【個】薄氷を踏む
水槽・ロロ 2021年12月18日
豊饒祭にテストと続き、あれやこれや。
お互いに言いたいこと、聞きたいこともある中で。
とりあえず、糸目の大男は氷漬けという形で捕まった。
#竜城・陸
#水槽・ロロ
1
竜城・陸 2021年12月19日
君自身が厭っているモノを貸してくれ、と言われたって、相応の理由が無きゃ頷けないだろう?
……いや、まあ、こういうのかなあ、傲慢だって言われるの……。
竜城・陸 2021年12月19日
(自分は“何かを願っていい側ではない”と思っていること、そのものが)
(自分と相手を同じ地平に見ていないことなのだろうか)
(“理由がなければ、何もできない、何も願えない”というのが――)
(――ああ、そういえば)
(あの時も、似たような言い方をしてしまったのだったっけ)
竜城・陸 2021年12月19日
……俺はこれでも、十分明るい顔をしているつもりなんだけどね。
どうにもそこは人に伝わりにくいみたいなんだ。
竜城・陸 2021年12月19日
提示されたのは“それ”だけだった、それをおかしいと思う下地すらなかった、“人間”ではないものに成った自分を厭わしく思った。
それは確かに事実かも知れないけれど。
提示されたものを拒否することはできた。
下地がなくたっておかしいと思わなかったわけじゃない。
押し付けられたものが厭わしいなら別のものを自分で選ぶべきだった。
型に嵌められたモノ以外の“自分”というものを早々に諦めてしまったのは、間違いなく“僕”だった。
竜城・陸 2021年12月19日
…………そうだね。
俺は、多分、それを後悔していて、それを正しくなかったと思っている。
世間的な正しさも大局的な正しさも、
人として、神として、竜として正しかったかどうかも問題ではなく。
ただ“俺”にとって正しくなかったそれを、これ以上引き摺りたくないんだと思う。
まして、それが他人を傷つけるというのならば尚更。
俺は、そんな“僕”の選択を覆したい。
(無効票)
水槽・ロロ 2021年12月19日
晴を友達においていて、今更キミを傲慢だとは言わないさ。
寧ろ彼と比べているから、キミを明るいように感じない節はあるのかもしれないけど。
(はぁ、と再度ため息をついて)
随分と、迂遠で悠長な話だ。
頭悪いの分かってるんだから、もうちょっと分かりやすく簡潔に言ってほしいものだね。現代文の問題より難しいこと言うじゃん?
(やれやれ、とジェスチャーをして)
水槽・ロロ 2021年12月19日
……。
水槽・ロロ 2021年12月19日
……正直、ね。
水槽・ロロ 2021年12月19日
俺は今、割と怒ってるよ。
(淡々とだが、そう宣言する)
後輩を泣かせたこともそうだし、キミの話だってそうだ。
神が竜がなんて関係ない。ぶっちゃけよくわかんないし。……判断を誤ったなら、誰かが糺してくれればよかったんだ。それがどうやら、キミの周りにはいなくて。
水槽・ロロ 2021年12月19日
ねぇ。
(と、訊ねる)
キミは、今度こそ間違えないか。
間違えないよう、努めることができるのかい?
