【戦】生命を燃やし、魂に熱を
奉利・聖 2022年2月5日
生命の火とは、その人を知らなければ詳しいことは分からないらしい。
ならば、知ってもらわなければならない。
己の火とは、こういうものであると。
#火撫・穂垂
#奉利・聖
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火撫・穂垂 2022年2月5日
ん。
(相対するは少女一人。手にするは、身の丈を超えるほどの長柄の鎌である)
見てほしいのなら、見る。どんなものか、見定めてみるね。
(一方で、おー、と戦場が形作られていく様を眺めている。すごいもんだなー)
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奉利・聖 2022年2月5日
ありがとうございます。
こちらは丈夫な方ですので、遠慮なく打ち込んでくださいね。
(呼吸を意識する。丹田が熱くなり、錬気の巡りを感じた)
では。
奉利・聖 2022年2月5日
『軽』
(機動力を爆発的に上昇させる気功。視界の外に入るように身を引くくして肉薄。棒切れ──龍骨を素早く、打ち上げるように振るった)
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火撫・穂垂 2022年2月5日
!
(彼の内側の『火』が、俄に勢いを増したような感覚がした。熱気……)
……猛火?
(その感覚には、覚えがある。……と言うか、己が戦場において身に宿すものとかなり近しいものに感じる、が……?)
ん……。
火撫・穂垂 2022年2月5日
(轟。己も応じるように、体内に『火』を入れる。身体が熱い。その一方で、思考は冷ややかに、静やかに)
(だんっ、勢いよく地面を蹴り、横に跳ぶ。焦げ跡じみた足跡一つ残して龍骨の一撃を空を切らせ、距離を取り直した)
……はやいね。ちょっと、びっくりした。
(はふぅ、と一つ息をついて、呼吸を整え。改めてこちらも構えを取る。肩に担ぐかのように鎌を背に回し、斜めに掛けるようにした柄の刃近くを逆の手で掴み、腰を落とす。火撫の鎌術独特の構え)
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奉利・聖 2022年2月5日
──これは。
(感じる気運は、錬気のそれに近い。燃えるような生命力の発露。しかして体系としては異なる何か)
面白い技術です。どうやら少々、似ているようで。
(少し低く、構えて)
奉利・聖 2022年2月5日
(随分と鎌を…短く、しっかり持つものです)
(リーチを重要視してないのか、あるいは)
『軽』
(再び強烈なスピードで接近、そして)
『爆』
(爆発による推進力を得たように、腕がしなる。龍骨の先が杭打機のような威力を得て、突き出された)
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火撫・穂垂 2022年2月5日
……ふーん?
(間合いを測……いや、だめだ今のままだと振り抜く前に懐に飛び込まれる)
(どうしても『背中に回している』と言う都合、咄嗟の一撃には向かない。大人しく回避を選んだ)
……ふっ!
(鎌の持ち手はそのままに、深く落とした足腰の発条を解放するように真上へと跳躍する。地面を蹴った拍子、熱波に似た衝撃波が走った)
(肉斬骨断の意気で攻め手に出る……ことも出来ないことはないだろうが、今回は『視る』のも重要な役割である以上、少々趣旨に反する)
火撫・穂垂 2022年2月5日
ただ、内の火を燃やしてるわけじゃない。性質を、絞って、変えて燃やしてる?
(その時々に応じて、最も『適した形』に切り替えて力を走らせているように、そう見える。常人離れした跳躍力で彼の背を飛び越しながら、そんなことを呟いた)
……じゃ、そろそろ、こっちも。
(着地。背後を取る。と、同時、鎌を握っていた手、その刃に近い側を離した)
(『引っかかり』を失った鎌は、込められた力を一気に解き放たれ、穂垂の背中を、頭上を、大きく飛び越えるような形で、飛び掛かるかのような半円軌道で聖の脳天目掛けてその刃を突き立てんと襲い掛かる)
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奉利・聖 2022年2月5日
(後ろに跳ばれた。視界の端、風を切るような音で何をしているのかを理解する。あの構えは、ストッパーのようになっていたのだ。となれば軌道は上から……!)
そのような狙いがあるとは!
(龍骨を持たない手を、頭上に掲げた。ザクッッ!!と手を貫くだろう。しかし苦痛は無く、いちいち負傷に思考を乱されることもない)
奉利・聖 2022年2月5日
(故に、ノータイムで行動が出来る)
(貫かれたまま、ホールドするように刃を抜かせんとしながら)
シッ!!
(邪魔になる棒を手放し、回転を乗せた裏拳を放ちにかかる)
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火撫・穂垂 2022年2月5日
(腕一本、躊躇せず差し出した?)
