【個】祭りの前のある日常
霧雨・龍雅 2022年1月16日
エムライブ――紫のクラスが主となって行われる芸能の発表会。
そのイベントを数週間後に控えた、とある日の学園での出来事です。
授業が終わってこれからお昼休み。
勉強道具の片づけをしていた彼は、ある物に気付くのでした。
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霧雨・龍雅 2022年1月16日
(先ほどまで使っていた筆記具やノートを鞄にしまっている途中、指先に触れた何かの感触。おや、と首を傾げてそれを取り出してみれば)
これって……
(出てきたのは、青いパッケージに入れられた棒状の物が2つ)
……そういえば、買ってからそのままだったな。
どうやって光らせるんだろ。
(それはライブのお供、使い捨てのサイリウム。彼は興味深げにそのパッケージを見つめます)
雨谷・葛良 2022年1月16日
(ささっと片付けを終えて、これからお昼いきますか――というところで、)
……何してんです?お昼いかねーんですか?
(席についたまま何やら見ている友人に、後ろから声をかけた)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
ん……? ああ、つづら。
や、お昼には行くんだけど、その前に……
(もしかして彼女なら知ってるかも、という一縷の望みをかけて、手にしたサイリウムを彼女に差し出して)
これ、光らせかた分かる?
雨谷・葛良 2022年1月16日
ふぇ……?(きょとん、と差し出されたそれを見て)
また変わったもん持ち歩いてるですね。サイリウムですか。
つづらも前に1回試した程度ですが……
軽く折り曲げるんですよ。こう、ぱきっと。
(ぱきっと、と)(手には何も持ってないが、持ってるイメージで仕草をしてみせた)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
ぱきっと。
(言葉を繰り返し、パッケージ片手に胸の前で折るジェスチャーをして)
……えっ、大丈夫?
割れたり中身漏れたりしない……?
(大概のことは鵜呑みに信じる彼ですが、さすがに今回は少し訝し気です)
ほら、もうすぐエムライブだからさ。
アイドルを応援する時って、こういうの持っていかないとダメなんでしょ?
雨谷・葛良 2022年1月16日
だから軽くです、軽く。
あまりつづらも詳しくはねーですが……それ内側に、割れやすい筒が入ってるみてーなんですよ。
その内側の筒だけ割ると光るです。
……思いっきり折ったらダメですよ?
(赤のクラスの子の腕力でやったら、壊れるくらい折りそうだなぁと。念の為一言付け加えて)
(無効票)
雨谷・葛良 2022年1月16日
ああ、そういえばそろそろですね……。
紫のクラスが頑張るんでしたか。
誰が何やるのかまで把握してねーですけど、すると誰か応援する予定ありってわけですか。
絶対必要ってわけでもねーと思うですけど、あると盛り上がりそうですねー。
霧雨・龍雅 2022年1月16日
へえぇ、中だけ……繊細なんだね。
(パッケージされたサイリウムを、手慰みに指先で小突いてそんな事を言って)
……うん、なるべく気を付ける。
(彼女の言葉に神妙に頷きます)
(無効票)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
そうそう。主に紫って話だったけど、他のクラスの人達も出るとかで。
天音が出るらしいから、応援しようかなって。
(ちょっぴり気合が入った様子で、同じ学年のアイドルの名を出して)
青のサイリウムで応援されたら嬉しいって言ってたから、準備だけしてたんだ。
雨谷・葛良 2022年1月16日
あまね………あ、みーちゃんですか?
なるほどそこの応援のためですね。
色まで指定ありとはこだわりあるですねえ……。
(イメージカラーというところでしょうかと。なんとなく印象としてはわかりますが)
(無効票)
雨谷・葛良 2022年1月16日
つづらも見に行くくらいはしようかと思ってたですが、小道具までは準備してなかったですね……。
……と。お昼の時間もったいねーですし、とりあえず食べにいかねーです?
(なんなら歩きながらでも話はできるでしょうし、とランチバッグを示した)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
うん?
(と小首を傾げましたが、美空だからみーちゃんか、と合点がいったように頷き)
へぇ……親しいんだ?
