【終末ラジオ】はじまり。放送終了後。
十埼・竜 2022年2月4日
ニュー新宿わくわくモール裏手、■埼廃灯台の外。
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十埼・竜 2022年2月4日
(端末を手に持ったまま、軽く目を伏せて)
…………鶯谷さん? お疲れさまです。おわりさきです。(そのまま、喋り出す。)
今……え? あ? うん。いや彼氏の話は明日また聞きますから。
明日また聞きますから。
明日にしてもらっていいですか?
十埼・竜 2022年2月4日
えーっと。
その。…………今日のぼくのラジオ、鶯谷さん、聴いてたかなって。
竜城・陸 2022年2月4日
(――まあ結局当たり前に自分が一番早かったのだ。)
(見た感じは普通だな)(と、眼下の姿を見下ろして、思う)
十埼・竜 2022年2月4日
…………そうそう、節分の話してて。
うん。
…………雑音が多かった?
十埼・竜 2022年2月4日
(額に手を当てた)
………………そっかー彼氏さんがそこにいるんですね。うん。邪魔しましたねぼく!ほんとごめんね!!(ヤケクソ)
いいです。大丈夫。鶯谷さんに細かいことを聴こうとしたぼくの負けです(小声)
はい!おやすみなさい!いい夜をお過ごしください!!
シィ・ユゥ 2022年2月4日
(灯台の影にふっと小さな人影)
(じぃっと電話で話す少年を見つめて暫く)
(ふっと笑みを浮かべ)
(雲が動いて月明かりに陰が照らされた瞬間)(ふわりと姿を消した)
(影と共に)
エンデ・トロイメライ 2022年2月4日
(結局新宿中を飛び回って気付けばこんな時間で)
……いた……別に、何も問題無さそう、かな。
(上空から見下ろして)
十埼・竜 2022年2月4日
(消灯した端末をパーカーのポケットに突っ込んで)
(ぐるん、と、聴き覚えのある“波”の出所を仰いだ。聞こえても、暗夜に舞う竜の姿をとらえられる視力かどうかは別だから、割とあてずっぽうに)
竜城・陸 2022年2月4日
(ん)(視線がこちらを向いたな)
(小さく息を吐いて、ゆっくり下りる。上空から見下ろす少女のほうにも一度、ちらりと視線は向けた)
……変わりはなさそうだね。
(地面に着く前に、出し抜けに)
十埼・竜 2022年2月4日
(灯台の影に、小さな輪郭がちらりと動いた気がしたけれど。目を向けたときには、もう何もいない)
(あ、永月寮最速の翼まで飛んできてる……)
(両手でメガホンつくって)……出待ちですかー?(なるべくのんきそうに、必死で声音を取り繕った)
十埼・竜 2022年2月4日
(不意の問いに)……(息を呑んだ。)
…………せー先輩にもそんなこと、メールで訊かれました。無事か、って。なんです、ぼくがどうにかなったニュースでも流したんですか? その……放送。
エンデ・トロイメライ 2022年2月4日
(番長も来てる……なら何かあっても安心かな)
うん、そんなとこ!暇だったもんでね?迎えに来たんだ!
(変に気を使わせないように、明るい態度で降りてきて)
竜城・陸 2022年2月4日
(――当人は気付いてない、か)
(エンデの発言を聞いて、ちらりとそちらを見て)
……放送に、ノイズが多かったからね。
灯台のほうで何かあったのではないかと思って、様子を見に来たんだ。
何事もなかったのなら、いいんだけど。
(一応、核心を話さず、けれど外に感知できる異変があったことは伝える程度に、オブラートに包んだ)
十埼・竜 2022年2月4日
(また端末を取り出して、点灯。先輩から届いたメールに目を通す。)
……ぼくじゃない誰かが、Radio-DINOの名を騙って、ぼくみたいに放送してた。(ゆっくり、一言一句。まるでニュースでも読み上げるみたいに)
十埼・竜 2022年2月4日
そこまでは知ってます。…………タチの悪い海賊放送に嫌がらせされてる、って、ことなんでしょうかね。敵は作らないようにしてたんだけどなー。(おどけたように、肩を竦めてみせた。)
(そうでもしないと――――嫌な予感を、抑え込めそうにない。)
大丈夫ですよ、ほらほら。(二人に軽く手を振って)……放送設備の異常は明日チェックしようかなって、今日はもう遅いですから、ね。
十埼・竜 2022年2月4日
…………そいつって。
何、話してました?