(無表情の中で、少し驚きで目が見開かれたように見えた)
(鎌は彼の腕から離れようとしない。
もともと、鎌の遠心力と勢いのままに振り回し、細かな軌道のコントロールに留める振り方を主とする火撫の鎌術、そう力を入れて握り込んでいるわけではない。故に、鎌から離れるのはこちらの側だった)
……うわっ
(だが、今回に関してはむしろそれが幸いだっただろう。回避こそ間に合わないものの、必要以上に衝撃を受けず、後ろに運動エネルギーとして流すならこっちの方が都合がいい)
火撫・穂垂 2022年2月5日
(ややオーバーアクション気味に裏拳に吹っ飛ばされた。『痛い』で済んだのは幸いだが)
……いたた。
(背中から落ち、背筋で跳ねてくるっと回って立ち直る)
……前のめり。無頓着?
(それにしても、『受け』から『反撃』までの間が極めて短かったような。まるで、最初からダメージが勘定に入っていた、初めから許容していたかのような……?)
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奉利・聖 2022年2月5日
『慣れ』です。
(どこかにダメージを受けるなんてものは、慣れている。長すぎる人生の大半は苦痛に塗れていて、いつしか感覚は死に、忌避感は消滅していた)
丈夫だと言ったでしょう。まぁ、頭で受けても良かったのですが。
(戦いというものは、最後に生きている方が勝つ。その過程で何を失い、何度死のうとも)
奉利・聖 2022年2月5日
(刺さった鎌を抜いて、投げ渡す。こちらも戦いであれば壊すか、どこかに捨てるのが定石。しかしそれは、この場においてフェアではない)
ですので、遠慮なく。
どのようなことをしても構いません。最悪なことにはならないとお約束しましょう。
(おいでませと、と手招きをする)
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火撫・穂垂 2022年2月5日
(投げ渡された鎌をパシッとキャッチして)
……。
……戦いは、怖いこと。
何かを奪い、そして代償に、自分も何かを失うことになる。
忘れちゃいけない、大事なこと。
……だけど、キミは……それが、染み込み過ぎてる?
(だからこその『慣れ』という自己評価なのだろうが)
(……まぁ、いい。彼が『遠慮せず』を望むのなら、気にすべきは『こちら側の許容範囲』だけだ)
火撫・穂垂 2022年2月5日
(刃先を動かす。その向かう先は、彼ではなく、己の左腕だ)
(包帯まみれの腕に鎌の先端が走り、包帯を切り落とし、その肉に傷をつける。露になった、火傷と切り傷だらけの左腕に、また一つ赤い一筋が加わった。溢れ出た朱が、刃を彩っていく)
(その状態で一度、空を振り抜けば、刃に紅蓮の炎が灯された)
火撫・穂垂 2022年2月5日
……ふっ
(振った勢いで背中に回した鎌を、最初の構えのように背中越しに左手でつかみ取れば、その反動と掴んだ引っ掛かりを利用するように、豪快にぶん回す。薙ぎ払われた刃から放たれる炎と熱が大波となって戦場を走り……)
(……それ自体は、一帯を『火』で覆うための、いわば目くらましだ。自身はその火の中に紛れ、横に跳躍。着地、から鋭角に方向転換し、横合いから聖の胴を貫かんと大鎌を振るいに行く)
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奉利・聖 2022年2月5日
さて、どうでしょう。
何しろ僕は弱かったので、大体一方的に奪われてばかりでした。
(──刃に火が。呪術の類か?あの傷から見るに、かなりやってきたのだろう。不思議な技術だ。確かな熱と脅威を感じる)
奉利・聖 2022年2月5日
(周囲が燃えた。なるほど、体力を奪いつつも視界に制限をかけるか。彼女が消え、そして───急襲!!)
(足元に落ちた龍骨を蹴り上げるて手に取って)
奉利・聖 2022年2月5日
(胴に鎌の刃。炎を鑑みると、受ければダメージは大きい)
(が)
『衝』『爆』
(それがどうした。焼死など経験済み。胴に刃が食い込んでも構わない。脇腹に受けながら、これまたノータイムの反撃に出る)
(内部に衝撃が浸透、加えて杭打機が如く威力を持つ気功の二段重ねで、掌底を放つッッ!!)
(たとえ致命的な攻撃だろう)
(経験済みのそれならば、死なないのだ)
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火撫・穂垂 2022年2月5日
(疑惑が、確信に変わる)
(この男は、自分が傷つくことを、全く恐れていない。それで『勝てる』なら『倒せる』なら遠慮なくそれを対価に差し出す側のものだ)
っぐぅ……!!
