【1:1】マザーグースが聞こえる
カーリィン・ダールグリュン 3月3日23時
だれがこまどりころしたの
それはわたしとすずめがいった
わたしのゆみで わたしのやばねで
わたしがこまどり
ころしたの
0
カーリィン・ダールグリュン 3月3日23時
(森の木々は異常な程大きく意思を持つかのように揺れて見える。頬に走った痛みもわからない程恐怖と、そして、なぜ?と)
(どうしてあのこが)
(どうしてあたしが)
(なんで)
(あのひとが)
(まっかにそまるのを、みてしまったの)
カーリィン・ダールグリュン 3月3日23時
(足が止まりそうになると鮮やかに蘇る、真っ赤なビジョン。慌てて足に力を込める)
(入ってはいけないところではなかったはずなのに)
(だってあのこがいったから)
(だってあたしがのぞんだから)
(いつの間にかはぐれていて
独り、森を抜ける為に必死に走る)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月4日00時
(鮮明に蘇る惨劇の一幕。あたし、という一人称に成程この体は少女かと思い至る。)
(構図はシンプルだ。捕食者に追われる獲物。そして一人は既に狩られた。だから逃げる。正に脱兎だ。)
(元より逃げるほかないだろうが。それでもこみ上げてくる焦りと恐れが心臓を早鐘で打つこの状況で何を出来るだろうか)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月4日21時
(甲高い叫びが聞こえた。最早誰のものかを考える余裕も無い。少しでも木々の向こうへ、下生えの少ない、明るさの増す方へ。やがて木々の向こう、明るさに目が眩んで、それでも突き進んで)
(飛び出した低木の向こうに、地面は続いていなかった)
(浮遊感、そして強烈な落下にそれきり意識は暗く塗り潰される)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月4日21時
(足を踏み外した瞬間の嫌な感覚。奇妙な浮遊感。ついで全身を打ち付ける地面の痛み。全部勘弁願いたい類だ)
(残念な事に今の自分にも、落下していくであろう主観視点の彼女にもそれを回避する術は無い。痛みがあっさりと意識を刈り取って行く。夢なのに痛みがある。明晰夢だか何だか知らないがそこはちょっと勘弁願いたかった)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月4日21時
(次に見えてくるのは移動する車の振動と狭い天井にカーテン。布団の上に出ている腕には包帯があちこち巻かれ、全身に打撲の痛みが走る。どうやら折れてはいないようだが、どれくらい眠っていたのか。遠く話し声が聞こえる)
『またか』
『のまれたらしい』
『しかたない』
『たすかっただけましだ』
『へらないだけましだな』
『あのこには¥%$
#×』
(聞きたくなくて、耳を塞げないから、意識を手放した)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月4日22時
(次に目が覚めたら車の中だった。回収されたらしい。そして何事かブツクサ聞こえてくる)
(それに対する途方もない嫌悪感、絶望感、そして後悔…? ここまでやってようやく気付く。これに似た感情の流れを視た記憶があるから。)
(これは妻の子供のころの記憶か、とまで過った辺りでまた意識が飛ぶ)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月4日22時
(そして場面が変わる。真夏、海)
(水底から伸びる何かに足を掴まれて深い深い場所へと)
(またもや場面が変わる。秋、長閑な田園の夕闇)
(家々の影という影から這い寄る昏い沼、何処までも何処までも執拗に追い続けてくる)
(雪の蒼。閉ざされた冷たい空間の中、逃げ出したいのに何度も眠らされる)
(そうやって、また次の年、季節が巡り惨劇も形を変えて続く)
(次第にただ良い子で大人の指示通りに動くだけの、無邪気を表面に貼り付けた素直な空っぽが出来上がっていく)
(そうすれば、すぐに助け出されて酷いことなんて起こらないから)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月4日22時
(その後は続けざまだ。人の闇があった、妖の闇があった、心を殺すのに十二分の闇が続々と襲い掛かって来て、その結果醸成された笑顔の虚無だ)
(どうしようもないむずがゆさが腹の内を走る。この状況に今すぐにでも殴り込みをかけて滅茶苦茶にしてしまった上で、助け出したい。理不尽に理不尽をぶつけて、救いの手を差し伸べたい。だが無理だ。今の自分は傍観者。ただそれだけだから)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月4日22時
(移り行く景色、入れ替わる人々。再会もなくはないが、世界のあちらこちらを商って巡る当て所の無い旅商人の身の上は変わらず。一族の顔ぶれも全く変わらぬはずもなく。1人欠け2人増え、3人戻れば4人が旅立つ。両親すら別の旅団を率いて行ってしまった。祖父母と親族の中に取り残されたのは、1番の守り手の中、危険から遠ざける為と頭では理解している)
(それでも)
(何処かで遠慮して飲み込んで、独りで立つ為に技術を腕を磨いて、そして、単身飛び出した先で、傷ついた)
(仕事に逃げて、酒に逃げた。馬鹿騒ぎで防壁を構築し、斜に構えては伸べられる手を断った)
(もうどうとでもなれと自棄になった瞬間、世界が、歪んだ)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月4日23時
(時は流れる。少女はいつしか大人になり、虚無を抱えたまま今に至る。)
(いつしか酒で苦悩を飲み干す事を覚えて、行きつく先は地獄だった)
(それにもどかしさを抱える己の不甲斐なさに怒りを覚える。手出し出来ないのは当然だ。過去だから)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月4日23時
( )
( )
(こんやもきこえる)
(あのこが)
(あのひとが)
(みんなが)
(かれとかのじょが、しんだのは)
『みんなおまえのせいだからね』
(いつもの夢の、これがエンドロールだった。影が様々な形に変わりそして纏わり付いては消えてゆく。そんなどろりと思い闇を引き摺るように)
(めが、さめた)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月4日23時
(むくりと上半身を起こす。右手を握って閉じる。動く。)
…こういうの、難しいなァ。暴力で覆せないのはなァ(周囲を見る。時間帯を確認した)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月4日23時
(夜明けも未だ遠い街灯の薄闇の中、隣の夫が起き上がったのを見る)
ゴメン……起こしちゃッた…?
