【個】とある愛の話
赤薙・夜明 2022年1月15日
そう言えば……。お昼ご飯を食べない彼女は。
お昼の間どこに居るのだろう?
聞いて聞いて、訪ねて歩いて、辿り着いたのは礼拝堂でした。
#赤薙・夜明
#リップ・ハップ
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赤薙・夜明 2022年1月15日
(改めてここに来てみれば、昼休みの喧騒がどこか遠い世界のように静かです。ここで騒ぎたてようなどする人も居ない。人も少なく例え通った誰かが居ても。リップさんのその様子を敢えて指摘しようとする人も居ません)
ん……。
(リップさんの横たわる後ろの席に座り、そこから前に身を乗り出して)
リップさーん……お昼寝ですか?
(そう、遠慮がちに囁きかけてみます)
リップ・ハップ 2022年1月15日
(足音、声)
…………ん。
(声。明らかに指向性を持ってかけられたそれで、彼女の瞼がぼやっと開く)
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リップ・ハップ 2022年1月15日
おーん。
しっか
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
りふぁんふぁん(大あくび)
(マスクがあるので口元に手をやる必要もない。もとよりそんなことをしそうな柄でもないのかもしれないが)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
……珍しいとこで会うね? どったの?
(寝ころんだまま。身を乗り出してこちらを覗き込んでくる少女に、我が家の寮長に)
赤薙・夜明 2022年1月15日
はいしっか……夜明です。
…………リップさん、お昼休みは、こういう所に居るのですね。
確かに静かで、誰の邪魔にもなりませんけど……。
あまりよく眠れていないのでしょうか?
リップ・ハップ 2022年1月15日
(す。ころん。脚を天井に向けて上げ、下ろす反動で身体を起こした)
ししし。穴場的隠れ家スポットよ。
(横になっているうち乱れていないだろうか、軽く髪を撫でつけて)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
んー?
…………、
(……しっかりちゃん、そゆの隠されんのやなタイプだよなー。)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
ちこっとね。ちこっと
(🤏)
授業中寝らんないしさー。生徒会役員として。わはは。
(ほんの微か間はあったものの、あっけらかんと白状して)
赤薙・夜明 2022年1月15日
(起き上がる身体に、「わっ」と乗り出した身体を戻し)
ちこっとですか。(🤏)(リップさんのサインを真似します)
広報は、忙しいですからね。お昼寝は実際、身体に良いです。
かくいう私もお昼寝部に入部していますから。
(無効票)
赤薙・夜明 2022年1月15日
(何か間はあったものの。そもそも彼女の身体には分からない事が多い。ご飯を食べない事とか。あれだけ動いても栄養を点滴? で補える事。補えていないのかもしれないけれど現に動けている事)
リップさんはご飯を食べませんからね。
お昼の間はどうしているのか、気になって探してみたのですよ。
こういう風に過ごしていたんですね。
リップ・ハップ 2022年1月15日
あらしっかりちゃんあっこの部員だったんだ?
(名は体を表す。そんな言葉がぴったりの部活、生徒会として存在は当然認知している)
おーん。目当ては私だったか。
食っちゃ寝的なことにもなんねいし、てかどころか点滴ってやつは寝ながらでも出来ちゃうし?? だからね。そ。こんな風にしてる時もちょいちょいあるよ。
クラスの仕事したり生徒会の仕事したり、ダチと一緒にてのも当然あっけどね。
赤薙・夜明 2022年1月15日
成る程……寝ながら栄養を得られると思うと便利に聞こえますね。
ああ、リップさんがごはんを食べない理由って。
私、未だ聞いた事が無かったのですが。何か宗教的な理由なのですか?
(彼女が昼寝をする為に偶々見つけた場所なのかもしれないけれど。こんな所に居るとそんな発想が浮かびます)
リップ・ハップ 2022年1月15日
そだっけ?
……あー。何か最初会った時唇なくしちゃったから~~とか言った覚えあるわ。わはは。
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
断食。みていな。それよくゆわれる~~。
(あるある。うんうん。頷いて)
じゃなくてね。ただの拘りよ。
リップちゃんのべろは本番が来るまでがっつし休養中。的な。
味をさ、今は感じたくねーの。
(これまたあっけらかんと)
赤薙・夜明 2022年1月15日
ふふふ……綺麗な唇、ありましたもんね。
(カラオケの時の彼女の様子を思い浮かべる。普段マスクをしているからこそ。その時の姿は特別なもののように鮮明に浮かびます)
(無効票)
赤薙・夜明 2022年1月15日
そう、まるで断食みたいだなと、思って居たのですが……。
本番……、空腹時は嗅覚や味覚が敏感になると聞いた事があるような気がします。
リップさんは何か本番に食べたい物があって。
それに備えているという事でしょうか?
