L'oiseau bleu.

【RP】女王陛下と猫溜まり

御縁・榊 2021年10月24日
良く晴れた真昼。
花屋を営む青年の、自宅の庭の一角。
家庭菜園というにはあまりにも実りの多い其処には、真っ赤で大粒の苺がたわわに実っていた。
その合間を、庭に間借りしている野良猫たちがひょいひょいとすり抜けて行く。野良猫の長い尻尾に掴まった妖精が、微かな鈴の音のような声でしゃらしゃらと笑っていた。


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榊とゆうや





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御縁・榊 2021年10月24日
(用意するのは、洗うための水だけ。練乳もきっと必要ないくらい、男の育てた苺は糖度が高かった。大きくて、つやつやで、とても甘酸っぱい果汁で溢れるそれを、今日は女王陛下のためだけに庭に用意した)(季節外れのいちご狩り、という訳である。何しろ、この男の手に掛かれば、植物の季節なんてものは全くもって関係がなかったので)
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御縁・榊 2021年10月24日
さて、女王陛下、ご満足頂けるかい?
(何処か気怠く甘い男の声が、楽しそうに問い掛ける先には、少女がひとり。少女の足元には、男の飼い猫である黒猫のノインが付き添っていた)(仔猫たちはまだ庭に出るのは禁止である。何しろ、まだ幼くて、去勢手術も避妊手術も終わっていない) (無効票)
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風呂井・ゆうや 2021年10月24日
(ねーーーこーーー!!!)(と満面の笑みを見せているが追いかける事もできない貧弱体力の少女は、座り込んでにこにこと野良猫たちを見つめていた。こうして間近で生き物を見られるのはやっぱり嬉しい。妖精達もなんだか楽しそうで、頬はゆるゆるだ。ここまで来てよかった)
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風呂井・ゆうや 2021年10月24日
(鉄の足元にすり寄ってくれる黒猫も勿論かわいい。撫でていいかな?いいかな?と鼻先へと手を近付けていた所へ声がかかる)
大っっ満足だよ!えへへへ、ねこかわいいねぇ。元気な子も呑気な子もみーんな。 (無効票)
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御縁・榊 2021年10月24日
ふふ、陛下はすっかり猫たちの虜だねぇ。ついでに、苺の虜にもなってくださると嬉しいんだけど。
(表情がゆるっゆるの少女を見ているのは、楽しい。賢く優しい雌猫であるノインは、少女の手に自ら頭を擦り付けるように行動で示す。なぁん、と穏やかな鳴き声は、仔猫に向けて鳴く音と同じだ。どうやら、気にせず好きになさいと言っているようだ)( いちご狩り、とは言ったけれど。少女が座ったままの方が良ければ、自分が採ってて皿に乗せて手渡すし、自分で摘んで回りたければそうしてくれて構わない。自分も、ノインも、少女が選ぶ方に合わせて動くから) (無効票)
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風呂井・ゆうや 2021年10月24日
(うわぁ……ふわふわぁ……)(擦り寄られてぽわわわわっと花飛ぶ空気。生き物のぬくさと毛並みの柔らかさにすっかり夢中だ)
え、いちご?あそこに実ってるのだよね?わーい!是非とも虜になっちゃおうかな!(脚はどっちみち痛いのだから楽しんでこようと立ち上がる。笑みを崩さないのは意地に程近い。かしゃりと金属音を鳴らして家庭菜園に向かおうとする) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月24日
うん、お好きだって聞いたからとりあえず増やしてみたんだよねぇ。カナンには大評判の苺だよ。
(その金属の具足を付けた脚が痛むことも、想像は出来たし、摘んで冷やしておいて部屋で食べるだけ、というのも考えたけれど。どうせなら、楽しい方が喜ぶかと思って。勿論、部屋に戻れば仔猫たち、というか、大体コットン、に大歓迎されると思うので、其方もあとで楽しんでくれれば良い)(相手が家庭菜園に向かうと、その足元を付かず離れず黒猫がついて来る。仔猫を見守る母猫のようなそれに、男はくすりと笑って少女の隣を歩く)
普通に千切っちゃって大丈夫だから。とりあえず、洗う用の水のボウルだけ用意しておくねぇ。 (無効票)
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風呂井・ゆうや 2021年10月24日
へぇー、カナンさんのお墨付きなら期待大だね。(かしゃり、走ることは出来ないのでゆっくりと歩く。足元で黒猫が歩行の邪魔にならない程度について歩くのが嬉しくて擽ったい)
……ちぎる。こう、かな?(そして苺を前にしゃがみ、苺をつまんで千切ってみる。ぷつり、と非力な手でも摘み取れた)
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風呂井・ゆうや 2021年10月24日
(とーーれたーーー!!)
