【個】祭りが6、見回りが4
錣吹・しとら 2021年11月20日
豊饒祭初日。諸々の準備を終え、ふってわいた修羅場も乗り越え、ついに祭りが開幕した。
だが忘れてはならない、死神は身構えている時にはやってこないことを……
新宿島から一般人も来訪している今、次回以降の開催や周辺住民の信頼を守るために、万が一にも怪我人を出すことは許されない。
万全を期すため、青組役職の二人は見回りに精を出すのだった。
……まあでもその過程で全力で楽しんでもいいよね!!!
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竜城・陸
錣吹・しとら
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錣吹・しとら 2021年11月20日
……へっ、言ってくれるじゃねえか。
なら気にせず思う存分楽しもうじゃねえか。
お頭の祭りデビューも兼ねてんだ、パーッと行かねえとな。パーッと。
(パンフを見る)
えー、んじゃまあ回る前に腹ごしらえでもすっか。
タコ焼きとかお好み焼きとかあっけど、お頭何か食いたいもんある?
竜城・陸 2021年11月20日
食べたことのないものばかりだからな、なんでもいいよ。
強いて言うなら君が好きなものでいいのだけれど……あまりボリュームがあると食べきれないかも知れない。
錣吹・しとら 2021年11月20日
んじゃあ無難に分けて食えるタコ焼きと綿あめ辺りにすっか。
お頭確か西洋の出身だっけ?タコくえっか?
(屋台に向けて先導し始める。歩いていると『新宿産シンジュクカラミティオクトパスたこ焼き』と書かれたのぼりが見えてくる)
竜城・陸 2021年11月20日
西洋と言っても古い時代だしね、現代に来たら見たことのない食物なんていくらでもある。
初見のものでも余程でなければ大丈夫だよ。
(なんて言いながら少し後ろをついて歩く。眼鏡なしならいざ知らず、補正視力なら少し先にある幟も見えてはいるが――)……なんか物騒な枕詞が大量についてない? あれ。
錣吹・しとら 2021年11月20日
ああ、何でも最近この新宿の海で見つかった新種らしいぜ?
(パンフを広げる)
えー、「カモメに捕食されそうになって、逆に捕食し返しているところを発見された新種。生命力あふれる旨さを貴方に」……だってよ。
(無効票)
錣吹・しとら 2021年11月20日
すいません、ソース味鰹節マヨ多め青のりなしで1つ
(500新円払うと焼きたての一パックを渡された。丸い生地を突き破ってタコ足が一本一本生えている)
……………………………………………………はい、あーん
(たこ焼きをすごい目で見て、一個刺した爪楊枝を陸に差し出す)
竜城・陸 2021年11月20日
自然な動きで毒見役を任せようとしない。
言っておくけど俺の胃は相当弱いよ?
錣吹・しとら 2021年11月20日
チッ(小さく舌打ち)
ええい、女は度胸。いただきます!
(一口で頬張る。モッモッとよく噛んで……)
(無効票)
錣吹・しとら 2021年11月20日
ゴクン………………イカの味がする(変なものを見る目でたこ焼きを見る)
ン(食えと差し出す)
竜城・陸 2021年11月20日
つまりイカだったんじゃない……?
(なんて言いつつ、別の楊枝を使って一つ摘まみ)(とりあえず外に出ている足先から齧った)
(ゆっくり噛む)(とても時間がかかる)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
(しばらくして、ようやく飲み込んだ)
…………イカってこういう味なんだ……。
(足先の欠けたたこ焼き(?)をしげしげと見遣って)
錣吹・しとら 2021年11月20日
なんだ、イカも食ったことねえのか?
(こういう味だとわかるとバクバク食べていく)
前々から小食ってのは聞いてたけど、もしかして飯のレパートリーも救ねえ感じ?