(ニックネームで呼ぶくらいなんだから、きっとそうなんだろうと頷いて)
そうだね、アイドルとしてのこだわりってやつかも。
……と、そうだね。
とりあえず、移動しよっか。
(サイリウムを制服のポケットに突っ込んで、鞄の中から新たに取り出したのは購買のビニール袋。新作の菓子パンが出たとかで、興味を惹かれて授業が始まる前に買っていたのです)
雨谷・葛良 2022年1月16日
親しいと言うか……つづら的にはアイドルをそう呼ぶのはどうかと思わなくもねーですけど……
みーちゃん本人がその方がいいって言ったですからね。
(代わりに向こうからもつーちゃんと呼ばれていたりはしますが、そこは今は置いといて)
……食堂使うとかじゃねーんです?
え、お昼それです?
(出てきたビニール袋を見て、少し首を傾げた。量は足りるのだろうか)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
ん。そうなんだ。
ニックネームで呼んでるから、仲良いんだと思ってたけど。
……ああ。じゃあそれ、仲良くなりたいって意味なんじゃないかな。
ニックネームで呼んでほしいって。
(無効票)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
ん。
(こくり、と頷き一つ)
新作らしいから、ちょっと気になって買っておいたんだ。
それと……
……この前、ちょっと贅沢しちゃったから。
しばらく節約しようかなって。
雨谷・葛良 2022年1月16日
まーつづら的にもクラスの子と仲良くしてーのはそうなんですけどね。
折角一緒になってるわけですから。
(それはそれとしてニックネーム呼びなどあまりしないので、ちょっと慣れない心境はあって)
(無効票)
雨谷・葛良 2022年1月16日
ああ……なるほど、それなら移動しねーで教室で食べてもいいかもですが……
食べるための場所ってことで席だけ食堂に借りにいくのもいいですが……
……それよりまず。
食事に影響出さないと行けないくらい、何したんですか。
(1段階声が低くなった。食事をないがしろにするのはよくない派のつづらです)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
ん。
(おっと)
……えー、と……
(雰囲気の変わったつづらさんに、圧倒される178cm男子。こういった圧を掛けられるのにはあまり慣れてないのか、一度視線を逸らして)
(無効票)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
………………
……パフェを。
食べました。
でっかいやつ。
(叱られた子犬のようにしゅんとして言うのでした)
雨谷・葛良 2022年1月16日
はーーーー。(でっかいため息)
スイーツなら仕方ねーですね……仕方ねーですが……。
きちんと普段の食事を維持できる範囲で楽しんでこそ、スイーツですよ。
特に龍雅さん、身体動かすのが主じゃねーですか。
きちんと元気でる食事しねーで、満足に動けなくても知らねーですよ?
(とはいえ)(スイーツそのものには理解を示すわけですし。甘いものおいしいですからね)
(無効票)
雨谷・葛良 2022年1月16日
まぁその話は置いとくです。
で、どこで食べましょうかね?
(屋上……は流石に寒かろう。教室で済ませてしまうか、食堂の席を借りるか……日当たりのよくて風の通らない中庭なら、屋外でもいいかもしれない)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
はい……
(しょんぼり。ため息に肩を落として応えて)
たまには贅沢をしても良いかなって思って……
うん。気を付けるよ。
(彼女の言ってることはごもっとも。素直に頷きを返し)
ん。外はさすがに寒いと思うし……
じゃあ、食堂で席を借りて食べよっか。
(と、立ち上がります)
雨谷・葛良 2022年1月16日
たまの贅沢は、もちろん大事ですよ。
自分へのご褒美ってやつですねえ。
(こくりこくりと頷いて、一緒に歩いてって)
でもまーそのための貯金は、食費削る以外にしとけです。
健康が一番ですからね。
(無効票)
雨谷・葛良 2022年1月16日
……で、ところでなんですけど。
つづら正直あんまり紫のクラスに知り合いいねーもんですから、他あんまり知らないんですよね。
龍雅さんの知ってる範囲では他に見に行くみたいなのあるです?
霧雨・龍雅 2022年1月16日
……そう、だね。
うん、健康なのが一番。
食べ物を節約するのは、今度からやめておくよ。
(と、いつになく真剣な様子で返しながら、食堂がある文化校舎の方へ足を向けて)
(無効票)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
ん……あれ、そうなんだ?
俺も紫のクラスに、特別知り合いが多いわけじゃないけれど……
……そうだね。もう一人、応援したい人がいるんだ。
二瀬、って人なんだけどさ。
歌がとっても綺麗で、よく図書室にいる女の子。
どんな発表をするのかは当日のお楽しみだって言ってて。
今から楽しみなんだ。
雨谷・葛良 2022年1月16日
つづらのいる白のクラス以外だと……
時々兄さんを探しにいく関係で赤のクラスにはちょこちょこ知ってる顔いるんですけどね。
次に緑でしょうか……?