(ぺっぺかーーーー) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月24日
彼女はこの間、此処でブルーベリー摘みをして行ったよ。自分で摘んで食べるって行程、初めてで楽しかったみたい。
(苺だったりブルーベリーだったりラズベリーだったり、あれこれ好き勝手に育てている男である。この男の家には昔から、実がごろごろ入ったジャムやら、漬けてある酒やお酢、干し果物なんかがあちこちに保存されている)
ふふ、お上手。はい、水で軽く洗ってそのまま食べてみて。
(持っていたボウルを差し出す。洗うための水。ただでさえ水入りのボウルを持ってしゃがむのは大変だし、相手に持たせる気はない)(きっと食べれば、その辺で売っている苺とは比べ物にならないくらい、甘酸っぱくてジューシーだ) (無効票)
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風呂井・ゆうや 2021年10月24日
へー、ブルーベリー。榊さんなんでも育てられちゃうね。すごいなぁ。(つやつやの苺を日に透かす。鮮やかな赤は美味しそうだし、奇妙な懐かしさを感じもした。宝物のような心地だ)
あ、洗うんだ。はーい。(差し出してもらったボウルの水へと摘みたて苺を沈める。軽く、汚れを取るように表面を撫でてからわくわくとヘタを摘んで一口齧り付く)

…………!!(甘酸っぱい。けど甘みの方がほのかに強くて瑞々しい!おいしい!)(見るからに嬉しそうな笑顔だ) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月24日
どの子も、育てると張り切ってくれちゃうから、爆発的に増えるんだよねぇ……。
(勿論、嬉しいことなのだけれど。今も、庭はそれはそれは喧しいくらいに植物たちの声が飛び交っている。今日の主役の顔をした苺たちは、どや!と言わんばかりに胸を張って、はしゃぐ子供のようにきゃらきゃらと楽しそうだ。今も常に首に掛けているヘッドフォンを装着するほどの喧しさではないけれど)(苺を口にした相手の表情が華やぐと、釣られたように男の表情も嬉しそうに緩んだ)
良かった、お口にあったみたいだねぇ。 (無効票)
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風呂井・ゆうや 2021年10月24日
んん。(ちゃんと飲み込んでから)おいしいよ!すっごく!!なんだろうね、こう、酸っぱさはあるけど酸っぱすぎなくてさ、甘くてさ、おいしい!(それはもう語彙のない感想だが、笑みも合わせれば大満足な事は目に見えて分かる)
(だがたくさんは食べられない。少食なのもあるが夜には薊さんの美味しいご飯も待ってるので控え目にしないと)……ぼくはあとふたぁつ貰っていい?あ、あと薊さんと、ザフラさんところにも持っていきたいなぁ。(たくさん実ってくれたのだ。加工するのもいいがこの新鮮さも多くの人に味わってもらいたい。帰りはちょっと頑張らないとと気合を込める) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月24日
良かった。
(男の手が、そっと苺の葉を指で擽るように撫でる。良かったね、と物柔らかに。緑の手に撫でられた苺は喜ぶように、するりと早回しのように目の前で一輪の白い花を咲かせた)
あれ。……ふふ、女王陛下にお花もくれるってさ。うん、苺も好きに貰って。残りは帰るまでに収穫して、君が帰る時に妖精たちをお供に付けるね。運んで貰うよ。
(“あげるわ!”“あたしたちの榊の女王陛下に!”“きゃあ!おいしいって!”“やったー!”“聞いた? 榊、ねぇねぇ、聞いた? おいしいって!”)(あーー、と思わず半笑いで片耳を手で押さえた。君たち、ちょっとトーンダウンして欲しい) (無効票)
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風呂井・ゆうや 2021年10月24日
え、お花もくれるの?ええと……ありがとね?(植物の声なんて流石に聞き取れないけれど、なんとなく嬉しそうな顔色……花色?に見える。青々とした葉っぱを撫でてお礼して)
なら……えっと、この子とこの子。(特に赤が綺麗だと感じた実を2つ摘み取って、ボウルで洗う。脚の痛みが強まってきたのでこの辺で一旦椅子のある場所まで戻ることにした。ゆっくり、ゆっくり立ち上がって歩く) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月24日