竜城・陸 2021年11月20日
量が入らないから、どうしても食べるものって限られるだろ。
サンドイッチみたいな軽食とかが主になるし、晴と食べに行くのもハンバーガーとかが多い。(しかも半分以上食べてもらっている)
たまに学食で食べるときも量をかなり減らしてもらわないといけないから、定食類くらいしか食べないしね。
そういうものでお目に掛かるようなものしか食べないな。
(二口目。丸いたこ焼きの半分くらいを齧って)(ゆっくり噛んでいる)
錣吹・しとら 2021年11月20日
へーじゃあ今日はアタシが食ってやるから色々少しずつ食ってみろや!
次の綿あめなんかすげえんだぜ。「16,777,216色ゲーミング綿あめ」だってよ。色からしてイロモノ感やべーよな!
(先導しながらたこ焼きを食べて片付けていく)
竜城・陸 2021年11月20日
それは本当に食べ物でいいのかな……
(なんて言いつつ)(ゆっくり咀嚼しながら、先導して歩いていく彼女の後について歩いて)
(歩いて…………)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
…………(みぞおちの辺りがきり、と傷んだので止まった)
ごめん、しとら。
食べながら歩かないでもらっていいかな……
(彼女に言ったことはないが極度の虚弱体質である。)
錣吹・しとら 2021年11月20日
おおう無理すんな……じゃあちとそこのサンドバッグくんに座ってろよ
。アタシがひとっ走り買ってきてやるからさ。
(片隅にあるベンチを指さす)
すぐ戻るから勝手に動いて迷子になんじゃねーぞー!(ビュンと走って人ごみに姿を消す)
竜城・陸 2021年11月20日
サンドバッグくんって何……?
(ベンチにつけるには少々先鋭的すぎるネーミングではないだろうか、と首を傾げつつ)(素直に腰を下ろして)
いや迷子になるのは動き回るそっちの方……ああ、もういない。
まあ、大丈夫だろうけど……
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
(ふう、と息を吐いて、残り半分のたこ焼きを口に含む)
(ゆっくりと咀嚼しながら、行き交う人々の姿を見ていた)
(人込み、)(笑顔、)(賑わい、)(歓声、)
(そのどれもが、自分のいた場所にはなかったもので)
(それを求めるのは、“そうあるべき”自分から離れてしまうと思っていた、けれど)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
(…………でも、それでも)
(やっぱり、この景色はとても、眩しくて、嬉しい。)
錣吹・しとら 2021年11月20日
ニュッ(そんな眩しい視界に割り込んでくるクソデカ16,777,216総天然色ゲーミング綿あめ)(櫛に仕込まれたLEDで発光している)
なーに黄昏れてんだよ、ンなにたこ焼きが胃もたれしたのか?
(ほれ、と自販機で買ってきた『午前のアフタヌーンティー無糖』を差し出しながら)
竜城・陸 2021年11月20日
ん? ……ああいや……
いいな、と思って。こういう、賑やかな景色。
(あ、これ実際に光ってるわけじゃないんだ……とか綿あめを見て思い)
俺が元の時代に戻ったら、多分もう見ることのないものだから。
(とりあえず、差し出された紅茶を受け取って)
錣吹・しとら 2021年11月20日
(綿あめをちぎって食べては指先を舐めている)
まーたそういう事言って―。
まあ初めてってんなら仕方ねかもしれねえけど、もうちょい頭空っぽにしてもいいんじゃね?
ほれお頭も食ってみろよ、そのためにわざわざ無糖買って来たんだから
(綿あめ差し出す)
竜城・陸 2021年11月20日
そういうわけにはいかないよ。
……ちゃんと覚えておかないと。
教え諭され定められたことに反してまで、欲しかったものなのだから。
(何もせず死ぬことを求められて、)(けれど、今、こうしている)
(きっと望まれなかっただろう、)(あの人の真似事まで、して)
……ん、そうだね。いただくよ。
指で千切っていいものなのかな?
錣吹・しとら 2021年11月20日
……さいで。そんなら眼ン玉に焼き付けとくんだな。
まあ来年でもそのまた来年でも見られる風物詩になんだろうけど!