竜城・陸 2022年2月4日
――おや、誰が伝えたものか。
(晴か、聖くんあたりかな。グスタフ――はまず聴いてはなさそうだ)
そう、わかっているなら話が早い。
君の側で何か変に感じたことがあれば、よかったらカノンと花束に伝えておいてほしいかな。
(――嫌な感じがするのだ)
(“まるで、鏡の向こう側の世界から覗かれているような”)
(とまでは、言葉に出しはしなかったが)
十埼・竜 2022年2月4日
ああ、せー先輩からメール来てて。でも、こっちはほんとに何の変化も……
十埼・竜 2022年2月4日
…………いや。ちょっと眩暈は、あったかなあ……
まあでも、そんなのはいつものこと、ですし。放送中にはちょっと珍しかったな、ってだけで。
竜城・陸 2022年2月4日
話の内容としては、節分? のこと。
旧くは恵方巻の文化がなかった、とか……あとは便りを読み上げて、曲を流していたね。
最後に、『Radio-DINO』を名乗って。
おそらく存在しない曲の名前を告げて、終わった……というところ、かな。
エンデ・トロイメライ 2022年2月4日
うん、そうだねぇ……もう遅いしね。
……何って、えっと……
(この分だと誰かから聞くことになるだろうと思い)
――今日の、キミの放送と同じだったよ。
あっ、でも細部は違ったかな。昨日と同じ曲流れたりとか。
他に、最後とか、えーと……そう。ブーケトスの曲、ノイズイーター、だっけ。流れる前に止まったけど、流そうとしてたし。
音楽にはアタシ疎いから、そんな曲あるかはわからないんだけどね?
十埼・竜 2022年2月4日
了解。……でも、なんていうか。
、、、、、、、、、、
ぼく以外のひとの方が、そういうのってわかるかも。
(嫌な予感が、当たるのなら――――その放送は、ぼくには聴こえない可能性がある)
エンデ・トロイメライ 2022年2月4日
そっか、目眩……
まっ、大丈夫だよ!帰ったら薬出すしゆっくり寝れば良くなるって!
(とにかく明るく、なんでも無いかのように楽観的に努めて)
奉利・聖 2022年2月4日
(バタバタと、激しい足音)
(視界に数人。見知った顔。この時点で安否確認は出来ている)
(──ズザッ、とブレーキ)
(ヘアピンもピアスもつけず、急いで来たのだ)
……大事無いようで、何よりです。
十埼・竜 2022年2月4日
節分の話……は、ぼくもしたな。(ラジオで時節ネタなんて、定番も定番の話題だけど)
Radio-DINOを名乗るのも、前聞いたのと、同じ……
昨日と同じ曲?(……わざとなら、やっぱりタチの悪いフォロワーなのか……?)
と、ブーケトスの……え、今、ノイズイーターって、言いました?!
(無意識に、自分のヘッドホンに触れて)
竜城・陸 2022年2月4日
おや、熱烈なお迎えもきたようだ。
(随分急いできたのだろう、いつもとかなり様相が違う少年を視界にとらえて、くすりと笑い)
念のためだ、エンデと聖くんに送ってもらうといい。
……多分後続の番長たちが来るだろうから、俺はもう少しここにいるよ。
エンデ・トロイメライ 2022年2月4日
えっ?うん、言ったけど……
(そういう曲名だったよね?と、おそらく聴いていたであろう2人に目配せして)
十埼・竜 2022年2月4日
……先輩!?(いつものスタイルを大幅に崩した姿に目を見開いて)
だ、大丈夫です。ぼくは大丈夫。(ぶんぶんと手を揺らす)今、りく先輩とエンデさんから話聞いてて……
…………そんなに、先輩がビビるほどの放送、だったんですか。それ。
竜城・陸 2022年2月4日
(目配せに小さく頷き)
奉利・聖 2022年2月4日
放送がおかしいと確信してからすぐに来たもので
(鬱陶しい髪を一度かき上げてオールバックにしつつ)
仰る通りの内容でした。
放送が乗っ取られた可能性を考え、ご本人の安否を確認しに来たのですが…特に問題は無さそうですね。
十埼・竜 2022年2月4日
…………ノイズイーター。
そう。本当に、そう、言ったんだね。
(簡単な単語の組み合わせだ)(音楽やってたら聞き覚えあるような、商品名ですらある)(悪戯がたまたま吐き出す可能性はゼロじゃない)
(ブーケトスの名前出しといて?)
(偶然なワケがあるか?)
エンデ・トロイメライ 2022年2月4日
……何かその曲名に心当たりでも?
