【個】よく学び、よく務め、そして
竜城・陸 2021年11月17日
クラス教室に籠って書類と向き合っては、
歩き回って作業その他に問題が無いかチェックし、
時には外部の伝手をあたって資材を獲得し、
それでも足りないものはパラドクストレインに乗ったついでに調達して、
……そんなこんなで、ようやく佳境を迎えた豊饒祭の準備期間。
本日の業務は設営場所の見回りその他。
手を貸してもらうのは――
場所:
私立MM学園・生産区画
書き込み可能:
#グスタフ・カツラギ
#竜城・陸
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竜城・陸 2021年11月17日
ん、いや、……“そういうの”ってどうやってわかるんだろうなって。
俺はそういうのが許される立場になかったから、意識したことすらなくて。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月17日
人間らしい生き方については初心者も同然じゃないですか。
なら専門家に聞くのが一番だとは思いますがね、ああ、間違ってると思うのでしたらいつでも反論はしてくださって結構ですからね。
まったく、あの遺産が残ってれば見習ってもらうのが早かったんですが……。
グスタフ・カツラギ 2021年11月17日
はい?そういうのって、どのそういうのですか?
(無効票)
竜城・陸 2021年11月17日
まあね……食べなくても動けるなと思って「ああ、じゃあ食べなくていいか」って思うのは問題なんだろうね。ただ、人間らしい生活をすれば自認識が“人間”になるかって言われたら、そうでもないみたいだから。
いや、間違ってるとは思わないけど……って、どの遺産の話をしてるのさ。
竜城・陸 2021年11月17日
ん? だから、恋とかそういうの。
どういう時に自覚するものなんだろうな、って。ああ、一般論でもいいんだけど……。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月17日
問題です。まぁ幾つかそうなってしまう理由は考えられますが……有機生命体についてはにわかですので回答は控えますか。
いえ、もうなくなってしまったものですのでお気になさらず。ただの「木」でしたから。
グスタフ・カツラギ 2021年11月17日
――ああ、何を聞くのかと思えば……。
僕に聞くのは間違いですよそれは。えーと……緑のレイコさん辺り、あの人とかにおすすめの漫画を借りてみてください。
そのセリフのまま、一般論を漫画に変えて。
(無効票)
竜城・陸 2021年11月17日
木? ……ああ、もしかしてエンリの?
(話にだけは聞いた。実物をしっかり見たわけではないが)(なくなった、という話には首を傾げたが、特に問うことでもない)
推測や推定のレベルでもいいから話せばいいでしょう。聞く耳を持たないほど頑迷ではないよ。
竜城・陸 2021年11月17日
そ。なら、いいや。
友人の意見を求めたいのであって、よく知らない他人に教わりたいわけではないから。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月17日
僕が確証を持っていないことを話したくはないだけですので。
間違っていたら、それを真に受けて信じてしまったら、どれも問題でしょう?
グスタフ・カツラギ 2021年11月17日
言ってしまえばこれが僕の意見なんですがね。
一般論ってよく知らない他人の言説の総合じゃないんですか?漫画とかほら、大衆受けしたそれであればそれこそまさに一般論だとは思いますが。
(無効票)
竜城・陸 2021年11月17日
……信じても困る、か。そう言われると一理あるな。
というか、君も十分俺に対して口うるさいというか容赦ないじゃないか……。
他人の言説の総合であっても、その数は多岐にわたるだろ。
その中でも“個人にとって妥当性のある”言説を聞きたかったというだけだよ。
竜城・陸 2021年11月17日
(辿り着いた出店スペースは主に、規格のチェックと機材のチェックが必要、ではあるが)
(とりあえずざっと見て、明らかに規格からはみ出ていそうなものをチェックする)
そっちのファイルは? 何か確認することあった?
(と、彼の手元に視線を向けて)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月17日
(この人はほんっとうに、本当に…………)
(あ、わかりました僕。)
……もしかして本気で僕が参考になると思ってたんですか?いえ、思ってるんですか?
(そっと、確認途中の手元のファイルを閉じて)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月17日
なんと言えばいいか……実際に参考にするかどうかは別として、物事を理解するうえで「誰が言ったか」が重要なんだ、俺の中では。
…………説明しづらいな。
“人”の世界への取っ掛かりがまだそこにしかない、と言ったら近いかな……
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
構いませんよ、ゆっくりで結構です。
齟齬や誤解のないように、一つ一つ言葉を選んでもらっても結構です。
今のところの僕の解釈では、他に信頼できるような人がいないとも取れるんですが。
(無効票)
竜城・陸 2021年11月18日
…………、そうだな。
俺はまだ自分を、凡その相手と“対等”に置けていないんだ。
たとえば、人が神と対等に成るには、相応の資格がいるだろう?
