【1:1】何があなたの幸せで、何をしたいと思うの?
京終・興子 10月24日15時
資料室、興子は資料を置いたテーブルの隅に座って本を広げている。
正確には、広げた本の上に浮かんでいる燃えるしゃれこうべに顔を近づけ、スライド付きの物差しで実寸を測っている。傍目に何だそれと言う絵面だが、察しの良い物であれば浮かぶそれらに実際の重さや熱が感じられない事が見て取れるだろう。
「後は顔を測らせて貰えれば比較ができるんだが……そこまでするなら聞いた方が早いか」
頭をカリカリと掻いて物差しを傍らに放り置く。
と、そこで人の気配がした気がして『そちら』を向いた。何故か燃えるしゃれこうべも同期して同じ方を向いたので、非常にこう、シュールな絵面にはなっているけれど。
場所:奴崎組資料室
対象:リューロボロス・リンドラゴ
1
京終・興子 2月5日22時
わが身可愛さに人を蹴落としたり嘘を吐いたりか。
してない……とは思うけど、自信満々で居れるほどには自分を信用し切れないのも正直な所かな。
人は歪むし劣化もする。それに関して自分だけが例外とは思えない。だからこそなお保身に走るし慎重にも臆病にもなる。ループだな。
(ネガティブな言葉の割にアッケラカンと笑う)
おう、有難い。本当に有難いよそう言って貰えるのは。
応援されればやる気がでるだろうし、背中を押されれば吹っ飛べるだろうし、見守って貰えれば勇気百倍だ。それはまあ、それをしてくれるのがドラゴンだからってより、リューロボロスだから、だけどな。私には。
人の身には過ぎたものを、人以外の存在に夢見て、託す。か。
(少し目を細めて暫く考える)
それは……
(何て純粋で醜い人のエゴだろうか)
……いや、リューロボロスがそれを誇らしいと思って居るのなら。
大変だと思って居ないのなら。
それは、きっとそれで良いんだろう。うん。
京終・興子 2月5日22時
(自分の事ではない事を、自分の事の様に考えて勝手な感想を押し付けるのはそれこそエゴと言う物だ。其処には口を噤んで、その後の言葉への返事を返す事で流す)
いや、割とちゃんと立ち塞がってると思うぞリューボロスは。
邪魔する事、留める事、戦う事だけが立ち塞がるって事じゃない。
(一端頬を掻いて目を逸らし、けれど直ぐに気が変わって視線を戻してリューロボロスの目を見る)
途方もなく大きな存在。強い他者。自分では届かないかもしれない領域。
そう言った物を現実に目前に見てしまうとな。結構な人の心が折れてしまうものだ。それが愛らしい幼子なら尚の事、積み重ねた年月が言い訳になってくれないしな。
それもまた、その人の道に立ち塞がる試練と言う物だろう。だから、リューロボロスはただリューロボロスで在るだけで、十分すぎる位沢山の人間の前に立ち塞がってるさ。
それも割と残虐無残に容赦なく、な。
(ちょっと意地悪く笑う)
京終・興子 2月5日22時
(……まあ、それでも折れぬ者。諦めぬ者と言うものも世には沢山居て。寧ろ自分にはそう言う人間の方が問題なのだけど、今は横に置く)
にしても。人を育て導き成長させ、巣立たせる竜、か。
つくづくと……(人にとって都合の良い)……いや。
つくづくと慈愛と母性に満ちた話だ。
なるほどママドラゴンか……実際的を射ているんだなあ。
ああいや、うん。ドラゴン次第なのも分かるよ。
そりゃ人それぞれ竜それぞれだろうさ。
てか某ディビジョン先の某ドラゴン共達なんて全然違ったしな。
(妖精ドラゴンの姿で飛び回るのを嬉しそうに目で追いながら)
はは、良いな。
飛び回る姿が似合ってる。こう言う可愛さも本当に良いな。
(その自由さに何とも切ない位の愛らしさを感じる)
……むう。我ながら、年を食った感想なのかもな、これ。
絶対そうだろうな。テンション何て成層圏に届きそうだ。
滅茶苦茶ノリノリで間違いないだろーなあ。
(手を合わせて冥福を祈るポーズ)
京終・興子 2月5日22時
模擬戦かあ……一度頼みたくはあるんだよなあ。
ドラゴンとの戦いは、勝敗はさて置き経験値としては是非積みたい。
ひっでえめに会いそうだけど、そこは飲み込むとして……
……爆竜拳、爆竜拳かあ。普通に聞くとワクワクするだけだけど、自分が喰らうと思うと一変して中々恐ろしい響きだ。
ああ、なるほど。後3年で美少女になるんだな。
じゃあそれを覚えて置いて、その後は美少女って言う様にしよう。
愛ですくすく育つ……戦の後で、さ。
(その時一緒に入れるかどうかは分からないけれど、けれど)
……きっとそうするよ。