そろそろ陛下、部屋に戻るかい? お嫌でなければ抱えさせて貰うけど。
(お礼をされた苺たちは嬉しそうにきゃらきゃらと笑う。苺たちが騒がしくなると、周辺の植物たちも釣られたように騒がしくなるのは困りもの。勝手に咲かないでね、と軽く調整しながら、片手を耳から離せなくなった男は苦笑いと共に相手と共に椅子の元へ。黒猫も相手の足元を邪魔しないように付き添った) (無効票)
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風呂井・ゆうや 2021年10月24日
だーいじょーうぶ!このくらいの距離なら平気だよ!杖もいらないし!(と、口は元気だが足取りは慎重だ。ゆっくりゆっくり、ボウルは任せたまま歩く。なんせあっちには外には出られないチビちゃん達が待っている。そろそろ構いに行かなければ)
でもありがとね。苺なんて久し振りに食べた気がするよ!(薊さん達がどんな顔をするのか楽しみで仕方ない) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月24日
それなら良いけど。室内に上がる時は足元特にお気を付けて。どう致しまして。野菜や果物なら、元となるものがあれば幾らでもご用意出来るからさ。女王陛下はもっと気楽に強請ってねぇ。
(水入りのボウル片手に、さくさくと芝を踏む足音。相手が先程まで座っていたガーデンチェアの先には、リビングに繋がる窓がある。出入りは此処からだ。その大きな窓は今は外から閉められていて、かりかりかりかりと小さな小さな音がする。白い小さな毛玉のような仔猫が窓を引っ掻いているのが見えるかもしれない)
……窓開けたらコットン飛び出しそうだなぁ、アレは……。 (無効票)
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風呂井・ゆうや 2021年10月24日
ふふ、ちゃんと気をつけるよ。……本当に、『伯爵』と知り合えたのは運が良かったよ。ぼくも綺麗なお水を増やすくらいなら簡単にできるからいつでも言ってね。(言われた通りに足元へと気を配りながら室内へ……と向かう手前、もうすでに元気いっぱいな子猫の姿ににこにこ)
ふふふふふ、待っててー。すぐそっちいくねー。(手をふりふり。こんなにねこに囲まれることなんて、きっと昔もなかったな、なんて考えながら今度こそ室内へ) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月24日
此方こそ。ありがとう、植物たちに水は大切だからたまにお願いしようかなぁ。
(喉を鳴らすように笑いながら、窓を開け……た途端に外に飛び出し掛けた白いふわふわを片手でキャッチ。した所を黒猫が首根っこを噛んでぶら下げ、そのまま窓の近くに置いておいた濡れタオルの上に華麗に着地。きちんと足裏を拭く良い猫である)
コットンは元気良すぎてあっぶないなぁ。はい、陛下はこっち座ってね。
(黒猫に首根っこを噛まれた白い仔猫は大人しくなり、ぷらーん、とぶら下がっている。相手も室内に入ったのを確認すると、窓を閉め、リビングの冬用の毛長のラグの上に置かれたソファーをお勧めする。ソファーには、クッションの隙間に亜麻色の仔猫が居る) (無効票)
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風呂井・ゆうや 2021年10月25日
任せてよ。これでも魔法は得意なんだから!(なんせ普段は何も手伝えない玉座の飾り物だ。力になれるのは嬉しい)
おおー、ナイスキャッチ。(そして流れるように咥えて歩いてく黒猫の行儀良さにも拍手)あ、ありがとう。……あ、先客もいたんだね、おじゃまするねー。(ソファーに身を沈めたなら脚が楽な姿勢に。ふわふわしっぽのお隣さんには触れないまま笑みだけ向けた) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月25日
俺は植物系以外だと、地と風に少しずつくらいしか適性がないからねぇ。
(パラドクスとして扱うにしても、ぶっちぎりで植物たちが扱いやすい。その他は、風と、地に、少し。己の中に宿る千年樹の竜がその方向の属性なのだろうけれど)
さっき足元に居たのがノイン。俺が刻逆前から飼ってた子で、仔猫たちの義母代わり。今咥えられてる白いのがコットン。その先客がリネン。あと……あ、居た居た。そのキャットタワーの上に居るのがシルク。
(ボウルを置いて、それぞれの猫たちを示す。そういえば教えていなかったな、と。なお、キャットタワー(植物や蔦が絡まりあって花が咲いたりしながらタワーを形成したもの)である)(相手に笑みを向けられたリネンは、にぁ、とか細い声で鳴いたが、逃げはしないようだ) (無効票)
