月半湾

【1:1スレ】少し熱い人が来たようです…?(アリ)

青沢・屏 12月30日20時
「月半湾」の一角。今日も執事服に身を包んだ青年が、テーブル席で静かに待っている。
ティーバッグ、コーヒー粉、ミルク、角砂糖はテーブルの脇にきちんと並べられている。
時折、青年の視線は入り口の方へと向けられる。今晩招待した人の到着を待っているかのようだ。




入室
0
休息
0
退室
2
0

ヴェルチ・アリ 12月30日21時
(静かに入室してくる。少しだけ歩き方がぎこちないが、凡そ問題ない。しばらく見回し、テーブル席に目線が行くと、少し慌てて歩いてくる)すみません、わざわざ! (無効票)
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青沢・屏 12月30日21時
アリさん、もっとリラックスしてください。
私のメッセージを受け取った時から、なんだかそわそわしているみたいですね。
(微笑みながら彼に手を振る)
座ってください、アリさん。紅茶とコーヒー、どちらがいいですか? (無効票)
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ヴェルチ・アリ 12月30日21時
…たはは、すみませんね。こうやって、人とゆっくり話せる経験ってあんまりないですから。改めて、こんばんは。その二つだと…コーヒーで。
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青沢・屏 12月30日21時
わかりました〜では……せっかくの機会ですから、これを使い……
(ケトルに新鮮な水を入れ、沸騰させます。湯気が立ち上り、優しい音がキッチンに響き渡ります。沸騰したお湯を、丁寧にハンドドリップ用のポットに注ぎます。コーヒー粉の入ったドリッパーに少量のお湯を注ぎ、蒸らします……)
さて、コーヒーが淹れるまでの間、少しお話をしましょうか……あ、角砂糖は何個入れますか?
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ヴェルチ・アリ 12月30日21時
…3で!(甘党)
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青沢・屏 12月30日21時
なるほど、かなりの甘党ですね。
では、お菓子はクッキーにしましょう……
(コーヒーの香りがふわりと広がり、部屋を満たしていきます。残りの湯をゆっくりと円を描くように注ぎ、コーヒーを抽出します。琥珀色の液体が一滴一滴、サーバーに落ちていきます)
はい、どうぞ。
(角砂糖を3個入れ、相手の前に差し出す……コーヒー風味のクッキーと一緒に)
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ヴェルチ・アリ 12月30日21時
ありがとうございます。最近冷えますからね、こういうのはありがたいです。…まぁ、ウチはウチでなんとかなるとはいえ(苦笑気味にコーヒーを受け取り、一口)…美味しい、ですね。
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青沢・屏 12月30日21時
お口に合ってよかったです——それでは、長くなりましたが、私の理由も少しだけお話させて……
(相手が「美味しい」と言ったのを見て、微笑む)
まあ、個人的な老婆心と言うか……どうしても、戦場で復讐や憎悪を露骨に表現するアリさんを心配してしまうんです。
だから、アリさんをお茶……おコーヒーに誘ったんです——まずは、こんな妙な理由で呼び出してしまって、すみません。
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ヴェルチ・アリ 12月30日22時
…(思わずむせそうになるのを必死にこらえる)あ、いや!いやいや!えっと、あれは、その!なんか、違う、いや、違わないというか、いっつもあんなんじゃないですよ俺!?
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青沢・屏 12月30日22時
はいはい……普段のあなたじゃないってことは、よく分かりますよ。ほら、今は目にも火がついてないですし、口からも復讐復讐言ってないですし——リラックス、ね?
(この反応はなかなか面白い。少しからかってみたい気持ちもあるけれど……そういうのは彼の妹とか彼女に任せよう)
今年のクリスマス、せっかく「復讐以外の力の源」という話題が出たのに……でも、アリさんはその点については、相変わらず強い思いを抱いているようですね?
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ヴェルチ・アリ 12月30日22時
…(コーヒーを飲んで、軽く深呼吸してから)…知らなかった。知らなかったんですよ、復讐なんて。もともと、俺が新宿島に流れ着いたときに…俺は、記憶を失ってました。何もかも。自分の名前さえ。だから、何をどうすればいいのか、わからなかった。力がある事だけが、わかって。それで、我武者羅に走ってきたのが、かつての俺です。
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青沢・屏 12月30日22時
どうしたんでしょうね?甘党から記憶喪失まで、こんなに共通点があるなんて。
(軽く笑いながら手を伸ばし、彼の肩を軽く叩く——相手が身体接触を嫌がるかもしれないので、同意と慰めの気持ちを表すために、この方法を選んだ)
それにしても記憶喪失か……こんなことを聞くのは少しずるいかもしれませんが……アリさんは、何か手がかりを見つけましたか?
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ヴェルチ・アリ 12月30日22時
共通、点?(もしかして、貴方もか?少しばかり、目線を上げて窺う。肩を軽く叩かれる程度は全く気にしていない)