(呼ぶ事と想う事はずっとできる。忘れなければ無かった事にはならないのだから)
お婆ちゃんかあ……
カッコ良い婆ちゃんか、可愛らしい感じの婆ちゃんか……どっちも想像できる気がするなあ。
京終・興子 2月5日23時
ははは
(苦笑して頭を掻く)
それはその通り。年下だろうが子供だろうが教わるに値する物を持ってる相手には頭を下げて教えを請うべきだ。
私自身、そこで選好み出来るほど余裕がある訳じゃないから猶更だ。
子供達から学べることが山積みなのも、何となくは分かるよ。
ある意味での強さの塊だもんな。
けど
(目を細めて少し困ったように笑う)
それでも駄目だ。ぶっちゃけ大人のエゴで醜さだよ。
リューロボロスがどれだけ超すごくてカッコ良いドラゴンでも、幼子で、子供である限り。若輩でも成人前後の年の身として。振っちゃいけない、期待しちゃいけない、と、思ってしまう領分がある。
勝手な話だけどな。
一度気付いてしまったらそれは、どうしてもそうなんだよ。
(無効票)
リューロボロス・リンドラゴ 2月11日23時
くはは、自分を戒めれておるのなら安心よ、と言いたいとこだが、
その安堵にちょっと待ったをかけられ続けるのがぬしなのであろうな。
完成された存在たる我らドラゴンに対し、時に奇跡を起こし、されどあっけなく堕落もするのがヒトの子よ。
竜殺しの英雄を悲劇が待ち受ける……。
それもまた王道である程にの。
ヒトの持つ可能性よな。
揺れ幅が大きいのだ、ぬしらは。
我だから、か。
くく、言ってくれるではないか!
ぬしも存外、ヒトのことを言えないたらしなのではないか?
ふむ……。
(興子は言葉にしなかったが。
考え込む姿に、どうしてかどこぞのろくでなしの顔が浮かんだ)
……存外ぬしはあの馬鹿と気が合うとこもあるやもだの。
(竜には珍しいものいいだが、そこにはどこか、愛情が込められていた)
リューロボロス・リンドラゴ 2月12日00時
ほう……なるほどの。
そういう見方もある……いや、そういう見え方をするのだな、我は。
(竜と人の視座の違いを抜きにしても。
他人から視た自分というのは竜であろうと分からないものなのだ。
それを語ってもらえるというのはとてもとても興味深いものであった)
我らドラゴン、強いとはこういうことだ! とシンプルな強さで心を折りにかかるものだが。
我は我であることで思わぬ形でも其れを成していた、か。
(残虐無惨に容赦なく、とは中々の言われようだが。
それもまたドラゴンらしいと幼子も笑い返す。
この在り方を変えるつもりはないのだ。
であらば我が在り方そのものが人々の試練になれておるのは僥倖と喜ぼうぞ!)
リューロボロス・リンドラゴ 2月12日00時
うぬぅ……。
納得するでない、全く。
幼子だと言っておろうが。
母性なぞまだまだ先の話であろう。
(母と聞いてさっきから度々脳内ポップアップしてくる不審者を、呼んでおらぬわ! と追い返す)
ふん。キング・アーサーの自称ドラゴン共は、どこまで言ってもクロノヴェーダが先に来ておったからの。
我が私怨を抜きにしても、クロノヴェーダの種族ドラゴンなどと言われておるが、むしろクロノヴェーダのタイプドラゴンよ。
無論、ドラゴンならぬ者達でもドラゴンを志し、ドラゴンとしてあれよう。
組にもドラゴンとしての姿を持つ者は増えておるしの。
だが奴らは結局、どこまでもクロノヴェーダとしてあったからの。
リューロボロス・リンドラゴ 2月12日00時
◆中断中
リューロボロス・リンドラゴ 2月19日19時
ふむ?
(年を食ったというのがどういうことなのかよく分からず、首をこてりとかしげる幼子)
興子は大人だからの。
幼い頃とはまた違う感じ方をするのもおかしくなかろうよ。
くはははははははははははははははー!
我が倍くらい、高笑いしておろうよ!
組ならドラゴン、よりどりみどり、だからのう。
ドラゴンを選り好みできる、最高の贅沢だぞ?
我ら相手にひどい目に合うのも、ぬしだけのファンタジーとして良き思い出になるであろうよ。
食らった時にどう吹っ飛べば美味しいか、どんな断末魔をあげようか、とか考えておくと、それはそれで楽しくなるかもだぞ?
なんか一文字増えておらぬか?
まあ幼子の憧れに恥じぬ我で在り続けはする故、我が身を磨きはするであろうが。
さて、その頃の我はどんな容姿でありたがっておるかのう。
蜘蛛や雪華のように服にもこだわるようになっておるのかの。
楽しみよ!
ちなみに可愛いおばあちゃん希望かの!
幼子が親しみやすそう故な!
