事の経緯を竜に語ります)
十埼・竜 2022年2月10日
(サラッと世界の裏側を捲りあげられた。でっかい石ひっくり返したみたいなゾワゾワ感)
……そっかぁ……
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
(きみの話を、軽い相槌を挟みながら聴いていた)
(時折訪れる寂しさや、怒りの“波”と一緒に。)
……じゃあ、その、さ。
きみの姿は……その、「持ち主」の子の姿、なわけだ。
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
怪異って一口に言ってもさ。生き物で言うと「動物」くらい大雑把な括り、なんじゃない?
……その、つまり。
きみって、「何」なのか……聞いても、いい?
シィ・ユゥ 2022年2月10日
ええ、名前も、記憶も天使に上書きされてしまったこの子の形見なのだわ。
(そこに籠もる想いは一言では表すことの出来ないもので……)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
……竜お兄さん。(えらく無表情な顔で竜を見つめ返します)
知りたい?
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
怪異を識ってしまうのは……とても危ない事なのだわ。
(静かに語る)
今まで話した事は、「怪異」とは直接は関係ない「ゆう」の話しだから良かったけれど
「怪異」を識ると、暗闇の中に「怪異」を見出しやすくなってしまうのだわ。
そして、「見る」というのは「見られる」というと同じ事なの。
それでも知りたいなら……竜お兄さんになら教えてさしあげるのだわ。
十埼・竜 2022年2月10日
(――――忘れられることが、痕跡が無に還ることが、こわいぼくにとって)
(「上書き」は、とても――――現実が指の間から零れ落ちるみたいに、ぞっとする話で。)
そっか。
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
…………え、(ちっちゃな女の子の顔からすべての表情が抜け落ちるとそれはそれは、怖い)
何、えっ、そんな脅されるような……!?
(――――探れば行き遭う。潜れば呑まれる。最近のおかしな出来事だって、そもそもぼくが「怪談探し」なんてしていたからじゃないのか。あちこちに火種を見出して、突いて、吹聴して回ったから……)
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
(……ただ。)
(今、きみに対しては、好奇心じゃなくて。)
……友達のことを知りたいのは当然だからさ。(真面目に、きみを見つめて)
きみが「知られたくない」のなら、教えてとは言わないけど。
シィ・ユゥ 2022年2月10日
それはそうよ!元々のゆうだって、好んで危害を加えることは無いけれど、無害では無かったのだし!(にこやかに恐ろしい事をいう)
ふふ、竜お兄さんはゆうの為に識ってくださるのね。
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
「また今度(シィ・ユゥ)」とはズバリ「離別と再会の呪い」らしいのだわ!(ババーンと胸を張って語る)
らしい。というのはゆう自身が言い始めた事じゃないから。でも本質は突いていると思って貰って良いのだわ。
ゆうの発生条件は他者との離別を惜み、それに囚われる事。お別れをしっかり出来ない人が他者に掛けてしまうまじないなのだわ!
ソレ以外もあるけれど一番の要因、惹きつけられる要素はこれなのだわ!
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
特別そういう力がある人やそういうのと触れ合って来た人がお別れを惜しみ過ぎるとその想いが他者を縛ってしまうの。
普通に生きてる人相手なら、そうね、もう一度再会出来る程度なのでしょうけど故人、死んだ人をひどく惜しんでしまうと、化けて出る。出てしまうのだわ。
死後の世界の有無は今は置いておくとして、ゆうという現象がその過ぎた想いを形にして、その故人に姿を変えてしまうの。
その状態のゆうは完全に故人そのものの様に振る舞うけれど、死んだ筈の認識を持っている人がそのまま正気を保っていられる確率なんて……
そうして狂った故人(ゆう)は呪いを掛けた本人にどうにか想いを消させようとする……手っ取り早いのはやっぱり○してしまう事なのだわ。
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
そうして、出来上がる「別れを惜しむ余り故人と再会して、そして故人に連れ去られてしまう」
そういう現象が「また今度(シィ・ユゥ)」なのだわ。
正直、刻逆が起きて自我を得た時はひどく驚いて、狼狽してしまったものなのよ?