(改めて知ってる顔を思い浮かべてみると、やはりクラスに偏りがあるようで)
……図書室……なるほど、図書室に居る方ですか
(あまり自分ではいかないエリアだった。読みたい本は自分で買ってしまっていたし。)
(無効票)
雨谷・葛良 2022年1月16日
推しが多いのはいいことですからね。
この学園で名前が知れてるのはみーちゃんのとこなんでしょうけど、他にも在籍者はいるはずですし、
皆の活躍がみられるのはいいことです。
(二瀬さん、なるほど、と)(こういう時にチェックする舞台を増やしておくのです)
こういう機会だから、手伝えることでもあればいいんですけどねえ。
(白のクラスの出番は、無いほうがいいんですが)
(さておき食堂へ向かって、開いてる席があるかを覗き込みます)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
緑……?
(はて。白と赤に知り合いが多いのは彼女の言ってる通りの理由でしょうが、緑のクラスとの縁というと……)
……ああ。そういえばつづら、衣装とか縫えるって言ってたもんね。
緑の知り合いは、そっちの絡み?
(なんて興味本位で聞いてみて)
推し……応援したくなる人、だよね。
うん、そういう人はたくさんいる。
みんな自分なりに目指す所があって、そこに向かって頑張ってて。
支えてあげたくなるんだ。
(うんうん、と深く頷いて)
(無効票)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
ん。
……いっその事、つづらも参加してみたらどう?
それで場が盛り上がったら、イベントのお手伝いにもなるでしょ。
(言いながら食堂を見渡して。空いてる席を見つけると、ちょいちょいと手招きしてからその席へ向かおうとしました)
雨谷・葛良 2022年1月16日
ふぇ?(衣装……?と聞かれると、ふと首を傾げて)
いえ、そういうわけではないんですが……
でもまるっきり違うとも言えねーですが………
……。
そういえば、なんでつづら緑のクラスの子に、衣装作ってんですかね。
普通は逆ですね……?
(自分で考えてみて、何かちょっとおかしいと首を傾げながら、示された空き席に座って)
(無効票)
雨谷・葛良 2022年1月16日
応援するのはつづらでもできるですが、される側で参加するのはちょっと難しいですよ。
特別つづらに何かできるわけじゃねーですし。
(一芸、何か持ってるかと言えば特にそんなものはなく。基本的にはただのオタクである)
(言いながらお弁当を広げます。今日は鶏の唐揚げです)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
(あれ? と首を傾げて)
てっきり作り方を教えてもらったり、材料分けてもらったりの縁だと思ってたんだけど。
つづらが、緑のクラスの人に作ってあげてるんだ?
(これまた意外そうに。前に話を聞いた時は趣味の範囲だと言ってた記憶がありますが……)
……なんか、すごく興味沸いてきたな。つづらが作った衣装。
(緑のクラスが欲するクオリティの衣装、果たしてどのようなものなのか……)
(無効票)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
(空き席に座って菓子パンの袋を開けます。中から出てきたのは、チョココーティングされたパンに、たっぷりのクリームとフルーツソースを挟んだ菓子パン! カロリーのお化け!)
ん……そっか。
ちょっと見てみたかったんだけどな、アイドルっぽいつづら。
(なんて、少しばかり残念そうに呟いてからパンを齧ります)
雨谷・葛良 2022年1月16日
そうですね、変ですね……?
まー緑のクラスって一言で言っても、洋裁が得意な人ばかりじゃねーってのは、それはそうなんですけど。
作り方は自己流だし、材料は普通に買ってきてるです。
(そういえばちょっと足りない糸があった……などと、言いながらふんわり思い出しつつ)
(無効票)
雨谷・葛良 2022年1月16日
見た目だけしかアイドルっぽくはできねーですよ。
ほら、つづら運動はダメですし。
(ダンスなど求められたら間違いなく無様なことになる。なるのだ)
そういう衣装を見せることくらいなら、まー……できなくはねーですが……
(ごにょごに小声で言いながら、食べ始め―――る前に)
(お弁当の蓋に唐揚げ、カットしたきゅうり、ミニトマトとひょいひょいと乗せて)
(無効票)
雨谷・葛良 2022年1月16日
はい。食えです。
(それをすいっと差し出した。食堂備え付けの爪楊枝でつまみやすいものチョイスのようだ)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
同じ緑でも得意分野が違うっていうのは、確かにその通りなんだけどさ。
それで頼る先が同じクラスの得意な人じゃなくてつづらっていうのは、腕前を見込まれてる証拠だと思うよ。
(やっぱり凄いんだなぁ、なんて尊敬を籠めた眼差しになって)
(無効票)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
そっかぁ。
得意分野が違う……ってやつだね。
(今しがた言ったばかりの言葉を、冗談めかして繰り返して)
ん……本当?