リューロボロス・リンドラゴ 2月19日20時
……そうか。
そのエゴ、我は醜いとは思わぬがのう。
ぬしは大人として子どもを巻き込まないようにしておる。
幼子に踏み込ませてはならぬ領分から我を遠ざけようとしておる。
自分にとって必要なことでも、大人の責務として、それは幼子に頼るべきではない、と踏みとどまっておる。
我はそれを良しとする。
(無効票)
京終・興子 2月21日22時
……ま、実際その通り。要は不安が一番の安全装置だからな。
出かける時、何度も戻ってガスの元栓確認する位で丁度良いんだ。
多分だけどさ。
完成された存在……なるほどな。
そう言われると至極納得の行く表現だ。
逆に、未完成だからこそ奇跡を起こし得るし、未完成だから崩れる時は呆気ないって事。なるほど道理だ。
私は英雄なんかじゃないし、あいつも違う。けど……
そうだな。本当に必要なら、なれるかどうかは別として『なろうと』はしなきゃいけない。……それも……道理か。
(少し困ったように溜息)
たらしではないと思うけどなあ。
まあ、肯定の言葉はなるべく言うようには心がけてるけどさ。
ポジティブな気持ちってのは、伝えれる時にちゃんと伝えとかないと後で後悔するから。
気が合いそうかあ。
ま、その内顔を合わせる機会もあるだろうし。その時に答え合わせかな。
(声の響きに、ああ仲の良い相手なのだろうな位には察している)
京終・興子 2月21日22時
そう、そう。
まあ勿論さ、そこで『なにくそ負けるか!』って逆ギレしたり、『やったあこんなに長く歩ける!』って喜んだり、そう言う反応をして逆に成長の糧にする人も居るんだろう。そう言う奴は寧ろリューロボロスの存在がカンフルになって天井をぶち抜くんだろうし……つまり、勝てば宝を得れるって意味で、本当に綺麗に『試練』として機能しているんだなって思うよ。
(肩をすくめて)
でもやっぱり、越えれず潰えて折れちまった奴にから見れば残酷無惨だ。
……まして、越えれないのに潰えず折れる事も無い奴にとっては……
(少し目を細めて)
何なんだろうな。
そうか?
母性って、それこそ人形遊びしてる女児にだって片鱗があるもんだと思うけどなあ……雌雄で種を残す生物の片側にはデフォルトで備わってるもんだと思う。
幼子でママ、良いじゃないか。
それもリューロボロスの個性で魅力って事だろ。
(訳知り顔でうんうんと頷く)
京終・興子 2月21日22時
……あいつらは、そうなのか、そうか。
リューロボロスからすると自称ドラゴンなのかあ……種族はクロノヴェータで、その中の小分類でドラゴン型ってだけに過ぎない、と。
……逆に、ドラゴンは形や力だけじゃその条件を満たさないって事か。
(少し考える)
……それは、ドラゴンや竜に限らず、他のジャンルやカテゴリの言葉にも結構言える事かもな。何を以て『それ』と定義するか……
何を以て人とするか。人でないとするか。
…………はは。
(やがてゆるゆると首を横に振った)
(首を傾げる仕草に少し微笑んで)
いやあ、今にして見るとすげえ可愛かったなあって存在がさ。でも当時はどっちかって言うと鬱陶しかったり腹立たしかったりこのクソバカがって思ったりしてばっかだったなーって。
大人になってようやくアレは可愛かったし、自分も本当は可愛いと思ってたんだなあって自覚して……いやあ、後で悔やむから後悔なんだなあってさあ!
(笑って頭を掻く)
京終・興子 2月21日23時
張り合うな張り合うな。
本当、確かに言う通りラスボス適性も高いなあお前。
良い思い出より良い経験と勉強にしたい物なんだよなあ……
いや、と言うかリアクション大賞は狙ってないからな?
……それ斬られ役とかのいぶし銀スキルだからな。それはそれである意味でカッコ良いとは思うけども!
だって自分の顔が超良い事は自覚しとくべきだろ?
