【戦】造花は笑わず
一恋・未樹 2022年1月23日
今日も今日とて模擬戦日和。
この前の模擬戦の傷も癒え。
また特攻服を着てグラウンドにて闘技場を展開し、待ち人を待つ。
本日の相手は最強の一角。
…そして、一恋・花束のライバル。
こちらが持つカードを全て切るには、最適な相手だ。
書込み可能
ミーレ・ベルンシュタイン
一恋・未樹
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ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
(――おかしいな、と、思う。キツい言い方をする気もなかったのだけど)
・・・
……教導用の遺産だと思いますのよね。
残された記憶を記録とし、その技術を来る日に継、――
(誤魔化すように首を振りつつ、そう、口に、)
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ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
――――、は……?
(珍しく。驚いたように、目を見開いた)
(なんです? リミット? 件の遺産自体にそれ以上の能力があるとは――)
(いや、待て。「その通り」。否定しなかった。記憶を辿る?)
・・・・
(――どこまでです?)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
「生命の危機に陥った時」への同調。
……まさか。
箍を外すためだけに、死を体感しているんですか、貴方。
(ネメシス形態と、そう総称される力。――自分を含め、その現し方は様々で。彼にとりそれが、本当に死を目前にせねば外せない物であるのだとすれば)
(説明はつく。理屈の上では。――聞こえるわけもないだろう言葉を、温度のない声で囁きながら。幼い魔術師は、微かに鋭く、目を細めて)
一恋・未樹 2022年1月23日
(その通りだ。
一恋・未樹が持つ最大の二つの力は。
・・・・・・・・
死に瀕しなければ封印が解けない。
この封印は暴走しないよう――親に施してもらったもので)
(マジで不良だよなあ。喧嘩の為に、親から貰ったもんぶっ壊してんだから)
(なんて考えも浮かんだりした。断末魔の悲鳴を上げながら)
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一恋・未樹 2022年1月23日
(悲鳴がゆっくり止まった頃。
脂汗でいっぱいで。今にも死にそうな顔をした不良は。
木刀をミーレ・ベルンシュタインに翳して、唱えた。)
『我が力、依代より戻りて禁を破り――我が身を喰らえ。』
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一恋・未樹 2022年1月23日
『我に花は咲かず。我に器は非ず。我に咲くは――』
『造花なり。』
『二重解禁(デュアルアンシーリング)・造花咲(フォスフルール)!!!』
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一恋・未樹 2022年1月23日
(漆黒の木刀がどろりと溶け出し。
一恋・未樹の身体に染み込んだ。
この木刀こそが封印の鍵にして、普段力を移してある器。
その力を、本来の器である我が身に入れ直す。
これは、そういうパラドクス。)
(しかし。一恋・未樹という人間にその二つの力を受け止める器は足りず。結果。)
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一恋・未樹 2022年1月23日
https://tw7.t-walker.jp/gallery/?id=136500
(暴虐の力に相応しい器まで身体を巨大化させた、化け物がそこにはいた。)
―――――――――――――GAAAAAAAAA―――――――!!!!!
(全長は、5m程だろうか。
その身から鉱石と蔓草が溢れんばかりの怪物は、その巨大な腕を眼前の少女に向けて振り下ろした。)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
――――――、
(落ち着いた / 冷静に分析するような / どこか醒めた)
(そんな瞳が、振り下ろされる竜の腕を見上げて)
(――逃げることも避けることもなく、腕を交差させるように受け止めて、)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
(――受け流す、といっても、それは結局、如何に魔法のように見えても、辛うじて物理の範疇だ。限界がない、わけもない)
(故にそれは当然の帰結。べきりと、あっけなく、嫌な音がして)
(少女の細い体を叩き潰さんと、)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
(――――――そう思えた時には)
・・・・・
(もう、治っていた)
(砕けるはずの腕が、時間という不可逆の絶対を逆転させ、元の状態へと戻り、その逆行を以て、押し返せるわけもない竜の腕を押し返す)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
(理性を残しているとも思えない異形の竜を、赤い瞳がじっと見上げ)
聞きなさい、一恋・未樹。
(澄んだ声が、響く)
(言葉で止まる状態でもなかろうし、聞こえてもいるかも怪しいものだが。――承知の上で、語り掛ける声)
一恋・未樹 2022年1月23日
GAAAAAAAAA――――!!!!