…はい。手がかりは、少しばかり。もっとも、まるで…実感、湧きませんけど。
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青沢・屏 12月30日22時
ええ——私は超絶刺激療法を受けて、大分は回復しましたが……取り返しのつかないものも思い出してしまい、時々「思い出さない方が良かったかも」と思うほどですよ?
(アリさんが見たのは、最初とほとんど変わらない青年の笑顔だったが、その口調からは、確かに少しの諦めが感じられた)
実感……まるで「他人の出来事を見ているみたい」という感じでしょうか?
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ヴェルチ・アリ 12月30日22時
…脅かしてくるじゃないですか(苦笑する。そんな事を言われたら、こちらも迂闊に亡くした記憶に踏み込みにくくなる)まぁ、そんなとこです。色の無い映像。まるで自分に感じられない感覚。何もかも、真っ暗な中に、ぼうっと浮き上がるだけの、そんな虚像。
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青沢・屏 12月30日22時
ちがうちがう——
(自分の言葉が誤解されたことに気づき、慌てて手を振る)
私にとってはそうだったというだけで、しかも私にとってはかけがえのない宝物なんです——「そういう時もある」という程度ですよ。
色のない映像の件は……まあ……うーん……でも、あなたの言い方からすると、全くの収穫なしというわけでもないようですし、もしかしたら将来もっと鮮明になるかもしれませんね?
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ヴェルチ・アリ 12月30日22時
…とまぁ、そんな風に、ひねくれものは取っちゃうかもしれないですよ?(その意図を、汲み取れてはいる…はずだ。だから)すみませんね。けど、ありがとうございます(先達の言葉は、いつだって、大切なのだから)

まぁ、いずれ、鮮明にはなるんでしょうかね。いずれにせよ、俺のやる事は…変わらないと、信じたいですけど。
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青沢・屏 12月30日22時
私には大切な友人がいるんですが、彼はこう言いました——「言う者は無心、聞く者は有意」……
ざっくり訳すと「言葉の意味は話す人が決めるのではなく、聞く人が決める」……この程度のひねくれは、完全に私の想定範囲内ですよ?
(彼に新しいコーヒーを注ぎ、同じように角砂糖を3つ入れる)
これがいわゆる「人は変わらない」ということでしょうか……記憶喪失であろうとなかろうと、今ここで生きているあなた、今の現実は変わらない……私はそうであってほしいと思っています。
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ヴェルチ・アリ 12月30日23時
ありゃま、そりゃ残念…でもないな。ひねくれで人の想定超えちゃうのもなんか嫌だし(かといって、自分が善人というわけでも優しいというわけでもないのである。)

…うん。かわりゃしないよ。…変わりはしないって、願ってる。(ただ、明確に知ってしまった。復讐を、知ってしまった。こればかりは、もう。もう、本当に)
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青沢・屏 12月30日23時
うーん——
(初めての会話なのであまり期待していませんでしたが、やはり根が深いようですね……?)
まあ、私たちは皆、様々な喪失を抱え、奪われたものがありますから……だから、復讐を原動力に走り続けるのも良いでしょう。
でも、たまには、復讐の後のことを考えてみてください。
多くの人や作品が語ってきたことですが、あなたより長く生きているおじいさんとして……
(ここまで言って自分で笑ってしまう。実際にはそれほど年上ではない)
……少しばかり、経験談として聞いてください。
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ヴェルチ・アリ 12月30日23時
(わかっている。目の前の人は、俺を心配してくれているのだ。こんな俺なんかを。その事に申し訳なさが凄いと同時。俺自身が、俺をわかっていないのも問題だ。だがしかし、その言葉には耳を傾ける)
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青沢・屏 12月30日23時
周りの人との関係は心配ないでしょう。今こうして私の話を聞きに来てくれていることがその証拠です。
それに、あなたをとても心配している妹さんもいますし——ええ——少し羨ましいですね? 私は大体において孤独ですから。