うん。クラスとかサークルとかを粉々にクラッシュする前にちゃんと認識しといた方が絶対に良い。
でもあんまり自覚が無いっぽく見えたんで事ある毎に言って自覚を促そうかと思って居る。今のリューロボロスは美幼子だし、成長したらそりゃ美少女だ。
(キッパリ断言)
おばあちゃんいなってもそりゃ可愛いだろうし美おばあちゃんだろうな。
間違いない。
京終・興子 2月21日23時
……そうかな。いや、そうだと主張したんだけどさ私も。
(けれど、少しだけ、自信がない)
理由はある。理屈もある。考えもあるしそれなりの信念だってある。
だからこそそれは自分でちゃんと抱える物で、人に押し付ける物では無いし、まして子供にだなんて。道義的にも倫理的にも無責任が過ぎる。と、理解出来るし説明も出来る。
出来るんだけどなあ。
(けれど、その全てが全て言い訳に過ぎないのではないかと、そんな疑いがあって。その全ての理論武装の守りを押し退けて『それはおかしい』と言ってのける者が居るとすれば……それは多分、数多のしがらみに絡まれた大人では無く、子供だ)
……私はただ、怖いだけなのかもしれない。
(無効票)
リューロボロス・リンドラゴ 3月4日20時
ガス爆発は怖いからのう……。
理科室や家庭科室でも要チェックよなあ。
我が託児所はじめ、組も巨大な建物&来客も多い故、事故ると大災害だしの。
元栓チェックは大事よな、うむ。
ふむ……。
(困った様子を前に思案し)
英雄になる、か。
なろうとするならば、何を以て英雄と成すか、それを忘れぬことだな。
誰のための英雄か、何のための英雄か。
ドラゴンを倒す、お姫様を助ける、英雄といってもその成り立ちは様々だからの。
英雄を夢見たもの、その行いにより英雄と呼ばれるようになった者、英雄に祭り上げられたものなどさえおるが……。
躓く時は得てして、英雄になろうとした、英雄に至った、その始まりを忘れたから、無碍にしてしまったからということもあるあるよ。
リューロボロス・リンドラゴ 3月4日21時
(伝えれる時にちゃんと伝えとかないと後で後悔する、か……。
……後悔、しておるのであろうな。
伝えられなかった。伝えきれなかった。もっともっと伝えたかった。今でも伝えたい。伝えたいことが募っていく。
等という我が考え得るような言葉では収まらぬのであろうな……)
あやつはとてもとてもとてもとても困った奴故、迷惑をかけるようなら……いや、それだと確定だな。
手に負えぬようなら我に言うが良い。
いや、言われずとも飛んでゆくがの。
(つまりまあ、よく見ているということである)
くはははは!
そやつの内にそびえ立つドラゴンに打ち勝ったのだ!
栄誉は勿論、宝を得るのは当然よな!
ふん。
超えれずとも、潰えようとも、折れようとも。
それは龍に挑んだということ。
龍に挑む気概と勇気があったということよ。
正しく、強く、言い訳を許さない存在だと痛い程に分かっておっても挑んだその勇気を、我は讃えようぞ。
リューロボロス・リンドラゴ 3月4日21時
或いはその賞賛さえも死体蹴りになるたもだが……。
それでも、だ。
挑めたということ、それそのものがそやつにとっての財となろう。
超えれずとも潰えず折れぬものも同じよ。
超えれぬものに挑み続けるということ。
それは我に挑み続けることであり、そやつの中の我に挑み続けることであり、そやつ自身の憧れや理想、絶対や焦がれ、はたまた嫉妬に挑み続けるということよ。
我はそれを無駄とは思わぬ。
それにまあ、なんだ。
そやつら自身の望む形では無いやもだが。
存外、そういう潰えず折れず、挑み続ける姿は後に続くものを生み出すのだ。
何故届かないのにまだ戦えるのか?
地に転がった方が楽なのではないか?
勝てるから戦うのではないか?
負け続けてるのに何故立てる?
強いから立ち向かえるのではないのか?
……自分も、まだ、戦えるのではないか、とな。
勇気を讃えると、我は言ったよな。
知っておるか、興子よ。
勇気ある者を何と呼ぶか。
リューロボロス・リンドラゴ 3月4日21時
たとえその身が届かずとも、その姿が勇気を与え、誰かを我らに届かせる者。
ヒトそれを――勇者と呼ぶ。
リューロボロス・リンドラゴ 3月4日22時
うぐ。
(幼子を例に出されると一気に言い返せなくなるドラゴン)
一理、あってしまう、のか……!?
なんか我、妙な説得力で丸め込まれておらぬか!?
ちょっと納得しかけておるのだが!
受け入れてよいのか、この魅力は!?
(頭を抱えて、うぬうぬ唸るドラゴン)
そうよな。
ヒトもまた同じであろう。
ヒトに生まれたからヒトなのではない。
ヒトの身から外れたからヒトでなくなるのではない。
どうあるか、どうあろうとするか、よ。
我は龍、我こそはドラゴン。
ぬしは、なんだ? 声高らかに、胸を張り、言い続けてみせよ、とな。
ふん、或いは、その上で、そやつに対峙する者がどう見るか、でもあるか。
のう、興子よ。ぬしにとって、ヒトとはなんだ? ヒトでないとはなんだ?
(敢えて問いただす)
リューロボロス・リンドラゴ 3月4日22時
なるほどの。
(鬱陶しかった、というのだ、物語のキャラクターにあてたものではないのだろう。
犬や猫といったペットや身近な動物、或いは自分を慕ってくれる小さな子どもといったところか)
うむ!
(ラスボス適性高いに大喜びなドヤゴン。
最高の褒め言葉である!)
幼子たちと遊ぶときにも滅茶苦茶役に立つぞ?
敵役や悪役は盛大にやられてなんだぼだからの!
怖がらせぬよう迫真過ぎず、それでいて、倒した! という実感湧くよう、断末魔するのがポイントよ!
「おのれえええ!」「ぐあああああ!」ばたり、とな!
