【個】稽古 ーⅠー
日日日・らんか 2022年2月7日
【第二段階】
練気を戦闘に充分に活用できる状態。
身体、精神、知覚、あらゆる要素が常人よりも遥かに強化される。
第一段階で得られる利益の強化版に加え、特殊な効力を付与した錬気を成すことが出来る。
その状態は、最早魔法に近い。
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#奉利・聖
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日日日・らんか 2022年2月7日
(ステップ3。生命エネルギーと自然エネルギーの融合を果たしてから、師である彼に教えてもらった通りに練習を繰り返していた。そして数週間の刻が過ぎた。段階を上げる刻だ。
日日日・らんか 2022年2月7日
(そのためには、やはり彼の力が必要らしい。武道場へと来てもらうことになり、至る現在。借りた道着に身を包み、今か今かとその来訪を待ちわびていた。)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月7日
(武道場の重いドアが、腹の底に響くような音を立てて、開く)
奉利・聖 2022年2月7日
お待たせしてしまいましたね。
(いつものサロペットではなく、動きやすさを重視したトレーニングウェアだ)
(ある程度まで近づいて、一礼)
改めて──本日は、何をお望みでしょうか。
(無効票)
日日日・らんか 2022年2月7日
急な呼び出しなのに来てくれてありがとう、先生。
(先生の真似をして軽く礼をする。そして視線が下から上へと上がっていくにつれて、段々と拗ねたような表情になって行って)
……。
日日日・らんか 2022年2月7日
……あたしもああいうウェアにすればよかったな……。
(自分の道着に視線が落ちる。借り物だが、率直に言ってダサい……。)
日日日・らんか 2022年2月7日
ん。動きながらの気の運用方法を教えて欲しくて。
(無効票)
奉利・聖 2022年2月7日
(まぁ確かに、洒落てはいないですけども)
(オホン、と咳払い)
いえいえ、問題ありませんよ。
して…なるほど、より実践的な錬気の運用に入りますか。
奉利・聖 2022年2月7日
現状、らんかさんは一成の錬気に到達した段階です。
日常生活の範囲で動く分には、少し慣れれば難しくありません。
しかしそれが……「戦い」に使われるとなれば話は変わります。
鋭敏な感覚、猶予の無い思考時間。想定外な事態も起こるでしょう。
そんな中でも、気の巡りを乱してはならないのが…難しいところです。
どうでしょう、現段階で…どこまで出来ておりますか?
(無効票)
日日日・らんか 2022年2月7日
一成の錬気。(繰り返して)
少し動いたりするなら割と大丈夫なんですけど、いきなり動くとすぐ散っちゃって。
あー……見せた方がいいですか?
(無効票)
奉利・聖 2022年2月7日
そうですね…では、実際にやってみせてください。
気の動きを見ますので。好きなようにどうぞ。
(いつでもどうぞと、促して)
(無効票)
日日日・らんか 2022年2月7日
了解。
(スーッと息を吸って、吐く。それをもう2回。3回行うまでの間に練気を行える程には上達した。)
——ッ。
(1、2、3歩。3歩目で踏み込み回し蹴りを繰り出す)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月7日
(回し蹴りに対して、腕を割り込ませるようにして)
ふむ。威力は悪くありません。
しかし…気の精密さが甘いですね。やはり蹴りの瞬間に少々の乱れがあるかもしれません。
こればかりは慣れて頂く必要がありますが…補助輪のような方法を教えましょう。
奉利・聖 2022年2月7日
打撃の瞬間に、インパクトを加える部分…この場合足先や手先に錬気を集中させるイメージをしてみてください。
そして当たった瞬間、集中させた箇所を起点に再び高速循環させます。
基本的に、どんな時でも全身に常に満遍なく気を巡らせるべきですが…まだ難しい場合は、特に早く動いて乱れやすいインパクトの瞬間だけ、それを止めるのです。そしてすぐさま再循環、次に備える。
さぁ、それをイメージしてもう一度。
(無効票)
日日日・らんか 2022年2月7日
(回し蹴りの態勢のままぴたりと止まって)
……なるほど、使う部位、当てる場所に限定して集める……。
やってみます。(こくりと頷いて)
ッ。
(脚を引き抜く反動を利用して身体を中で斜めに回転。そこから更にハンドスプリングを行って距離を取った。)
日日日・らんか 2022年2月7日
——行きます。
(1、2ッ。右ストレート、その反動を利用した左の三日月蹴り、そして脚を引き戻す勢いで更に左の前蹴り、続けて回し蹴りのコンボ。それを腕と脚に文字通り練りこんだ気を回して——!)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月7日
───ほう!目に見えて良いインパクトになりました!
