L'oiseau bleu.

【RP】初出勤

御縁・榊 2021年10月18日
あの日、何もかもが変わってしまって、店もしばらく開くことが出来なかった。
身体に慣れるのにも数日。
身体に慣れたら店を一応開き、世界に慣れるのに1週間。
そうして、アルバイトの少女に連絡を入れた。

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めづる、そろそろ出勤出来そうかい?
じんわりお客さんも戻って来ているから、可能なら来てくれると助かるな。
先ず、色々変わったこともあるから、対面で色々話し合えたら。

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はい。

連絡を送って既読がついてから、彼女から返事があるまではそれなりに掛かった。
それはきっと、彼女の葛藤だったのだろう。


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榊とめづる





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御縁・榊 2021年10月18日
(花屋の奥、従業員の休憩スペース。背凭れのない椅子に座って、男はアルバイトの少女を待っていた)(木の幹のような捻れた角に、新緑の色をした羽毛の大きな翼、腰付近から伸びた細く長い尻尾の毛並みも新緑の色。ふわふわりとした柔らかな髪の男は、今まで以上にふんわりした部位が増えていた。翼にも、尾にも、角にも、彼方此方に花が直接咲いていた)(御縁・榊の刻逆での変化。それは、ドラゴニアンへの変貌だった) (無効票)
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終日・めづる 2021年10月18日
(花屋の前まで来て、足が止まる。ちらりと見れば、あんなにやさしかった花々が此方を訝しんでいるように思える。そんなこと、ありえないのに)いかなきゃ、(息を深く吐いて、花屋の奥へ)

……お疲れ様です。めづる、です。(ドアの前で、そう呼びかける) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月18日
(“来タヨ”)(“アノ子ダヨ”)(“榊、榊、ボクラノ榊”)(“アノ子ガ来タヨ”)(わあわあと植物たちが一斉に話し始める。この姿になってから前以上に聴こえるようになってしまった愛すべき植物たちの声は、時に頭痛を齎すほどに喧しい。何とか聞き逃さずに扉の向こうから聞こえた少女の声に、片耳を押さえていた青年は顔を上げた)
お疲れさま、めづる。入っといで。
(何時も通り、穏やかに気怠い、何処か甘やかに低い声が入室を促した) (無効票)
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終日・めづる 2021年10月18日
(いつもの店長の声。久しぶりの、落ち着く声)……(きぃ、とドアを半分開けたものの。こうしていても仕方がないから、諦めて中へ身体を滑り込ませる)
……えと。(俯いているせいで、青年の姿は少女の視界に入っていない。最初に気付いたのは向こうだろうか。)

(やけに硬質化した四肢、隠せない触覚、異様な翅) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月18日
(入室した少女の姿に、ぱちり、ブルートパーズの瞳を瞬いた。何だっけ、これは、そう、インセクティア、と定義されたのだったっけ。まだ、その言葉は馴染みが薄かった。それより、この娘、虫苦手じゃなかったっけ)
久しぶりだねぇ、めづる。とりあえず、うん、本当にとりあえずになっちゃうけど、うちの優秀なアルバイターが無事で良かったよ。
(ころりと笑って、大分存在にも扱いにも慣れた尻尾がぽふんと少女の頭を撫でた。もふ、と柔らかな毛並み。尻尾にも生えていた花が少女の頭上からひらひらりと散る) (無効票)
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終日・めづる 2021年10月18日
……お久しぶり、です。でも、これ、無事、なのかしら(すぐに涙がこみあげてきて、目頭が熱くなり始めると、)ひゃ(もふ、)……え?
(ふわふわと、やけにやわらかいものが頭を撫でる。わたしは今日、わたげを連れてきてないのに)

……て、んちょう?(やっと薄紅の眼が、青年の姿を見た) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月18日
生きてりゃ無事さ、何か色々どうにかするための今後の方針も決まって来てるらしいしねぇ。
(もふもふ。よしよし、と手の代わりに撫でる尻尾。この尻尾が思いの外便利で、使うのに慣れ始めている。黒猫のノインにはとても評判が良い)
あ、やっと顔上げたねぇ。
(悪戯っぽく瞳を煌めかせた青年は、変わってしまった己の姿を少女の瞳に映す。それは、千年樹の竜を宿した新緑色の花咲くドラゴニアンだ) (無効票)
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終日・めづる 2021年10月18日
え、え、え……あ、あの、店長、その恰好、へ、えぇ……!?(ふんわり花笑むお兄さんは、よく知る彼ではあったのだけど)

て、店長も、その、変わっちゃったの……?(実際変わっている、これが仮装な訳でもなく) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月18日
あはは、やっぱり驚いてくれたか。そうだよ、お陰さまで狭い場所で動きづらい。
(軽やかな笑い声。楽しそうな笑み。この男、相手に驚かれることを承知でノーコメントで呼び寄せた訳である。翼が心底邪魔で、花屋の空間の中でめちゃくちゃ引っ掛けそうで嫌だ) (無効票)
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終日・めづる 2021年10月18日
び、びっくり、しました。羽、本物……よね。つ、角も。尻尾も。