う、うむ……。
和を乱したり諍いは呼びたく無いからのう……。
き、気をつけるとしよう、ぞ?
(断言されて圧されたドラゴン)
美おばあちゃんのう……。
まあ我、品は欲しい故、そういう意味では所作の綺麗なおばあちゃんにはなりたいかの。
リューロボロス・リンドラゴ 3月5日02時
◆中断中
リューロボロス・リンドラゴ 3月9日18時
怖い、か。
(願いそのものは推し量れても、何を以て怖いと思うたのかまでは竜にも読めぬ。
叶えられてしまうのが怖いのか。
手を汚させてしまったり、実質的な共犯者にしてしまうのが怖いのか。
自分が成そうとしていることを知られてしまうのが怖いのか。
知られたことで自分が嫌われたり怖がられたりすることが怖いのか。
そんなのダメだと願いそのものを否定されるのが怖いのか。
考えに考えた末のことを、自らの信念を否定されるのが怖いのか。
……)
そうか。ぬしは、怖いのだな。
ぬしの感じている怖さ。
その恐怖を忘れるな。
恐怖を感じている己自身を忘れるな。
その恐怖もぬしなのだ。
そして興子よ。
ぬしがぬしだけで抱えようとし、誰かに少し持ってもらうことさえも良しとせず、ぬしが自らが責任を取らねばならぬというのなら。
であればこそ、己自身に問いかけてみるのも良いであろう。
今の、己に、ではない。
ぬしの中にいる、幼子としての己に、である。
リューロボロス・リンドラゴ 3月9日19時
幼子で無きものが、幼子のことを考える時。
そこには自然と、幼子であった時の自分が映し出される。
それが心の話なら尚更だ。
ヒトは……竜であっても。
自分の心しか分からない。時に、自分の心すら分からない。
かつての自分はどうだったか。
かつての自分ならどう思うか。
ぬしの言う子どもは、ぬしの恐れている子どもは……多分、幼き日のぬしの姿をしている。
ぬしが押し付けるべきではないとし、何らかの恐怖を感じておる時、幼きぬしが、ぬしを見ているのだ。
その顔がどんな表情か。何を言っておるのか。
それはぬしだけが受け止められるものだ。
(無効票)
京終・興子 3月11日21時
あー、リアルでガスの元栓気にする立場なんだなリューロボロス。
いわゆる火元責任者か……
何を以て英雄か。なるほど……
(頭を掻く)
まあ、そうはならないのが一番なんだ。そうなってから考えようかな。
……そうなったなら。
私は意地っ張りだからなあ。意識してないとつい素直じゃない事を言っちゃうんだよ。
良く無い事だって自覚はあるんだけどさ。
(ちょっと困った様に苦笑する)
迷惑をかけて来るのは確定なのかよ……
(あんまりな人柄……いや、竜柄の評価に半眼になる)
分かる気はするけどさ。
ともあれ助かる。いざって時は頼らせて貰うな。
だがまあ、多分大丈夫だろ。リューロボロスにそれだけ好かれてるなら、根は悪い人じゃないんだろうし。
自分に打ち勝つって言うのの亜種だろうしな。
その理屈はとても良く分かる。分かるが……
京終・興子 3月11日21時
(目を細めたまま続くリューロボロスの言葉を聞く)
勇気は讃えられる。
挑んだと言う事それ自体に価値がある。
挑み続ける事は決して無駄じゃない。
(なるほど、正論だと思う)
その姿が後進の道しるべや動機になる。
勇気を呼び起こしその背を押す。
勇者の称号に相応しい。
(なるほど、美しい英雄譚だ)
…………私は。
(間違っているのだろう。けれど)
私はさ。
私は…………
(きっとあいつもそんな事は望んでいないのだろう。けれど)
……友達には、ボロボロになって辛い思いをして迄勇者になるより。
のんびり笑って平和に呑気にしてて欲しいなあ…………
身勝手な、我儘なのは、分かってるけどさ。
……コホン。
(わざとらしい咳払いで仕切り直す)
別に受け入れて良いだろ、魅力なんだから。
と言うか魅力って言うのは他者評価だ。受け入れ無くたって消えて無くなりゃしないぞ。
幼子ママの魅力はある。其処までは確定だ。
(無慈悲な宣告)
京終・興子 3月11日21時
もちろん、磨くか封じるかその他はリューロボロスの選択だけどさ。
(リューロボロスの言葉を咀嚼する様に少し黙りこくって)
……うん。
人としてあるか、人としてあろうとするか。か。
そう、だな。
皆、私も、リューロボロスの事をドラコニアンじゃなくてドラゴンだと思って居る。
それは、リューロボロスが声高らかに胸を張って堂々とそう宣言してのけて、その言葉を背負い切る覚悟を見せてるからだ。多分。軽い調子で言ってたなら、少なくとも一通りの間は信じなかったし疑っただろうな……
(目を細める、キリキリと虚空を睨み付ける様に鋭く)
……私にとっては、そりゃ明白だ。
私が人だと思うかだ。私が人でないと思うかだ。それに尽きる。私にはな。
(視線を緩め)
……さし渡っては。自分の大切な物の為に、他の自分の大切な物を、捨てる事を、躊躇できる事だな。
うん。……よくある話さ。だろ?
