【個】キレてるやつとキレないやつ
梶野・龍夜 2021年10月7日
あの日以来気持ちが上がらない
何やってもむしゃくしゃするし
何やってもぐしゃぐしゃだし
それでもやるよオレは
ちゃんとやるよ、今度は
#龍・雲嵐
vs
螺良・苺唄 (
#梶野・龍夜 )
1
梶野・龍夜 2021年10月7日
【螺良・苺唄】
(くそ。くそくそくそ。)
(いらいらむかむか。でもでもやることはちゃんとやらないと。やらないと。今度はこいつを守ればいいらしい。なら大丈夫、そのぐらいなら余裕だよ!)
ふふん、オレに任せとけって!
(発電機の前にどっしりと仁王立ち。さあいつでも来い!)
(無効票)
龍・雲嵐 2021年10月7日
(抜き足、差し足、忍び足。
sneak(こっそり)の通り、スニーカーの靴音を鳴らさず、慎重に苺唄のいる階までやってきた雲嵐。
だったが、そっと廊下の角から覗いた先を見て思わず素っ頓狂な声を上げた)
ひぇっ!? なんでおんの!?
(いや、この間病院でここにいることを聞き出した(というより本人が泣きわめいていたから知っていたけれど。
けれど、だからってよりによって、また鉢合わせなくてもええやんか!)
(無効票)
梶野・龍夜 2021年10月7日
【螺良・苺唄】
ア???
(聞き覚えしかないこの軽薄な声。まさかそんなわけ──)
おま、
梶野・龍夜 2021年10月7日
【螺良・苺唄】
お前ェェェェ!!!!
(指を差して大絶叫)
(許さねェ許さねェ許さねェ!!!)
(すらりと懐から出したナイフを二本投げつけた)
(無効票)
龍・雲嵐 2021年10月7日
いやぁあああああノータイムでナイフ投げてきたぁああああ!?
(廊下の角に引っ込んでナイフを避けて)
ちょっ、なんなんほんま!? ためらい無しか!?
ボクこないだ病院送ったったやん!! ちょっとぐらいためらってもええと思わへん!?
(無効票)
梶野・龍夜 2021年10月7日
【螺良・苺唄】
あッッッッッッたりまえだろうが!この鬼!悪魔!!クソ野郎!!
あんなに嫌がったのに無理矢理オレを……オレの体をォ~~~~!!!
(真っ赤に染まる顔で何度も何度も指をビシビシ)
なンでお前がここにいるんだよ!どっかいけ!!このこのこのこの!!!
(ビュビュビュンと追加で何本もナイフを投擲し始めた)
(無効票)
龍・雲嵐 2021年10月7日
待ってや!! ジブンの体どうこうしたんはお医者さんやろ!?
ボク運んだだけやし!! だけやし!!
って、あーーーもーーー!!
(抗議の声をギャーギャー喚いている間にもナイフは飛んでくる。
やるしかない、と腰に手をかけて)
龍・雲嵐 2021年10月7日
そぅらっ!!
(取り出したのは全長3mにも及ぶ、長く太い鞭だった。
生物由来らしいこと以外わからない、不思議な質感のそれをめちゃくちゃに振り回す!
ナイフを弾くのはもちろん、馬鹿力で振り回すものだから狭い廊下の壁や床、天井に至るまでべコリと凹ませ、バコリと建築材を剥離させている)
(無効票)
梶野・龍夜 2021年10月7日
【螺良・苺唄】
んなッ!!??
(ガシャガシャと弾かれるどころかベコンバコンと凹む壁床天井)
う、うわわわっ!?
(ひぃ!と慌てて頭を下げてしゃがみ込んだ。ヒュッと傍で風を切る音がとても恐ろしかった。そのまま固まって、事が終わるまで待っていた)
(無効票)
龍・雲嵐 2021年10月7日
(しゃがみ込む少女を見て鞭を振るうのをやめる)
はぁ……はぁ……
分かったやろ? ボク、今回は本気やから武器も持ってきとんねん
こうやって
(ビュッ、と手慣れたように鞭をしならせ、先端を自分の手に収めようと)
龍・雲嵐 2021年10月7日
使いこなs(バチン!!)いったぁ!?
(思ったより勢いを付けてしまって掌に痛みが走る)
~~!!……こ、こうやって使いこなしとるから、勝ち目はあらへんで
(ヒリヒリする手で鞭の先端を掴み直しながら)
(無効票)
梶野・龍夜 2021年10月7日
【螺良・苺唄】
……………
(静かになった。恐る恐る顔を上げて、鞭の先を追いかけて)
梶野・龍夜 2021年10月7日
【螺良・苺唄】
…………ぶっ、ぶはははははは!!!
だっっ、だっせェ~~~~~!!!
(バカウケである。お腹を抱えてひーひーひーひー。指を差してゲラゲラゲラゲラ)
(無効票)
龍・雲嵐 2021年10月7日
そ、そんな笑わんでもええやんか!!
ってか、そのだっさーな奴にビビってたんやでジブン!!
さらにダサいやんけジブン!!
(めちゃくちゃに笑われて顔真っ赤にして叫んでごまかそうとする思春期少年)
龍・雲嵐 2021年10月7日
ああもう、ええからそこどいてや!
なんかようしらんけど、そういう発電機?壊せたらこっちはええねん!!
(事ここに至っても、なんとか戦わずに済まないかと呼びかけて)
(無効票)
梶野・龍夜 2021年10月7日
【螺良・苺唄】
ハァ~~~~~~?
男のくせにごちゃごちゃ言ってンじゃねェ~~~~よ!バァ~~~カ!!
こっちだってこれを守ンのが仕事だ!どけって言われてどくわけねェ~~~……だろっ!!
