闇空市場『みかん貴族』

ロビースペース その10

佐野・埜之子 2月19日00時
 みかん貴族の建物内に入ってすぐのスペース。
 互助会の事務所が併設されている以外に、ソファー等も置いてある。元々ホテルのロビーだったのだから当然ではあるけれど。設置された掲示板にお知らせや耳より情報等が掲示されており、何より売買の情報を持っている事務員と話せる事もあって、此処に屯する利用者は結構多い。
 どの事務員が居るかは運勝負だが、今日は汚れた白衣の娘が受付に座っている。愛想はないが会話自体は厭わぬ彼女は……まあ、当たりの方だろう。
 欲しい情報があったり、或いは単に話し相手が欲しいなら話しかけて見れば……
「……ふう」
 おや、珍しく物憂げだわ。

・雑談RPスレッドです。
・のの子さんは常駐ですが、もしも反応がない時は居眠りしてると思って下さい。




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佐野・埜之子 2月19日00時
……好きとか嫌いとか……最初に………言い出したんは………誰なん?
(何やら考え込んでいる様子だが、零れている呟き声は……なんだこれ)
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ジズ・ユルドゥルム 2月20日23時
の…のの子?(ロビースペースに入るなり、真剣な顔でのの子の方に歩み寄ってくる)ど、どうしたんだ溜息なんかついて。まさか……具合が悪いのか?
体温計を持ってこようか?いや、血圧計か?身長計も必要か?(おろおろしている。物憂げなのの子がすごく珍しかったらしい。)

んん?好きとか嫌い?最初に…? …誰なんだろうな?(一緒になって疑問符をうかべた)
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佐野・埜之子 2月21日00時
ほぁ?
どないしたんジズ、怖い顔して……
(近付いて来る真剣な顔に首を傾げて)
……んん? 具合は別に……血圧? 身長。
健康診断……? 注射もするんやろか?

(とぼけたことを言うのは何時もの通りだが)
……んー。
(けれどまたすぐに考えこむ顔になる)
うん、誰なんか分からんの。
好きて言葉も嫌いて言葉も其々一つやのに。……滅茶苦茶いっぱいある。寧ろ一つも同じのがあらへんのとちゃうやろかな。やとしたら……好きて言葉も嫌いて言葉もほんまは嘘で、何も表現してへん空っぽの言葉なんとちゃうかなあ。

やとしたら、言い出した人は相当な黒幕やわあ……
(小さくため息)
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ジズ・ユルドゥルム 4月7日00時
大丈夫なのか?そうか…。いや、いつもと違う雰囲気だったから、つい。
はは、健康診断は今やらなくてもよさそうかな。次の闇市の定期健診を待とう。

んん…。好きも嫌いもひとつなのにいっぱい…。(その辺にあった丸椅子を受付の前に引っ張ってきて座り、一緒になって考え込む顔をした)
それはつまり…好きや嫌いという言葉の中に、込められた意味や気持ちが多すぎて、
ひとつの言葉だけじゃまるで表現しきれていない…みたいな意味か?
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佐野・埜之子 4月7日23時
定期検診。面倒くさいんやけど、オーナーがそれだけは絶対譲らへんしなあ……何でなんやろ? 何か企んどるんやろか?
(※徹頭徹尾ただの気遣い)

……雰囲気ちゃうかったん?
そうなんや……なんでやろ。普段あんまり考えへん事考えとったから?
でも最近は結構……うーん。

(椅子をもってきて座ったジズを見る)
……んん。そう、やね? 多分、そないな感じ。
言うかやね。

例えば、好きて言うても。鯉とか鮎とかあるやろ?
家族とか姉弟とか夫婦とか仲間とか友達とか……鯉人もあるやろ?
(ボケーっとした態度ながら、結構真剣に言うのだけど、肝心のイントネーションが魚人。後、鮎はなんだ)
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ジズ・ユルドゥルム 5月6日19時
従業員の健康維持を企んでるんじゃないか。(素直にオーナーの肩を持つ)私達のような復讐者には必要無い気もするが、それでもやってくれるあたりが気遣いなのかもしれないな。

なんというか…ぼんやり考え事をしているのはいつものことだと思うが、普段よりも憂いがある気がしたんだよ。私の考えすぎだったかな。(若干失礼なことを言っている気はしていたが、のの子がちょっとのことは気に止めない性分なのは最近の付き合いで知っているつもりだった)