相応しい武器、秀でた才能、……由緒ある生まれかもしれない。或いは他の神から祝福を得ることもあるか。
それと同じで、俺は幾らかのプロセスを踏まないと世界と自分を同じ線に置けない。
捻じ伏せられるべきもの、征伐されるべきもの、踏み越えられるべきものであって、俺の立ち位置は大抵の人間に対して、絶対的に“下”だからね。
(傲慢なんだか謙虚なんだかわからない、などと言われたが――)
(それも、“人の手に負えないもの”と自覚していながら、“いつか踏み越えられるべきである”と思っているからだろう)
竜城・陸 2021年11月18日
……そのプロセスに則って目線を合わせてくれた相手となら、自分を同じ線に置ける。
それで初めて、“人らしく”動くんだよ、感情とか……そういうもの?
一次的か永続的かというのは、あるけれど。
(これで不足ない? と、緩慢に首を傾げた)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
……。
…………。
………………。
(選別、は違うな。選り好み、も正しくない。取捨選択、にしては委ね方が歪。格付け、も違う。)
つまるところ、
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
同格でないと、理解も共感もできないと?
(無効票)
竜城・陸 2021年11月18日
必ずしもそうではない、と思うよ。
ちょっとした言葉とか、仕草、行動でも、響くことは当然にある。
ただ、理解と共感ができているかは――少し自信がないけれど。
例えば、一般的な人の“悲しい”とかはちょっと自信がない。悲しむこと、泣くことを許されたことは、ないからね。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
……成る程。
――成る程成る程成る程成る程、ですね。
よく、よぉくわかりました、とまでは言い切れませんが。
大まかには理解できたと思います。
何分少々違う思考プロセスと経緯ですからね。
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
(思い出しますね、あれ。)
(ファイルをリュックにしまって、少し音が漏れそうになった喉を自分の手で締めて)(ギチギチと、強く捻って押し留める仕草を)
んん、失礼。
少々汚い言葉が出そうになりました。
(無効票)
竜城・陸 2021年11月18日
言えばいいのに。
(息を吐いて)…………見損なった?
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
(ギチギチと、発条が戻るようなスプリングを押し留めるような不思議な音が僅かに緩んで)
……いえ、僕は存外あなたが大嫌いみたいです。
(無効票)
竜城・陸 2021年11月18日
…………そう。
それは、残念だな。
俺は君たちのこと、好きだけどね。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
嫌いな理由は言わなくてもわかるとは思いますが、まぁわからないんでしたら頑張って探してみてください。
よく知らない他人になんて聞いてみるのもおすすめですよ。
(無効票)
竜城・陸 2021年11月18日
諦めがよすぎるから。……とか、そういう話?
これでも案外、割と、這い上がろうと頑張ってはいるのだけれど、
竜城・陸 2021年11月18日
…………、
(肌寒さなど感じない性質だけれど。その時初めて、持ち歩いていた外套を羽織った)
(腕も、背中も、肩も、翼ごと隠すようなそれを)
(感情が波立つことで制御を失いかけた冷気は)
(極限まで抑え込むことで、統制の緩んだ肉体を当たり前に傷つける)
ごめん。…………手伝いは、ああ、無理をしなくていい。
嫌いな相手の傍にいたくはないだろ、君だって。
(声音が揺らぐのが)(視界が滲むのが、どうしてかわからない)
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
諦めてくれたら見捨てれたんですけどね、そうじゃないから嫌いになってるわけなんです。
謝るくらいなら最初から、というのも酷な話ですからね。
大丈夫です、これは僕が勝手に思ってるだけの話ですので、お気にせずに陸さん。
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
別に僕は手伝いするのも構いませんよ?元よりそういう約束ですし、好き嫌いでは人を選びませんし。
まぁ礼節の有無では選ぶところもございますが……。
ただ、あえて、しいて言うなら。
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
そういうところが嫌いだっつってんですよ僕はさ。
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
(……トゥルルルルルル)
――はいもしもし?グスタフです!はい、ええ、はい、はい!わかりました!えーとそうですね……今どこです?ああではそのまま校舎出て右側の出店の島に、はいそうです!そちらに責任者がいますので、ついでに渡してあげてください!後この後荷物を運ぶらしいので、駅前まで荷物持ちに行ける方はついて行ってあげてください、よろしくお願いしますね!