(ぱしゅと軽い音。これを使うのは二度目。くの字に曲げた体の影から)
(今度は当たった瞬間電撃バチバチだ!!)
(無効票)
龍・雲嵐 2021年10月8日
そんな仕事なんてせん、でっ!?
(結論から言えば、雲嵐は運が良かった。
戦闘の最中ではなく、重心が安定した立ち方だったため回避する準備が出来ていたこと。
ナイフを投げられることを警戒して距離を取っていたこと。
なにより、死ぬかもしれないという恐怖で一度目の攻撃を鮮明に覚えていたこと。
だからスタンガンを回避して、さらにその外の射程外へと距離を取ることに成功した)
龍・雲嵐 2021年10月8日
あーーー、あっぶな……心臓飛びてるか思たわホンマ……
(バクバクと鳴る心臓を抑えながら、改めて少女に問う。
サングラス越しに、鋭い視線を向けて)
……もう、ぜったいなにがあっても、そこからどく気はないんやな?
(無効票)
梶野・龍夜 2021年10月8日
【螺良・苺唄】
チッ!!
(露骨な舌打ち。当たらなければ所詮は元モデルガン。射程のないそれはすぐに勢いを失って落ちた)
どくわけないだろ。オレだってここを守らなきゃいけないんだ。
(鋭い視線に負けじと返す。投げ捨てたスタンガンを捨てて、今度は──)
梶野・龍夜 2021年10月8日
【螺良・苺唄】
──だから、お前が消えるんだよ!!
(投げつけたのは箱に詰め込んだ改造爆竹。精々爆竹の域を出ないそれは威力はそこそこ。けれど、音と光は特大だ)
(そしてオレは、そこでビビったこいつを殺す!)
(投げつけた直後、ナイフ片手に一気に疾駆。弾かれるのなら、確実にこの手で!)
(無効票)
龍・雲嵐 2021年10月8日
――さよか
(投げつけられたそれが何かは、半グレが扱うような武器に詳しくない少年には全く分からなかった。
分からなかったけれど、きっと痛かったり危なかったりするもので、そういうのを投げつけてくる少女は、言葉通り決して引かないんだろうと、心の底から理解した)
そんだけ言うんやったら、分かったわ。
(だから雲嵐もまた、覚悟を決めた)
ボクは――
龍・雲嵐 2021年10月8日
――逃げる!!!!
(ダッ!!!!)
(少年は一目散に逃げ出した。振り返らず、脇目も振らず、ここに来るまでの道を逆走した)
龍・雲嵐 2021年10月8日
(そしてたどり着く、ビルの外の非常階段)
(一つ深呼吸をする。やったことはないけど、アニメやゲームなんかでは見たことがある動きだ。だからいけると、覚悟を決めて)
(ムチを振るって、先端をビルの外壁から飛び出た装飾に引っ掛ける。
そのまま身体を浮かせて――身体をスイング。
蜘蛛のアメコミヒーローよろしく振られた身体は、少年が目指していた発電機のある部屋へ、ビルの外から突っ込まれた!)
龍・雲嵐 2021年10月8日
―――あああああああっ!!!
(全身の血が興奮と恐怖でめちゃくちゃに沸き立つのを感じながら、発電機に力任せにムチを叩き込む!)
(無効票)
梶野・龍夜 2021年10月8日
【螺良・苺唄】
ア────?
(大きく振りかぶった姿勢で思考が止まる)
(逃げた?なんで?ビビった?いやでも。どうする?追いかけ……)
イ゛ッ゛!?
(直後に激しく爆発する爆竹たち。鞭で爆発される前提の角度で投げたそれは結果的に突っ込んだ自分のすぐそばで破裂した)
(ぎゅっと目と耳を塞いで床に伏せる。当然そんな状態で頭なんて回るはずもなくて)
梶野・龍夜 2021年10月8日
【螺良・苺唄】
(ボン)(知らない爆発音が背後から鳴った)
梶野・龍夜 2021年10月8日
【螺良・苺唄】
……………え?
(未だにキンキンと鳴り響く耳にも届いたその音に、伏せたまま顔だけ振り向いた)
───あ。
梶野・龍夜 2021年10月8日
【螺良・苺唄】
おま、え…………!!!
(揺らぐ視界でも見えた成れの果て。なんとか体を起こして、睨みつける)
(無効票)
龍・雲嵐 2021年10月8日
おっし……やった……やったった……!
(天井や壁の比にならないほど大きくひしゃげて動かなくなった発電機から、少女へと目を向ける。
睨みつけてくるその視線の鋭さにビクリと一度震えるも、まっすぐに見つめ返して)
ボクは、ジブンらみたいに人を傷つけんのがごっつイヤや
ジブンも、こういうことんなるんやから、喧嘩とかやめた方がええと思うで
龍・雲嵐 2021年10月8日
まあ……ジブンめっちゃ気ィ強いから、言うても聞かんやろうけどな
(はぁ、と頭をかいて)
とりあえず、1個は潰したしボクちゃんと仕事したよな?
うん、した! せやから撤退や! じゃあな、また……はあいたくないからほなや!!
(言いながら、追ってこられないようムチを再びビルの外壁の装飾に振るって。
ビルの合間を落ちるように降りて去っていくのだった)
(。)
梶野・龍夜 2021年10月8日
【螺良・苺唄】
(何を言ってンだコイツは……クソ……)
(激しい頭痛。何かを言っているはわかるけれど、何も聞き取れない。それが不快で、イライラして。でも足も何も動かなくて)
梶野・龍夜 2021年10月8日
【螺良・苺唄】
クソ────
(がくん、と崩れた体。ぼやけていく視界)
(また、怒られんのかな…………)
(瞼を、落とした)
(。)
梶野・龍夜 2021年10月8日
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