でも、どうしても復讐のことが頭から離れないのなら、優先順位をつけてみましょう……「復讐が1番なら、2番は何ですか?」 復讐のためには、順位の低いものは諦めても良いかも、それ以外にも、諦められないものがあるはずです。
今すぐに答える必要はありませんし、私に答える必要もありません……心の中で整理できればそれで良いのです。
あなた、そして「私たち」の復讐が終わった時、今は重要ではないと思っていることが、その空いた場所を埋めようと、少しずつ上がってくるでしょう。
これは、私が知っている、復讐を果たした後も、普通に生きていくことができた人たちが、よく使っていた方法です。
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ヴェルチ・アリ 12月30日23時
本当に。…本当に、俺なんかには、勿体ないくらいに、恵まれた環境です。


…(あぁ、と納得した。そういう事か。)…うん。大丈夫ですよ。多分…俺は、この大きな戦いが終われば、ちゃんと元に戻れる。その自信だけはあるんです、なんてったって…本当に、恵まれちゃってますから。周囲にね。
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青沢・屏 12月30日23時
では、私個人の意見としては……彼らの好意を受けているからこそ、周りの人たちに申し訳ないことをしてはいけないんですよ?
(この時、とても真剣なアリさんの額を軽く弾く)
その幻のような過去は真実かもしれませんが、ここで話したり笑ったりしている私たちは現実です——この忠告は誰にでも有効なわけではありませんが、アリさんはちゃんと聞いてくれるみたいですね?
(メニューを持ってこようと思ったが、そもそも作っていないことに気づく)
何かテイクアウトしたいものがあれば言ってください〜私が作ります。こんなに長く付き合ってくれたお礼です。
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ヴェルチ・アリ 12月30日23時
…………はい(まぁ、その、なんだ。こればっかりはもう本当に、その通りである。どっかで思いっきりうんうん頷いてる幻覚が見え始めたかもしれない。大体重傷のせいだと思う。うん。きっと。)


…そりゃあ、聞きますよ。現実だって、俺を引きずり戻してくる手には、沢山心当たりがあるもんですから。っと、テイクアウト?あぁいや、そんなの申し訳な…(言いかけてから、少し考えて)…あの。さっきのクッキー、もらえませんか?
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青沢・屏 12月30日23時
もちろんいいですよ〜
(キッチンに行き、オーブンを開ける……クッキーの香りが小さなカフェの1階に一気に広がる。丁寧にそれらを取り出し、小さな袋に入れ、口をしっかり結んで、アリさんの手の上に置く)
はい、お待たせしました、クッキーのテイクアウトです〜
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ヴェルチ・アリ 12月30日23時
ありがとうございます。(頭を下げて)…すみません、ここまでしてもらっちゃって。
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青沢・屏 12月30日23時
そんなことないよ。少しでも力になれたなら嬉しいな。
また、いつでも遊びにおいでよ?
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ヴェルチ・アリ 12月31日00時
…はい。ありがとう、ございます。


…あ、そうそう。一つだけ、いっておかないと。
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ヴェルチ・アリ 12月31日00時
あんたが孤独だぁ?馬鹿を言え。


そっちこそ。何かあれば、直ぐに言ってくれよ。…それだけで、孤独じゃなくなるだろう。じゃあな!(にやっと笑って。そうして、ゆっくりと店を出て行った) (退室)
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青沢・屏 12月31日00時
何でしょう?
(青年は首を傾げ、それから体を横に向けて、「聞いています」という姿勢をとる)
あははは——最後にそんなこと言われるなんて思わなかった。
いいよ、じゃあこれから私たちは友達だ。時間があれば、今度は私がこの話を君に聞かせてあげる番だね。今夜はもう、おやすみ。
(アリさんを見送りながら、笑顔で店のドアを閉める) (退室)
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