【個】モダンニンジャサバイバルストラテジー
仄叢・エンリ 2021年10月10日
歌舞伎町のとあるビルの地下の一室。
さてここに佇むはこの日本の行く末を憂いたり憂いなかったりする忍者魂を受け継ぎ現代を暗躍せし拙者、不死原・戦極。
今ここに於いて拙者の役割はこれなる発電機をあの奇妙奇天烈、摩訶不思議なディアボロスとかいう学徒達から守れとの事だ。
既にこの戦の趨勢は決して見えるが、任務は任務。
忍者として、それに背く事は我が魂に背くことなり。
さあ参られよ、ディアボロスよ。
千変万化の仕掛けにて貴殿を饗して進ぜようか。
不死原・戦獄(
#仄叢・エンリ)
VS
#蓮田・透
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仄叢・エンリ 2021年10月10日
【不死原・戦獄】
(ビルの地下、とある部屋の一室にて時を待つ)
(指令を下されて以降、拙者に任された区画を存分に使い無数の罠を用意した)(そして無数の手段を講じた)
(それがどれほどの効果を表すのかは定かではない)
(だが、それを無意味と断じ切り捨てる事程愚かな事もあるまい)
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月10日
(ゆっくりと目を開く)
時は来たでござる
まず迎え入れるはここへ至る通路に張り巡らせし無数の仕掛け矢。
篤と刮目せよ。
蓮田・透 2021年10月10日
黒いモヤを従えながら、悠々と階段を降りる。
敵の本拠地だ。警戒しすぎることはないだろう。
「ショゴス。サーモとソナーの結果は?」
既に調べていることは当然、といった態度で傍らのモヤに問いかける。
(無効票)
蓮田・透 2021年10月10日
黒いモヤが無数の赤い目をギョロつかせながら答える。
『見える範囲で赤外には何も。音響には違和感のあるものがいくつか。例えば』
コンコン、壁や床を無造作に叩くと
『このあたり、音が響きすぎる。罠かと』
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月10日
(調べると、一部の壁が開き、中から鋭く光る矢が見えるだろう)
蓮田・透 2021年10月10日
「手厚い歓迎だなオイ。よし。全部作動させっぞ」
と物陰に隠れる。
黒いモヤは渋々といった様子で通路のブービートラップを一つ一つ発動させていった。
仄叢・エンリ 2021年10月10日
(ガシャ!ガシャ!と機械音を鳴らしながらトラップが発動してゆく)
ふむ、この速度で発動するということは効果は無しと見て善いでござるな?(壁に耳をあて遠くより微かに響く音で判断する)
まあこれは予定通りでござる
次なるは、切れ味抜群の鋼鉄線の罠と、マキビシの床でござる
蓮田・透 2021年10月10日
引き続いて歩いていくと
『マスター。ワイヤートラップがある』
「……映画のCUBEみてぇなやつか。よし」
魔導書型タブレットを取り出し
(無効票)
蓮田・透 2021年10月10日
チョチョイと指先を走らせると、通路いっぱいを火球が飛んだ!
「ヤマンソの火力なら十分焼き切れただろう。仕掛けた張本人も焼けてくれてりゃ面倒がなくて住むんだが。行くぞ」
と、熱された通路をさらに奥へ
仄叢・エンリ 2021年10月10日
【不死原・戦獄】
ふむ?(部屋まで伸ばしたワイヤーの一本がたらりと垂れ下がる)これも駄目でござるか
ならば3つ目にして最後の仕掛けは複数のダミー部屋と致死性のクレイモア地雷の組み合わせでござる
これを越えてここへ来たならば天晴なり
蓮田・透 2021年10月10日
目の前にはズラッと並んだ扉……
「めんどくせぇが……どう思う、ショゴス」
(無効票)
蓮田・透 2021年10月10日
『開ける必要があるである……が、ただの部屋ではなかろう。赤外に人型の見える部屋だけ開けるである。』
(無効票)
蓮田・透 2021年10月10日
「よし。それなら……気楽に行こうぜ、ショゴス」
魔導書を操作。黒いモヤが少しずつ変質し、硬い甲殻に覆われる。
黒い虫のような姿になったショゴスは、稼働する発電機のある部屋を的確に開けた
仄叢・エンリ 2021年10月10日
【不死原・戦獄】
ほう、一回でこの部屋を当てるでござるか(扉を開けるとそこは和室の様な畳の敷かれた造りをしていた)(その中央に中肉中背、黒い高級スーツに頭巾と面頬で顔を隠した不審者が正座をして待ち構えていた)
