【個】Reric Report
仄叢・エンリ 2021年10月9日
里木・啓吾が騎士団の倉よりに発掘し、自分、仄叢・エンリに譲られた遺産「無銘の木」は様々な検証と複数人からの視点と助言により特異な性質を持つ事が確認された。
生徒会庶務の錣吹・しとらの助言により、これを今後扱うにせよ、処分するにせよ生徒会長たる一恋・花束に問うて見ると良いと言って紹介状を渡してくれた。
そして本日、『無銘』の正体、ひいては遺産についてを詳らかに出来る……かは不明だが、それでも俺の研究は今までよりも大きな進歩をたどる事になるだろうと確信を抱きながらこの対面に臨む。
#仄叢・エンリ
#一恋・花束
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仄叢・エンリ 2021年10月9日
【生産区画】【温室前の広場】
「名前・無銘の木
里木・啓吾によって発見された【高性能な木】と銘打たれた植木鉢に入った高さ3M前後の樹木にしては小柄な観葉植物の様な見た目の木。
その時、調べた結果は里木・啓吾の発言に違わず木としてはかなり頑丈な部類で加工しやすそうな「ただの木」であった。
しかし後日、三隅・彩乃と共同で性質調査をしたところ、驚くべき生命力を発揮、
更に数日後、錣吹・しとらの見立てによって全体が芯材の様な性質を持ち、更に頑丈頑健だがどの様な断ち方をしても一定の割れ方をし加工面も抜群というそれまでになかった性質を再び見せた。
その頃には本体の木は高さ4~5Mの一般的樹木に迫る高さに育っていた。その上、三隅・彩乃の報告によると殆ど生育や管理の手間を掛けずともすくすくと育っている様子」
仄叢・エンリ 2021年10月9日
「これらの事を踏まえ、この木は「人が木という物に抱くイメージ」を反映しそれらに沿った「高性能な木」という振る舞いをするのでは無いか?という仮説を立てた。
里木・啓吾曰く「木は木でしかないでしょう?」、自分は「木は数あるクラフト素材の一つで加工しやすく手軽な素材」、三隅・彩乃曰く「木というか植物は人間と同じ、けれどもすごく遠い生物という枠組みの一部」、錣吹・しとら曰く「木は材木、材木は建材」
これらの振る舞い、性質はこの遺産の位に付けられた【無位】に到底収まる物では無く、材料としての使用には一定の危険性を伴うが、そこに秘められた可能性は糧になる事は間違い無い。今後も複数の研究を行うが……____
」
仄叢・エンリ 2021年10月9日
(そんなA4用紙数枚分で纏められた研究レポートを生徒会長、花束に手渡しながらエンリが喋りだす)
っつーわけで、生徒会長さん。
御足労頂きほんと感謝っす。自分が仄叢・エンリす
(と、頭をさげながら挨拶を行う)
(無効票)
一恋・花束 2021年10月9日
でっかーい!
このー木なんの木ーって感じですね。
(レポートを受け取って、ばらばらと眺めながら)
そんなかしこまらなくても。
紹介状だってそんな……しとらちゃんも大げさなんだから。
一恋・花束 2021年10月9日
で、この木……ですが。
……花束は何をすればよろし?
管理費用でも出せば?
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
いやぁ、生徒会長さんすからね、そうそう畏まるなってのが無理すよ(平身低頭、とはまでは言わずともしっかりと礼儀を示そうとする)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
あー、管理費については問題ないすね。管理一任してる青のクラスの三隅・彩乃って子曰く「何もしてなくてもすくすくと元気に育ってますよ!」らしいので(現状此処にあるのは置かせて貰ってる以上の理由はない)
何をすればというと、取り敢えず、こいつ本当に【無位】なのか?ってのを調べて貰いたいなーって辺りと、それついでに遺産の位って枠組の説明などご教授頂ければ嬉しいなーなんて目論見があったりするすね。
仄叢・エンリ 2021年10月9日
こいつ、発掘した人が言うにゃ態々説明書付きで【無位】「高性能な木」だなんて示し付けがされてたみたいすからね
(無効票)
一恋・花束 2021年10月9日
んー、そうですね。
(取り出したるは“知恵”の林檎――――ではなく)
(豪華な作りの、分厚い一冊の本だった。辞書より少し薄いぐらいだ)
(数分間、ぱらぱらとそれをめくって、レポートと比較しながら)
一恋・花束 2021年10月9日
……ええ、カテゴリは【無位】で合ってます。
厳密にいうと、【無位】であるなら「安全」な木、ということですね。
少なくとも現状は、『よく育つ便利な木』ぐらいのものですし。
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
うん?なんすかその分厚い本は?(てっきり噂に聞く執煌武装を拝めると思ったのだが……)
というより、【無位】であるなら「安全」?
