【期間限定RP】ふうせん綴り【どなたでも】
藤城・綾里 2021年8月16日
ーー2021年、8月。
新宿島に復讐者たちが集い始めた夏の日。
しゃぼん玉みたいに透明な風船が、風に運ばれてあなたの手に渡る。
紐に付けられたチラシには、こんな言葉。
『想いを紙に綴って、風船で飛ばしてみませんか』
『戦いが始まる前に一度自分と向き合って、復讐者としての誓いを立てましょう』
送り主は閉ざされた古い遊園地の主。
彼女が色形様々な風船を用意して、あなたを待っているという。
廃園までは、チラシに書かれた簡単な地図が案内してくれるだろう。
紙は自由に好きなものを持ち込んでいい。
便箋でも、ノートの切れ端でも、羊皮紙でも。
いちばんの要は、貴方の気持ちだから。
さあ、思うままを記して、天の果てまで掲げてあげましょう。
心の裡に留めたままじゃ、窮屈なことだってあるもの。
*8月いっぱいまでの期間限定RP
*キャラ固めの試運転がてら、どなたもご自由に
*紙には『クロノヴェーダとの戦いを前に、復讐者のあなたが何を思うのか』
胸の内に在る思いや決意を書いて下さい
(ある程度抽象的な内容でも大丈夫です)
*風船は色形バリエーション豊富に取り揃えてます
余程奇抜じゃない限りは、何でもあるかと
*内容によっては書き込みを予告なく削除します
(人を不快にしたり傷付けたりする等)
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藤城・綾里 2021年8月16日
(「大好き」「会いたい」「どこにいるの」と罫線だけのシンプルな便箋に綴る文字は頼りなく。女は小さく頭を振った)
……内容、全然纏まらないわね。我ながらストレートすぎる言葉しか出てこないわ。
藤城・綾里 2021年8月16日
でも、それが今此処にいるわたくしの、嘘偽りない言葉だから。(柔らかなミルク色の丸い風船を選ぶ。注意深く紐に結んで、そっと手を離した)
……何処かで見ていてくれたら、いいのだけど。
(みるみるうちに空の上の点となった風船を眺める女の口許が、ほんの僅かに笑う)
乂八・南 2021年8月16日
(空仰ぐ女性の姿を目にした。手には風の便り。彼女も同じように、この場所を訪れたのだろうか。だとしたら、邪魔をするのも悪いと考えて)(手にしたのは真っ赤な風船。すらすらと、けれども几帳面に綴られた文字に迷いはない)(「俺を示す」)(果てしない青のなか――滲むことのない赤が吸い込まれるように流れて)
羽住・清梧 2021年8月16日
(風船に導かれてやってきたら、不思議な場所に辿り着いた。レトロな遊園地に色鮮やかな多数の風船。)(童心に返る、所までは行かないが折角来たのだからこれも何かの縁。使い慣れてる鞄からメモ用紙を1枚取り出すとさらりと一筆。)『俺にできることを』(青い風船の中からなんとなく一番大きそうな物を選ぶと手紙を紐に結び、ついでに風船にもスマイルを落書きしてから空に放した。)「俺の分まで、飛んでいけよ」
ホワイトマン・ナイア 2021年8月16日
(チラシを見つけてたどり着いたのは沢山の風船のある場所)中々面白い事やってますね。(微笑みながら黒い風船を貰うとどこからか短冊を取り出すとペンで「僕の横取りは許してませんよ」(拾った方へ、貴方の事じゃないですよ。念の為)と「」を表に()を裏面に書いて)ほいっと(ぽーいと投げるように飛ばして手を振る)さてさて、誰か拾ったりするんですかねーアレ(ニコニコと楽しげに微笑んで)
無常・准耶 2021年8月16日
(記憶喪失者の新宿漫ろ歩き、道半ばで思わず手を取った風船とチラシに誘われていざ廃遊園地)(くすんだ黒髪をかき上げて、括られ固定された無数の風船に怪訝な視線を投げる)……『想い』とか『誓い』とか高尚なものなんてないんだけどな。(くしゃくしゃになったチラシの余白を破り、一瞬悩み)(……『自分は誰だ』と乱暴に書いて、一番形がいびつで、一番色が映えなさそうな風船に括って飛ばした)ひゅー、感傷的な俺かっこいー。しびれるー。……なんて一人でやっても仕方ないわな。(棒読みのセリフの後に、嘆息して風船を見送る)(歪な風船飛んでいけ、飛んで飛んで落ちて落ちてその先は――?)
神之蛇・幸人 2021年8月17日
想いを、紙に……。(ノートくらいしか持っていなかった。切れ端に丁寧に綴る文字の形は頼りなげ。『青い鳥を』『それまでは』『此処じゃなく』。見える言葉は断片的。書かれたことのすべては彼だけが知る。どこにでもあるような形の、どこにでもあるような青い風船に結んで、そっと空に放った)どこかには、あるはずなんだ。
羽住・清梧 2021年8月17日
(昨日やったことが夜になってからなんだか恥ずかしくなってきてしまってまた来た)「いやまぁ、空に飛んでった風船なんだから残ってる訳ないんだけどさ」(言いながらやっぱり好きな色である青い風船を今度は適当に近いものを掴んで)(鞄から今度は名刺を取り出し風船の紐にぐるぐる結んで)(『お仕事募集中!』と風船に書いて空に放した。)
瀬戸・浅香 2021年8月24日
ボクの想い、ねー。(チラシに示された場所に辿り着いたもののそこから見える景色を眺めてぼーっとしている。手には五線紙、左端には手書きでト音記号も書いてある。『ボクはボクらしく生きるから。キミもキミらしく、ね?』)こんな感じでいいのかな……?うー、キミって誰だよー知らないよー(今更恥ずかしくなったのか、一人呟いている)それでも、せっかく用意したんだからやることはやらないとだよね。(用意されていた風船の中に音符が書かれたものを見つけ手に取り先端に括り付ける)誰かに見てもらいたいようなー見られたくないようなー……。うぅ、それじゃあいってらっしゃい、だよ(手を放し空へと向かう風船を見えなくなるまで眺めていた)
藤城・綾里 2021年9月2日
(空に昇る色形様々な風船と、それぞれの想い。最後のひとつまで見送って)
…どうか、届きますように。
望まれた場所へ。望まれた人へ。
(祈るように目を伏せて静かに紡いだ言葉は、緩やかな風に浚われた)
藤城・綾里 2021年9月2日
-了-
(ご参加ありがとうございました)