(無論。
今の一恋・未樹には声は届かない。
未樹としての理性は力の解放により最早欠片も無く。
眼前の脅威――矮小な筈の存在を排除出来ないことを訝しむように首を傾げた。)
(そして、腕では足りないのかと、蔓草の塊で出来た尾も襲いかかった。
喉は何かを吐き出そうというのか、点滅を始めている)
GURUUUUUUUUUU―――――!!!
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
(尾の一振りに、小さな体が軽々と吹き飛んだ)
(かは、と息が漏れ、――すたん、と、着地した時にはもう治っている)
(「この相手を単純な打撃で倒すのは難しい」とケモノに見せつけるように、ゆっくりと体勢を戻し、静かに見つめて)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
――わたくしは、貴方のやり方を否定しない。
元より怒りを糧とし、危機を利するが復讐者。
あらゆる手段を以て成したいことがあるのなら、
・・・・・
手段を択ばないことは、貴方の勝手です。
わたくしは魔術師としてそれを赦し、番長として如何様にも受け止めましょう。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
だから。
わたくしが怒っているのは、そこじゃない。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
(語り掛けながら、体内から出すことも出来ない僅かな魔力――見えざる手を以て、「それ」に触れた)
(卍器、ゲツエイ)
(これなしの今の自分が殴り倒すことが可能だとしても、無事に止められるかどうかは怪しいもの。――かといってこれの展開は、不味いだろう。――まだ彼の中に枷が残っていたら、今以上にぶち壊してしまうリスクがある)
(無差別の癒し。その優しくも残酷な、取り回しの悪さ)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
(――――それがどうした。相手の使い方を説教しておいて、領袖のこの身が、それを使いこなせずにどうする)
(見えざる手を内部に差し入れて、起動を命じた)
(髪飾りが、白い光となってほどけ始め。――魔法陣として自動的に展開しようとするそれに、月光が取り戻した己の魔力を片端から注ぎ込み)
(仄かな、白い光)
一恋・未樹 2022年1月23日
(一恋・未樹だった化け物は。
打撃だけでは倒せないと学んだように腕を引いた。
そして。
喉を一度引いて)
GAAAAAAAAA!!!!!!!!
(口から炎を吐き出した。
先程まで木刀に宿らせて使っていた炎の、その数倍の量。それを吐き出した)
(さらに)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月23日
(振り回していた尾が
・・・
ガバリと口を開いた。
そちらからは、滴るような紫の液体を同時に吐き出した。
こちらは酸だ。
一恋・未樹が普段使いたがらない力も、躊躇なく振り撒いた)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
(白の光が、差し伸べた右腕の周りにだけ渦巻いた)
(変えたわけじゃない。ただ留めただけ。数秒後には通常の形で顕現し、竜を照らすだろう)
(だからそれまでに、あるべきの過程の大半をすっ飛ばしてアドリブで術式を組み上げる)
(――巻き起こるのは、風。炎と拮抗し、渦巻き、炎の竜巻となったそれが酸に抗って)
(みっともない術、と、自分で苦笑した。普段の如き精緻なコントロールなど見るべくもない。こぼれた火の粉が、弾けた酸が、体を傷つけるのを、癒すのは後回し)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
未樹くん。
それは、誰かが後に、遺した力でしょう。
目的はどうあれ、それを以て災厄に抗えと、この学校に。
わたくしが怒っているのは――
(騎士団。怪しい組織だ。さっきの、教導用なんてのもただの予想に過ぎない)
(でも。少なくとも、その持ち主の記憶を辿り、死を実感したというのなら)
(それは、)
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ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
理想に殉じた誰かの死を。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
子供に自分の死を見せつけて苦しめるなんてことに使わせて冒涜した、その醜悪さですわ。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
告げる。
(魔術師が囁くは世界の理、その一端)
(観察と研究によって「正しい流れ」を読み解き、引き寄せ重ねて再現する、摂理の魔術式)
ソノシハオマエノモノジャナイ
『人の心は重ならず、ただ寄り添うのみ』
アナタハマダイキテイル
『刻は巡り、春が来れば花は開く。何度でも』
キコエナイフリシテンジャネェデスワヨ
『目を閉じ、瞳を閉じようと、心を尽くす言葉は届く』
(平静を強制的に取り戻させる魂鎮めの風)
(生命力を賦活し、人の部分を強める清めの風)
(――これはついでに。意識を取り戻した後に夢の中ででも思い出せばいいと、口にした言葉、今あった光景を記憶の表層に叩きこんでおくソウルアクセス)