ようこそ。そして天晴なり。
貴殿の目的であろう発電機は我が後ろにあるでござるぞ(和室に似つかわしくない機械が男の後ろで稼働している)
蓮田・透 2021年10月10日
すこしうんざりした顔をしつつ、かしこまった様子に気を引き締める
「またテメェか……おい、発電機を壊させてくれよ。テメェんとこのボスがウチのボス捕まえてるらしいンだよ。」
仄叢・エンリ 2021年10月10日
【不死原・戦獄】
勝手にやるでござるな(正座の姿勢を崩さず目を瞑ったまま応える)
貴殿は既に我が仕掛けた罠を突破したでござる。
無論それらの罠は常人ならば容易く殺害しうる脅威を以て仕掛けられていた。
それらを乗り超えし貴殿の様な悪鬼羅刹の輩に拙者が如き者がどうして抵抗できようか(座したまま応える)
蓮田・透 2021年10月10日
「テメェ人をワルモンかなにかみてぇに……まぁいい。勝手にさせてもらうぞ。ショゴスはそいつをくすぐりの刑な」
ずけずけと上がり込むと、発電機に近づく。黒い虫はモヤに戻り、不死原に這い寄っていった。
仄叢・エンリ 2021年10月10日
【不死原・戦獄】
(バシッ)(後ろ手に手裏剣を投げるつけ、這い寄って来ていたモノを牽制する)
ふむ?何か羽虫が飛んでいるでござるな?
蓮田・透 2021年10月10日
モヤは手裏剣を受け止め、モゴモゴと弄び始めた。
「……やっぱり以前は本気じゃなかったんだな。ほっといていいぞショゴス。んで、アンタはなんであんな連中に手ぇ貸してんの?」
発電機に向けて魔術を唱え始めると、冷気が機械を包み始めた
仄叢・エンリ 2021年10月10日
拙者はフリーの忍者ゆえに雇われた身、つまる理由は金でござるな
確かに、長年仕えた以上それなりの恩もあるし、尽くすに足る義理もあるが最終的な理由は、結局のところ金以上の理由は無し。
(凍りつき始めた機械からパキっと何かが割れる音がすると猛烈な勢いで複数種類の催涙ガスが吹き出し瞬く間に部屋を埋め尽くす)
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月11日
(音も無く立ち上がり振り返ったその顔にはいつの間にかガスマスクが着けられていた)
そして、未だ金の縁は切れてはおらぬ故。
拙者もその縁に忠義を立て全力を以て抗わせて頂くでござる(拳を固め、構えを取り狭い)
このガスは可燃性。重く下方に溜まるが、それとてこの部屋を埋め尽くせば天井にあるランタンに引火し諸共吹き飛ぶでござる
換気可能な出口は入り口の他は既に封鎖済み
さあ、この刹那を死合おうではござる
蓮田・透 2021年10月11日
「なっ!?」
油断していた。罠は警戒していたつもりだったが、発電機を前に気が抜けていた。刺激に思わず顔を覆う
「……正気かテメェ。命かけなきゃならんほどの忠義なのかよ!」
(無効票)
蓮田・透 2021年10月11日
「ショゴス!」『おう』
呼びかけながら、手を前に。魔導書に文字が浮かび上がり、黒いモヤが透の全身を覆う。
「バンディット・プロトコル!」
そこには、黒いモヤと融合した透の姿があった。
仄叢・エンリ 2021年10月11日
【不死原・戦獄】
それが忍びでござるッ!(シュコーーーッと猛烈な勢いでガスマスクのフィルターが消費されている音を鳴らす)(呼吸を基点に於いた武術)(もっと時間があれば「あの動画」を見てもう一歩先まで習得出来たが、たらればを言うても仕方あるまい。今手元にある札で最善を尽くすのみ)
コォーーームンッ!(そのまま足で大地を掴むが如く畳を踏みしめて、腰を落とし目の前の敵へ向かって正拳突きを放つ)
蓮田・透 2021年10月11日
放たれた突きは、その勢いのまま透の体を貫いた。
が、その感触はとても肉を打ちつけたと言えるものではなく
貫かれ俯いた透は
「いってぇ……なぁ!!」
驚かせるように急に顔を上げ、ついている無数の目を不死原に向けた
仄叢・エンリ 2021年10月11日
【不死原・戦獄】
(発電機から吹き出す煙が徐々に天井へと向かってゆく)
不気味、醜悪。だがそれがどうした。その程度の悍ましさで忍びは揺らぐ事はないでござる!(怯む隙を逃すまいともう一度、拳を振るう)
蓮田・透 2021年10月11日
二撃目の拳も体を貫く。が、意にも介さず。貫いた腕をそのまま、抱き込むように左手で絡め取る。
黒いモヤで覆われた手を伸ばし、ガスマスクに手をのばす
「自分ばっかりズルぃじゃねぇか。寄越せよ」
そのまま壁に叩きつけようと押し込む!