だったら、見てみたいな。
すごく興味ある。
(ワクワクとした感情を抑えきれなさそうにそう言い)
(無効票)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
(ひょい、と差し出されたお弁当箱の蓋に、目を丸くしました)
……良いのかい?
雨谷・葛良 2022年1月16日
ま、まー先輩には気に入ってもらえてたみてーですけど……。
ほんとにただの趣味なんですけどねぇ。
(喜んでもらえたのは確かなのですが。実態はただのコスプレというのが言いづらいところではある)
……まぁ、その。
アイドルの衣装を作る予定は実際あるんで……その試作品くらいなら……
(問題は。そのデザインは自分向けの衣装ではないので、自分に合うから怪しいところなんですが)
(ダメとも言い切れないので、小さく頷いて)
(無効票)
雨谷・葛良 2022年1月16日
いいのかい、じゃなくて、食べやがれです。
男の子、いくらおっきくてもパンだけでは元気に身体動かねーでしょう。
つづらは元々少食なんで問題ねーんです。
(特別今日、多く作ってきたわけではありませんが。それでも問題ないと言い張った)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
謙遜するのも良いけどさ。
もっと胸を張って良いと思うよ、つづら。
その先輩がつづらを頼ってくれて、つづらはその先輩を喜ばせることが出来た。
それは紛れもない事実なんだからさ。
ん。やった。
それじゃ、見せてもらうの楽しみにしてるね。
(小さく頷く彼女の姿に、そんな嬉しそうな声色で言って)
(演出継続)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
…………
(彼女の言葉を聞いて、少しの間、ぽかんとして)
……うん。
ありがとう。
(なんだか、父さんを思い出すな。なんて。少しばかり懐かしい思いに浸り)
それじゃ、これはお礼。
デザートにどうぞ。
(まだ齧っていないパンの後ろの方をちぎって、お弁当箱の蓋の空いてるところへと乗せました)
雨谷・葛良 2022年1月16日
(言えないッ……話の流れでコスプレ衣装を作ることになっただけとは言えないッ……!)
あ、は、はは……そうですね。
代わりにちょっと高そうなものもらってしまいましたですし……
そのくらい喜んでもらえたとは、思うです。
(こくこくと、小さく頷いて)
(演出継続)
雨谷・葛良 2022年1月16日
交換じゃなくてもいいですのに……あ、でも美味しそうですねこのパン。
(乗せられたパンを、ただ返すのも逆に悪いでしょうし)
ありがとです。それじゃーお弁当の最後にもらうですね。
(きちんと肉野菜食べさせる目標は達成しているので、よしとします)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
(なんだか微妙に歯切れが悪い感じ。少し不思議に思いつつも、小さく頷く彼女に頷きを一つ返して)
うん。すごく美味しいから、食後の楽しみにしててね。
(なんて言いつつ、席に置かれた爪楊枝入れから一本取り出し、唐揚げに突き刺して)
それじゃ……いただきます。
(まずは一口。ぱぁ、となんとなく表情が明るくなったような雰囲気になって)
……美味しいね。この唐揚げ。
雨谷・葛良 2022年1月16日
口に合ったなら何よりです。
まー作り慣れてるですからね、料理はいつもやるですし。
(こっちに関してはそれなりに自信あるのか。素直に自慢げに笑いながら、自分も唐揚げ一つ口にして)
(満足気に頷きながら、食事を楽しみました)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
裁縫に料理、それに怪我の手当て……
何でも出来ちゃうんだね、つづら。
(唐揚げを飲み込み、感心したように言って。次はカットきゅうりに楊枝を突き刺して)
(そんな、何てことのないお昼時を過ごすのでした)
霧雨・龍雅 2022年1月16日
【〆】