ま、クソバカとだけは今でも思ってるけども。
(肩を竦め苦笑)
京終・興子 3月11日21時
……はは。なるほどそう言う所は可愛くて確かに幼子なんだよなあ。
(大喜びなのを見て笑う)
いや、やられ役の美学と拘りが凄いな!?
言われて見ると一々なるほどだけどさあ!?
……そう言う時は『必ずや蘇り再びこの世界をうんたらかんたら』とか言いたいな。
ま、リューロボロスの魅力に当てられた奴が諍いやら騒ぎやら乱痴気やら起こしても。
それはそいつが悪いんであってリューロボロスが悪い訳じゃ無いんだけどさ。
……でも原因である事に違いも無いんだよなあ。
品の良い綺麗なお婆ちゃんか。良いな……
とても良い。そう言う未来が欲しい。欲しいもんだ。
……ああ、怖い。んだろう、多分。
(リューロボロスを改めて見る。綺麗な目だ。翠色の宝石の様だ。なのに何故だろうか、今は刃の様にも見える)
恐怖も自分。
怖がってるのも、怖いという感情その物も、怖さの根本も、私。か。
京終・興子 3月11日21時
…………子供の自分。
(さて、どんな幼子だっただろうか)
(早熟で小賢しかったと記憶している。そんな自分が自慢で軽くウザいかまってちゃんだった記憶もある。その癖逆境射陥ると直ぐに泣き出すし一度泣き出すとギャン泣きに移行する可也駄目な方の幼児だった様な気もする)
……うーん。大丈夫かこれ。こんなガキ参考になるか?
(他人事感溢れる物言いだが自分の事である)
(それでも考え、思い浮かべて見て)
…………………ん、んー………はぁ。なるほど。
(大きくため息)
喧嘩は嫌、と来たか。
子供の頃から我儘だったんだなあ私は。
はは。
(無効票)
リューロボロス・リンドラゴ 3月30日22時
それで良い。
そうならないのが一番な未来を考えるよりは、そうならぬ未来を考えるほうが心の健康にも良かろうよ。
(もっとも、全く考えないのは無理そうではあるが。
そうはならない未来が確定するまで、自他に問い続けることになるのであろうな……)
ふむ……。
素直になれない意地っ張り……。
(それをなんと称するのか、ドラゴンは知っている。
文字の並びが共にある者と似ていたため、印象に残っている言葉だ。
まあ、あやつはめちゃくちゃ素直に好意を伝えてくるが)
あれか。ぬし、ツンデレというやつであったか。
なるほど、なるほどの。
(今はそこまでツンツンしておる印象ないのは、本人の言うように意識しているからであろう。
或いは、こやつに素直でいさせるのを照れさせまくった相手がおらぬからか)
リューロボロス・リンドラゴ 3月30日23時
うむ、確定よ。
むしろ迷惑をかけてこない時の方が心配だ。
……いや、当人も極稀に真っ当なこともするのだが。
日頃の行いのせいで、裏があるのではと警戒されて泣いておったの。
あまりにも自業自得ではあったが。
その辺も込で面倒くさいやつよ。
……ふん。
善悪で言えば紛れもなく悪……いや。
あやつが基準としておるものが善悪ではないが故の面倒くささではあるが。
……そうよな。嫌うてはおらぬよ。
リューロボロス・リンドラゴ 3月30日23時
そうか。
(竜は笑う。
とても静かに、とても穏やかに)
身勝手、我儘、良いではないか。
竜はぬしの願いを良しとするよ、興子よ。
リューロボロス・リンドラゴ 3月30日23時
(……ただ、その願いを身勝手、我儘というのなら。
友達には、という所ではあるやもだがの。
それを願う興子自身は……。
別に勇者になりたいわけでも、英雄になりたいわけでもなく。
叶うなら、のんびり笑って平和に呑気に生きたくもあるのであろう。
けれど、まあ、こやつは。
その友達のために。
誰かのために。
ボロボロになったり、辛い思いをしても、それでも、というタイプよなあ……。
しかもそれを友達のためにとか、誰かのためにとか、称するのは良しとせぬタイプだ)
言い改めよう。
我はぬしが願うのも、願われるのも良しとする。
リューロボロス・リンドラゴ 3月30日23時
ぬぐぅ。魅力とは他者評価、か……。
確かにの。
その言に従うのなら磨くも封じるも無い気がするが……。
つまり我、普通にやっておったら母性を感じさせる、ということだからの。
まあ我もいずれ少女になり、大人になり、老人になる故。
ずっと幼子ママというわけではなく、ママやおばあちゃんになりはするのだが……。
(軽い調子、か。
さて、フェルン辺りはどう映っておるのかの。
近くて遠く、遠くて近い在り方の我とあやつだが。
