私立MM学園

【戦】あの遙かな蒼へと拳を伸ばす

一之瀬・一貴 2022年1月24日
前回は、拳すら届かなかった
格の差、ってヤツを見せつけられた

だからこそ

リベンジだろ?


場所:
グラウンド(大きめ闘技場展開済)


【本日の対戦カード】
『蒼海番長』   #竜城・陸
    V  S
『緑のチンピラ』 #一之瀬・一貴





2
0

竜城・陸 2022年1月24日
(――そこに付随する想いの起源を、知ったから)

(この力を――もう忌避したりもしない!) (無効票)
0

竜城・陸 2022年1月24日
(打ち落とされた、或いは置き去りにされたまま地に突き立ったそれは、ほどけて消えはせず)(大地を、大気を、凍り付かせてゆく)

(この場に満ちた“停滞”の魔力と、地より這い上る酷寒の冷気は、否応なく相手の体力を、生命力を、熱を奪うだろう)

(けれど――) (無効票)
0

竜城・陸 2022年1月24日
――まさかそんな締まらないことにはならないだろう?
(呟きは独り言のようでもあり、)(まだ呟きなど届かない距離にある相手へ語り掛けるようでもあり)

(そう、だから)(もう一手先をゆく必要が、ある) (無効票)
0

竜城・陸 2022年1月24日
(降り注ぐ氷剣の数は数十を下らない。砕ければまた新たに生まれ出て、彼を追い詰めようと殺到してゆき――)

(――気付いたろうか、)
(空を背にした竜の後背に)

  ・・
(“蒼い”氷剣が)(空の青に紛れるようにして、浮いている)


(――きっと戦いの嗅覚には優れているだろう)
(その彼の感覚を以てして、判るはずだ)

(“それは、今自身へ追いすがるものとは、全く別のものだ”と)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(流れる血は体力を奪い冷気は熱を奪い地に満ちる停滞は活力を奪い)


(そしてこの身に宿る闘志は、刻一刻と大きく燃え盛る焔となって) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(より速く、より鋭く、より的確に、より柔軟に、)

(停滞の領域を進む速度は、段々と上がり、そして)

(氷剣の死角に身を置いた凪の一瞬、空を見上げて)

(天舞う蒼と蒼。ニィ、と獣のように獰猛に笑って) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
、、、
こいよ
0

竜城・陸 2022年1月24日
(口の動きだけで――いや)

(本当はそんなの見なくたって)

(目が合った瞬間、わかった)

ああ。……凌いでみせてよ。 (無効票)
0

竜城・陸 2022年1月24日
(弧を描くように切っ先を彼へと過たず向け、整然と並んだそれが)
(あらゆる角度から、彼へ向けて殺到する)

(空の青に溶け込むそれは、単純に、当然に、視認が酷く困難であることはさることながら)
(弾いてしまえばわかるだろう、掠っただけでも知れるはずだ)

(それは、“冷たくはない”)
(その代わり、かすかに触れただけで運動感覚は鈍り、知覚は脱失し)

(――仮にその破片の一つでも、目に入ろうものなら)
(その視界は黒く塗りつぶされて、用を足さなくなるだろう) (無効票)
0

竜城・陸 2022年1月24日
(“氷”の権能。その司るは停滞と、静寂、静止)
(その“停滞”の魔力を強く織り込んだ――そういう術式だ)

(何も感じない、何も見えない、音ひとつない、手指ひとつ動かせない――深く昏い水底の静寂にも似た、弥終の氷獄)
(その、疑似的な再現ともいえるだろう)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(短く鋭く息を吸う、吐く、睨み付ける)

(一歩) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
("切り裂き迫る音"がない)
("氷剣を通った光"がない)
("空気を冷やす香"がない)
("身を刺す冷気"すらない)

      ヤベエヤツ
(あれは "終わり" だ) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(拳を握る、覚悟を決める、)

(二歩) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(掠めた肩の感覚が消えた)ち払った拳の感覚が消えた)が触れた膝の感覚が消えた)た横っ腹の感覚が消えた)臓の感覚が消えた)覚が消えた)が消えた)消えた)消えた)消えた)えた)た) ) ) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(削ぎ落とされるように消えて行く身体の感覚が音が色が香りが味が今どこを向いているかも歩いているのかも上がどこかも拳を握れているかも暗くも明るくもないただ何もかも進むことのない停滞は死よりも明確な)