リップ・ハップ 2022年1月15日
そ。
(こっくり。一つ大きく頷いて)
ずっと閉じてた瞼を開いて陽ざしに目を焼かれるように。
ずっと塞いでた耳を開けて音に鼓膜を劈かれるように。
私はそんくらい鮮烈に、
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
私を愛を味わいたい。
赤薙・夜明 2022年1月15日
愛……。
なるほど。まだよくわかりませんが、治すべき必要があるものではないようで――ちょっと安心しました。
(空腹で感覚が鋭くなる。そうすると世界に対する感受性が自然とあがり、愛という感覚も感じとりやすくなるというような。抽象的な意味でしょう)
(無効票)
赤薙・夜明 2022年1月15日
(と、思い掛けましたが。どうやら愛は舌で感じるものらしいと思い直します)
その愛というのは……どういう形で味わうのでしょう?
リップ・ハップ 2022年1月15日
持病があってで点滴暮らしとかじゃないかんね。心配ご無用。
(彼女はそれを全部に言っているようだが、今ので晴れたのは精々身体の具合が悪いわけではないの部分が精々だろう)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
どう。
どうかー……。
(普段なら、これもまたあっけらかんと話していただろう)
(しかして相手は小学生。可愛らしい10歳)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
私の愛する人が出来たとします。
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
私を愛する人でもあるとします。そーしそーあい。
リップ・ハップ 2022年1月15日
私はね。その人の血を味わって、愛を確かめたい。確かめる。
(刺激の強い話だ。それを口にするかはほんのり悩んだが)
(悩んだのはそこだけ)
(内容をオブラートに包むだとかは考慮に無い)
(彼女は愛に対して正直だ)
赤薙・夜明 2022年1月15日
愛する人が出来て、リップさんを愛して――相思相愛で。
成る程……愛が一杯ですね。
愛する人と食べる食事は。確かに愛がありそうです。
(分かったと言うようにしっかり頷きました)
赤薙・夜明 2022年1月15日
(しかし続く言葉にそんな和やかな想像も打ち砕ける)
…………血ですか。
(これは、例え話ではなく。本当に血の事なんだろうと。そう納得するまでに少し時間が掛かりました。今度のは、多分冗談ではないんだと彼女の眼をまっすぐ見て頷きます)
どうして、血なのでしょう? 血は、愛を確かめられるのですか?
リップ・ハップ 2022年1月15日
さぁ??
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
って言うと見も蓋もねいけど。わはは。
わかんない。確かめたことないから。
でもね、私はもしも愛が物質的に存在すんのなら、そいは血だって思ってる。信じてる。
(始まりはそこだ)
(どこかの時点、何かを起点に彼女はそう思うようになって)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
愛情ってのは、心ってのは、見ることも触ることも、当然味わうことだってできねいけどよ。だって物質じゃねいし。
でもどうだ? もしも物質的にあったら? それが全部できる。
だからね。私は試したい。愛を味わいたい。
(危なげな思想とさえ言えるだろう思いから至ったのが、血を、愛を味わうということ)
(愛を味わうために血を選んだのではない)
(血が愛だと思ったから、味わうことを選んだのだ。それが彼女の主張)
赤薙・夜明 2022年1月15日
なんと、わからないんですね。
(もしかしたら、既に経験があるのかとも内心慄いていましたが。そうでは無いらしいとホッとします)
即物的な話になりますが。
血液の状態は感情の状態で少し変わると聞いた事があります。
愛を感じて居る時の血液は、微細ですが変化があるのでしょう。
確かに愛を感じて居る時の血は特別な味がするかもしれませんね。
(無効票)
赤薙・夜明 2022年1月15日
愛の味ですか……。
(心理状態で味覚の方も変わるかもしれない。愛の味わいというのは、本当にあるのかもしれないなと思いました)
いいですね……。どういう味がするんでしょうか。
私も味わってみたいような。そんな気がします。
……あ、でも。その愛が味わえたら。
普通の物も食べて大丈夫になるでしょうか?
私のキャンディも、食べられます? それとももっと愛を味わっていきますか?
リップ・ハップ 2022年1月15日
んふふ~~。でしょでしょ?
感情で血流も変わるし、ストレスばっかだとどろどろになっちったりね?