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風呂井・ゆうや 2021年10月25日
ふふー、絵描きの魔法使いだからね、ぼく!なんでも描いて作り出しちゃうよ!(画力が高いとは言い難いが、描けば思い通りになるというのは中々便利なものだ)

へー、その子はノインって言うんだ。お母さんかぁ。(だからくっつかれてたのかなぁとくすくす)その元気な子がコットン、こっちの子がリネン。……あ、お洋服の素材の名前?で、あっちの子がシルクかぁ。(よろしくねー、と笑みながらも苺を食べきってないので触れないまま) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月25日
面白いよねぇ、リアライズペインター。実際どんな感じになるものなのか、詳しく見たコトはないんだけど。
(描けばそれが現実に反映される、なんて面白い能力だと思う。自分は絵を描くのが得意ではないので、そのジョブじゃなくて良かった、とは思うけれど、その内、実物は見てみたいものだ)
ふふ、植物繊維シリーズだねぇ。うちで暮らしてる子がコットンの名付け親なんだけど、他の二匹もそれに合わせてみた。
(例えば洗面所にふたつずつあるコップと歯ブラシとか、キッチンにあるこの男らしからぬ柄のマグカップとか。リビングからは見えぬ位置に、件の少年の名残りがちらほら見える家だった。それと同時に、リビングにも、椅子の端っこに掛けられている服が相棒の物だったりもするし、テーブルの上には現存する植物についてを纏めた書類データが置かれていたりもするし、雑多だ) (。)
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風呂井・ゆうや 2021年10月25日
楽しいよー。どんなものか……は、実はきみ達ならもう見てるんだけどね。(どれかは秘密ーとにこにこにこ。ごまかしの笑顔)
あ、そうなんだ。きみの同居人さんもいいセンスしてるね。ふふ、似合ってるよー。(いい名前をつけてもらったね、と笑いかけた。時々鳴いて返してくれるのが嬉しくてついつい話し掛けてしまう)
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風呂井・ゆうや 2021年10月25日
……あ、そうだ苺。(思い出したように座ったまま男を見上げて)
ねえねえ、榊さん。練乳があるならちょーっとだけかけてもらってもいい?(せっかくだからとおねだりを追加して) (。)
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御縁・榊 2021年10月25日
あれ、見てたんだ?
(どれだろう、と興味深そうに。学んだ力でもないから、人が術を発動する瞬間なんてものには疎かった。まあ、この男が疎い分、悪性のものであるのならば、植物たちや妖精たちが挙って一斉に警告を飛ばして来る自動セコム状態なのだけれど)(名前を褒められると、まるで分かっているかのようなタイミングでコットンが、にぃ!と元気良く鳴くものだから、思わず笑ってしまって)
ふふ、陛下は随分甘党だねぇ。良いよ、ちょっと待っててね。
(一応用意してあって良かった。一旦苺を器に受け取って、男はキッチンの方へ。その足元を、コットンが脚に絡まりそうなほど近くをついて行って、キッチンの前に置かれた仔猫用ガードに阻まれた。みぃみぃ、にゃあ!と抗議の声が上がるが、キッチンは危ないので立ち入り禁止です)
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御縁・榊 2021年10月25日
(やがて男が戻って来れば、瑞々しい大粒の苺の上には白くとろりとした練乳が。きっと、とても甘くて美味しいだろう)(苺を食べたら、帰る時間までは仔猫たちと存分に遊んで行くと良い。仔猫たちの最近のお気に入りは、鳥の羽根を使った猫じゃらしと、鼠の形の投げぐるみだ)(帰りには、沢山の苺と、自家製ブルーベリージャムの瓶がお土産。妖精たちが何人かでお土産の入った袋を持って、相手と一緒に帰ることだろう)
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御縁・榊 2021年10月25日
【〆】
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