(そんな)




        ケンカアイテ 
(何もない中で、お前だけが"見える") (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(それは執念)(“停滞”した世界の中で、お前へ進む。真っ直ぐに)

(それは意地)(“停滞”した肉体を抱え、しかし心臓は今も脈打ち)

(それは気合)(“停滞”?知った事か!俺は“拳を握っている”!!) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(拳に引き摺られるような不格好な拳を、真っ直ぐに)
(自らの状態すら、思考すら停まりゆく中で、振りぬいた)
0

竜城・陸 2022年1月24日
(――――ああ、)(すごいな、と思った)

(それでも彼は、拳を握るのをやめないのだ。) (無効票)
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竜城・陸 2022年1月24日
(事実、おそらくは)

(高空まで羽搏いてしまえば、容易く避けられる拳だったろう)

(だけれど決めていたのだ、最初から)

(その拳が届く距離に来たのなら――――)

 ・・・・・・・・・
(絶対に後退はしないと) (無効票)
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竜城・陸 2022年1月24日
(――さあ、)

(振り抜かれた拳は、何処を打ち据えるだろうか)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(感触) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(拳) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(自身ですら、感じる、のは、)

(心臓)
(拳)
(魂) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(だから、

ふりぬいた拳を、

心臓より、
少し、

上、
 
    顔は、

  ここらへ   ん) (無効票)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(思考が停まっていても、)
(一之瀬・一貴の魂は覚えている)

(ケンカの鉄則)

(“返してこい”)
(“ここだぞ、ここ”)

 マダヤレンダロ
“そんなモンか?”
0

竜城・陸 2022年1月24日
――――ッ!

(――ほんの 一瞬)

  ( 目の前に光が散った ような心地が、して、) (無効票)
0

竜城・陸 2022年1月24日
(立ってもいられないような眩暈と吐き気がこみ上げてくる)

(それを、)

(飲み下して、)

(踏みとどまる) (無効票)
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竜城・陸 2022年1月24日
(人より脆弱な自分では絶対に、真正面から受けるべきではないものだ、と一撃食らえばわかる――いや、食らうまでもない、最初からわかっていたことだ)
(だからこれはまったく合理的でない行動、個人的な事情だ)

(或る意味ではノイズとさえ言えるものかも知れない)

(“避けるべきだ”と指示する理性を捻じ伏せる、“絶対に後退しない”なんていう、拘りは) (無効票)
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竜城・陸 2022年1月24日
(だけど――戦いなんてきっとなんだってそうだ)

(使命も)(正義感も)(大義も)(遺志も)(復讐も)(不屈も)

(――きっとなんだって全て、“個人的な事情”以上の何物でも、ない)

(だって、それを決めるのはいつだって、自分なのだから)

あ゛あ―― (無効票)
0

竜城・陸 2022年1月24日
――痛゛いね、これ。

(声が、奇妙に濁っていた)
(――顎の骨が砕けているからだ。たった一発で、この有様だ)
(発声がうまくいかない。 濁って、歪んで、言葉になっているかもわからない)

(でも、)
(――倒れたりしない)(足を引きもしなかった)

(仰け反りもせず)(むしろ迎え入れるように前に足を踏み出しすら、して)

(――結果的にそれが功を奏したのだ。)
(相手の拳の勢いが乗り切る前に、無理矢理に当たる形だった、から)
(そうでなかったら、一撃で意識すら飛んでいたかもしれない)

言われ゛、なくても、 (無効票)
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竜城・陸 2022年1月24日
――返゛す よ、……!
(握った拳に、)(乗せたのは、――ひどく個人的な、身勝手な、「怒り」と、「決意」)

(――その拳が、ここまで届いたなら。)

(絶対に退かず、避けず、馬鹿みたいに真正面から、)
(「最後は殴り合って勝つ」と決めていた)

(だから、躊躇なく)

(握り締めたその拳を)
(顔面へ目掛けて、思いっきり振り抜いた)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(              )

