【戦】Autonomy
赤薙・夜明 2021年12月3日
そして約束の日が訪れた
待ち合わせ場所、今日は誰も使用しないグラウンド。
十字の印が入ったショルダーバッグを下げた少女が、約束の時間の15分前からそこに立ち
気を落ち着けるようとするかのように遠くの雲を見上げているのでした。
▼
#赤薙・夜明
#グスタフ・カツラギ
0
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
(ピタリと、その動きが止まって)
(今までのように耐えるでもなく吹き飛ばされて)
(遠くの地面に叩きつけられた。)
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
(だって、だってあれは)(見たことがある)(偽物を手渡した)(嘘をついた?いいや、この両手の中に収まった感覚は間違いない)(励起の準備も整っている)(「あれ」の効果)(再現か何か)(何をされた)(わからない)(わからないが)(理解はできる)(理解できないのを)(わかってしまう)(それは命を削る)
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
(――――――思考転換)
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
(ゆっくり、起き上がる。)
(ジワリ、ジワリ、全くもって似たような「黒い靄」を体から滲ませながら)
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
まさか、とは思いますが。
これを、再現したとは、言いませんよね?
(両腕が、靄に覆われた。)
(無効票)
赤薙・夜明 2021年12月3日
(黒い霞を纏った腕、そこからぼたぼたと滴り落ちる血。そして霞の向こうで腕の形は若干拉げてしまったように見えるでしょう)
……それは考えすぎですね。
多分、グスタフさんがその遺産を手にする前から私はこうでしたよ。
ミーレさんに聞いてもいいです。
私は義手の力で自己改造が出来るんです。
機械的な改造に比べれば限界はありますけど……。
赤薙・夜明 2021年12月3日
そうやって改造すると合体しているアークデーモンが拒絶反応を起こすんです。
「普通の人間は音速を超えた拳を繰り出したりはしない。これは赤薙夜明ではない別物だ」って。
それで拒絶してアークデーモンの部分である魔力が漏れ出すんです……。どうせ魔力なんて使い方わからないですけど。
グスタフさんの遺産がどういう由来を持つのか知りませんが。
もしかするとどこかで繋がっているのかもですね。
大丈夫。命は削りません。肉、骨、血、神経の一筋まで。
「形」は戻りますよ。
赤薙・夜明 2021年12月3日
(平坦な声、その赤い蛇の瞳がジッと、彼の両腕を見ます)
使いますか、遺産。 まあ、もう止めないって約束ですけど。
私は、使うに値するって、力を認めてもらえたって事でいいんでしょうか?
(そう話す間に血の滴りは止まる。拉げた腕は元の形を取り戻す。
もう一度拳を振りかぶり二発目を撃つ構えを取る)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
(その言葉に、すっと、風に流されるように靄がかき消えて)
そう、ですか。
……いやはや、早とちり、でしたね。
いえ、その必要はないです。ベルンシュタインさんとはあまり面識もないですし。
そうじゃないなら、いいんです。
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
同じことをするなら、使いましたけど。
違うのですなら、いいんです。
でも、多分それもエンデさんに無茶って怒られますよ。
多少なりとも痛いでしょう。
(この両手と違って。)
まぁ、違うって言うのでしたら、僕からは何もありません。
削らず戻るのでしたら、決して交わらぬものでしょうし。
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
ああ、後一つ勘違いがあるようなので。
僕は今日は何も使いませんよ。
打ち倒すために来てるわけじゃないですし、武器は僕にとって手段なので。まぁ僕自身が武器なところもありますが。
(両手を開いて、先程の構えに。左手を前に出して手招き。その後、自らのみぞおちを示して)
(さぁ、どうぞ。)
(無効票)
赤薙・夜明 2021年12月3日
ハハハ……。
ええ、すぐ治しましたけど、ばっちり見られたでしょうね。
でもエンデさん、謝って許してくれない人ではありませんから……。
こちらはこの義手だけが特別の一復讐者なので。
これが無いとみんなに付いていけないのが悲しい所ですね。
でも……。
赤薙・夜明 2021年12月3日
約束しましたから、すぐ追いついてみせますから――
(振りかぶり、踏み込み、ただどこまでも速く、今は特別な技術も無く、拳を振り込む)
(今一度、砲撃のような破裂音。音速を超えた空気の、衝撃の弾丸が招かれた鳩尾へ目掛け突進する)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
(再度、吹っ飛ぶようなインパクト。衝撃のままに飛びそうになる体、鳩尾を中心に世界がずれたような感覚、だが決定的に違うものがいくつかあり)
(最たるものでは、今度は一歩も揺らがなかったという事実だろう。)
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
(ガチガチに固められた腹筋、歪な体を行使するため、日常そのもので鍛えることになったこの体。多少の急所は残れども、当然のように耐え切れねば)
(この両腕を振るう歪に耐え切れねば、自壊する半人半機のサイボーグ。)
先に、お教えしましたよね。
僕は、技術が伸びません。この体のせいで。
ですので。
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・
防御や回避といった行為が、できません。
だからこそ、正面切ってのその高出力は妙手です。
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
それだけにカウンターを主戦術としています。勿論こちらから攻め入ることはできますし、いざという時にはそれ相応の対応策もありますが。
いきますね。
(右手を握る。大きく振りかぶる。ギチギチと鋼が軋む音が響く。)
(自らの懐まで来た少女の顔面――そのすぐ隣を過ぎて、大きく踏み込みながら大地を殴りつけた。)
(無効票)
赤薙・夜明 2021年12月3日
………。(鋼の軋む音、その響きに身構えた、全身の超音速化に切り替えるか。特別な鍛錬も無い、ディアボロスの超人性はあっても身体も小学生の少女相当。だから避け続けるしかない、彼の文字通り鋼の拳の威力は相当な物に違いない……だからどれほど反動が大きくても)
(でも……何故かそれが出来ずにそのまま立ちすくむ)
(大地が殴りつけられる衝撃が足元まで響き、そちらを彼の顔の方をまじまじと見た)
グスタフさん……?