……(へにゃり、急に床にへたりこむ) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月18日
本物だよ、俺にコスプレ趣味はないからねぇ。……気が抜けちゃったかい?
(へたり込んだ少女を見ると、男はそっと微笑う。立ち上がって、少女へ歩み寄る。そうして、その前に膝に頬杖を着くようにしゃがみ込んだ。ぽふぽふ、また尻尾が少女の頭を撫でる)(落ち着いて良く見れば、店の中の通路が今までより広くレイアウトを変えられていたことも、店内の椅子に背凭れがなくなったことも、分かったかもしれない。変わってしまったあと、試行錯誤した結果だ) (無効票)
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終日・めづる 2021年10月18日
はい、あの……わ、わたし、だけじゃ、なかったんだって……お、思ったら……ちょっと、ほっと、して。(尻尾が頭を撫でる度に、さっきの熱が戻ってきた)
う、うぅ……ぐす……ひっく……っ(視界が滲んだら、もう涙が止まらなかった)(そういえば、この部屋はもうちょっと手狭だったような気もするけれど) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月18日
うん。怖かったよねぇ。でも、君は来たでしょ。今日、此処まで。良い子。えらいねぇ。
(よしよし、と今度は手で撫でる。骨張って水仕事で少し荒れた、細く長い指を持つ大きな男の手だ。種族が変わっても変わらない、植物たちを美しく整えて一緒に仕事をして来た手だ)(わざと言わなかった。己の種族が変わったことを。それでも、彼女は此処まで来た。きっと怖かっただろうに。良い子、えらいね、とあやすような声は、変わらず柔らかく、気怠そうな音ながらにひどく優しい) (無効票)
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終日・めづる 2021年10月18日
ううぅ……うぅぅ……っ(前とおんなじ手。誰かに触られるのが怖いなかでも、平気だと思える数少ない人の一人。その彼は、確かに此処に在る)
こわかったぁ……わっわたしだけだったからぁ、ゴウくんは、ふ、普通だったからぁ……!(めそめそ、わんわん。そんな擬音のする、少女にしては珍しい泣き方) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月18日
そっか、轟は変わらなかったんだねぇ。うん、身近なひとは変わらないのに自分だけが変わってたら怖いよねぇ。
(しゃがみ込んだまま、よしよし、と何度もそっと頭を撫でる。大丈夫、大丈夫、と波のない穏やかな声。怖くないよ、とは言わない。だって、怖くて当たり前だから。怖くても、彼女が今日ひとり必死に此処まで来たこと。それが全てだ)(そうか、時々彼女を迎えに来るあの大男は変わらなかったのか。自分だけ。それはきっと怖いことだ。己は、ちょっと変わっているのが自分だけではなくなったから、生きやすくなったけれど、それが圧倒的少数派なのは知っている)
見た目はね、確かに変わったけど。俺は変わらないし、この店も何も変わらないよ。困りごとは、いま優秀なアルバイターが休んでて、手が足りないくらい。 (無効票)
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終日・めづる 2021年10月18日
うん……うん……(少しずつ、落ち着いていく。店長の言葉は、それはよく染みて、水やりをしてもらった花壇の気持ちになった)
……はい、大、丈夫。ぐす、来てよかったです。また、お、世話になります。(涙を拭う手が、大嫌いな形をしていて余計に落ち込むけれど) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月18日
うん、また宜しくねぇ、めづる。頼りにしているよ。嗚呼ほら、擦らないよ。赤くなっちゃう。
(良い子、とまた頭を撫でて、手を離した。男に視線だけで命じられた小さな妖精が、部屋の隅の簡易キッチンで濡れタオルを作って、身体全体で抱えるように持って相手の元へ飛んで来る)(その手が彼女の落ち込む要因のひとつであることち気付いての行動かは、果たして) (無効票)
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終日・めづる 2021年10月18日
あ……(目の前に現れた不思議な生き物に瞬きして)こ、この子、は?(おずおずとタオルを受け取って、少し目に当てながら) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月18日
妖精らしいよ。何か召喚出来るようになったみたいで、俺に最初から友好的だし従順だから、便利に使ってる。
(ね、と飛んで来た妖精を肩に座らせ、指先で小さな頬をうりうりと突っつく。妖精はきゃっきゃと嬉しそうに、囁かな鈴の音のような音を立てて笑っている。ティンカーベルみたいだよねぇ、なんて男は笑う。便利に使っている、とは言ったものの、どうやら、関係性は本当に良好らしい) (無効票)
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終日・めづる 2021年10月18日
妖精……この子が……(ちいさなその子を、じいっと見て)可愛い、ですね。
……あ、わ、わたしも。気付いたら、不思議な子が居て。ふわふわで、もきゅもきゅって、喋るんです。モーラット・コミュっていう生き物だって、言われました。(話がずれると、落ち込む気持ちも和らぐようで) (無効票)
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御縁・榊 2021年10月18日
(見られていることに気付いた妖精は、にっこり笑ってちいちゃな手をふりふりと振った。主人が好意的に見ている相手に対する態度は、最初から友好的らしい)
へぇ、そんな生き物も居るんだ?あれなら、勤務中も連れて来て構わないよ。刻逆を機に現れたその手の生き物は半身に近いって聞くからねぇ、あんまり引き離さない方がきっと良い。
(しゃがみ込んだ姿勢から立ち上がり、また椅子へ腰を下ろした。相手も、床からはそろそろ立ち上がった方が良いだろう)(さて、出勤シフトを組み直さないと) (。)
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終日・めづる 2021年10月18日
……ふふ(自然と手を振り返す。よかった、店長になつくこの子は、きっと優しい子だから)
本当ですか? ……じゃあ、今度から連れてきます。お行儀いい子だから、迷惑にならないはずです。(相手につられて、自分もようやく床から立ち上がる。軽くスカートについた汚れをはらって)

(新しいシフトと、にらめっこが始まる)
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終日・めづる 2021年10月18日
(〆) (。)
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