仄叢・エンリ 2021年10月11日
【不死原・戦獄】
グッ!(子供ではありえない膂力に壁に押し付けられる)(先程までの武術も所詮付け焼き刃の急拵え。万全の呼吸が出来ぬ状態で放てる域にこの身は未だ到達しておらぬ)
(それゆえに呆気無く、ガスマスクを取られる)
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月11日
ぐッ……ッッッッッ!!!!(ガスから身を守る術を失えば、すぐさま激しい痛みが眼を襲い、それに喘ぎ呼吸すれば鼻喉を襲う)
(されど、我が身は忍び)(ただではやられぬ)(ただでは!!!)(その渾身の力を振るい五感の半分を機能しない状況で全力のただの拳を揮った後)
(地面に倒れこみ激しく咽る)(この状況が長く続けば、引火を待つより先に呼吸困難で死もありえるだろう)
蓮田・透 2021年10月11日
全力の拳が、透の頬をとらえ
「がッ!!」視界が揺らぐ。
蓮田・透 2021年10月11日
今のは効いた。ふらつく頭を振るいながら、不死原のもとへ
「ふざっけんなよてめぇ……自分の命を勘定に入れない作戦なんざ」
不死原の首根っこを掴んで、引きずりながら屋外へ向かう
「とことん楽な方ばっかり選びやがって」
仄叢・エンリ 2021年10月11日
【不死原・戦獄】
ぐ、ごぼっごほっ
(酷く咳き込みながら、息も絶え絶えの様子で)
命の勘定?死を恐れるは未熟者のみ。忍びは、決して死を恐れたりはせぬ。
(部屋の扉を開けた事でガスは外へと排出され、それと同時に冷気によって発電機は完全に停止した)
ごほっ……これ以上貴殿と語る言葉は無いで……ござる
蓮田・透 2021年10月11日
ずるずる引きずりながら地上を目指す
「ごほっごほっ。うるせぇ。てめぇの都合は知らねぇ」
重い足取りで階段を上る
「戦国の世じゃねンだ。真っ当に裁き受けて、お天道様に許しを請いながら生きろ」
仄叢・エンリ 2021年10月11日
【不死原・戦獄】
いや、今この時代は正しく戦の世でござる
(階段登っている最中、ぐいっと手を伸ばし、仕掛けボタンを押し込む)
(するとガコンと音が立てながら丁度不死原の居る辺りの階段が開く)(それと同時に引きずれる衣服を引き剥がし階下へと落ちてゆく)
しからばさらば。強き者よ。もう我らは会うことはないであろうが
(階段の穴はすぐに閉じ、再び仕掛けを作動させ下を覗き込もうともそこに不死原の姿はないであろう)
(発言継続)
仄叢・エンリ 2021年10月11日
(そして、もし発電機の部屋に戻ったとすればそこには、不死原が座していた場所の畳が開き下に隠し階段があったと知れるだろう)
蓮田・透 2021年10月11日
「あッ、おい!」
追いかけて階段を降りるが、見当たらない。部屋に戻ってみると
(発言継続)
蓮田・透 2021年10月11日
虚空へ口を開ける階段を発見した。
腹が立ったので念入りに発電機をボコボコにしておいた。
仄叢・エンリ 2021年10月11日
【不死原・戦獄】
いやー、乱世乱世
あの様な若者が溢れんばかりにいるとは日本もまだまだ捨てたものではないでござるなぁ!(一方その頃、不死原は悠々と廃ビルの外で頭巾と面頬を置いてタバコを吸っていた)
さて、金の縁が未だ切れぬとは口走ったが、それもまあ日の変わる数時間までの話。NEO新宿連合の面々には長年世話になったでござるが、金の切れ目は縁の切れ目でござる。
名残惜しくあるが契約書にも書いた事項故に致し方なし。
さらば!NEO新宿連合!さらば!猛きディアボロスの諸兄ら!
(タバコの吸い殻をポケット灰皿に放り込むと頭巾と面頬を残したまま歌舞伎町の夜闇へと消えていった)
仄叢・エンリ 2021年10月11日
【このスレは終了致しました】