(無効票)
竜城・陸 2021年12月19日
多分、晴のそれとはまた違った意味の傲慢さだと思うよ。
晴は自分を、ちゃんと人の世界に置いているだろう。
……晴と比べたら誰だって多少辛気臭いだろ……いつも思うけど君、ハードルの置き方が極端だな。
竜城・陸 2021年12月19日
……それは、そうだ。
誰も止めるわけがないだろう。
判断を誤った、というのはあくまで“俺”の主観さ。
俺を“神”に仕立て上げて利用しようとした祭司たちにとっては、与えられたものを受け取った俺が“神”に成ったことは「正しい」ことだったろうし。
俺を“人”の枠に押し込めようとした父上にとっては、俺が何も為さずに死を選ぶことは「正しい」ことだったのだから。
竜城・陸 2021年12月19日
それこそ、そうでない部分、たとえば、“僕”の気持ちとか、考えとか、感情とか、やりたいこととか、望みとか……
そういう部分に関して、彼らは無関心であったろうし。
“僕”が彼らに牙を剥かない限り、どうでもよかったんだろう。
……だからね、
竜城・陸 2021年12月19日
こんなことを言うのは不謹慎かもしれないけど。
君がそうやって怒ってくれることは、嬉しいと思ってしまうんだ。
…………、
竜城・陸 2021年12月19日
当然、間違えたりはしないよ。
少なくとも、俺にとっての「正しさ」を違えることは、二度とない。
ただ、それが世界から見て正しいことか、万人から見て正しいことかはわからないけれどね。
(無効票)
水槽・ロロ 2021年12月19日
晴に限らずとも、黄金院くんやグスタフくんだってそう辛気臭いとは思わないってか、考えてみるとうちの学年結構そういう連中多いな……。
(むむむと唸って)
祭司だの父上だのに対しても言いたいことはたくさんあるけど、まぁ。うん。
(もういないし、しょうがないかと留飲を下げる)
水槽・ロロ 2021年12月19日
(問答の答えを聞き、)
……分からない、なんて言ったらいよいよ殺してでも考えを改めさせようかと思ってたけど。
少なくとも前を向いているなら、俺から言うことはもうないだろう。
(肩をすくめて、少しだけ張り詰めた空気を柔らかくするように)
先に告げた通りに、俺は後輩(ロリ)で手一杯だ。
だから手を貸すことはできない。
けど、
水槽・ロロ 2021年12月19日
協力することはできる。
キミがテストを教えてくれて、俺が赤点を免れたようにね?
(そう言って、少し微笑んでみせる)
……危うく聞き逃すところだったけれど。
俺が厭っているモノ、っていうのは、この前見せたアレのことかい?
(思い出すのは、手合わせの際にみせて"しまった"夜闇のような黒)
仮にアレだとして、それがキミにどんな影響を与えると想定してるんだい?
(無効票)
竜城・陸 2021年12月19日
そこは性格の問題なんじゃない、と思うけどね。
単純に俺が、心から楽しくても大声で笑うようなタイプじゃないってだけの話だよ。
(たぶん、と付け足しはした)(この学園の人のことしか自分は知らない。“普通の17歳”がどういうものか、まったくわからないから)
言ってやればいいんじゃない? 刻逆が解決すれば戻ってくるでしょ。
1500年前のイギリスにだけど。
竜城・陸 2021年12月19日
結局のところ、自分がそうと決めて行うかどうかだろ。
正しいとか、間違っているっていうのはさ。
(“したいと思ってそうすること”が大事なのだと彼は言い)
……それが多くの者から見て正しくないのなら、正しくないと思った側がどうにかするだろうしね?
(それは、“踏みにじられる側が考えるべきことだ”と、彼女は言った)
だから、まあ、間違ってると思ったらそれこそ殺してでも止めてくれ。
後輩を泣かせたことを、今君が腹に据えかねてるみたいにね。
竜城・陸 2021年12月19日
……ありがとう。
協力してくれる、というだけで十分だよ。
竜城・陸 2021年12月19日
と、……ああ。
感覚的な話だから、正しいかはわからないのだけど。
光を塗り潰す暗闇のようなものに感じた。
或いは、こう――そうだな、重たくて黒いなにかに、頭を無理矢理押さえつけられるような感じ。
だから――俺に対してどう影響するか、といえば、そう。
竜城・陸 2021年12月19日
……“多分、ちょうどいいサイズになりそうな感じ”、かな。
(無効票)
水槽・ロロ 2021年12月19日
竜城くんが大声で笑うようなところ、冗談を抜きにしても見てみたいけどね?
それこそ、いつも言っているように。"笑顔を見せてくれ"と。
……普段は後輩(ロリ)に向けて言う言葉だけどね。
(あはは、と笑って)
流石に時を遡ったりはできないからねぇ。
その機会があれば俺の思いを込めて、竜城くんが一発一発平手打ちでもかましといてくれない?お願いね。
水槽・ロロ 2021年12月19日
それと、今度は後輩を泣かせたりしないでね?