コイとかアユ。そうだな、家族愛に、親愛に、恋愛…恋とか愛には沢山の種類があるな。(普通に頷きながら)
のの子には何か、好きという言葉を使って表現したいことがあるのか?
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佐野・埜之子 5月6日22時
従業員の、健康維持。
そないな大それた企みを持っとったやなんて……ん?
それ企みやあらへんね?(気付いた)
不思議やな……(分かってない)

……まあ、概ねの病気て要は体内機能の不具合やねんから、ディアボロスやからこその病の類が発生する可能性も無いではない、言う理屈は分からんでもあらへんのやけど……
(珍しい事にちょっと口を尖らせている)

憂い。
……憂鬱の、憂やっけ? そないかあ……
(少し天井を見上げて考える)
そないやなあ。確かに、そないかもやなあ。鮎は塩焼きやけど、恋はこいこくがあるさかいに。告白とかも……
憂い。は、あるなあ……確かに。
愛は尚の事なんやろなあ。
実際、言われたし、言うたし、色んな愛。愛なあ…………
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佐野・埜之子 5月6日22時
好きは、その中なんやろか。
それとも好きの中に、恋とか愛とか鮎がおるんやろか。
……そっちっぽいなあ思う。何となく。

表現したい物?
……表現? んん、どないやろね。表現言うか、伝える必要はあるんやろなあ。必要あらへんかもやけど。
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ジズ・ユルドゥルム 5月8日01時
お互い健康でなければ繋がる縁も繋がらんだろうし…彼なりに人を大事にしているのかもしれないな。もしくはこれも一種の、オーナーの愛情か?

当たらずも遠からずと言ったところかな。鮎には塩焼きが、恋には告白が、愛には時に憂いが…なんて言えるほど私は恋愛事には詳しくないんだが…。

……ん?(言われたし、言ったし、のあたりでちょっと瞬きが増えた)

ふむ…。(自分の頭の中を探るように目線を下げ)
私ものの子と同じで、後者がしっくりくる気がするな。
好き、という大きな塊があって、その中に恋やら愛やら、名前もつけられないようなきれいな何かがいる…、
(受付カウンター上にあった、魚を模しているらしきガラス製のペーパーウェイトを指で小突く。表面が照明を反射して、きらきら光った)あくまで私の感覚の話だがな。
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ジズ・ユルドゥルム 5月8日01時
今日ののの子は…珍しく甘美というか…情緒的というか…
ロマンチックな話をしているな…?
いや、てっきり絵として表現したい題材に関係しているのかと思ったんだが…
伝える必要。
伝える必要…??(また瞬きが増える)
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佐野・埜之子 5月8日14時
健康な方が縁て繋がるん?
やったら、健康に気いつけへんとなあ……うーん、面倒やけど、しゃあないかあ。
(頭を掻いている)
オーナーの愛情なあ……お礼言わなあかんのやろか……
(物凄く億劫そうである)

……むう、愛に塩焼きやったらあかんの?
あかんか……厳しなあ……
(言ってる事は意味不明だけど、何やら憂鬱そうに溜息をする辺り、のの子なりに思う所はあるらしい。多分)

ん? ジズて恋愛事詳しい無いん?
ほんまに? 大人っぽいし実際大人やさかいに、恋愛マスターやと思うとったんやけど。

……?
(瞬きするジズを見ている)


うん。せやから全部『好き』で済ませてまうと凄い楽やねんね。
言うか、ウチはずっとそうやったさかいに楽やったわ。
(僅かに目を細める)
せやけど、そないに大雑把な『好き』やと、大雑把なんしか伝わらへんの。
ウチはそれで良かったんやけど。言うか、伝えたいとも特に思わんかってんけど。
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佐野・埜之子 5月8日14時
(首を傾げる)
やけど……

(魚の重りをジーっと見下ろして)
名前もつけられないようなきれいな何か。名前が無いから分からへん。
逆に言うたら、名前が付けれたら分かるん。分かる事は伝えれるん。伝えれたら……
どないなるんやろなあ……

(天井を見上げる、電灯が眩しくて少し視界が滲んだ)