(流石に、この壮絶なクロスカウンターに抗う術はない。とっさに軸をずらし、打点を胸から右肩へと変えることは出来たが、そこまでだ。肩が外れたんじゃないかと思うほどの激痛と共に、鎌を取り落とす)
火撫・穂垂 2022年2月5日
(『遠慮なく』彼はそう言った)
(それは、『どれほど本気で来ようと生き延びられる』と言う自信の表れだと思っていた。まぁ、見方によってはそれもあながち間違いではないだろうが)
(正確には、『致命傷を負ったとしても問題ない』と言うことか。常人なら確実に死ぬであろう一撃であっても、身を護るよりも反撃を優先させる姿勢は、その確信を得るのに十分だった)
(……普段なら、ここで止めるところだ。あくまでこれは殺し合いではないのだから。……だが)
……きっと、キミには意味のないことだろうと思うけど。
(もう一手。腕から鮮血の滴る左。その掌を彼の胸元に押し付ける)
(きっと感じるだろう。触れた場所から、異常なほどの熱が流れ込んでいくことを。『気』の使い手であるなら、尚の事)
火撫・穂垂 2022年2月5日
(その業の名は『狂火』)
(本来誰もが持っている内気。そして誰もが無意識に、気の使い手ならば、意識的に正確にその流れを制御しているリミッター)
(その『枷』を外し、体内の気脈を暴走させ、自壊に追い込む所業である)
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奉利・聖 2022年2月5日
(───これは)(錬気が)(乱れ)
………っ!!これは……!
(完全なバランスが取れないばかりか、自然エネルギーの吸収がおかしい。まったく制御できず、混ざり合うことすらなく──!)
奉利・聖 2022年2月5日
(これは、この死に方は──『初めて』だ)
(まずい、それはよくない。そう簡単に死んではならないと約束をしたのだから)
(だがこれを抑制するのは難し───)
奉利・聖 2022年2月5日
(鼓動が)
(一際大きく)
(跳ねた)
奉利・聖 2022年2月5日
(彼女には、見えただろうか)
(この男の、火から)
ㅤㅤㅤㅤ、、、、、、、、、、、、、
(───別の火が這い出したきたのを)
奉利・聖 2022年2月5日
どうやら──そろそろ起きるべき時か。
まだ至っては無いから一瞬だが…。
・
俺が少しだけ、使ってみせよう。
(暴れ狂う気功が、鎮静化していく)
(いや、それよりも)
(何かが、それに)(抗っている)
(無効票)
火撫・穂垂 2022年2月5日
……?
(火の『カタチ』が変わった……?)
(本来、火と言うものは、激しく燃えれば薪(けつにく)は燃え尽き、火(いのち)は消える。それでもなおコレを致命レベルで行ったのは、その奥に『どうやっても消えぬ火』があると感づいたから、だ)
(その推論自体は、まぁ、正しかったのだろう。現に、こうして『火』自体は奥底から這い出てきたのだから)
……キミは、誰?
(己の気の流入は、既に止めている。今は己の身を護る事だけに集中すべきだ)
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奉利・聖 2022年2月5日
その質問は難しいな。
俺はそうだな…友達だ。
それ“以外”は……前任者たちと言うべきか。
(そう答えるや否や──さらに火が、増えた)
(幾つも、幾つも幾つも灯って)
(どれも微弱で、儚くて)(消えてしまいそうではあるが)
(確かにそこにある)
まぁ、ここで退場だ。
今此処で生きてるわけじゃないからな。
奉利・聖 2022年2月5日
(ふっと、火たちは消えて)
(一つだけになった)
奉利・聖 2022年2月5日
──!?今…気絶してた…?
あれ、錬気が……。
(はっと我に返る。気付いた時には、気の巡りが何とかなりそうになっていた)
今、何を……いや、今は!
(これ以上の流入は避けたい。蹴りにて距離を取りに行く)
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火撫・穂垂 2022年2月5日
あっ
(戻った?)
(と思った瞬間ケリを入れられた。と言っても、あちらとしても攻撃と言うよりも防衛反応的なもので、こちらも身構えていたおかげで直に入ることはなかったが)
(左腕で受け、同時にバックステップで衝撃を殺す。ちょっと左腕しびしび)
……んー。
火撫・穂垂 2022年2月5日
この辺に、しとこっか。
(ひらひらと左腕を振って痺れを取る。己でつけた傷はあるが、まぁ大事はない)
(一方、右腕は現状戦いに使えるような動きは到底できそうにない。先の掌底がかなり効いている。鎌は……あぁ、あそこだ。その辺に落ちてた)
たぶん、見るべきものは、もう見れたんじゃないかなって、思うけれど。
(戦いを通して得るものを得終えたら、勝敗はこだわらない性分であった。無駄に傷つけあうことは好きではない)
……それとも、まだ見せ足りないもの、ある?
