【個】
御掃除・すいすい 2022年1月2日
1月1日。まだ日の登らぬうちから、新宿某所の神社は初詣の参拝客で賑わっています。
そしてここにも、待ち合わせをする一人のサキュバスと一人の番長の姿がありました。
一年の計は元旦にあり。今年の二人は、ここから始まります。
・発言可能
#竜城・陸
#御掃除・すいすい
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御掃除・すいすい 2022年1月3日
そういうことですので、つまり何を引いても今年はよい年になる、ということですね。
ふふ、陸様がそこまで言うのでしたら、さらに特別な新年の朝日はもっとすごいものなのでしょうね。
……そういえば、陸様は釣りもされるのでしたね。私は釣りをしたことがないので、そちらも興味があります。
今度、ご一緒させていただいてもよろしいでしょうか?
(無効票)
竜城・陸 2022年1月3日
いいね、それは――すごく前向きで、かっこいい考え方だ。
朝陽自体は変わらなくても、それを見る俺たちの気持ちは違うだろうからね。
……人間はそうやって、心を動かして、世界を見るものなんだろう。
(まだ、うまくはできないけれど――)……俺もそうできたらいいな、って。
竜城・陸 2022年1月3日
おや、釣りに?
勿論、俺は大歓迎だよ。君が色々なことに興味を持ってくれるのも、嬉しいしね。今度、一緒に行ってみようか?
(無効票)
御掃除・すいすい 2022年1月3日
朝日は変わらなくても気持ちは違う、ですか。
そうですね、そうなのかもしれません。それが人間、ですね。
……はい、私もそうできたらと思います。私もきっと、まだ完全に生き物だとは言えないでしょうから。
御掃除・すいすい 2022年1月3日
はい、ぜひ。早起きしないといけませんね。
(そうこうしているうちに、おみくじの番がやってきました)
ではまず私から引いてみます。
(おみくじ箱をしゃかしゃかと振ると、穴から丸められた紙がでてきました。まだ開けずに、おみくじ箱を陸様へと渡します)
(無効票)
竜城・陸 2022年1月3日
そう、きっとそういうものだよ。
……あれだけ恐ろしかった朝の訪れが、今は待ち遠しいくらいなのだから。
(その物言いに少しばかり目を瞬いて、)……そうかな。
俺にとってはとっくに人間で、大事な子なのだけどね。
竜城・陸 2022年1月3日
そうだね、日没や夜も釣りには行くけれど……朝陽を見ながらというのなら早起きしなきゃいけない。
(開けないの? と視線で窺うようにして)(けれど渡された箱を見たら、なんとなく言いたいことがわかったので)(頷いて、こちらも受け取った箱からひとつ、籤をいただいて)
……せーの、で開けようか?
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御掃除・すいすい 2022年1月3日
(恐ろしかった、という言い方に思うところはありつつ。今は待ち遠しいのであれば、わざわざ恐ろしかった頃の話を掘り返すこともないでしょう)
そう言ってもらえると嬉しいですが。私はまだ、上手く感情の機微などを理解できてはいないでしょうから。
御掃除・すいすい 2022年1月3日
こう見えて私は決まった時間に起きるのは得意ですので。
早起きも問題なく対応できると思います。
(体内時計はかなり正確なすいすいです。なにせ元々時計内蔵でしたから)
はい、そうしましょう。それでは、せーの……。
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竜城・陸 2022年1月3日
……おや。それを言うなら俺だってそうだよ。
よく友人にも言われるしね、枯れてるとか、年寄りみたいとか、……もっと笑えばいいのに、とか。
……まあ、これも解決しなければならないことの一つ、かな。
竜城・陸 2022年1月3日
おや、それは頼もしいな。
……それじゃあ、問題なく一緒に行けそうだね。
その時は迎えに行くよ。今日みたいに、夜でも人が沢山いるようなこともないだろうから。
ん、では、せーの――。
竜城・陸 2022年1月3日
(ぱら、と開けてみた紙の一番上に、「凶」なんて書かれた文字がお目見えしたから)
竜城・陸 2022年1月3日
(――――ついつい、笑みが漏れてしまった)
……はは、見て見て、スイ。
今年はここから這い上がるところからスタートみたいだよ。
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御掃除・すいすい 2022年1月3日
そうですね、一緒に解決していきましょう。
(こくり、と頷いて。……陸様が笑っているところは、それなりに見る気もしますが)
それでは、また改めて日付を決めましょうか。
ふふ、予定が増えました。よいことです。
御掃除・すいすい 2022年1月3日
(そうして掛け声を合わせて開いたおみくじには『小吉』という文字が書かれていて)
陸様は……凶ですか。ふふ、そうですね。頑張って這い上がりましょう。
私も小吉でしたから、すごくよいというわけではなさそうです。
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竜城・陸 2022年1月3日
俺としてもそのつもりなのだけれどね。
なんだかちょっと彼の意図しているところとは違うみたいで……(難しいよね、なんて肩を竦めて)
そうだね、あらためて考えようか。
……最近は君も色々な子と話したり、自分の時間を取りたいことも増えているだろう?