(右ストレートを掌に受けた時の、びりっとした痺れ)
(なるほどこれは、素で受けるのはやや危ないか)
身のこなしに下地の良さを感じます。柔軟で繋ぎが滑らかですね。
(続く脚の連撃は)
奉利・聖 2022年2月7日
『硬』
(肉体の瞬時硬化を成す気功。文字通り鋼を打ち据えるような衝撃が走るだろうか)
失礼、予想以上に良い一撃だったので思わず錬気を使いました。
(無効票)
日日日・らんか 2022年2月7日
ふふ、格闘技の訓練は最近受け始めたばかりだけど、それ以外はずっとやってますか……らっ!(最後の回し蹴り。しかし、その感触はさながら電柱を蹴ったような感触で。びぃぃんと脚が痺れた。)
いっ……!?
たぁ……!そんな本気出さないでよ!……ていうか、その種類?みたいなのもどうやるんですか?(痺れたまま訊ねる。足の痺れを紛らわせるつもりで)
日日日・らんか 2022年2月7日
あともうひとつ、こういう場合はどうすればいいんです、か……っ!
(そして意趣返しとばかりに、右脚を上段回し蹴りで大きく振り上げる。そのまま足を先生の首へと引っ掛け、宙で身体を捻って投げ飛ばす——!)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月7日
これが二成の錬気。
完全な1:1によって成される、魔法の如き力。
強固なイメージによって形成される特殊効果なのです。
奉利・聖 2022年2月7日
おや。
(首に引っ掛けられる脚。まるでルチャを彷彿とさせるような動きに、舌を巻いた)
素晴ら────しいっ!
(ぐらりと傾く身体。再び錬気に力を走らせる)
『重』
(自身の重さを、『増やす』)
(脚のみでは飛ばし難いほどの重みを得れば、身体は倒れぬと言わんばかりに)
(無効票)
日日日・らんか 2022年2月8日
二成、の——っ!?(急に身体が重く、ホントに電柱を投げ飛ばそうとしているように動かなっ、く——!)
日日日・らんか 2022年2月8日
(く——なら!引っ掛けた脚はそのままに、もう片方の脚も首の反対側に引っ掛ける。そして腹筋を使って上体を起こしてそのまま組み伏せて倒す——!)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月8日
───おおっと!?本当に柔らかいですね!
(組み伏せられた状態で、しなやかで臨機応変な動きを賞賛する)
素晴らしい。一本取られました。
身体の部位へ錬気を集中させる感覚は、もうモノに出来ましたね?
(無効票)
日日日・らんか 2022年2月8日
やったっ。っへへ。柔軟さは自信あるんだ。
(自慢げな嬉しそうな顔をして、組み伏せた状態から立ち上がる)
まだ全身はできないけど、使う部位に集中させるのは、何とか出来そう。もっと練習しなきゃだけど。
(そう言いながら先生に手を差し伸べた)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月8日
当座はこれで何とかなると思います。
同時並行で常に錬気を巡らせられるように連中もしておいてください。
先ほども申し上げた通り、補助輪ですから。
いずれ外せるように考えておいてくださいね。
(タトゥー塗れの手で掴み、立ち上がる)
(無効票)
日日日・らんか 2022年2月8日
うん。わかりました。
じゃあ、外す時はまた先生にお願いしようかな。
(ふふっと笑いながら両手で彼の身体を引き寄せる。素の力だけだとかなり重く感じて。少しよろけそうになる。)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月8日
勿論です。学ぶ意志さえあれば、僕はいつでも応えましょう。
おっと…大丈夫ですか?短時間とはいえ身体を動かしたのですから、しっかり休んでください。
(身体がより動かせる分、リミッターも外れやすいですからね)
(しっかりと注意喚起をしておく)
(無効票)
日日日・らんか 2022年2月8日
ありがとう先生。
(よろけて彼の身体にもたれかかりそうになり、慌てて身体を離した。)
えっと、うん。大丈夫……多分。ゆっくり、休むから。
(少し顔を赤くしながら、そう矢継ぎ早に言った)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月8日
(ふむ?少し激しく動き過ぎたのでしょうか。頬が上気しているのか…)
冷たい水を飲んでおくのもいいですよ。
何なら買ってきましょう。お待ちくださいね。
(そう言って、武道場を後にするのだった)
(演出終了)
日日日・らんか 2022年2月8日
あ、待っ——(言うやいなや、言い終える前に先生は出ていってしまった。)
……もし二成に至れたら、あたしも戦力になれる。……頑張らなきゃ。
日日日・らんか 2022年2月8日
(彼が帰ってきた後、水を飲んで休憩を取ったあと、また修練へと戻ったのでした)
日日日・らんか 2022年2月8日
【〆】
(演出終了)