本人が意図しておる面もあるが、印象的には軽快にも聞こえるであろうからのう)
リューロボロス・リンドラゴ 3月31日03時
ほう……。
即答か。
明白とまで言い切るか。
しかもより明確にぬしにとって、どうあればヒトであると思えるかを言葉にできるか。
成程、成程の。
竜を前にそこまで断言できるのなら。
心配はなかろうよ。
もしもの時、ぬしが、ぬし自身を裏切ってしまう心配はの。
リューロボロス・リンドラゴ 3月31日03時
(躊躇できること、か……。
躊躇した上で、捨てることそのものを否とはせぬのは、なんともらしいというべきかの)
今でも、か。
ああ、確かに。
よくある話だの。
我らドラゴン、ラスボスなれば。
魅力的な悪役・敵役であってこそよ。
美学とこだわりがなければここまで語られる存在では無かったであろうよ。
くははは、王道にして真理よな、それも。
言ったであろう。
我らドラゴン、試練なのだ。
試練とは、超えて終わり、というわけではない。
時に何度でもぶつかるものよ。
蘇り再び……恐怖のようでいて未来の話だ。いつかへと繋がる物語なのだ。
リューロボロス・リンドラゴ 3月31日03時
◆中断中
リューロボロス・リンドラゴ 4月4日02時
アンデレはなんか我がめっちゃモテるの前提で語ったり、何人愛そうとも構わぬようではあるが。
我、そんなに器用ではないからのう……。
英雄、色を好むと言うが。
我、そういう方向のヒーローでは無いからのう。
くはははは!
欲するのなら手に入れるまでよ。
それこそがドラゴンよりも強欲な人間であろう?
60年後位にでも互いにこうして語り合おうぞ。
我ら、おばあちゃんよ!
答え合わせとしゃれこもうではないか!
リューロボロス・リンドラゴ 4月4日02時
(万象映す龍眼。ありのままを映す幼子の瞳。
その目が刃のようだと言うのなら。
その刃が映しているのは、君のありのままだ。
龍は無粋はしない。竜は踏み込まない。
されど君自身が無垢なる瞳に吸い込まれ、歩を進めるのなら。
その刃は、君へと突き刺さる。
宝石の美しさは光の反射あってこそ。
竜が映した君自身が何度も何度も君へと跳ね返っていく。
自覚している君も。自覚していない君も。
瞳に映った全てが、突きつけられていく)
リューロボロス・リンドラゴ 4月4日02時
そうか。
喧嘩は嫌、か。
幼き頃のぬしを知らぬ我ではあるが。
今確かに、幼子の声が聞こえたよ。
幼子の姿が脳裏に浮かんだよ。
良いではないか、わがままで。
己の心を押し殺しておるよりはずっと良い。
大人になるにつれ言えなくなることもあるという。
幼子だからこそ言葉にできるものもある。
わがまま、と称するならそれはぬしにとって、そうしたいけどしてはならないと自制しておるということ。
いや、今回の場合だと、したくないけどしないといけない、してやらねばならない、と思うておるということ。
したくない、も、自分の手で、も、どちらもぬしだ。
どちらもぬしだからこそ、喧嘩しないでと言われたら、止まってしまうかも知れない。
してやれないかも知れない。
それも恐怖、か。
……ふむ。
リューロボロス・リンドラゴ 4月4日02時
ああ、そういえば、ぬし。
そやつと喧嘩、したことはあるのか?
なに。
ぬしの中の幼子はちと泣かしてしまうかもだが。
喧嘩した上で、どうすれば幼子が泣き止むのか考えたら、仲直りすれば良い、と思うたのでな。
喧嘩ならば仲直りもできる。
であらばいっそのこと逆に――“喧嘩”にしてしまうのもありやもだぞ?
リューロボロス・リンドラゴ 4月4日02時
うえ
(演出終了)
京終・興子 4月5日13時
……全くそうだな、それこそ杞憂、杞人憂天の故事そのまんまだ。
分かっては居るんだし、気にしす過ぎないよう心掛けなきゃな。
(フウと息を吐いて頭を掻く)
ぐぬ……いや、ツンデレって。
単に喧嘩っ早いだけだと思うけど……まあ、確かに必要ない相手にツンツンしてしまう傾向はあったかな。
恋人と、後は特定の友達位だけど。
なるほど……迷惑をまき散らす状態が平常な訳か。
(頬を掻く)
色々と複雑でややこしい性格と思想の人なのは分かった。
そしてリューロボロスの面倒見が超良いって事もな。いやこれは元々分かってたけどさ。
……でも、良いなそう言うの。
面倒くさくて迷惑で、多分困った人なんだろうけど、それでも嫌いじゃない。か。
(少し笑う)
京終・興子 4月5日13時
良いのか?