空いた日で構わないよ。俺は割といつでも釣りに出ているから。
竜城・陸 2022年1月3日
ここの神様もわかっているんじゃないかな。
ああ、こいつには試練を与えたほうがいいんだな、みたいなのとか、さ。
そうだね。
「少しよい」ならそれ以上によりよく。悪いならそこから這い上がるつもりで。
お互い、頑張っていこうか。
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御掃除・すいすい 2022年1月3日
たしかにいろいろ予定はできたりしていますが……それがお掃除であることも多いですから、私としては満足していますよ。
依頼があった際に定期的に訪問してお掃除をしたりなどもしていますし。
ですから、今の所は時間については問題ございません。
そのうち別の趣味ができたりすると、また違ってくるのでしょうが……。
御掃除・すいすい 2022年1月3日
試練、ですか。陸様にはまず、大掃除の試練が降りかかりそうですね。
(なんて、冗談めかして)
はい。そうすれば、きっと年末には大吉になっているはずです。
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竜城・陸 2022年1月3日
そう? でもほら、友人とお出掛けしたり、とか。
…………デートとか……(はまだないかもしれないな)……そういうの。
(いや、口振りからしてなさそうだな、と緩くかぶりを振って)
別の趣味、かあ。今のところ興味のある事とかはないの?
竜城・陸 2022年1月3日
うっ。……晴れの日、というやつなんだし今日のところは置いておこう。ね。置いておこう?
(※自分ではどうにもできなかった男の言い分です)
そうだね、少しずつ上向きにしていけばきっと。
……弾みをつける為にも、今日は縁起のいい景色を見ていこう。
ところで、空からと地上からだったらどっちがいい?
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御掃除・すいすい 2022年1月3日
たしかにお出かけすることはありますよ。
最近ですと、先ほど言っていましたリップ様に下着について教えていただいたりだとか。
デートは……少し前に彩乃様やリーシャ様、しとら様たちとアイスを食べに行ったりしたことはありました。彩乃様がデートだと仰っていたように思います。
そうですね、今はまだ……。
そういう意味でも、釣りなどさまざまなことに触れてみようと思っています。
御掃除・すいすい 2022年1月3日
仕方ないですね。今日は置いておきましょうか。
……それでは、お空からお願いします。
私と陸様が出会った日も、すいすいとお空を飛びましたから。
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竜城・陸 2022年1月3日
そうか、……うん、皆と仲良くしているみたいで安心したよ。
そういう風に色々な人と交流を持って、言葉を聞いて、心に触れてくるといい。
きっと、それが君を“ひと”にしてくれる。
……俺に“かたち”をくれたのも、皆がくれた色々な言葉だったから。
(勿論君に貰った言葉もね、)(なんて、付け足して)
そっか。
……なら、そうだね、君が楽しめるように、考えておくよ。
色々なものに興味を持って、教わってみたらいい。
竜城・陸 2022年1月3日
(学園が始まる前にもう少し頑張ってみようと心に誓った陸でした)
ん、了解。それじゃあ――さすがにここじゃ目立つな。
少し郊外まで歩こうか。
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御掃除・すいすい 2022年1月3日
私を『ひと』に……そうですね。
先ほど、私はまだ完全に生き物だとは言えないと言いました。
しかし、きっと最初の頃よりは『ひと』に近づいているのだと思います。
それは陸様や、皆様のおかげだと、そう思います。
皆様が私にしてくれたことを、陸様にもしてあげられているのでしたら……嬉しいです。
はい。色々な方に教えを請うてみようと思います。
まず釣りについてはよろしくおねがいします、陸先生。
御掃除・すいすい 2022年1月3日
わかりました。それでは、参りましょう。
(今度は自然に。すっと、手を差し出して)
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竜城・陸 2022年1月3日
俺もまだ、竜とか、神とか、そちらの要素が強いからね。
それでも前よりは格段に“人”らしくなったとは、思っているんだよ。
我侭を言ってみたりとかね。
……だから、俺のほうこそ。
俺にとっての君みたいに、君にとって俺が何かできていたのなら、嬉しいよ。
おや……ふふ、ちょっと照れるな、その呼び方。
ああ、ではそのうちに行ってみようか。
竜城・陸 2022年1月3日
――――、
(一方)(こちらは思いがけないことみたいに少し目を瞠って)
竜城・陸 2022年1月3日
うん、……行こう。
(少し俯き加減に手を取って、先を行くように境内を抜けていく)
(顔こそ俯いて見えなかったけれど)(繋いだ手からは、確かに、気恥ずかしさや嬉しさが伝わっていたかもしれず――――)
竜城・陸 2022年1月3日
(――――神社を少し離れれば、夜の街中は人もまばらで)
(これなら、通行人を驚かせるようなこともないだろう)
(東の空は、僅かに白んで)(これから、赤を連れてくるころ)
竜城・陸 2022年1月3日
あっ。
………………そういえばごめん。
普通に抱えて空を飛ぶつもりでいたけど、その、大丈夫だった?