(ケラケラ笑いながら)
おう、触れた手とか口周りとかがべた付くから、千切ったらこうガッといけガッと!(大口開けて手本を見せながら)
竜城・陸 2021年11月20日
来年やその先じゃなくて、“今”見ておきたいから。
手遅れになる前に、ね。
(手。……少し考えて、手袋を外した)
(そのまま指先で小さく千切り取って、口に運ぶ)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
(噛む……までもなく、口の中で溶けて)
え、……なにこれ。不思議な食感だな……
(もう一口分千切って、口に運んだ)
錣吹・しとら 2021年11月20日
バッキャロウ、この手の祭りってのは今年の豊作の感謝と、来年の豊作祈願がセットってのがお約束なんだよ。
(しょうがねーなぁと頭をガシガシ掻きながら)
……お頭がなーんか抱えてたり不安なんはもういつもの事だから何にも言わねえけどよ。アタシらも手ぇ貸してやっから、来年はこうしたいとかも考えてみな。そっちのが楽しいし、お祭りらしいぜ?
(無効票)
錣吹・しとら 2021年11月20日
……なんてな!(ニッと笑って)
ほれこんなクソ真面目な話は今日は無し無し!
お、綿あめ気に入ったんなら持ってけよ!かさもねえし、お頭でも食いやすいだろ!(綿あめの袋を押し付ける)
竜城・陸 2021年11月20日
そう、来年。(唐突に、ぴ、と彼女の鼻先に指を立てて)
来年もこうしていたいから、今、この光景を見ておくんだよ。
(――いつ絶えるかわからない命の灯が)(来年も、続いているように)
(そうでありたいと、思えるように)
(自分の成したことの、結果を、覚えておきたい)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
わ、とと……
(押し付けられた袋を、手袋をした方の手で受け取って)
……そういえばしとらは建築、家業なんだっけ?
(唐突にそんなことを問いかけ)
錣吹・しとら 2021年11月20日
あん?おう、ご先祖様から代々大工一家だぜ。
なんだ、なんか建てて欲しいもんでもあんのか?
竜城・陸 2021年11月20日
いや。やっぱり跡を継ぐのかな、と思って……今は女性に相続権がある家系も多いんだろ。
(立ててほしいものもないではないけれど、なんて言いながら。また綿あめを千切っては、少しずつ口に運び)
錣吹・しとら 2021年11月20日
まあな。つっても実のところ、親からは継ぐのも継がねえのも好きにしろって言われてっけど。
継承の証もあるし、親戚からも期待はされてるけど結局はアタシが決めりゃそれで良いってさ。親父もまだまだ働けっし、アタシのガキが男だったらそっちに継がせるたぁ言われてたけど
竜城・陸 2021年11月20日
そう、か…………、
(それは、)(少しだけ)……羨ましいな。
(もう少し食べない? とばかりに、綿あめをそちらへ差し出して、)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
俺はね。望まれなかったんだ。
跡を継ぐどころか、生きることすら――まあ、知っての通りの天災みたいな子供だったからね。
暗い地下で、何もせず、何も考えず、ただ死ぬためだけに生きて、
……死んで初めて、自分は人だったって認めてもらえる。
そういう、ものだったんだけど……
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
――――……こうやって、自分の我侭を通して。
(父みたいに、人の上に立って、人を守って、導いて)
(自分に与えられた権能とは真逆の、人の生活を支え、命を育む仕事をして)
やりたいことをして、その結果を見て、そうしたらさ。
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
……死にたくなくなっちゃうよね。
(なんて、言葉には)(表情にも)(悲壮感はなくて)
……まあ、その為にどうしたらいいかはまだわからないけど。
でも、どうにかしたいなと思ったんだ。
だから、うん。
来年も、いい祭りにしよう。その為に今日は、君に色々教えてもらうよ。
錣吹・しとら 2021年11月20日
……(無言で綿あめ毟ってギュッと鬼握力で握る)
言えるじゃねえか、我儘。(ようやく聞きたい言葉が聞けた、と笑顔になる)
おうよ、テメエの生き方はテメエで決める。ウチの親みてえな懐の広い親でもろくでなしの親でも、それだきゃアタシらに等しく与えられたもんよ
錣吹・しとら 2021年11月20日
何でも教えてやらあ、そんで親父さんより立派になってテメエの目が腐ってたって教えてやれ。テメエのガキはすげえもんだったって再認識させてやれ。
そうして対等になったら、おもいっくそ親子喧嘩でもしてやれよ。
なんなら殴り方も教えてやらあ(ニヤリと笑う)
(無効票)
錣吹・しとら 2021年11月20日
生きてりゃそういう事も出来らあよ。
つーかアタシがそのお頭の親ぶん殴らねえように、頑張って止めねえといけねえかもな。おちおち死んじゃいらんねえぞ?