(いつも通りに、へらりと苦笑して肩を竦める)
(そして思い出した。今夜は、新月だ)
(闇が忍び込む夜だ)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月4日23時
いンや、悪かねェさ(視界が暗い。まだ夜だ)
なるほどねェ、ありゃリィンの夢か。
あンなンをいつも見てるのか?
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月4日23時
(表情を取り繕うのが遅れた。夫に話したことのあるエピソードだけではない、今夜見たのはよく繰り返されるダイジェストだ。おそらくはこの前と逆のパターンで、同期してしまったのだろうとは理解するが……)
(笑うことも肯定することもできなかった)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月4日23時
沈黙は肯定とみなすけどいいな?
(リィンを抱きしめる)
大変だッたなァ
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月4日23時
(何度か言葉を絞り出そうとして、口を開けては閉じて)
(やがて、紡がれるのは)
今は、信じてるから、大丈夫……
(胸の黒薔薇、契約印に、震える指を添えて)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月4日23時
でも辛いモンは辛いだろ?
そーいう時には心を少しでも緩めなきゃな(頭を撫でる)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月5日10時
そーいうモノ?
(撫でられ戸惑い気味の声音で返す)
ちゃンと甘えてるよ、頼りにしてるし、依存し過ぎてるくらい……
(腕の中がどれだけ安心出来ているかと、忍び笑いが漏れる)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月5日23時
そーいうモノ。
いーンだよ甘やかすのが今のオレの最大の仕事だァ
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月5日23時
ありがと
(顔を上げてにこりと笑う。自覚がある程度には、半分は未だ虚勢だ。それでも)
(笑えば、少しは立ち上がる力になるのだから)
大好き、ギィ♪
(ぎゅむと抱き締め返した)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月5日23時
よしよし
どうだろうな、寝れるか?(流石にまだ夜も夜だ。)
流石に今から起き続ける訳にもいかねェしさ
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月5日23時
どうしよ?眠れなくは無いと思うケド
(軽く首を傾げて少し悩んだ)
カーリィン・ダールグリュン 3月5日23時
ねェ
(明らかに甘えた声で耳元に囁いた)
寝酒したら、ダメ?
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月5日23時
まー、良いけど深酒はやめとけよ?(こういう時は好きにさせよう。これが一番心を楽にするのには早いだろうし)
何を呑むよ?
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月5日23時
テキイラ
(即答してもぞもぞ体勢を変え、ベッドから降りようとする)
オレンジジュースとか材料あるから割ろうカナ
(そのままではなく、カクテルにするつもりのようだ。薄暗いので少し足元が危うい)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月5日23時
歩けるかァ?(布団から降りてリィンを支える。)
結構凝るね、まァ一杯だけにしとけ?
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月5日23時
ん、一杯だけにする
(支えられて夫を仰ぎ見た)
ギィも飲む?
