【個】反逆者
一恋・未樹 2022年1月22日
どうやら。
生徒会に喧嘩売ってる奴が他にも居るらしい、というのは聞いていた。
自分の場合生徒会へ、というより花束への反逆の意思を背中に乗せているが
そいつは、どうなのだろう。
どのくらい本気で喧嘩を売りたいのだろうか。
気になったので呼びつけてみた。身体に聞いた方が早い。
場所はいつものグラウンド。
決闘場の種は使用済み。
木刀を構えて、時を待つ。
書込み可能
一恋・未樹
天津峰・真央
1
一恋・未樹 2022年1月22日
(貴様に似ている?)
(竜を模した武装ってことか?)
(まともに身体に宿る力を使えず。
「身体の外に」持ち出さなければ力を使えない、オレより余程竜に近いだろう。この魔王の方が)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月22日
(「今日」使うつもりは無かったが。
今の闘い方では分が悪い。)
――仕方ねえ。「リミット」までの試運転だ。
(木刀を一度上に放り投げる。その間に特攻服の左右のポケットに手を突っ込み――掌をポケットから出した時には。
両手に獣皮性の手袋が嵌められていた。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月22日
――。
悪いな。
(無位の遺産「獣の悲鳴」。一恋・未樹が持つ唯一の遺産。
その効果は微々たるもの。
「歴代使用者の記憶とリンクする」。それだけだ。
しかし騎士団に属したものの記憶と同調出来れば――)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月22日
(「体術、武器術の腕前が良くなる」。)
(無造作に放り投げた木刀を掴み直すと、
先程までと打って変わり、剣術を修めた者特有の足捌きと体捌きで真央に近寄り、斬撃を加えようとした)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月22日
(尻尾の勢いをそのままに、くるっと一回転)
ふむ、手ごたえは……微妙であるな。
耐久値の予測をもう少し上方修正しておこう。
そして、何か出して来たようだが。
たかが一装備……などと、油断はしない。
魔王は等しく手心加えず!
(体勢を立て直して)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月22日
だいたい甘いのだ!
戦術において重要なのは射程距離!
つまり、離された時点で貴様の負けだよ!
ガンモード、バースト……
(手に持つ武装を構える)
(より、早く。今までと比べ物にならない速度と練度で、斬撃を叩きこまれる)
おまっ、はやっ……くっ!!!
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月22日
(鋼鉄の鎧の奥にまで、衝撃が伝わる)
あ痛たた……データを取り直しではないか!面倒な!
しかし、基本戦術は変わらんはずだ!なら、バースト!!!
(翼が開き、バラバラに分解される)
(それは、美樹の周りへと展開されて)
シュート!!!!!
(同時、手の武装から、大量の光弾が散弾の如くばらまかれ)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月22日
魔王相手に、パーティーを組んでいない事を悔やむがいい!
跳弾であるッ!全方位のな!!!
(適当にばら撒かれた弾丸は、展開された幾つもの翼に当たり、跳ね返る)
(まるで、鳥籠の中でスーパーボールが飛び跳ねる様に、勢いをつけて。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月22日
チ……
(囲まれた。攻め切れなかったかと述懐しつつ、また符に手を伸ばす。)
(獣の悲鳴による強化は時限付きだ。死者の記憶との同調を長時間すれば――勿論。一番強烈な記憶である「最後の記憶」までもとリンクしてしまう。
そうなるまでに決着させなければ。)
「属性装填(インストール――
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月22日
「二重(ダブル)」
我が力、依代に宿りて形を為せ。
宿るは混沌。
宿るは酸。
矛盾を孕む、坩堝なり。
(瞬間。未樹の持つ漆黒の木刀から、黒い粘液が未樹を取り囲むように広がり、全方位弾丸からの盾となった。)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月22日
……防がれた、か。
それについては未知の武装である。
粘液での防御、か。単純に硬質化とは別種か?
ふむ、興味深い……。
(冷静に、観察を行う。)
(展開していたユニットを戻し、再び大きな翼となる。)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月22日
(予測計算では後数分……いや、粒子を消費すれば更に短い、か。)
さて、踊り続けるのも飽きただろう、生徒会上等。
そろそろ決着をつけるかね?
お前のデータはだいたい揃った。
後は……見せてみろ。頂点に、生徒会会長に、そして、天に。挑む貴様の覚悟とやらをな。
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月22日
(背部ユニットから、アンカーの様な物が射出される。)
(それは攻撃ではなく、単純に地面へと突き刺さる)
(まるで、何かを固定する様に)
そして、今一度問おう。
どうしてお前は天辺を目指す?