(握り固めて飴に戻した綿あめを噛み砕きながら)
竜城・陸 2021年11月20日
……俺はね、父上が間違っているとは思っていないんだよ。
神とは自然に宿るもので、人の世に神は要らず、その力を頼みに人の世を乱すことは許されない――というのは、確かに理解のできる話だろ。
そして真実、父上には人の才覚を以て、人を導く力があった。
……愛されていなかったとも、思っていない。
外に出ることを許されなかったことだって――世の謀や、戦の影、俺を恐れる人々の目や口さがない言葉、心無い態度。
そういうものから遠ざけてくれようとしたのだろうと理解もしている。
ただ――――
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
神でも、竜でも、人でも、そのどれでもなくても。
“俺”は、“俺”でいいんだって。
在るがままの自分を、認めてもらいたい、…………とは……、思う、から。
(無効票)
竜城・陸 2021年11月20日
(たぶん、それが)(…………きっと一番の望みだった)
(ここでは、叶ったこと)(いつか、あの場所で叶えたいこと)
…………そうだな。
そう思ってもらうためには、死んでいる場合じゃない。
親子喧嘩は残念ながら、勝負にならないだろうからあれだけれど。
面と向かって何かが言えるようには、ならないと。
錣吹・しとら 2021年11月21日
結構!なあに喧嘩っても殴りあうだけが喧嘩じゃねえさ。
テメエの気持ちと考えをぶつけて、相手のそれを受け止めて。
そうやって落としどころを探すのもまた親子喧嘩の在り方よぉ!
(発言継続)
錣吹・しとら 2021年11月21日
そこで、だ。喧嘩慣れしてねえお頭に必勝法を教えてやらぁ。
喧嘩ってのは古今東西、不意打ちが有効って寸法が決まってんのさ。
お頭が閉じ込められて何も知らずに生きてきたってんならよお、恨んだり憎んだりしてんだろうって思うのが人の性よ。だったら――――
錣吹・しとら 2021年11月21日
帰るまでに沢山楽しいもん、美味いもんに触れて明るい気持ちをぶつけてやんな!見たことも予想もしたこともねえもんでぶん殴ってやれ!
それがもしかしたら奴さんの見てえもんかもしれねえしな!
(つーことで、と陸の腕を握ろうとする)
まずは祭りでそれらの勉強だ!射的にエクストリームくじ引き、ゲリラライブの噂まであんぜ!さあさあ出撃だ陸!
(ついていかないとそのままどっかにすっ飛んでいきそうな様子である)
竜城・陸 2021年11月21日
ん、…………、ああ、それもそうか。
(そういえばグスタフとも別に殴り合いの喧嘩したわけじゃないしな、なんて、思い至る)
不意打ちが有効、ねえ……
そうだな、なら――――
(無効票)
竜城・陸 2021年11月21日
そうだな。
……まあ、元々恨んでも憎んでもいないけれど、……うん。
(こうしてほしかった、こうしてほしくなかった、より)
(そうしたかった、こうしたい、と言えた方が)(きっと、いいのだと思うし――)
――ただ、外に出たいというだけじゃ、ちょっと弱いしな。
(発言継続)
竜城・陸 2021年11月21日
おや、……それは忙しいな。
次の見回りの時間までに終わらせるには、随分急がなきゃならなさそうだ。
(腕を取られれば、抵抗することなく立ち上がって――)
ああ、行こうか。
(手を、握り返して)(その後を、彼女のペースに合わせて、ついていく)