今回は事情も含めて多目に見るけど、もうこれ以上悲しませたくない、笑顔でいてほしいと願って俺は日夜頑張ってるんだから。
(釘を刺すように、念入りにそう告げて)
水槽・ロロ 2021年12月19日
ふーむ。
(一連の、彼の解釈を聞いて相槌を打つ)
……まぁ、言葉で答え合わせをするのも野暮な話だし、キミが何を企てているのかもここで知るべきものではないから保留とするけど。
何か活路を見出しているというのであれば、俺もそう断ったりはしないさ。そのへんも少し、時間をおいて考えを改めたからね。
(あの時は使わなかった能力。使うつもりのなかった能力だが、今は違うと)
水槽・ロロ 2021年12月19日
……ついでに勝って前回の雪辱を晴らすと行きたいところだけどね?
(無効票)
竜城・陸 2021年12月19日
笑顔くらい見せてるはずなんだけどなー……いや君にって話じゃないけど……。
でもまあ、そうだな、……“学生らしく”笑えるようには努力する、つもり。
(俺の時代じゃ17歳は立派な大人だったからね、と)
頻繁に色んなディアボロスが時を遡ってるこの現状でよく言うよ……なんて。
平手打ちで済むかなー……勢い余りそうで嫌だなあ……まあ考えておく。
竜城・陸 2021年12月19日
ああ、それは……言われなくてもそのつもり。
俺だって同じだよ、誰かを悲しませるのは本意じゃないし、皆が笑っていてくれるのがいい。
その為に力を尽くすつもりで、今もここにいるのだから。
竜城・陸 2021年12月19日
大したことじゃないよ。
……言葉で説明するのはまあ、難しいけど……見ておいて見せないのも難だし、少しだけ失礼。
(手を取る)(必要もない)
(自分の裡に取り込んだものの枷を、箍を、軛を、楔を、外すだけ――)
竜城・陸 2021年12月19日
(――目の前の姿が、消えた)
(ように、あなたには感じられるかもしれない)
(代わりに感じ取れるのは)
(「途方もなく大きな“なにか”を見ている」、という感覚)
(全てを凍て尽かせるような、まるで世界にたった一人置き去りにされたような、静けさと、悪寒)
(どこまでも底冷えするような、昏く、深い、底の見えない深淵を覗いているような怖気)
(どこまでもただただ、高く、遠く、鮮烈な、畏怖すべきなにか)
(刺すように熱く、けれど寒々しく。深く昏く、けれど高く遠い)
(そういうモノが複雑に絡み合って、捻じ曲げられて、歪められて、そこに在る)
竜城・陸 2021年12月19日
(――けれどそれは、すぐに止んで、)
……こういうものを抱えていてね。
だから多分、君の“それ”と相対することは、俺にとってとてもいい経験になると思うんだ。
考え方が少し変わった、というのなら、尚更。
協力してもらえると、有難いな。
……ああ、勿論、負けるつもりなんて微塵もないけどね。
(無効票)
水槽・ロロ 2021年12月19日
学生らしく、もいいんだけどね……?
(見たい笑顔はもっと別にあって。けれど、これ以上は敢えて言うことはしなかった)
……、
水槽・ロロ 2021年12月19日
(ふらり、と眩暈のよう)
(感じ取ったものは、とても強大な畏怖と絶望のそれ。……しばらく見つめるようにその光景を前に佇み。……決して"それ"に臆する様子はなく、ただただ見つめる。見つめて、見つめて。最後に、)
水槽・ロロ 2021年12月19日
(光を映さぬ瞳が、そっと射貫くように開かれて)
水槽・ロロ 2021年12月19日
(気づけばいつもの感覚に戻っている。一連の出来事に宇宙ロロの気分である)
水槽・ロロ 2021年12月19日
……いやいや、見せるものに対してノリが軽すぎない?あまりに承諾もなくてびっくりしちゃったんだけど。
(と、抗議の意を露わにしながら)
まぁでも、確かにこれは"何が起こるか"というより、実際に経験をしないと得られないものがありそうだ。
(自分だけが視えて、知っていても仕方のないことだと、暗に告げながら)
協力の意に変更はないよ。
俺にとってもひとつ、大事な経験になりそうだしね?