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
はい?
(ゆっくりと、地面から拳を引き抜いて)
(不思議そうな口調に、こちらも疑問符を返す)
どうしましたか?ギブアップなら受け付けますが。
(無効票)
赤薙・夜明 2021年12月3日
(フェイント? 手加減した? あるいは…………?)
(いや)
(表情が見えないんだ、彼の事は、聞いて見ないと分からない)
どうして…………今、地面を?
(構えを解かないまま彼に向き直りもう聞き直す)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
どうしてって……。
そりゃあ、あなたは僕を守るために力を示すのでしょう?
それを僕が叩いたところで意味がないじゃないですか、向けられることはないんですから。
だから、「これぐらいのがいきますよ」と示して、あなたが諦めるか、踏ん張るか。
グスタフ・カツラギ 2021年12月3日
要は。
心が折れるか、前を向けなくなるか、意地通せなくなるか、って話なんですが……。
おかしいところ、ありましたか?
(こてん、フラットな感情のまま、首を傾げて)
(無効票)
赤薙・夜明 2021年12月4日
貴方って人は…………。
私は平気です。いえ、……当たったら平気でないから避けますけど!
そんなパンチぜんぜん当たりませんよ!
打ち込む合間に後ろに回り込んで後頭部に10発は入れられましたね!
(そんな事は勿論できないでしょうが。シュッシュッと拳を素振りして、強がって見せました)
赤薙・夜明 2021年12月4日
(構えてない相手、そしてグスタフさんを殴るのは難しい。でも守る為に相手を殴らなければいけない時、それが出来ないのであればそれは守れない)
次で終わらせます。受け止めてください。
(全身がゆっくり黒い霞に覆われて行く。先ほどの拒絶反応、魔力の漏洩と同じように)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
躱すのも、一つの耐える形ですからね。
当たらなければ、倒れない。たしかに力の証明です。
(拳をスナップ、土埃を掃って)
(体からバチバチと電流が溢れ出す。)
さてさて、散々叩かれましたからね、こちらも充電はたまっております故。
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(同じように、両腕を開いて迎合するような構え。顔でも、首でも、腹でも、胸でも、好きに打つといい。)
(繰り返し、左手で手招き。)
僕は死にませんので、さぁ、どうぞ。
(無効票)
赤薙・夜明 2021年12月4日
(パチパチと青白い火花が彼の身体に走るのが見える。……漏電?)
(いいや、今は深く考えるな。この状態で戦える時間は短い)
(力を示すんだ、行こう――!)
ッゥあああああああアア嗚嗚呼ッ!!!
(少女が動くだけで先ほどの衝撃波が発生した。でも今の少女はその速さを越えて彼に迫った。最初に顎に拳が行く。それが命中すれば次は肩、胸、腕、腹、脚、彼が衝撃で後退するより早く進み出てその身体を追い、金属を織り込んだ彼の重い身体を宙に浮かびあげるような連打を繰り出すだろう)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(一撃、顎、Nicht Gut.初段で思考と対応策を奪いに来るのは素晴らしいが、こと対応というものがない僕にはダメだ。)
(二撃、肩、Gut.両腕の起点は肩、鞭や鎖とて持ち手が不安定なら自在には扱えない。素晴らしい。)
(三撃、胸、Nicht Gut.最初の方でリアクターの稼働は目に見えているはず。同じ場所には手を出すべきではなかった。)
(四撃、腹、Gut.鍛えてあるとはいえ、やはり踏ん張れる状況こそが要。上体を打ち体の重心を持ち上げたいまであれば素晴らしい選択。)
(五撃、脚、Gut.状態が使われなければ、次は蹴りが来るのが妥当。であれば先手を打つのはとても良い。)
(六撃、次は――)
(七撃、体が浮き――)
(八撃、――)
(百二十六撃、――)
(二千四百十二撃、――)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(文字通りの滅多打ち。改造を重ね磁力でより重くなったはずの体は宙に浮き、グラウンドの端まで運ばれる様な乱打の嵐に吹き飛ばされ)
(その身が、臥して)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
――――――。
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(ポーン!)