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御掃除・すいすい 2022年1月3日
お互いがお互いに何かをして、それで変わっていく。
それがきっと、『ひと』らしいということなのでしょうね。
(それはきっと、普通に考えれば当たり前のことで、でも元々が『ひと』ではない者にとっては特別なことで)
御掃除・すいすい 2022年1月3日
(繋いだ手から精神エネルギーが流れ込んできて。それはあくまでサキュバスという種族の特性でしかないのだけれど。それでもすいすいは思うのでした)
(『サキュバスになってよかったです。まだ感情に詳しくない私でも、相手が喜んでいることが伝わってきて……こうして自分も、温かい気持ちになれるのですから』と)
御掃除・すいすい 2022年1月3日
……?
はい。大丈夫ですよ。以前寮に送っていただいたのと同じですよね。
(それでもやっぱり、そういったところはまだまだ勉強不足なすいすいでした)
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竜城・陸 2022年1月3日
うん、……きっと、そういうものなんだって思う。
(“ひと”にとって当たり前で、)(けれどあの頃の自分には、なかったもの)(一生、手に入らないと思っていたもの)
(――それがもしもあったのなら、“僕”は“神”になんてならずに済んだのだろうか、なんて)(思っても、しまうけれど)
(でもそれはきっと、これから変えていけばいいもので)(これから、変われるものなのだと思う)
竜城・陸 2022年1月3日
えっ? あー……。うん……うん。
(この辺りはまだ確かにお互い勉強が必要な部分なんだろうな、というのを改めて認識した時の顔である)
では、ごめん、失礼して――――
竜城・陸 2022年1月3日
(前と同じように、横抱きにするようにして優しく抱え上げて)
(そのまま、空に浮き上がる)(建物の屋根を越え、ビルの間を抜けて、水平線を見下ろせるまで高く、)
(――否)
(水平線だけでは、なく)(この新宿島の、街並みを)(お互いが出会って、皆と過ごしてきたこの土地を、視界に納められるように)
(高く、高く――)
(無効票)
御掃除・すいすい 2022年1月3日
……?
(陸様の表情を見ても、やっぱり不思議そうなすいすいなのでした)
はい、どうぞ。
(抱えられ、飛び上がる。久しぶりの感覚。はじめて会ったときから、いろいろなものが変わっていて。それでも、変わらないものもあって。ああ、やっぱり──)
御掃除・すいすい 2022年1月3日
(──新しい年になっても。陸様は、すいすいとお空を飛ばれるのですね)
(無効票)
竜城・陸 2022年1月3日
(前よりも平静を保てている、ような気はしたけれど)(前よりも気になってしまうものもあったりはして)
(だから、口数は少なく)(多分精神エネルギーの流れで動揺は伝わってるんだろうなあとか)(そんなことをちらりと考えながら)
竜城・陸 2022年1月3日
(――視線は、東の空へ)
(街を、海を、明けていく空を、じっと見遣って)
竜城・陸 2022年1月3日
(刻一刻と色を変える空を――)
(きっと、こうなることさえなければ一生見ることのなかったであろう、黎明の色を)
……ほら、スイ。そろそろ、日が昇るよ。
(見ているのが、)(一人ではないことが、なぜかとても嬉しいと思う)
(無効票)
御掃除・すいすい 2022年1月3日
(伝わってくる精神エネルギーを好ましく思いながら、陸様の見ている方向に視線を合わせます。明ける空。変わる色。夜と朝の間のコントラスト。それらすべては、すいすいにとってはじめてのもので)
……綺麗、ですね。
御掃除・すいすい 2022年1月3日
(陸様が嬉しく思ってくれていることは、精神エネルギーによって伝わってきていて。……少し、不公平だとすいすいは思いました。だから)
ねぇ、陸様。私は陸様と初日の出が見られて……とても、幸せですよ。
(初日の出に照らされて、それに負けないぐらいの輝くような笑顔で。感情エネルギーでは伝えられない自分の気持ちを、言葉で伝えました)
(演出終了)
竜城・陸 2022年1月3日
(――黎明の空の色は、とても好きだった)
(幼いころはまだ傍についていた後見人が、母を、朝陽に擬えて謳っていたからだ)
(“昇る朝陽のように眩い金の髪と、朝靄のような菫色の瞳”)
(受け継いだはずのその色はもう、残っていないけれど――)
(それでも、この空は“Liku”にとっても、特別なもので)
竜城・陸 2022年1月3日
(だけれど――)
……うん。
(向けられた声に、視線を向けた)(告げられた言葉を、聞いた)
(何よりも)
竜城・陸 2022年1月3日
(向けられた、笑顔を)
(眩い朝日にも負けないくらい――綺麗だと思って)
(そんな風に、幸せだと語ってくれることが、嬉しくて)
(だから、)
竜城・陸 2022年1月3日
――うん。……うん、俺も。
この空を一緒に見られて、よかった。
(――多分、今日からは)
(郷愁と共に、“ ”の思い出に、心を寄せるのではなくて)
(この新宿島で生きた“竜城・陸”として感じた、気持ちを)
(これから朝日を見るたび、思い出すのだろうなと)
(――そんな風に、思えた)
(演出終了)
御掃除・すいすい 2022年1月3日
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