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奉利・聖 2022年2月5日
え?あぁ、はい。
それはいいんですけど……見れ、たんですよね?多分。
(確認するように問いかけて)
(ふぅ、と一呼吸を置いた)
奉利・聖 2022年2月5日
(──手に持った龍骨が、持ち主が死に近づいたゆえか)
(微かに、震えていた)
ああ、これは…気にしないでください。
(無効票)
火撫・穂垂 2022年2月5日
たぶん。
聖か、彼らか。まだ隠してるんじゃなければ。
(手の中で震えるそれは気にはなったが、気にするなと言われたら、従う。
少なくともそれは『見てもらいたいもの』には該当しないということだ)
……聖の火は……消えないね。自分でも『消させてもらえない』のかも、しれないけど。
(無効票)
奉利・聖 2022年2月6日
……彼ら?
僕の中に誰かが居る…のですか?
(なんだか、謎が増えてしまった気がする)
消させてもらえない……それは、言い得て妙かもしれません。
これまでずっとそうでしたから……。
えーと、そうですね。ひとまず白のクラスで治療を受けてきてください。打撃のみとはいえ、ダメージがあるでしょうから。
(無効票)
火撫・穂垂 2022年2月6日
消えかけた、聖の火を、繋ぎ止めるもの。
ボクには、それは、聖とは違う、別の誰かに見えた。
(実際、まるで別人かのような名乗りをこの耳で聞いたわけだが……今は、これだけに留めておくべきだろう、と思った)
もちろん、手当てはしてもらうよ。(だって痛いもの)
でも、もう一つだけ。これは、その火じゃなくて、聖の火の話。
火撫・穂垂 2022年2月6日
本来、命あるものは、火を畏れ、火が消えるのを畏れる。
でも、聖は、自分の火が消えないことを知っているから、傷つくことを、畏れない。
でも、それは、自分の火を失わなくても『畏れ』を失いかねないこと。
それは、とても、危ないことなんじゃないかな、って、思う。
(無効票)
奉利・聖 2022年2月6日
違う、誰か……。
(そんなものが、いるなんて。思いもしなかった)
(今まで感じた事すらなかったのに)
奉利・聖 2022年2月6日
…傷付くことを、厭えということでしょうか?
それは……ううむ。できるのでしょうか。
望んだ結果さえ得られれば、それでいいと思ってたのですが。
それでは、いけないと…?
(無効票)
火撫・穂垂 2022年2月6日
たぶん、染みついてるだろうから、すぐには無理だと思う。
それに……聖が、それでいいなら、ボクにそれを止めろと言うことは、できないよ。
(結局のところ、どういう『カタチ』が正しいかは、当人が決めることなのだから)
……ただ、望んだものに目を向けて、失えないものだけを抱え込んで。
その代わりに、気づかないまま取り落としたものが、大事なものだったら、悲しいな、って、思っただけ。
望むものに目を向けて、そこに向かって歩くのは、大事なこと。
だけど、たまには足元や、後ろにも目を向けてあげるのも、良いんじゃないかな。
拾うべきものが、落っこちてるかもしれないから。
(無効票)
奉利・聖 2022年2月6日
…気づかないままで、失ったもの。
(あるかどうかを、確かめる術はない)
(出来るだけ覚えておくようにした。大事な知識や技術を優先に、善き出会いを抱えられるだけ)
(それでも失ったのなら、しょうがないと)
──覚えておきます。
何があるか、もしかしたら無いのかもしれませんが…それでも見ておくべきなのでしたら。
やってみましょう。
奉利・聖 2022年2月6日
とりあえず、終わりにしましょうか。
お疲れ様でした。よくお休みください。
(深々と、一礼した)
(無効票)
火撫・穂垂 2022年2月6日
ボクはね。
その結果、『無くてもいい』と思ってるんだ。
それは『あるかどうかわからないもの』が『ないもの』に変わることだから。
もう失ったものは取り戻せなくても、これから落とすものは、拾えるかもしれないから。
……うん、うん。
お疲れさま、聖。聖も、ゆっくりやすんでね。
(とりあえず、まだ自由は効く左手で鎌を拾って。とりあえずは保健室かなーとそんなことを考えた)
(無効票)
奉利・聖 2022年2月6日
……無くてもいい、か。
(これから。未来。淡い期待はあるけれど)
(──失われないかどうか、分からない)
勿論です。
それでは…。
(決闘場は解除された。再び一礼して、その場を立ち去るのだった)
(。)
火撫・穂垂 2022年2月6日
…………。
キミたちは、彼に、何を望むのかな。
火撫・穂垂 2022年2月6日
【このスレッドは終了しました】
(。)