(リュウの顔を覗き込んで)
十埼・竜 2022年2月4日
…………あの、さ。(声を震わせるな)(腹に力入れろ)
これからも、ヘンな放送聞こえたら、教えてほしい……んだけど。ほら、こうやって放送時間被せられちゃうと、ぼく、わかんないから、さ。
でも。
……でも、もし、聴いてて、ヘンな感じが、したら。おかしいって思ったら。きっとそういうの、ぼくより、みんなの方がわかるから。
絶対、聴くの、やめてね。
十埼・竜 2022年2月4日
Radio-DINOの名前で、誰かが苦しむのは、ぼくは、
(こわい)
…………絶対、困るんだ。
十埼・竜 2022年2月4日
(顔を覗き込むエンデさんに、)ある。(自分のヘッドホンを指さして、示す)
こいつの名前が、“ノイズイーター”。……ラジオ中にぼく、こいつの話したことないから、もし知ってて言ってるんなら……
ぼくのこと、ただのラジオDJって以上には、知ってるんだろうね。
奉利・聖 2022年2月4日
──承知しました。
何かあれば必ず、連絡と共有をしましょう。
まだ分からないことが多いので、どうか気負わずに。
番長方も動いてくれていますし、何かあれば寮の皆さんもお力添えをしてくださるでしょう。
そちらも変調があれば、すぐに教えてくださいね。
竜城・陸 2022年2月4日
――……。
(――もし)(もしも)(自分の感覚的な理解が、正しいとするなら)
(彼が言っていることが示すものは、)
そうだね。こちらでも何かわかったら共有しよう。
それから、一応……こちらでも注意喚起しておくね、その、君ではない『Radio-DINO』については。
十埼・竜 2022年2月4日
……わざわざありがとね、りく先輩も、エンデさんも、せー先輩も。
(軽く、身震いして)
ていうか、他の番長たちも動員されてんだ……ウチもお得意様増えたってことかな(声に軽さを取り戻す)そっちはりく先輩に甘えちゃおう。
永月寮、帰りましょっか。エンデさん。……せー先輩も途中まで一緒?
エンデ・トロイメライ 2022年2月4日
そっか、それの名前なんだ。ノイズイーターって。
(思わず神妙な顔で考えこみそうになるも)
・・・・・・ふぅ。(その表情を見て、小さく息を吐いて)
了解!気をつけとくね?でも大丈夫だよ!
蒼海番長さんやセイも強いし、みんな頼りになる人ばかりだから!
きっとなんとかなるから!(なんとかするから)
……あんまり、気負わずにね?リュウ。
奉利・聖 2022年2月4日
いえ……こちらはこちらで、やることがありますので。
エンデさんには申し訳ないですが、護衛をよろしくお願いします。
(丁寧に頭を下げる)
エンデ・トロイメライ 2022年2月4日
うん!帰ろ帰ろ!夜道の散歩っていうのも乙なもんだよね!
(先導するように歩き出す)
エンデ・トロイメライ 2022年2月4日
……もちろん。セイもありがとね。
(小さく頷きを返して)
十埼・竜 2022年2月4日
そう。
(三人の顔を、順番に、見た。)(ぼくよりずっと場慣れしてて、ちょっとやそっとじゃ動じない先輩たちだ。そんな彼らが、こんな“波”を湛えるのを――――ぼくは、)(血腥いところでばかり、聴いていた気がする。)
(笑う。)
大丈夫、大丈夫。(言い聞かせるみたいに。穏やかで柔らかな、ラジオ・パーソナリティの声音で。)
んじゃ、エンデさん。……帰りにちょっとコンビニ寄っていい? 体冷えちゃったからさー。
(彼女のあとを、のんびりした歩調でついていった。)
エンデ・トロイメライ 2022年2月4日
おっ?いいよー!おでんとか肉まんとかかな?
(2人に手を振って、その場を去っていった)
奉利・聖 2022年2月4日
お気をつけて。
(2人を見送り、ふぅと息を吐く)
番長方が来るのでしたら、何らかの調査をするのやもしれません。
お邪魔しないように、離れておきます。
僕は近辺で見張り番をしておきますので、お気になさらず。
(物理的接触が、あるとは思えないが)
(灯台は彼の守る場所。もしもそこに何かしているのなら)
(見過ごすわけにもいくまい。保険の為、一晩見張る)
竜城・陸 2022年2月4日
(去ってゆく二人を見送って、)
了解。ないとは思うけど、何かあったらすぐ知らせて。
こちらも同じく、とさせていただくからね。
(まあ、おそらく、“まだ”何もないだろうけれど――)
奉利・聖 2022年2月4日
ありがとうございます。
それでは。
(気の網を張り巡らせながら、その場を少し離れたのだった)