これはお前が今さっき礼賛した英雄と難行の在り方とは真逆の願望だぞ。
……いや、確かに逆だからって相容れないとは限らないけれど。
(少し上を向いて)
でも、良しとするって言って貰えるとホッとする。有難う。
時々、思うんだよ。
誰も彼もが強い思いも追いかける夢も溺れる欲も無くなれば、世界はどうなるだろうなって。
……まあ、どう想像しても最終的には衰退して滅びそうだけどさ。
けれど、じゃあ真逆なら良いのかと言われると、それもな。
……中庸が一番だ何て、何とも普通なそんな結論が結局正しいのかね。
(聞くでも無く、呟く)
いいや?
意識してそう言う態度を取らない様にするのは出来ると思うぞ。リューロボロスはそれこそ意志が強そうだし尚の事だ。
そして逆に意識して強くそう言う言動を心掛ける事も出来るよな。
結果は兎も角、少なくともそうしようとする事は出来るだろ。
京終・興子 4月5日13時
リューロボロスが年齢的にもママにかあ……
(想像している)
……んー、磨き抜かれて更に凄い事になってそうだな。
私の世界は私にしか観測できないからな。
だから、私がどう思うかが基準だよ。傲慢でも身勝手でも、それは事実だ。
……でも、私が私を裏切るかは、どうかな。
自分で言うのもなんだけどさ、私はその辺結構いい加減なのかもしれないって最近思うしな。
(せめて、躊躇してくれるなら。躊躇したならば。躊躇し続けるのであれば。そうしたら、受け入れても、良いんじゃないかと……そんな逃げ道が頭の中に浮かんでいる。ああ、弱い弱い心が弱い意志が弱い意気地が無い。だって本当は嫌で嫌で仕方が無いから。自覚はある)
……。
(でも、やらなくてはいけない事だ)
(これも、よくある話だ。きっと)
京終・興子 4月5日13時
でも、ラスボス、悪役、敵役、試練……リューロボロスの背負うドラゴンの在り方って、基本的に相手ありきなんだな。
相対する相手を主役として、自分をそこに対応させていく事が基礎。って感じがする。
(逆にリューロボロスが主役を張る時は、どうなるのだろうかと考えて)
誰かの未来のために。
誰かの物語のために。
か……
そう言う所も、ママっぽい理由なのかもな。
(慈しみ、育て、時に叱り、試し、鍛え、そして何よりも見守る。なるほど)
京終・興子 4月5日13時
えっ
(ちょっと大きな声が出た)
え?
え? そうなの? アンデレはそれ受け入れる方向なんだ?
そうなんだ。
(少し考えて)
んー。
でもリューロボロスの身は一つだし私はアンデレ入れて最大7人まで位が良いと思うぞ。
それ以上のハーレムは流石に大変だろ。
(1.モテる事に関しては論じる必要すら無いと思って居る。 2.アンデレが防波堤にならないのであれば、リューロボロス側がどう思って居ようと相手の方から迫られて増えて行くと思って居る。 3.でも流石に100人の恋人とかは大変だろうと思うので今のうちに忠告しておいた方が良いと思って居る)
後、可能なら結婚式は全員一辺が良いと思うぞ。
予算を纏めれるのもあるけど、何より別個にやって細かい所にでも差が付くと不味いから。
(∴もう将来的にそうなるのを前提に必要そうな意見を言って置く事にしている)
京終・興子 4月5日13時
……
(ただまあ、アンデレがそれを受け入れるスタンスである事に関しては、やっぱ心の片隅に置いといた方が良いなとは思って居る。どうも、あの娘は『自分』の位置を妙な位置に置いてしまっている印象がある)
ん? 60年後を、私も?
えええ、そんな長く生きるのはちょっとしんどいなあ。そうなったら語り合うって言うのは大賛成だけどさ。
(頬を掻いて笑う)
答え合わせ、だな。覚えとくよ。
言い訳も考えておこうかな……?
うん。
子供の頃は、喧嘩とか怖かったって今思い出したよ。
自分でするのも勿論嫌だし。人がしてるのも嫌だったな。
……いつの間に平気になったんだろうな。
いや、平気だと思い込むようになったのかもだけども。
(少し遠い目をして想像する。その頃の自分と彼が出会ったなら、どの様な関係になったのだろう。或いはその頃の自分と彼女が出会ったなら、どの様な……いやこっちは関わり合いにあんまりならないままで終わった気もするな?)
京終・興子 4月5日13時
大人になって言えなくなる事や我儘は、そうだな。痛感してるよ。
でも、大人になったからこそ言える事や通せる意志も同じくらいあると、そう信じたいけどな。
するもしないも自分。そうだな。そうだなあ……
(しみじみと頷く)
ん?
喧嘩? いや、無いな。
向こうがそもそも喧嘩する性格してないからな。他人にそこまで興味ないし。いや、それは私の想い込みだったかも知れないけど。
だから私が一方的に怒る事がある位だったよ。
なので多分、これから喧嘩するのも正直かなり難しいと思う。
……まあ、それでも昔よりかは可能性があるか。
そうか、喧嘩かあ……ちょっと考えてみようかな。
(演出終了)