【個】祭りの終わりはいつだって
狐坂・香風 2021年10月9日
賑やかで華やかな祭りの夜。
どんなに楽しい時間にも、いつか必ず終わりはやってくる。
#朱・麗花
魁皇路・アレス(
#狐坂・香風)
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狐坂・香風 2021年10月9日
廃ビルの最上階。
昔はどこぞの資産家が保有していたのか、はたまたジムか何かであったのか。
そこには25mが2レーンほどとれるプールのある部屋が入っていた。
狐坂・香風 2021年10月9日
管理を放棄しそのままになっていたのか、プールには濁った液体が薄く残り、観葉植物は枯れ果て、プールサイドには埃の乗った幌を被った四角い何か。
狐坂・香風 2021年10月9日
そんな部屋の屋根の上。
アーチ状になったガラス張りの屋根の梁には、月明かりに照らされた大柄な男が一人、佇んでいた。
狐坂・香風 2021年10月9日
【魁皇路・アレス】
―――いい夜だ。
まさかこの国でこの匂いを楽しめる日が本当に来るとはな。
(ビルの周辺から時折聞こえる爆発音や喧騒。連合の人間が接敵し、負け続けている報告は既に入っていた)
狐坂・香風 2021年10月9日
とはいえこれは、ハメられた、というべきか。
―――なぁ、どう思うよ?
(そう、夜闇に問いかける。誰もいない屋根の上、しかし恐らく何かしらの手段で見られてはいるのだろう。前回の狙撃時の挙動から、そんな確信にも似た予感がつきまとっていた)
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朱・麗花 2021年10月9日
ワルい事をしたら、お仕置きされるってことだよ!
(ビルの外壁を登ってきた麗花が、シュタっと屋根の上に着地する。この場所は妖精の導きで見つけ出したようだ)
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狐坂・香風 2021年10月9日
悪い事、ね。
俺らを狩りだして、挙句分散させた上で凶悪な猟犬を放つ様なお前らも大概だと思うがな。
(やれやれと苦笑いを浮かべつつ、降り立った姿へと顔を向ける。
どこかでまた一つ爆発音。戦闘中か、はたまた更に一人数が減ったのか)
狐坂・香風 2021年10月9日
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朱・麗花 2021年10月9日
凶悪なんて、酷いなあ
ここでごめんなさいするなら許してあげるけど……どうする?
(難しいことはあまり考えられない。する必要が無い戦いはしたくないため、相手のことを考慮せずに降伏勧告だ)
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狐坂・香風 2021年10月9日
狙撃は避ける。掃射も避ける。殴れば何かに弾かれる。
ただの人間から見れば、クロノヴェーダとやらも、お前らディアボロスも大して変わらんよ。
気まぐれに指先一つで殺されかねんからな。
狐坂・香風 2021年10月9日
ちなみに、何に対して謝ればいいんだ?
心当たりがないものは謝りようがないな。
(首だけを向けていた状態から正面へ、くるりと身体を向ける)
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朱・麗花 2021年10月9日
貴方達がカノンちゃんを攫ったんでしょ!
もう解っているんだからね!
だから、大人しくここにある発電機の場所まで案内してもらえるかな?
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狐坂・香風 2021年10月9日
攫ったのもお前らのとこのメイドの手引きで、恐らくそれも全ては……
(言ったところで分かる頭でもないかと諦め)
狐坂・香風 2021年10月9日
ここだよ。ここ。
(ガラス張りの屋根の下を指さす。月明かりに照らされた、幌を被った四角い塊が見えるだろう)
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朱・麗花 2021年10月9日
!!
アレだねっ!
(発電機を目視した麗花は、その破壊に向かうためガラスへ向けて拳打を放とうとする。その瞬間は、アレスから目をそらして隙だらけに見える)
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狐坂・香風 2021年10月9日
つれねぇな。それともただの人間なんざその辺の石程度にしか見てないのかね。ディアボロスって連中は。
(ガン無視でガラスを割ろうとする姿。背中に吊るしていたアサルトライフルを構えると、麗花にフルオートで掃射する。前回の通常弾とは違い、試験的に10mm程度の装甲は撃ち抜く徹甲弾に変更していた)
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朱・麗花 2021年10月9日
へ?
(妖精の注意を受けてアレスの方へ顔を向ける)
朱・麗花 2021年10月9日
わわっ! 不意打ちはズルいよ!
(慌ててジャンプしてフルオートの連射を回避する。咄嗟の判断で防御ではなく回避を選択したのは正解だろう。妖精の障壁も、徹甲弾の連射を受けきれるかは正直怪しい)
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狐坂・香風 2021年10月9日
ったく、また戦れるのを楽しみにしてたってのに無視されりゃ誰だってそうするだろ。
ご自慢の盾は銃弾には使わんのか?
(空になったマガジンを取り換えると、手早く次弾を装填する)
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朱・麗花 2021年10月9日
それよりも、こっちの使い方の方が良さそうだったからね!