……ん。せやね。絵にも描くえ。
言うか絵に描こう思うたら……どうあれ結末は必要で…………嫌やなあ。

ウチは月にはなれへんし。
ウチも月は好きやし。
やけど……月は、夜空の、もんやしなあ。
(沈んだ声とは裏腹に、どうしてか、ほんの僅かに薄っすらと笑っている)
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ジズ・ユルドゥルム 5月10日12時
元気があって動き回れるほうが、縁は繋がりやすいんじゃあないか、きっと。
お礼を言う前に、オーナーに聞いてみてはどうだ。健診なんかして何を企んでるんだって。(企みを疑われるオーナーを想像してちょっと面白がっている)

レンアイ…マスター…?(野生のレンアイをゲットして図鑑の完成を目指しそうなイントネーションで)
私はのの子からそんな風に思われてたのか??確かに元の世界では夫と暮らしてはいたが…。全然、詳しくないさ。

きっともっと経験豊富な、真のレンアイマスターがいるはずだ。(誰か通りがからないかなと廊下の方をじっと見た)

ふむ。…ふむ。ふむ……。(のの子の言葉に頷いたり考え込んだりしながら)
もしかしてのの子には…「好き」だとか、もっとそれ以上に大切なことを伝えたい相手がいるのか?

(薄っすらとした笑みとともに呟かれる言葉を聞いている。これはもしかしなくても、相当想いを募らせているのでは…??)
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佐野・埜之子 5月11日10時
あー……まあ、それはそうやね。
何でか事務所は座っとるだけで縁が沢山出来るんやけど。……あそこは何か特殊なんやろなあ……
(受付だからです)
オーナーはどうせ何か企んどるからなあ。せやね。問い詰めるえ。

レンアイマスター(繰り返し言って頷く)
……違うん? 全部のレンアイジム回ってレンアイリーグで優勝してエジプト地方のチャンピオンとかになってへんの? ……なってへんのかあ……そうなんや。
他に真のマスターが……んんー、本命がリノーカで対抗がゼキやろかな……

……?
(ジズの言葉にキョトンとした顔をする。ちょっと驚いた様な戸惑った様な顔で、少し考える仕草をしてから。本当に不思議そうに)

……ジズには居らんの?
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ジズ・ユルドゥルム 5月18日00時
そういえば、私とここの闇市の人達の縁も、事務所に座っていたのの子に繋いでもらったんだったな。
ふふふ。どうだろうなぁ、場所が特別なんじゃあなくて、のの子が特別なのかもしれないぞ。(にこにこしている)

してないしてない。地方のチャンピオン倒してないからな。
ほほお、リノーカが本命?意外だな、彼女にはそういう一面もあるのか。(今度詳しく聞いてみたいなと思いながら、興味深そうに頷いた)

……??(戸惑った様子をされたことに若干戸惑う)えっ私か?私は……(逆に聞き返されたことに、不意打ちをされたように慌てた。そのままたっぷり30秒くらい、考えるポーズのまま無言で固まってから)
いない……かな。
好ましく思う人がいないわけじゃあないぞ。のの子のことだって好きだ。ただ、「好き」以上に大切なことを、言葉を尽くして伝えたい相手となると……私には居ないなぁ。
…その聞き方からすると、「のの子には」いるんだな、きっと。
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佐野・埜之子 5月18日23時
そない言うたらウチが受付やっとる時やったなあ。
言うかウチ、受付に回される事が多いし……
(縁故を作らせようとしているオーナーの意向+事務能力が所々スカタン過ぎる事への警戒+実際いい加減な所の多い闇市のファーストインプレッションを下限にして置く為最初に一番酷い奴をぶつける作戦)

ウチは特別……特別やあらへん思うけどなあ。
絵に関しては少なくとも……ああ、いや、でもそやなあ。絵と受付は違うんやし。受付に関してはそうて可能性もあるんかあ……

リノーカはそないやよ?
やってモテモテやから。何か、沼に落ちるとか言うんやて。
事務員にも落ちとるらしい人居るし、話聞いて見たら良えん。
(全然分かっていない顔)
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佐野・埜之子 5月18日23時
居らへんの?
居らへんねや……居らへんの?
(何故かしきりに不思議そうに首を傾げている)

そうなんか……そう言う事なんやろかなあ……
(ぶつぶつと何か考え込んでいる様子で呟く)

うん。ウチには居るえ。居らへんけど。
いや、居るか。居るけど。伝えたい訳ではあらへんの。
伝えたいけど。伝えたくないし。伝えた方が良えけど。伝えへん方が良えし。少なくとも今はあかんさかいに。
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