【イ】エムライブ『ro2e：』
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
ライブステージ。
今はまだ誰も居ない舞台、背面モニタ、観客席へと伸びる花道。
ステージは観客席と同様、暗い藍色に染まっている。
🌹概要
エムライブ二日目、『ro2e:』のステージです。
19：00頃からの開演となります。
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＃鬼叉羅魏・アンジェリカ
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
――……
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《暗い藍色。》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《ステージ背面のモニターに、サブリミナルのように》
《薔薇二輪と「ro2e」の書き文字が表示されて》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《再び、藍色。》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《そして》
《淡い照明がステージの上を舐めるように横切って、戻り》
《ステージの上に立つ人物を照らす》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《照らされたのはこちらだけ。自分からは、観客席の顔は見えない》
――……、
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《『荊刑番長』の刺繍が縫い取られたブレザーを肩から落とす》
（この板の上には今、自分しか居ないから）
（必要がない）
（今はただ、浸りたい世界がある）
《とん、と軽い足取りで前に出ながら》
《いつも首に巻いているチョーカーに指をかけ》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《引き千切る。チョーカーのトップに揺れていた、紫色の結晶が》
――、
《口を開くと同時にきらめいて、形を変える》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《卍器 『鏖殺絢・ナガレボシ』 》
《自分自身の根幹や願い、魂、何より脆くて決して失くなりはしないもの。それをもって、誰かに、どこかに、“何か”を示す。 たとえ正体が塵屑だとしても、自身を願い叶える流星に至らせる――そのために必要な姿へと変わる》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
どうか
《今は、この世界＜ことば＞を、示すために》
見逃しておいてよ
明日の予定はまだ いらない
《掴んでいたのは、二色の薔薇と荊代わりの有刺鉄線が巻き付いたストレートスタンドマイクだった。》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《一拍置いてBGMが流れ始める》
《チクチクと刻むようなハイハット、電子的なスネアドラム》
《スローなテンポのEDM》
《合わせて、淡い照明が2、3と増えて。ステージ上をゆらゆらとした軌道で照らし始めた》
――エムライブ二日目、ステージ名『ro2e：』――
―――――『 ビフォア・ダウン：』―――――
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《刻まれる音に揺らされて、再び歌い出す》
《普段話すときよりも少し低い、独りの声。》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
ひとりの夜明けと傷口に 夢も見ない
（遠くから声が聞こえるような気がするけれど、……遠くのことだ）
《俯き気味にふらり、ふらり、髪と視線を揺らしながら》
《ステージを歩き彷徨って》
目が覚めたらまた勝手に明日が来て……
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《足を止めて引き返し、また彷徨って》
大人の階段
. 押し上げられてく
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《ふと足を止めたのは、ステージから花道へと続いていく箇所》
《そのまま、花道の先端を目指して》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
――……、
《狭い道の上から、観客席を見る》
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《ここまで近づくと、観客席の顔がこちらからもしっかり見えた》
《ひとつひとつをぼんやり眺める》
《キラキラとした視線、確かめるような目線、睨むような眼、妙に姿勢の良い真顔――ひとつひとつ。》
邪魔なモノ蹴散らした後に、だけ
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
ふたりの体温で見れる――
（――……、）
（この距離で足元の観客席を見ながらは、少し歌いにくいな）
（それになんだか、あの顔もこの顔も、足元にあるのはしっくりこない。）
（だから）
イン ザ ワールド
どうか
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2022年1月30日
《花道の上から、観客席へと》
《
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