世界征服がしたいという訳でもあるまいに。
何故、そのような夢を見る。
一恋・未樹 2022年1月22日
夢じゃねえよ。
約束だ。
花束とした約束じゃあ、ねえけどな。
オレは、あいつに勝ちたい。
勝たなきゃいけねえ。
勝って、あいつを守れると証明しなきゃいけねえ。
そんだけだ。世界なんざどうでも良い。
欲しいなら勝手に手に入れてろ、魔王さんよ。
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月22日
(恐らく。一番デカいのが来る。
魔王の持つ武装が竜を模したものと仮定するなら――恐らくブレスに類する力。大砲だろう。)
(直撃すれば、鱗を付与していても敗北は必死か。)
………
番長と生徒会以外に。
使うつもりは無かったんだがな。
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月22日
・・・・
(片方だけなら。ギリギリ制御出来るかも、か。)
いいぜ。来いよ魔王。
さっさと本気見せてみろよ。
天津峰・真央 2022年1月22日
……約束、か。
詳細は知らん。が、お前には信念があるようだ。
訂正して非礼を詫びよう。
貴様の行いは戯言ではないと。
(漆黒の両翼が、一段と大きく開かれる)
(鋼鉄の尾が、地へと深く突き刺さる)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月22日
世界なぞどうでもいい、か。大物か、阿呆か。
確かにどちらにしろ。お前は魔王とは別の側の存在だろう。
故に、私とお前が争う意味はきっとないのだが……。
魔王は、負ける訳にはいかないのだ。
大儀が、あるからな。
さて、覚悟があるのなら。
手向けだ!一発持って行け!浜にて回収くらいはしてやろう!
(両翼が赤く、紅く、光輝く。轟轟と音を立てて振動する)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月22日
(空間が歪んで見えるほどに。時の流れが、そこだけ違うかの如く)
(「力」の存在が、そこには垣間見えた)
さあ!矮小なその身で受け止めるがよい!
刮目せよ!魔王の一撃を!
最強無敵天上天下魔王砲!ふぁいあ!!!!!!
(太く、大きく、一際輝く赤の光が、放たれた)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月23日
(マジで来た。確かにブレス。大砲。その類のもの。
時空すら歪む、魔王の力。)
(手袋を片方外し。
全ての符を引きちぎり。)
(傍目には。自殺志願者にしか見えないだろう状態で。
一恋・未樹はその力の本流をその身に受けた。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月23日
(ああ。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月23日
ごめん、父さん。
・・・・・・
破っちまった。
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月23日
(そう呟くと
一恋・未樹の身体は力の奔流に消えた。)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月23日
(強大な出力であれば、それだけ負荷も激しい。当然の理論である。)
(吹き飛ばされそうな力の反作用を、されどなんとか耐え抜き)
(鎧の漆黒の輝きは鈍い光となり、赤色は最早見られないが)
(それでも、彼女は立っていた)
粒子濃度極低下……改善の余地は大いにあるな。
相手が単独の時以外のパターンも用意すべきだろうか。
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月23日
防御の様子は、見受けられなかった。
もとより、この超魔王砲を受け止められるとは思わぬが。
……思ったよりもあっけなかったな。生徒会上等よ。
一恋・未樹 2022年1月23日
(一恋・未樹が
属性装填という外部に自分の素養を付与する理由の一つは。)
(自分の身体の中にある力を、そのままでは使えないからだ。)
(何故ならば)
(一恋・未樹の中に眠る素養の内。
ある二つの力だけが図抜けて高く。図抜けて強く。
・・・・・・・
その身を蝕んでおり――そんな身体で他の力を自在に使える程には、一恋・未樹という「器」が大きくないからだ。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月23日
(力の奔流により巻き上げられた土煙の中で)
「我が力、依代より戻りて――」
「禁を破れ。」
「解くは種。蔓延る種なり。」
(少年が、言の葉を紡いだ。)
(無効票)
一恋・未樹 2022年1月23日
(半身が失われた少年の手にあった漆黒の木刀が
・・・
どろりと溶け出し、その溶けた中身が、未樹の身体に還元された。)
(半身を失った筈の少年が、しかし。)
(身体中から蔓草が生え出しその蔓草が、新たな肉を形成しようと蠢いていた。)
(そして、足りない肉を求めるように)
(暴れる植物が。真央に向けて触手のように伸び始めた。)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月23日
今、何か聞こえ……?
(優雅に、傲慢に、あるいは慢心か。)(ともかく、勝利は確信していたのだ。)
(あれだけの力の本流だ。人の身では、まともに受けては対処の仕様がない。)
(ならば、もし、それを受けてなお立っているのであれば)
(それはきっと。まともでなかったのであろう)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月23日
はぁ!?お前、いったい何を……!
くっ、間に合うか!?
(防御態勢を取る。といっても、気休めでしかないが)
(無効票)
天津峰・真央 2022年1月23日
アンカロープ、パージ!魔王の尾、収納!
くっ!!!!
(詳細は、省くが。今の鎧は、半分抜け殻である)
(輝きの無いそれは、魔王のドレスとは程遠く)
(耐久性の失われた金属は、暴力によって簡単に破損していく)
翼と、外装がっ!!!