十埼・竜 2022年2月10日
(自分のことを。その仕組みを。何度も繰り返されただろう現象を。簡潔に滑らかに「説明」する、彼女は)
(きっと、いくつもの悲嘆と、狂喜と、やがて訪れる破綻があっただろうに)
(そうか)(これが、「怪異」の視点。)
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
(きみは――――父さんの前には、現れてあげなかったんだね、と)
(何の関係もないし何の意味もない言葉は、飲み込んで。)
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
……友達がマジのおばけだった……(かわりに冗談めかして呟いた)ガチ怪談じゃん……
これからは、会いたい人が出て来たらまず「ゆぅちゃんですか?」って訊かなきゃいけないね。知ってしまったから。
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
……でも、その体でいるのは……きみにとっては、いいこと?
(好き勝手に役割を押し付けられることも、狂うことも、ひとを手にかけることもなく。そうなら……勝手にも、ぼくはほっとする。)
(――――リングの方では、一際大きな歓声が上がっていた。これで今日の興業もひと段落、らしい。)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
怪異とお友達になれるなんてすごい時代なのだわ!一昔前なら竜お兄さんはもう二度とお家に帰れないのだわ?(怪異と友達になってしまうとシィでなくとも連れ去られてしまうものだから)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
……ゆうがこうして居ることは、ゆうにとっていいことだなんて口が裂けても言えないのだわ。
(それは消えて無くなったあの子への罪悪感)
でも、……こうして竜お兄さんとお友達になれる今はわるいことだなんて言いたくないのだわ。
きっと昔のゆうなら、こうして話し合う事だって出来なかったのだから。
(歓声が止むと、今日の闘技スケジュールはすべて終わったらしく徐々に人が捌けてゆきます)
十埼・竜 2022年2月10日
………そこは……この世界に感謝したくはないけど、ディアボロスである自分には感謝だなあ……
(無効票)
十埼・竜 2022年2月10日
……ごめんね。ちょっと勝手なこと言い過ぎた。
(罪悪感は"波"を追うまでもなく、その表情が示していた。……その「持ち主」の子とは、どんな関係を築いていたんだろう)(きみは、だいぶ……好きだったのかな、と、思うけど。)
(お話を続ける)
十埼・竜 2022年2月10日
でも……それを「いいこと」にかぞえてくれるのは、ぼくは、嬉しいよ。
ぼくもだからさ。きみと友達になれて嬉しいのは。
さて。……ぼくたちも、外、出よっか。
(行こう。手を差し出して。)
(……さっきのおじいちゃんに挨拶してかなきゃダメかなあ、なんて、余計なことを考えていた。)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
いいえ、大丈夫なのだわ。
竜お兄さんの気持ちだって、ゆうは分かるもの
(にこりといつもの様に微笑んで見せます)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
……竜お兄さん。
もし、例の放送がゆう達と同じ、そうじゃなくとも似た様な存在の仕業だったなら。
その起点は間違いなく竜お兄さん自身にあると思うの。
だけど、それと触れる事はきっと竜お兄さん自身にとって辛い経験になってしまうかも知れないの。だけどそれでも、放っておけないと思うのなら、聴いてみるだけじゃなくて、呼び掛けて、こちらを認識させる事から初めて見る事をおすすめするのだわ。
「識る」と同じく「報せる」は、ソレらと接触を試みるなら、重要な要素なのだわ。
(お話を続ける)
シィ・ユゥ 2022年2月10日
……ええ、行きましょう竜お兄さん!
あ、このスペースを貸して下さったお爺さんに感謝の礼もしないとなのだわ!(竜の予感通り、例の大人物との接触は避けれそうになさそうな事を呟きつつ、差し出された手を取ります)