(髪を無造作に掻き上げ後ろへ流し、首を傾げる)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月5日23時
独占はズルだぜ?(茶目っ気を込めて笑った)
付き合うさ、リィンの用意する酒は旨いからな(連れ立ってキッチンに向かう。適当にコップを二つ用意する)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月5日23時
そう言われると緊張するネ
(クスクス笑い乍ら、冷蔵庫のドアを開け。オレンジジュースとテキイラ、グレナデンシロップを取り出す)
(グラスに氷を3つ、オレンジジュースとテキイラを注いだらステアして。少し間を置いて、グレナデンシロップを静かに沈めたら)
夜明けにゃ早いケド、テキイラサンライズさネ
(グラスを差し出す)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月5日23時
こういうのどこで学ぶンだいリィンは(グラス受け取る)
ま、一先ずは乾杯だ(グラスを掲げる)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月5日23時
乾杯♪
(グラスをカツリと合わせて、ごくごくと半分くらい飲んだ。最早ジュース感覚だ)
一族の中に酒好きが沢山いたからネ、取り扱いもしてたし、商談の為に教え込まれたのサ
(グラスを回せば中で氷がカランと音を立てる)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日22時
なるほどねェ、オレはもッぱら何を飲ませても旨い旨いとしか言わなかッたからなァ(軽く一口。旨い。甘めの味わいが寝る前には丁度いい)
…で、どうだい
気持ちよく眠れそう?
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月6日22時
作りたいなら教えるヨ?うちの一族は舌の肥えた連中しか居ない上に上客としか会食しないからサ、上達せざるを得ない環境だッたネ
(もう一口ごくりと飲む。冷たさが余計な熱と痛みを和らげていくようだ)
んー……眠れなくても、横にはなる
疲れては無いから、サ
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日22時
そりゃ助かる
飯と酒のネタは多くて困らないしな。(ついでに半分ほど。程よい甘さと酸味が嬉しい)
ま、明日も仕事だしな
流石に今からオールするのもアレだし
でも無理はするなよ?そういう時こそオレを頼ッて欲しいてなモンだ
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月6日22時
ギィの料理の腕前は、まだまだ上達中だから楽しみだネ♪
(グラスの中身をひと足先に飲み干して、氷をシンクに捨てると軽く濯いで水切りに伏せた)
先にベッドで待つとするヨ、グラス濯いでおいて?
(軽い足取りで、勝手知ったる夫の部屋へと消えて行った)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日22時
追う、じゃあ先に行ッてて(自分の部屋に消えて行く妻を見つつ、グラスを洗面台へ)
…100%無茶するわアレ。玉虫色の大人の笑顔だよ間違いない。(グラスを洗いつつ、思いを馳せる)
こういうのはオレの頼りがいが無いのが悪いのか、踏み込みすぎなのか…それとも嫁サンの事をオレが信頼できて無いのか、嫁サンがポンのコツなのかどれだろうな(グラスを拭いてコップ置きの場所へ)
まあ、完全に頼ッてないワケではないだろうけどねー。はぐらかしたもンなー(寝室へ向かう)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日22時
お待たせ―(時間にしてあっという間である。ガンガン踏み込んでゆけ。具体的に言葉で言わないなんて、そりゃ悪魔の付け込む隙というやつだ)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月6日22時
……ン。
(声だけで返事があった。宣言通り、ベッドの中。布団に頭まで潜り込んでいる)
(ベッドの奥側で、顔が見えないように背を向けて)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日22時
………………(ツカツカとベッドへ向かい、膝を置いて布団を固定)
(リィンが潜り込んでる辺りの布団を掴む)
(ガバッと)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月6日23時
え?
(急に引き剥がされた防護膜もとい布団、突然の行動に理解が追い付かず慌てる)
ちょ、ねェ、ギィ??寒いヨ??
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日23時
(リィンの手を取る)リィンが嫌な事思い出しそうになッたり、なンか辛いつう時はこンな具合の事をして吹き飛ばしにかかるからなオレは
苦しい時は申告するよーに(布団を上から被る)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日23時
(リィンの方にも被せ直す)
(無効票)
カーリィン・ダールグリュン 3月6日23時
ッ……
(条件反射的に手をしっかり握り返してしまい)
(逡巡してから小さく首肯して、それからそっと顔を背けた)
(この薄暗さでは、耳の先が赤い事には気付かれないだろうと混乱気味の思考力で判断した。別の手段で気付かれる可能性については完全に失念しているようである)
(無効票)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日23時
感情伝わッてるぜ?(顔を追いかける)
まー、そーいうぐにゃぐにゃした気持ちがあるのは分かるけどねー
だが、オレはそこンとこ遠慮しないぜ覚悟しな―(照れの感情が伝わって来る。本当にもう、こういう猫ちゃんめいた所がほほえましい)
オレを頼れー。辛い時は相談しろー。頭撫でるぞー。(なんともなんとも雑な言葉の運びを耳元に送る)
(演出終了)
カーリィン・ダールグリュン 3月6日23時
(混乱したせいで失念していた現実を突きつけられる。隠せないで追い詰められて、耳の先だけでなく顔全体に朱が広がっていく。そして)
(涙目になりつつ、震える左手を伸ばしてそっと、夫の口を押さえた)
……分かったから、それ以上、言わないで……
(演出終了)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日23時
OK,ここから先は不言実行タイムだ(抱きしめる)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日23時
(これ以上を語るのは、まあ、察していただきたい次第で)
ギャラガー・ゼロマネー 3月6日23時
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