(推察するに騎士団の遺産の管理リスト……の様な物だろうか?)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
ああ確かにその認識は概ね現状自分とのコイツに対する認識と相違ないすね。今んとこは便利以上のもんでも無いから利用してやろっての思ってるすしね。
(ただ、まあこの調子でズンドコ進化されたら自分の手に負えなくなるのよなとは思っていたりするエンリ)
(無効票)
一恋・花束 2021年10月9日
《悪夢目録(ナイトメアリスト)》と言います。
これも遺産の一つなんですけど……簡単に言うと遺産の管理目録ですね。
滅多なことでは生徒会室から持ち出さない、ヤバヤバアイテムなんですけども。
一恋・花束 2021年10月9日
ま、それはそれとして。
遺産というのは基本的に「使い手を選ぶ」ものです。
位階が上がれば上がるほど、その使い手を選ばなくなっていくものなのですが…………。
「他者からの認識によってその成長を変える木」ですが、
現状、関わった人間全員から影響を受けています……つまり、【使い手を選ばない遺産】です。
なので…………
一恋・花束 2021年10月9日
「カテゴリ」としては【無位】であっている――というわけです。
むしろ、影響を与える人間が限られていくほうが怖いですね。
その個人の特性に応じて、際限なく成長しちゃうわけですから。
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
そんなもんあるんすか……、てかねったに持ち出さないヤバヤバアイテムそんな気軽に扱っていいんすか。
仄叢・エンリ 2021年10月9日
ていうか、「使い手を選ばない」から「無位」だなんてそりゃ随分と屁理屈というかトンチを効かせたっすな。
というかああ、いやそうか、大衆が見れば見るほど「影響を与えた母数が大きくなって」「一部のヤバ思想が希釈されて結局最後はただの木」になるって線もあるんすか(推測を交えながら解釈を述べてみる)
(無効票)
一恋・花束 2021年10月9日
そうです、むしろ性質を知られるとまずいタイプですし。
「これが遺産だ」って思われなければ、ただ成長が早くて、いい感じなだけの木です。
一恋・花束 2021年10月9日
まあ、それが知れても【無位】である間なら、エンリ君の言う通り、認識が希釈されますから、想像以上にヤバいことになったりはしないと思います。
悪用しようと思う人が増えれば増えるほど、認識がまたかち合ってその通りにはならないと思いますし。
――――ただ。
一恋・花束 2021年10月9日
「位階」を上げるのであれば、ちょっと話は変わりますかね。
ちなみに、さっき《悪夢目録》で確認しました。
仮に「位階」をあげたとしても、エンリ君はこの木の所有者になることが出来ます。
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
……なるほど、じゃあ、やっぱ上手い事コントロールする事も不可能じゃない……がその分リスクも大きそうって推測は正しかった訳すか(会長の話しを聞いて自分の推測、考察が大きくハズレてない事に知る)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
って、「位階」を上げる?ああ、そういえばあの騎士団の倉に入る時にざっくり説明された事があったすね確か「使いこなしていけば位があがっていずれは執煌武装や卍器に迫る事も」だとか。具体的な「位階」の上げ方やらは聞けなかったすけど。
……あげる事が可能だとして、何故自分がコイツの所有者になれると?(会長の口ぶりから無位以上になればそれは相応の危険を伴う。「無害な木」では無くなるという事だ)
(無効票)
一恋・花束 2021年10月9日
「誰がどの遺産を扱えるか」まで書いてあるのが、この《悪夢目録》というわけですし(えへん)
まあそれ故のヤバアイテムなんですけど。
一恋・花束 2021年10月9日
そして、このまま育てるのであれば、多分この木は、現状、これ以上大きな変化をすることは、多分無いかと思います。
誰も見えない所に移して、エンリ君が一人で育てるならまた別だと思いますけど……だから、良質な木材を採れる木として使うなら、このままつかっててもいいと思います。
けど、これを利用してもっと自分の可能性を伸ばしたいなら、「自分のもの」にしてしまう選択肢もありますよ、ということです。
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
マジヤバアイテムで草。いや草も生えんすが。遺産な遺産目録ていうぐらいだしリアルタイム更新されるんやろなぁ(などと勝手な事をほざく)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
(生徒会長より提示された選択肢、このままちょっと使いやすい木材として使い倒すか。自分の所有物として、この木と自分の可能性を伸ばすか……)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
(そんな物は決まっている)(俺は“独善的に”なんだって利用するって決めたのだから)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
生徒会長さん、その提案受けさせて貰ってもいいですか?