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
と、言うわけですので、クラスメイトをいくらか派遣しておきましたので。ついでに製作した紙皿割りばし等々の保存場所をどうするか聞きに来るそうです。
(そしてポン、とリュックを叩いて)
ああ、こちらの書類は全部やっておきますので。認証が必要なものは後でお送りします。
(無効票)
竜城・陸 2021年11月18日
……ほとんど、見捨てたいほど見放してるってことじゃないか。
それで“気にしないよ”って言えると思う?
(苦笑い、)(をする余裕もない。強く、強く、奥歯を噛み締めた)
(それでも御しきれないから、体の感覚はもう曖昧だ)
…………
竜城・陸 2021年11月18日
……わかんないよ、全然。
竜城・陸 2021年11月18日
(零れた言葉は弱弱しくて)
(繕えただろう、もっと)(笑え、ばいいのに)
(いつもみたいに)(ちゃんとできなければ)(いけないのに)
(――――何一つだっていつも通りになりやしない)
竜城・陸 2021年11月18日
(ただ、淀みない“引継ぎ”の手続きは)(隔意を示すみたいで、どうにも苦々しかった)
(――自分で言ったくせに)(ばかみたいだ)
……うん。手数をかけてごめん。
(無効票)
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
(はぁ、と頭部カバーの中で小さくため息)
(つくづく自分も甘いな、と思う。性分なのかもしれない。)
諦めてると自分で思ってらっしゃるなら見捨てましょう。
見放してほしいならそうしましょう。
ただそうまで思う人にわざわざこうやって言う事は、それ自体意味がない無駄な行為だと思いますがね。
誰しもボールペンのインクが切れたからってすぐに捨てるとは限らないですよ、中には芯を取り換える人もいるでしょうし。
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
誤解しそうなぐらいな勢いなので言っておきますけど、別に怒ってるとかやってられないとかそういうのではありませんからね。
もしそうなら今頃ぶん殴ってどっか行ってますし。
というか一朝一夕で理解されたらじゃあ何でって僕がキレてますよ。
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
(そこでようやく、バチンとねじ切りそうなぐらい力の入った手を喉から離した。)
まずは知り合いから順に相談してみるのが一番かと思いますよ。
手っ取り早いかとっつきやすいかはわかりませんが。
グスタフ・カツラギ 2021年11月18日
では僕は行ってまいりますので、諸々お願いします。
お疲れかもしれませんが無理だけはしないでくださいね。
(反転してスタスタと、取り出したファイルをもう一度最初から捲りながら歩いていく。)
(終始、普段のふざけた様子ではなく、真面目か真剣なときの、遊ばないときのフラットな様子を崩すことなく。)
(▼)
竜城・陸 2021年11月18日
…………、
(息を吐いて、)(吸って、)(奥歯を噛んだ)
君たちの言うことは、いつも難しすぎるよ。
(返す言葉にも吐息が交じる)
(よくよくいつかと似たような状況に思い至っても、軽口さえ叩く余裕はなかった)
竜城・陸 2021年11月18日
(ただ、)
(まだ、ここにいていいんだ、と言われていることだけは、わかったけど)
竜城・陸 2021年11月18日
(去る背を見送りながら、唐突に、思い出した)
(“それは思考停止というものですわよ”)
(“そんなこと出来っこない、その程度の理解すら得られないと決めつけて、逃げ回ろうとしている”)
竜城・陸 2021年11月18日
――……、そうか。
(“そういうものだ”と、思ってしまったことから変えなければならない)
(なんて、わかっていたつもりだったのに――――)
竜城・陸 2021年11月18日
(感覚のない手で、)(両頬を叩く)
(奥歯を強く噛み締める)
(統制しろ)(制御しろ)
(できる)
(――ここにいることを選んだのは)(全てやりきると誓ったのは)(自分なのだから)
竜城・陸 2021年11月18日
(這い上がれ)(頼れ)
(――“ここ”は、)(“人の世界”なのだから)
竜城・陸 2021年11月18日
――――、
(歩き出しながら、)(端末を手に取って)
ああ、穂垂、……ああ、うん。俺? 大丈夫、ええと。
……頼みたいことがあるんだけど、
――そう、出店の担当者が――対応を――
俺はちょっと新宿駅まで出向かなきゃいけなくて――
うん――――
竜城・陸 2021年11月18日
――――ありがとう。
お願い、するね。…………頼らせて、ほしい。
(▼)