一恋・未樹 2022年1月23日
(外装を引き剥がした植物は、それでは飽き足らず。
天津峰・真央の身体おも狙おうと蠢く。
その刹那)
(演出継続)
一恋・未樹 2022年1月23日
(蔓草が新たに肉を生成し……大怪我が無くなったように見える未樹が、また言葉を口にする。)
「属性封印(シーリング)」……さっさと、戻れ……。
(それだけ言って、未樹は膝から崩れ落ちた。
その手には。先程溶けた筈の木刀がまた握られていた。)
天津峰・真央 2022年1月23日
……えらく優しいのだな、最近の不良は。
(外装は全て食い破られた。刹那の差、だった。)
どのみち、私の作品が破られた。
粒子……エネルギーも、枯渇である。
この状態では、一発殴られただけで私は吹き飛ぶだろう。
この喧嘩……お前の勝ちだ。今回はな。
(立ち尽くしながら、崩れ落ちた姿を見てそう告げる)
(傍目には、どちらが勝ったか不思議な図であるが)
天津峰・真央 2022年1月23日
まあ次やったら勝つがな?????
魔王の圧倒的な勝利でな??????
一恋・未樹 2022年1月23日
(息も絶え絶えで、地面に寝ている状態で)
……オレ、も。
お前のち、からは測れた……魔王。
わり……今一歩も動けねえから誰か呼ぶか、運んで、くれ……
(もはや勝ち負けはどうでも良いようだ)
天津峰・真央 2022年1月23日
え?私が運ぶの???お前を???
まあ、呼んで来てもいいけど……もう少し話があるからな。
んーと。これくらいならまだやれるか……。よいしょっと。
(ちょこまかと動いたかと思うと、鉄の板に雑に車輪がついたような担架?が出来ている。ロープで引っ張って移動できるようだ)
おらっ!乗れっ!
(転がし転がし)
一恋・未樹 2022年1月23日
(転がされる。自分で頼んだからか、転がされた事に憮然としている割に、不満は言わなかった。)
……話、って。なんだよ。
今の力のことなら……今の疲れた状態じゃ、説明しきれねえぞ?
天津峰・真央 2022年1月23日
いや?再現不可能な力に興味は無いが。
まあ、データをくれるなら喜んで貰うがな。
どうせ個々人の特異性による物の可能性が高いだろ。
そうではなくてだな……
(演出継続)
天津峰・真央 2022年1月23日
貴様の信念は良く分かった。
詳しい話はよく分からぬが……まあ、それは互いにであろう。
ともかく、道行自体は同じらしい。行き着く先は知らぬがな。
故に、混世の魔王の手を取るがいい!「生徒会上等」!
結果に近づくのであれば。過程で相乗りしても別に問題はないであろう?
一恋・未樹 2022年1月23日
?
……協力しろ、ってこと……か?手を取れ、って……?
天津峰・真央 2022年1月23日
だって生徒会長は何かヤバ目なオーラ出してるし怖いし……この前追いかけられたし……
で、ではなく!まあ私一人でもなんとかなるが!生徒会騎士団もいっぱいいて面倒ではある!
それに、貴様は生徒会長に何かしらの想いがあるのであろう?
ならばだ。先を競うにしろ、相反するにしろ。
監視もできた方が都合が良いだろう。生徒会長の敵をな。
一恋・未樹 2022年1月23日
……花束怖がったら弄くり回されるに決まってんだろ……
監視も出来た方が――なあ。
まあ、魔王が強いのは分かったが……
具体的に何すんだよ。定期的に喧嘩すりゃ良いのか??
それとも荷物運びか?生憎機械までは詳しくねえぞオレは。
天津峰・真央 2022年1月23日
え?具体的?(え?具体的?って顔)
一恋・未樹 2022年1月23日
……お前考えてから喋れよ………魔王……
天津峰・真央 2022年1月23日
何だお前はー!不良の癖に賢い面しやがってー!
これから考えればいいのだこれから!
そうやって決断を焦る奴はハゲるぞ!ツルッツルになるぞ!!!
一恋・未樹 2022年1月23日
むしろお前があんな頭良さそうな武器使っといてたまに語彙力と思考がすごく……残念……
一恋・未樹 2022年1月23日
ハゲねーよ。爺会ったことねえけど。
天津峰・真央 2022年1月23日
誰が残念だ!貴様はいちいち失礼だな!
運んでやってるのは誰だと思ってるんだ!
もっと尊敬と畏敬の念を込めるべきである!
まったく、保健室に放り込んでやる!
(がらがらごろごろと音を立てて運んで行く)
一恋・未樹 2022年1月23日
諫言受け入れるのが良い王ってやつらしいぞ。
魔王サマ。
(皮肉を言いつつ運ばれていく)