【乱入OK】忍び寄る、まだ小さな足音
十埼・竜 2021年12月5日
――――ニュー新宿わくわくモール・地下迷宮街区。
最近、野良猫や野良犬、ネズミ等が狂暴化しているとの報告あり。
歳末・新年商戦に備え、迅速な調査、対応が求められる。
――――わくわく商工会
#シィ・ユゥ
#十埼・竜
※わくわく歳末大祓・ゾンビ編の前日譚です。
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フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
でも今、ユゥちゃんがゼットンって呼んでた……。
(指差し責任転換術。この術で生きてきた。
カードは見てない。耳に入るもの以外に興味がないから)
そうね。安全でしょうし、来た道を戻りましょうか。
十埼・竜 2021年12月5日
……まーいーよ、わかればさ……
(念のため持ってきていた懐中電灯を点して、道の先を照らしながらぺたぺた歩き出す)
……ところでゆぅちゃん、「ヘンな虫」ってのも……下水道で見かけたんだっけ?
シィ・ユゥ 2021年12月5日
クスクス(狼狽える竜と、マイペースなお姉さんを見て笑います)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
そうなのだわ!でもゆぅが見た訳じゃなくて、地下街の露天商のおじさんが言ってたの!ええっと、確か肉食性の甲虫類で、大きさがゆうぐらいあるって言ってたのだわ!他にもミミズみたいなとっても大きい線虫状の虫さんが居るとか!(このぐらいとゆうの両腕を広げて言います)
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
『ヘンな虫』
虫って、自分で音を出したりするわよね……その子はどんな音色を奏でるのかな。気になるかも
シィ・ユゥ 2021年12月5日
……あ、そうそう、ちょうどあんな感じの(と、指差す先は下水道の天井。一匹のデッッッカイ甲虫が天井に張り付いています)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
!?
十埼・竜 2021年12月5日
お姉さん、随分音に興味深々なんだね……(そこは正直、結構共感するし。そんなことを言う彼女に興味もある。……こんな場でなければだけど……)
ねぇゆぅちゃん、いくらなんでも1メートル以上もある甲虫なんて流石にそれはおじさんの見間違いかウソ……じゃ……
シィ・ユゥ 2021年12月5日
はわわっ(自分くらいならぱくりと食べちゃいそうなデッッッッッッカイ虫を見たシィはくらりと目を回します)
十埼・竜 2021年12月5日
!?
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
わー、おっきいねー。
(危機感のない反応)
十埼・竜 2021年12月5日
(ぐらりと体が揺れた彼女を咄嗟に支えた)うっそだろ……!!
きみさっきの話聞いてなかったでしょ!!肉食だぜあれ!!(虫を刺激しないように小声)
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
うん。私は音が好きだからね。こういう怪しげな鳴き声もわりと……嫌いじゃない。
ちょっと覚えてない。ボク記憶喪失だから…。(忘れた時の言い訳だ)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
きゅう(完全に目をくらくらさせています)(甲虫は襲ってくる様子も無く静かに天井に張り付いています)
十埼・竜 2021年12月5日
(いやもうぼくの手に負える事態じゃない)
(じわじわ、後ずさりしながら)
……今から全力で逃げ道探すんで、
(スカイセンサー、全力展開)
できればゆぅちゃんのこと、担いでってもらえればなって!
(あらゆる音を拾って呑み込んで導け――――)
(ぢりぢり、頭の異形のヘッドホンから、ノイズが漏れる)
十埼・竜 2021年12月5日
――――っ(吐き気を堪えて)こっち!!
(懐中電灯の光の輪を向ける。その通路の先へと、危うい足取りで走る)
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
んんん。そのくらいならお姉さんにお任せあれー。
(ユゥちゃんを抱える。背負うのは苦手なので、前に抱いて)
は なんだか新感覚──ラジオのチューニングを間違えた時のような。
(こんな状況でも、ノイズ音を堪能する)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
あわあわわ(混乱しながらひょっこりひょっこりついていく)(明らかにふらりとしていて今にも倒れそうである)
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
(妙に素早い動きでついて行く)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
はわ(抱きかかえられる)
十埼・竜 2021年12月5日
(転げ落ちた地点からそんなに遠くないところに、清掃用の侵入口があって助かった)
(全員這い上がり、出入り口をがっっちり閉じて。)
十埼・竜 2021年12月5日
…………と、とりあえず、ぼくは諸々報告しにいかないと……(ズタボロの格好+吐き気に顔を青ざめさせて)
二人とも、暫くもう少し上層に行ってた方がいいと思うよ。なるべく早いとこ駆除入れることになるとは思うけど。
シィ・ユゥ 2021年12月5日
えいっ!(更に追い封鎖として、先程も使った砂岩生成でがっちり扉を固める)えいえいえいっ!(ガッチガチに固める)
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
ふーむ、一先ず落ち着いたね。
2人とも、えらい、えらい。よく頑張ったわ。
(よくやってくれた2人の頭に手を伸ばす。何もできないので、せめて労いでもと)
十埼・竜 2021年12月5日
よし、やってやれゆぅちゃん。(恨みがましい声)
……うわ、ちょ、汚れてますって!(指が触れるとくすぐったさに身もだえする)……っていうか。お名前、聴いてなかった気が。
シィ・ユゥ 2021年12月5日
あんまりお役に立てなかったどころか、はわわさきお兄さんに守られてしまったのだわ(しょんもり)(シィはとってもしょんぼりしている!)