怒り心頭なのを頭に血が上るってゆったりさ。
(その辺りは造詣が深いのだろう。そう表に出てくる機会がないだけで、きっと偏執的なくらいに)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
どんなだろうね……。
そいつをしっかりばっちし……欲を言や余すことなくだけど、例えほんの少しだったとしても味わうために……やっぱ舌を敏感にさせとかねいと。
(人の舌に愛を知覚する機能が無い事は理解している。だから彼女の飲食NGという拘りは、最大限の努力なのだろう。僅かばかりで物可能性の模索なのだろう)
(……彼女は決して、血を糧に生きようとする怪物ではないのだ)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
うん。そのつもり。しっかりちゃんのキャンディも食べるよ。
最っ高の初体験キメたら、そしたらもう飲食NGはお終いの予定。
赤薙・夜明 2022年1月15日
(きっと彼女と同じ愛を味わう事はできないけれど。そこまでしたからこそ味わえるものは、愛とよんでもいいかもしれない)
愛を感じられる血であるように。不摂生無く健康にしておかないといけないでしょうね。リップさんの初めての方も。
(そんな事を考えてコクリと頷き)
(演出継続)
赤薙・夜明 2022年1月15日
あっ、ちゃんと食べてくれるのですね!!
(あからさまにうれしそうな明るい声。赤い瞳が輝きます)
リップさんと一緒にごはん食べるの、楽しみです。
愛の味に及ぶかはわかりませんが、その時は他にも美味しい物を食べましょうね。久しぶりの食事に内蔵もビックリするかもしれませんから。優しくて美味しい物を準備しましょう。
リップ・ハップ 2022年1月15日
もっちろーん。
私も楽しみにしてる。しっかりちゃんのキャンディも、寮でみんなで食べるご飯も。
(「食べない」と「食べたくない」は似て非なるもの。我慢している分欲求も当然あって)
だからね。もちっとだけまってて。ちっとかな? なげーかも。知らんけど。わはは。
赤薙・夜明 2022年1月15日
はい! 愛の次に美味しい物を目指して、私もお料理練習しますね!
リップさんの愛も私も応援しちゃいますよー!
(そう力強く発言するも。ここが礼拝堂である事を思いだし、キョロキョロと見回し)
食べ物はーその人の身体をつくりますからね。愛を味わったリップさんがみんなと同じ物を食べられて。もっとずっと元気リップさんになれますように。
(そう、小声で囁くように言うと、丁度良くチャイムが鳴ります)
リップ・ハップ 2022年1月15日
おーん。しっかりちゃんの愛情たっぷり手料理。
こりゃ将来がめくるめいちゃうな……ししし、あんがとね。
(他に人が居ないとはいえ、それでも気遣いを忘れない彼女にほっこりもしつつ)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
ご飯食べるようになったらつよつよからハイパーつよつよになっかもね。
(小声の彼女にちんまりとピースサイン)
……あ。予鈴鳴ったね。
さーさ午後の授業受け行こっか
赤薙・夜明 2022年1月15日
(ワンテンポ遅れて夜明もぎこちなくピースサインを返します)
ええ。同じ白のクラスですしね。一緒にいきましょう。
(立ち上がり入口の方へ歩いて。奥の祭壇の方を見、お辞儀すると、彼女がやって来るの待つのでした)
リップ・ハップ 2022年1月15日
(一足先に出入り口へ向かう彼女を横目に大鎌を手に取る)
(……ふー。)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
(ま。ちゃんとやれたかな。)
(屋上もあれば校庭に体育館まで。仕事がなくとも行ける場所はごまんとある)
(――そんな中で彼女がここを選んで来るとき。それはどうしようもなく空腹感を感じた時だ。激しい飢餓に襲われた時だ)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
(睡眠不足があったのも嘘ではないが、結果的にここで解消できただけのおまけに過ぎない)
アイ
(大勢の生徒がいる、薄い皮膚の一皮を剥けば血がある、……血に溢れすぎている学園での、ここは彼女にとって咄嗟の避難場所)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
(じ、と距離の開いた少女の視線の先は寮長か。はたまたその白い首筋か)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年1月15日
(眠気を振り払っている。そんな風にでも主張するようにかぶりを振ってから立ち上がり)
(演出継続)
リップ・ハップ 2022年1月15日
……うっし。
お待たー。行こ行こ。
(小さなクラスメイトに追いついて、授業へと向かうのだった)
赤薙・夜明 2022年1月15日
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