たあっ!
(回避のためのジャンプから、空中に出現させた障壁を蹴って跳躍、アレスの背後に回る。そして、回し蹴りを繰り出した!)
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狐坂・香風 2021年10月9日
っつ!相変わらず見た目と動きが噛み合わん!
(あまり絡め手を使うタイプでもないだろうと山を張り、一歩大きく前方へ跳びながら振り返る。元居た位置へと鋭い蹴りが繰り出されているのが視界にはいると、残る軸足に向け引き金を引く)
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朱・麗花 2021年10月9日
っと!
(地面に手を付いて倒立、軸足への射撃を躱すと、そのまま跳ねて距離を取る)
朱・麗花 2021年10月9日
ごめんなさいする気も無いみたいだから、ここからは本気でいくよ!
(麗花の全身が青い光に包まれる。それは妖精による能力強化のエンチャントだ)
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狐坂・香風 2021年10月9日
現実も変身を待ってくれると思うのか?テレビの悪役の様に。
(腰から二つの物体を麗花めがけて投げつける。片方は閃光手榴弾、そしてもう片方は何かが入った瓶であった)
狐坂・香風 2021年10月9日
(1秒後には辺りは光に包まれ、そして瓶はディアボロスの力で触れればすぐにでも割れ、中の液体が身体へと飛び散るだろう)
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朱・麗花 2021年10月9日
妖精さん!? 解ったよ!
(咄嗟に目を瞑ると共に、前方へ掌底を繰り出す。『破軍衝』、掌底からら放たれた衝撃破は、瓶を粉々に打ち砕くとともに、中身の液体を弾き飛ばす)
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狐坂・香風 2021年10月9日
ったくなんでもありかよ。
(合わせてかけたゴーグルを外すと、一滴も液体がかかってなそうな様子の麗花を見て)
狐坂・香風 2021年10月9日
ま、まだ何本か用意はしてるんだがな。
(ぽいっともう2本瓶を投げると、宙で撃ち抜き瓶を割る。進行方向へと飛び散る液体)
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朱・麗花 2021年10月9日
一気にいくよ!
(能力強化のエンチャントの掛かった麗花は今までと比べものにならないスピードで加速、飛び散る液体の下を潜り抜けた)
朱・麗花 2021年10月9日
えいっ!
(そしてそのままアレスの正面から、その胸板へ向けて掌底を繰り出す。死なない程度に手加減こそしているが、その一撃はかなりの重さだ)
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狐坂・香風 2021年10月9日
化け物め……!
(咄嗟に銃を正面に出し防御するものの、銃程度で防げるわけはなく二つに折れ)
狐坂・香風 2021年10月9日
(その身体は吹き飛び、梁の上を何度か跳ねると、屋根から落ちる寸前のところで片手が端を辛うじて掴むのであった。屋根の端から外へと投げ出され、ぶらさがる身体。)
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朱・麗花 2021年10月9日
どう? 反省したかな?
(ぶら下がるアレスを助けようと手を伸ばす)
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狐坂・香風 2021年10月9日
生きたいように、生きて、何が悪い。
(ごほごほと咳き込むと血が混じり)
狐坂・香風 2021年10月9日
じゃぁな、化け物。楽しかったぜ。
(ぱっと手を離すと落下し夜闇に消えていく)
狐坂・香風 2021年10月9日
(しばらく下から、ばっとパラシュートが広がる音がした)
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朱・麗花 2021年10月9日
あっ……
(呆気にとられたような、残念そうな様子を見せる)
朱・麗花 2021年10月9日
そうだ! 発電機!
(ガラスを割ってビルの中へ、発電機へと近づいていく)
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狐坂・香風 2021年10月9日
(人によっては微かに漂う異臭にも気づくかもしれないプールサイド。薄っすら溜まった液体と、近くに転がる携行缶。気化したガソリンがプールという窪みに溜まり)
狐坂・香風 2021年10月9日
(そんな空間で、発電機にしかけられた遠隔操作の爆弾が作動したのであった。このフロアを吹き飛ばすには十分な仕掛け。そして幌の中に隠された、釘や鉄片、鉄球が周囲に飛び散る、アレスからの最後の置き土産であった)
(演出終了)
朱・麗花 2021年10月9日
きゃあーっ!?
(咄嗟に腕をクロスさせて爆発に備えると同時に、妖精さん達に全力の障壁を発生して貰う)
朱・麗花 2021年10月9日
もうっ! ぜんっぜん反省してないみたいだね。
次会ったらしっかりお仕置きしないと……
(爆発に呑み込まれてその服装は少々破れていたりするものの、ダメージは軽微の様子だ)
朱・麗花 2021年10月9日
えーっと、それで発電機は……
うん。バラバラだね。
これで目的は達成かな。
(発電機が破壊されていることを確認した麗花は、その場を後にするのであった)
(演出終了)