十埼・竜 2021年12月5日
え、ぼくに守られたのが屈辱みたいな態度なんなの……? っていうかぼくの名前はおわりさきだ、そんな常時動揺してるみたいな名前じゃない!
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
ゼッちゃんはえらいねえ(なーでなで)でも、さっきので体調良くないなら、少し休んでもいいのよ。
ユゥちゃんもえらえらい。頑張り屋さんだ。
シィ・ユゥ 2021年12月5日
ううん、そうじゃないの。守るって言ったのにしっかりと出来なかったから……でも
シィ・ユゥ 2021年12月5日
守ってくれてありがとう、竜お兄さん。
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
あら、言ってなかったかしら?
そうね。──ボクはフィリン。フィリン・アンダーカバー、よ。一応、此処で音屋さんをやってるの。たまにだけど。
こんな地下の底の底だけど、何卒よろしく。
シィ・ユゥ 2021年12月5日
次から虫さんもネズミさんもゆうがズババッとやっつけるのだわ!(ふんす)あ、お姉さんもおぶってくれてありがとうなの!次からはお姉さんもゆぅが守ってあげるのだわ!
十埼・竜 2021年12月5日
……(やっと、表情を緩めた。)
どういたしまして。それと、こっちこそ。ゆぅちゃんは十分、ぼくを不安から守ってくれてたさ。
…………きみ、ちゃんと名前覚えてるんじゃないか(そこはつっこむ)
十埼・竜 2021年12月5日
(ヘッドホンのせいで、自分でもそんなに頭には触らないから)
(ましてや他人の指の感触は!!)も、もうだいじょうぶです。もうだいじょうぶ。(やんわりと固辞していく)
フィリンさん、ね。……音屋?(ちょっと目が輝いた)音楽ショップ、ってこと?
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
わーい。ユゥちゃん強いんだ。
じゃあ、次は頼らせて貰おうかしら。(全力で任せに行く構えだ)
あら、そうだったかしら?(しれっ)じゃあ、これまでね。もうやってあげなーい。
音楽ショップ──(思い出す。CDなどの音楽媒体もあったが、殆どが音のなるガラクタの類だ。だが同じようなものなので)
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
──まあね。
(自信満々に答えた)
十埼・竜 2021年12月5日
おおー!!(青ざめた顔に若干の血色が戻る)地下でその手の店って、結構レアもの置いてそう……今度寄らせてもらいますね!
シィ・ユゥ 2021年12月5日
じゃあ、余ったお手々でゆうをもっと撫でると良いのだわ!(ぴょこぴょこと主張をする)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
おおー、音楽ショップ!楽しそうなの!(二人の会話を聞いて興味を示す)
十埼・竜 2021年12月5日
(アラーム)……っと(ポケットから端末を取り出した。連絡に目を通して、)じゃあ、ぼくそろそろ行かなきゃ。……二人とも、くれぐれも変な動物とかには気をつけてね? あんまり下にも、入り込んじゃだめですよ?
……クリスマスか、年末までにはどうにかなると思うんですけどね。
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
おいでおいでー。たまにやってるよ。たまに。(気分営業)
まかせろ〜(ダブルよしよしをユゥちゃんに決める)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
(ふんふんふんす)(ダブルよしよしに気を良くする)
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
大丈夫。そこまで間抜けじゃないわ
(ふふん。と胸を張って)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
あ、ゼットンお兄さん、バイバイなの!お兄さんも気をつけるのだわ!
ゆうは強いからへっちゃらなの!さっきはちょっと油断したけども……もう負けないのだわ!(ふんふんふんすす!)
十埼・竜 2021年12月5日
そうあってください。(さっきまで下水道で迷子になってなかったかこのひと……迷子の自覚なさそうだけど……)
それじゃ、今日はありがとうございました。……またね。
(そう言って、頼りない足取りで)(路地の向こうへと消えていく。)
(【退場】)
フィリン・アンダーカバー 2021年12月5日
えぇ。2人とも、また。
今日は大冒険だったわね。しばらくは──もう、いいかしら。
(来た時と同じように、周囲の音を堪能しながら──鼻歌交じりに去って行くのだった)
(【退場】)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
お姉さんもさよならなの!(ふりふりと小さく手を振って去ってゆく二人を見送る)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
……
シィ・ユゥ 2021年12月5日
(シィが両手を宙に掲げると、砂を操る長杖「砂拉ぎ」と風を操る「風遊び」が現れる)
シィ・ユゥ 2021年12月5日
『LaーLuLa』(先程のフィリンの歌を思い出す様に声を出す)
(シィは両手の杖を振るいながら『下層』へと歩みだす)
『A-^eol--xa-』(徐々に音が先程聞いた音から外れ出し)
(ユゥの周囲に砂塵が舞い、狂風が踊る)
『_♫__♬___♫___♪』(歌声が音色に変わる)
(少女を囲む砂が、歩みを邪魔するモノを拉ぎ、遊び、赤く染めて、赤すらも塵に帰し)
『 』(音は次第に「波」に変わり)
『SEE YOU』
(__は暗闇に姿を消した)
(【退場】)