(場違いなほど明るく陽気なSEが周囲に響く)
『これからあなたにいくつか質問を致します!』
(倒れたはずのグスタフの頭部から女性の声で流れたそれは、所々ノイズが混じり、別の言語が混じっているような不思議な言葉だった。)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
『ひとつめ。■ではなくなります。
ふたつめ。とても■く■しいです。
みっつめ。■■むかわかりません。
よっつめ。よくなることはあり■ません。
いつつめ。■■■だけで■わりではありません。
むっつめ。ずっと■く■■します。
ななつめ。■のままより■■が■えます。
やっつめ。■■の■に■り■えます。
ここのつ。■■けてくれる■を■つけなくてはいけません。
とお。これらすべて、もう一度よく考えた上でなお「はい」と言える覚悟がありますか。』
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(——『了。』)
(電流の勢いが増す)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
『一つ目。一生人■■戻■■■■。
二つ目。一生苦痛■続■■■。
三つ目。一生残■拒否反応■出■■■■■■■■。
四つ目。一生性能上限■決■■■■。
五つ目。一生補助機構■■■■回■■■。
六つ目。一生今■■■■■■■■早■悪化■■■。
七つ目。一生金銭■手間■■■■■■。
八つ目。一生体■メス■入■■■■。
九つ目。一生技師■探■続■■■■■■■■■■。
十。一生これらすべて、もう一度よく考えた上でなお後悔せずに生きていけますか。』
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(——『了。』)
(電圧の勢いが強くなり続ける)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
『最後。それでも、あなたは■せを目指せますか?』
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(——『了。』)
(電荷が迸る)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(ゆっくり、ゆっくりと、その体が起き上がる)
(その姿はまるで幽鬼のようで、がたがたとその体を鳴らしながら)
(一瞬、フラットな感情すらもなく。)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(一際大きく電流が煌めいて)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(フ、とディスプレイに表情が戻ってくる。)
……わかりました。僕の根負けです。
認めます、あなたのいる場所は、永月寮は、安心していい場所だと。
(無効票)
赤薙・夜明 2021年12月4日
(少女を包んでいた黒い霞が徐々に晴れて行きます。一瞬赤黒い何かが見えたような気もしますが、それもすぐ白い肌に包まれて見えなくなるでしょう)
(現れた少女の表情は聊か不安気でしたが、それを振り払うように首を振り、コクリとグスタフさんに頷き、そのまま座り込みます)
あ、あー……あ…ああ
(何かを説明したいようですが、その何かの理由で今は言葉が出ないようでした)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(両手を上に挙げ、指を絡ませて体を伸ばす)
(右に捻る、左に捻る、右、左、右、左、右、左)
(腕を後ろに反らしてグッと背筋を伸ばす)
(組んだ手を解いて胸を開きながら下ろしていく)
(バキバキと全身を鳴らしながら、いつもの穏やかな雰囲気を纏って彼女の方へ歩み寄りつつ)
おや?どうしました?疲れましたか?
(無効票)
赤薙・夜明 2021年12月4日
う……ア…………
(加速酔い。人の限界を超えた速度から減速したので身体が今の速度に追いつて居ないと、彼女は伝えたかったのでしたが、伝える手段がありません)
(それでもふらふらと危なっかしく立ち上がり。
屋上の方へ手を振ります)
(「終わりましたよ」そう言ってるようでした)
赤薙・夜明 2021年12月4日
ん……。
(グスタフさんの方へと手を差し出します、何も今は言いませんが。寮の人たちが居る。あそこへ手を繋いで行きましょう、と、そう言いたげに見えるかもしれません)
(その目は珍しく柔らかいものでした)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
ふむ。
(言葉が出てない。もしくは出せない?義手だけが特別な、と言っていた。であれば。)
(伸ばされた手には、機械の手を差し出し返して握り)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(もし抵抗しなければ、ガチャリと外れたその機械義手の腕がぐるぐると夜明の体を包むことだろう)
(無効票)
赤薙・夜明 2021年12月4日
(外れた機械義手が自分の身体を包むのを不思議そうなを目で夜明は見ていました。「これはどういうことですか?」そう言うようにグスタフさんの方も見ます)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
急患は急いで運ぶものでしょう?
(ぐるぐるぐるぐるぐるぐる、巻いて縛って)(後ろ手に担ぐようにして)
(もう片方の腕を伸ばしては屋上の外壁を掴んで)
(大声で叫んだ)
エンデさんハップさん、その他そこにいらっしゃる白の方ー!!!
応急処置と何か寝かせられる場所お願いします!!!
グスタフ・カツラギ 2021年12月4日
(ぶん!と外壁を引っ掴んだ腕に引っ張られるように一足で屋上に飛び込んで)
(効力が切れたグラウンドには誰もいなくなったという)
(演出終了)
赤薙・夜明 2021年12月4日
【このスレッドは終了しました】
(演出終了)