(あるいは何処かの歴史でそう呼ばれるだろう力を、続けざまに振るう。風が、炎と酸を押し退けて、拘束するように竜の周囲で渦巻いて)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
(ふ、と)
(ワープじみた高速移動。竜の目の前に現れた白の少女が、その頭を両手で挟み、)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月23日
『汝は未だ花の咲かせ方を知らぬ者。――しかして、造花に非ず』
『――少なくとも。そう信じた人がいたのでしょう』
(その、内部に魔力を伸ばし――――)
(死に瀕して解け、めちゃくちゃに砕けかけた、誰かの優しさという封印を)
(――荒っぽく解析し、強引に補強し、この場でかけ直した)
一恋・未樹 2022年1月24日
――GAAAA…………GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!
(化け物は。
触られた場所を抑えようとする仕草を見せた後。
苦しそうな声を上げて。
上げて。)
GOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!
(どんどんと、その巨体が小さく小さく
縮んでいって)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月24日
(縮みきった後には)
(不良少年が、地面にうつ伏せに倒れていた。)
(その後カラン、と。
封印の鍵である漆黒の木刀が空から地面に落ちて転がった)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
(静かに、ふわりと降り立つと)
(ぐらりと揺れた体を、なんとか立て直す)
(――や、ば。傷は治ってるって言ったって、こないだの今日でここまで無理する気はなかったんですよね……そう、苦笑して)
(でも、立て直したのは、もう一言だけ、伝えないといけないからで)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
ねえ。聞こえているでしょう。
「そのこと」だけじゃない。もっと周りを見て、誰が何を考えているのか、想像することです。
わたくしが言ったって、どの口ですけれど。……それでも、貴方に足りないのは、きっとそれ。
どんな道を選ぼうと、貴方の勝手ですが――
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
(……ああ、嫌だな、と思う)
(誰かの目指すゴール地点の否定。それを誰かに告げるのは、魔術師としてではない、ただのミーレにとって、この世で一番気が進まないことで)
(でも)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
その独りよがりな道の先が、花束には続いていないことくらい。
わたくしのような不出来な人間にだって、ひと目で分かります。
(そう、言い切って。――白の輝きを、髪飾りに戻した)
一恋・未樹 2022年1月24日
(倒れたままの少年は。
その言葉を聞いて。
体勢をうつ伏せから仰向けに。
腕で顔を隠したままで)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月24日
………あいつに。
通じる道は。
どこにあるんだよ。
コレが、オレが持ってる唯一の、あいつに無い力だったのに。
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
持ってる物を活かすことを、悪いとは思いません。
ただ、やり方を考えろってことですわ。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
――貴方の中の一恋・花束が、ただ強い力を振り回すだけで打倒できるような存在なら。
もう、何も言うことはありませんわ。
わたくし、怒ってますもの。
(ふーんだ、と、ちょっと子供っぽい様子を覗かせながら、最後にそう言った。……拗ねたような言い方になったのは、今のはちょっと、ブーメランだったかな、と思いつつ)
(ひら、と手を振り、背を向ける。――怪我はこれ以上ないくらい治したのだから、それ以上することはない、とばかり、歩き出して)
一恋・未樹 2022年1月24日
………
(立ち上がる。手を握り、放し。グーパーグーパー。
確かに治っているようだ。さすが白の番長。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月24日
(最初にこの力をぶつける相手に彼女を選んだのは。
・・・・・
どちらにも傷が残らず収まるだろうという目論みも、
少なからずあったからだ。)
(それでも。一度は使わなければ収まりは付かなかった。
使っても負けるのだ、ということを骨身に染みて認識出来てこそ――積み重ねることを、考えられる。)
待てよ。
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月24日
詫びと礼だ。
そっちに言うことがねえなら――こっちが勝手に考える。
その前に貸し借り無しにしたい。
ライブ行くぞ。裏方分かってる奴が居た方が、見方分かるだろ。
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
…………、は?