(              )

(              )


(         感じたのは)
0

一之瀬・一貴 2022年1月24日
(            その)

(         拳の熱さと)

(        敗北の苦い味)
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竜城・陸 2022年1月24日
(――視界がちかちかする。)
(かと思えば、ぐらりと揺らいで暗くなる。)

(息を吐いて、吸って、)(治癒の術式を走らせる)

(千切れた肌を)(抉れた肉を)(砕けた骨を)
(接いでいく魔術は、物の数秒もしないうちに少年のかんばせを、元通りのそれに復元して) (無効票)
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竜城・陸 2022年1月24日
――――……。

(そこで、やっと、深く深く息を吐いて、)

(よろけるように屈み込んだ)(倒れた彼の、傍ら)

おーい、……大丈夫? 多分、そろそろ耳くらい聞こえると思うん、だけど。

(練り上げた術式は永続的なものではない。奪った体力も生命力も戻らないが、それ以外のものについては時間を経ると共に効果は薄れていくだろう――当然だ、殺すつもりではないのだから)
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一之瀬・一貴 2022年1月24日
(声が聞こえて)
(それが声だと認識できて)
(ものを考えていることに気が付いて)


(むくり、と上半身を起こす)
(そこでやっと、倒れていたのかと知って) (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年1月24日
く、

(体力もなんもかんもカラッケツだが、まァなんとか)
(ぶっ倒れるまでケンカをした時くらいの疲労感はおいといて)

っそぉーーーー!

あーめっちゃ悔しいなオイ!
えーマジかーーなんだアレ!

(わぁわぁ)
0

竜城・陸 2022年1月25日
……それだけ元気なら大丈夫そうかな。
(まあまだ本調子ではなさそうだけれど)

いや、悔しがられてもね。
あそこまで色々なものを削ったうえで殴り勝たれたら俺の立つ瀬がないじゃないか。
……あれはまあ、魔術……まあ魔術と言っていいな、あそこまでいけば。
一時的に君の身体の感覚を止めた――って言えばいいかな……
(神経や筋肉に傷害を与えているわけではない。いつものような冷気――いわゆる体温低下や凍結による外傷的な機能低下でもない。観念的あるいは概念的な“停滞”はそれ以上に説明がしがたかった)

……まあ、俺も成長してるってこと。
多少は“喧嘩”になってたろ?
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一之瀬・一貴 2022年1月25日
あーー……(わかるようなわかってないような顔)

まァ、なんだ。

(ニ、と笑って) (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年1月25日
いい“喧嘩”だったぜ。 (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年1月25日
(そのまま、大の字にごろりと転がって)

うおお冷てえええええ

次は勝つかんなあああ

         ダチ   ツギハカツ
(でっけえ声で“喧嘩相手”を讃えた)
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竜城・陸 2022年1月25日
――そう、そう思ってくれたのなら何よりだ。
(くすりと)(と、いうよりは、若干子供めいた無邪気な笑み) (、)
0

竜城・陸 2022年1月25日
(それもすぐに、いつも通り。穏やかな笑みへと戻って)

――おや、こっちこそ、次こそ近づかせたりしないからね?
(覚悟しておくといいよ、なんてくすくす笑って)

ああ、一応保健室に連絡しておくから。
動けるようになったら診てもらうようにね…………、肩とか貸そうか?
それともひとりで行ける?
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一之瀬・一貴 2022年1月25日
(上等ォ、と転がったままメンチきりつつ)

……いや、いい。

先ィ行ってくれや。 (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年1月25日
(そして、)

(しばらく転がり、人気も絶えた後) (無効票)
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一之瀬・一貴 2022年1月25日
満足はしねえ、できるわけもねえ、が…… (、)
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一之瀬・一貴 2022年1月25日
(転がったまま、拳を掲げる)


(あの、蒼い空へと)
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一之瀬・一貴 2022年1月25日
ハ。

、、、
届いたじゃねえかよ。
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一之瀬・一貴 2022年1月25日
【勝者:『蒼海番長』竜城・陸 】
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一之瀬・一貴 2022年1月25日
【この模擬戦<ケンカ>は終了しました】
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