(と、少し意地わるそうに笑って)
(無効票)
竜城・陸 2021年12月19日
言う割にさして動じていないじゃないか。あと君もこの間のは似たようなものだろうに。
(平然、肩を竦めて抗議を受け流す姿勢である)
そう、測り切れないものは扱えないだろ。そういう話。
だからそう言って貰えると有難い。
竜城・陸 2021年12月19日
…………(ところで学生らしく、に言い淀んだのはなんでだろうな)(なんてちょっと、彼のいつも通りの笑顔を見遣って首を傾げつつ)
……そう。
君にとってもいい経験になりそうなら、なおいい。
やっぱり貰いっぱなしは性に合わないしね。
(無効票)
水槽・ロロ 2021年12月19日
こないだのは不可抗力だし……。
(口を尖らせて呟く)
……似て非なるものと戦ったことがある。といったら、キミは信じてくれるかい?つまりはそういうことなんだけど。
(無意識に、少し声を抑えて言う。戦ったのであって勝ったことがあるとは言わなかった。計り知れない点でいえば、同類項であるらしい)
だからこその、"協力"ってワケだね。
定められた未来の既定路線を逸れるために、お互い力を合わせようじゃんか。
(無効票)
竜城・陸 2021年12月19日
じゃあ俺のも不可抗力ということで。
(強弁)
君がそう言うのならそうなんじゃないかい? それを疑ったりはしないよ。
その“似て非なるもの”がどういうものかは少し興味があるけれどね。
竜城・陸 2021年12月19日
……まずもって俺はそれを既定路線だと思っていないのだけれどね。
だからこそ、その時は勝たせてもらうさ。
そうすれば君だって、もう少し視野が広がるかもしれないしね。
さて、このあと時間はある?
そのうちしとらに謝りに行くんだろ、菓子折りでも見繕いに行かない?
俺も戦の前に、少しだけ息抜きがしたいんだ。
(無効票)
水槽・ロロ 2021年12月19日
そのへんはおいおい、というか、時が来たら話すさ。
(話さない、という選択肢はないだろうし)
未来が見えないなら、信じろという方がそもそも無理がある話だからね、それは。
(見えている彼からすれば"未来を変える"ことは見えないから、既定路線を壊せるかどうかはなおのこと不確かに思えるらしい。例え、一度経験していてもだ)
(ただ)
(そうして向き合ってくれることに、感謝の気持ちはある)
水槽・ロロ 2021年12月19日
……そうだね。
竜城くんも一緒に考えてくれるというなら心強いし、うん。
(息抜きだって、必要だ)
……最初の頃は、キミって息抜きとかせずに永久に動き続けられるような印象があったけど。なかなかどうして。
水槽・ロロ 2021年12月19日
(そうして過ごす様は、まさに人間であると。そう思った)
(発言終了)
竜城・陸 2021年12月19日
そう? なら、その時を待つとしようか。
……おかしなことを言うね。
だって未来なんて最初から見えないのが普通じゃない。
なのにどうして、見えないから「ない」と思ってしまうんだい?
言い方が悪いかも知れないけれど、君のそれ、“僕”と似たようなことを言ってるよ。
行く先なんて一つしかないんだからどうにもならない、って死のうとしていた“僕”と。
竜城・陸 2021年12月19日
(まあ、でも)(だからこそ、わかる)
(それを覆すのには――ただひとつの言葉、ただひとつの体験だけでは足りないのだということ)
……余計負けられなくなったな、これは。
(小さく、呟く)
(否が応でも、変われること、変えられることを示してやりたい)(なんて、思ってしまうから)
竜城・陸 2021年12月19日
それはまあ。事実だけ言うなら永久に動き続けられるよ?
でも、体が疲れないのと、人が――多分、心が? 疲れないのは違うんだってさ。
たとえば、書類に囲まれていれば俺だって辟易するしね。
やらなきゃいけないことだからやるけれど。
竜城・陸 2021年12月19日
(さて、と踵を返して向き直るのは校門の方)
(行こうか、と促す声音は平静で)
(だけれどきっと、初めて会った頃よりは幾分、感情の色のあるそれであるだろう)
(発言終了)
水槽・ロロ 2021年12月19日
【このスレッドは終了しました】