(きょとんと)(不思議そうに、立ち止まり、振り向いて)
らいぶ。……エムライブ、当日の話ですか?
そりゃあ、それこそ花束ちゃんたち3人の舞台とか、アン……紫ちゃんとか。色々、見に行くつもりではいましたけど……(当然実際に行ったことはないから、イメージが具体的でないのだろう。裏方云々のところが、ぴんとこない様子で首を傾げて)
一恋・未樹 2022年1月24日
分かりやすく言えばだな………
一恋・未樹 2022年1月24日
良い席融通してやんよ。
関係者席…まではまあ無理だな。後々面倒か。
それなりに見晴らしの良い席くらいなら取れると思うぞ?
あとは……ペンライトとかあるかケミカルでも良いが。ねえなら貸すぞ?
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
(ん〜……)(と、軽く、首を傾げて、何秒か考えて)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
……関係者席、というなら断っていたと思います。
わたくし、これでも楽しみにしてるんですのよ。
あの子たちが何を伝えたいのか。わたくしの見たことのない世界。――きっと、それは、ちゃんと「伝えられる皆」のところにいてこそ、分かるものだって。
もし、距離が近くてよく見えたって、その流れを外れちゃ、本質は掴めませんもの。
(そう、穏やかに笑ってから、)
(、)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
だからそれを踏まえて良いところお願いしますわね!!!(図々しかった!)
わたくしもちょっぴり言い過ぎた気がしなくもありませんし、それでチャラにしてあげますわっ(えへん)(と)(でかい胸を張って)
ペンライト――美空ちゃんに言われて用意したのがありましたけれど、あれ、色で応援決めますのよね。うん、じゃあ折角だからその辺のアドバイスを聞いて差し上げても――
一恋・未樹 2022年1月24日
おうよ。
今からだと……。
まあなんとかなるか…あっちにオレの席融通して…んであそこの席をグレード上げつつあの辺で…
(なんか色々把握して手を回そうとしているらしい。)
ペンライトはそうだな。
担当ごとに色が変わるが…ソロパートなんかでしっかりその色に切り替えたりした方が良かったりもする。あとライブ場で色々規制があったりするんだよ。
どこどこのペンライトは明るすぎるとか色合いがちょっと違うとかな。
その辺もまあ教える。美空から聞いたなら大丈夫だとは思うがな。
(、)
一恋・未樹 2022年1月24日
まあそんな訳で……場所変えようぜ。
席の話とか色々伝わるからよ。
(言いながら、横に並ぶ為に歩き出した)
ミーレ・ベルンシュタイン 2022年1月24日
ほうほう。場面があるとは初耳でした。であれば使い分ける意味もありますわね……なるほどなるほど、色で個人を象徴するとなれば細かいニュアンスも重要でしょう(割と興味深げに聞くあたり、本当に楽しみにはしているようで)
(――疲労だけはちょっぴり意識して隠して、歩いていくのでした)
一恋・未樹 2022年1月24日
(歩幅の違いを意識しつつ。
途中で地面に落ちた木刀を拾って
ゆっくりと歩いて行きました。)
一恋・未樹 2022年1月24日
(この模擬戦は終了しました。)