俺は、前に足を進ませるのを躊躇する暇は無いんで
(無効票)
一恋・花束 2021年10月9日
お、よくわかりましたね~~~。
(そんなヤバアイテムを、ぽいとそこらに放り捨てて)
一恋・花束 2021年10月9日
(――取り出したるは、水晶で象られた林檎。“知恵”の執煌武装と呼ばれるもの)
(取り出した林檎越しに、エンリと、「無銘の木」を見つめ)
その前に一つ。
この木に限ったことではないですが……「無名」。
「銘」がない遺産は数多くあります。
一恋・花束 2021年10月9日
共通する性質として、それらの遺産は、所有者がそれに「名前」を与えた時、変質を止めて効果を「固定」します。
もしエンリ君が「ここで性質を固定したい」と思ったら、
名前を与えてあげてください、あなたが考えた、あなたの遺産に名前を。
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
遺産てのは名は体を表すを地で行くんすか(生徒会長の行動を見守りながら脳裏に様々な思いを馳せる)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
(俺の望む物。俺がたどり着きたい境地……俺が武器を作るのは、俺の自身の為だ。俺のエゴだ。他人に何かを作るのはその過程で必要となるから、その経験を自分の糧にする為)
(俺は俺のエゴでお前を利用する。他の奴が使えばより善い行いの為に使えただろう。より世界の為になる事だって出来ただろう)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
(心という炉の中で燃え盛る炎が現れる)(それは俺だ)(怒りと絶望と虚無抱えただけの人間たる自分だ)(こんなにも燃えあがっているにも関わらずまだ足りないと言うかの様に見つめてくる)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
(……ああ、わかったよ。まだ足りないならくれてやるよ。この可能性に満ちた木を丸ごと薪にしてな)
こいつの名は
仄叢・エンリ 2021年10月9日
『生命の薪』
原初、人間に知恵を与えたっていう生命の木からこじつけたっす。
俺は俺のエゴを以てコイツ全てを俺の目的への糧にするという誓いを以てこの「木」にその末路たる「薪」の名を与えるす。
(無効票)
一恋・花束 2021年10月9日
いいでしょう。
あなたの炎、あなたの怒り、あなたの絶望、あなたの虚無。
その炉にくべる薪を、望むがままに育てなさい。
順序が若干逆ですが――――。
その生命の樹から零れ落ちた、禁断の実がこの“知恵”。
花束が、力を与えましょう。
一恋・花束 2021年10月9日
――――“生命の薪”。
主が願望を喰らい身を変じる魔樹の一片。
、、、、、 、、 、、、
汝が位階を【中位】と定め。
ここに目録を更新する!
(――――放り投げられた目録が、一人でに開き)
一恋・花束 2021年10月9日
(記された文言が書き換えられていく)
(その名が更新され、その位階が更新され、その主が更新される)
一恋・花束 2021年10月9日
(林檎から、光を凝縮したしずくが一滴、大地にこぼれ落ちると、根がそれを吸い上げて木に取り込まれる)
(内側から発光し、合間から赤く赤く、燃えるような熱の息吹を放つ)
(バタン、と閉じた本をその手に受け取り)
一恋・花束 2021年10月9日
――――更新完了。
確かに、位階の上昇を確認しました。
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
……これで位階の昇格とやらは終了……すか?(その神秘的な景色に圧倒されながらも言葉を紡ぐ)
(熱を持ち胎動する『生命の薪』を眺め)
【中位】【生命の薪】これが俺の「可能性」……
仄叢・エンリ 2021年10月9日
……なんかすぐには実感がわかねぇや(苦笑いで自分を誤魔化そうとする)
(無効票)
一恋・花束 2021年10月9日
大丈夫ですよ、エンリ君。
燃え始めは、火がついているかどうかわかりにくいものです。
けれど、すぐに自覚できますよ、その熱がどれほど強いものか。
一恋・花束 2021年10月9日
……もし制御不能になったら、花束がなんとかしますのでご心配なく。
好きにやっちゃっていいですよ。
(無効票)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
そんなもんっすか(ぐっと握り拳を固め「遺産」をみつめる)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
勿論、遠慮なんてするつもりはないし、制御不能に陥るつもりもないす。
会長さんにお手数掛けて貰ったんだ。全身全霊、全力で取り組ませて頂くすよ。
(ニッカリと笑って応え)
でも、万が一、そうなった時は……うん、ちゃんと頼らせて貰うすよ
(発言終了)
一恋・花束 2021年10月9日
よろしい、では、お好きなようにしてくださいまし。
それ以外でも何か困ったら花束でも番長でもいいので、頼るように!
全校生徒の味方、ですから!
(発言終了)
仄叢・エンリ 2021年10月9日
【このスレは終了致しました】