ゼウスが毎回浮気してヘラにとっちめられる理由

ライナー・サイデル　2021年9月23日
ギリシャ神話ネタだ。
ガキの頃に図書館とかにあった本とか読んで一回はゼウスがスケコマシ野郎だと思ったことないか？
しかも奥さんのヘラが毎回毎回どっちかってぇと強姦された側の女に怒りをぶつけて女が動物に返信させられてあり、殺されたりして女神理不尽！って思ったりしなかったか？まぁ、100人以上孕ませてる段階でお前もう去勢しろよって子供心に本気で思ったけどな。

ところで、ゼウスが浮気野郎になったのはどうやら後付けらしい。例えばある国の王女がゼウスにヤラれた結果、生まれた子供こそ正当な神の血を引く王である！とかなんとかいってる国や都市が乱立して、どこもかしこもゼウスの子孫を名乗る奴らが溢れかえってる時に、口伝の歴史やら神話やらを一本化して血統を神聖化しようと試みたそうだ。そしたらいろんなところがやっぱり我こそはゼウスの子孫だって話がいっぱいできて、じゃあみんないっそ全員ゼウスの子孫ってことにしようぜってなった結果、あんな浮気野郎が爆誕したそうだ。

んで、奥さんであるヘラは結婚と貞節を司る神なもんだから当然浮気野郎は許せない。けど、ゼウスには勝てないから手を出した方に仕返ししまくる鬼嫁になっていったそうなんだけど、これも面白い俗説がある。
古代ギリシャの土着信仰とさっき言った神話の体系化を図る際にヘラを信仰していた民族とゼウスを信仰する民族が喧嘩して仲直りしたことがあったらしんだが、ヘラ様最高民族がゼウス様イケてる民族に対しておめぇの仕打ちは忘れねぇからなってことを示すためにやられたことはやり返す！倍返しだ！みたいな神話が足されてったらしい。

まぁ、あくまで俗説だけどな。

エジプト神話とかもそうだけど、どうしてこう神話の最高神とその番はぶっ飛んでんのが多いんだろうな。




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