【個別】涼やかな川辺で魚を求めて
陽樹・春曲 2024年9月14日
夏の暑さがまだまだ収まらない頃。
都会の街並みから少し離れた自然の多い川釣り場へとやってきた二人。
川のせせらぎを耳にしながら、ちょっと静かな夏の一日が始まるのです。
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陽樹・春曲 2024年9月14日
…よし、これで準備はバッチリだな。
川釣りなんて滅多にした事ないから、ちょっとワクワクするな。
(真夏の太陽の日差しが差し込みながらも、そこは涼しげな冷たい空気がわずかに流れていた)
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フィオナ・フォーリー 2024年9月14日
逆に滅多に、って言う程度に川釣りの経験があるのが割とびっくり。
アウトドアの中でもけっこう本格的に手間かかるやつじゃありませんー?
(なんて、あなたの隣に腰を下ろしたりして)
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陽樹・春曲 2024年9月14日
昔に家族でキャンプ行った時に一回だけ体験したことはあった程度だよ。
もっともあの頃はまともに釣れもしなかったし、もうあまりやる事はないと思ってたんだが…。
まさかこうして、後輩の子とやることになろうとはな。
(そう言って、腰を下ろした彼女のそばで準備を始める)
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フィオナ・フォーリー 2024年9月14日
(なるほど、なんて笑いながら)
じゃあ、その日の悔しみをバネに今日はボクにいいとこ、見せてくれるんですねー?
(なんて、ニッと笑ったりして)
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陽樹・春曲 2024年9月14日
はは、流石に格好悪いところは見せられないな、これは。
ま、とはいえやるだけやるさ。
ほら、お前の分も用意したからよ。
(ルアーのついた釣竿を差し出して)
陽樹・春曲 2024年9月14日
しかしまぁ、まさかこんな場所で川釣りとは。
アウトドア自体は前にもやったことあったが…フィオナ自身も興味があったのはちょっと意外だったな。
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フィオナ・フォーリー 2024年9月14日
期待してまーす。心のハードルを普段の3段階増しくらいにして。
(なんて、冗談めかしていいながら)
なんだかんだアウトドアは嫌いじゃないですし。
それにやっぱり街の中でやる趣味ってどうしても、せかせかしてるとことか、ある……って思う時もあるから、かも。
(なんてちょっと言葉を探すようにしながら、ありがと、と釣竿を受け取ったりして)
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陽樹・春曲 2024年9月14日
まぁ、インドアでできる事なんてのはどうしたって窮屈さみたいなのはあるだろうしな。
こういう場所のほうがのびのびとやれるところはあるし、心の切り替えとかにはちょうどいいし。
海やプールで泳ぐのも悪くはないが、たまにはこうしてのんびりするのもいいもんだ。
(そうして手に持った竿の釣り糸をそっと川辺に向かって静かに入れた)
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フィオナ・フォーリー 2024年9月14日
そうね。特にほら、それが悪いなんて言うつもりはまったくないけど、このご時世どうしてもみんなが集まる場所って似たような場所にワッと、ってこととか、多いでしょう?
だから。
……のんびり、先輩の時間を独り占め。
なんちゃって?
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陽樹・春曲 2024年9月14日
いかんせん、色んなものが充実してるというのもあるしな。
だからこそ、仕方のない部分ではあるし、結局のところ助かってもいるし。
………
陽樹・春曲 2024年9月14日
…こちらこそ、未来の女優とこうして二人っきりってのは。
なかなかに満足のある時間だと思ってるのだけどな?
(隣にかかる美女に対して、そう言葉を投げ掛ければ)
(ふと、釣り糸が一瞬強く揺れた、気がした)
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フィオナ・フォーリー 2024年9月14日
そうだねぇ……いまだに日本全土すら戻ってないわけですしー? 遊べる場所がちょっとでもある、っていうだけでもホントは感謝すべきですしー。
……。
ふふ、そう。じゃあ、よかった。未来になったら自慢していいですよ。
(ふふん、と胸を張りながら自分も釣り糸を垂れ始めていて)
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陽樹・春曲 2024年9月14日
あぁ、本当ならまだまだ行ってみたい場所なんてものもあるものだが。
頑張って取り戻さないことには、それも叶いそうにないしな。
はは、そうさせてもらうよ。
もっとも、そう言うからにはちゃんと華の大女優に期待してるぜ?
(なんて、笑いながら談話していると)
陽樹・春曲 2024年9月14日
…あれ?
なんか話してたからあんまり気づかなかったが…もしかしてかかってる、のか…?
(ようやく自身の釣り糸がちょっとかかってるのに気づき)
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フィオナ・フォーリー 2024年9月14日
もちろん。先輩こそ、その頃には立派な………
あ、ほんとう……。
(なんて、自分の竿を邪魔にならないように引き上げて)
大丈夫? なにか手伝う……?
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陽樹・春曲 2024年9月14日
あぁ。俺も負けてはいられないからな。
ちゃんと実力つけて……
ってそれどころじゃないな!
一応巻き上げられそうだし、タモか網の準備だけお願いできるか?
多分これなら…っと…。
(釣り自体そもそもしないこともあって、不安定ながらもなんとか魚を引っ張り上げようとする)
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フィオナ・フォーリー 2024年9月14日
ええ、了解。まかせておいて。
(なんて、ちょっと真面目な面持ちで頷いて、代わりに網を手にした)
(魚が水面にすこしずつ近づいてくるタイミングを見逃さないように、そちらをじっと見続けて)
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陽樹・春曲 2024年9月14日
おし、それじゃあ釣り上げるぞ…!
(少しずつルアーを引いていき…その魚の顔がついに水面から上がる)
(魚が顔を上げればその姿が明らかになり…)
よし、早速釣り上げた……!
フィオナ、網頼む!
(釣り上げたのは、やや小ぶりなフナだった)
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フィオナ・フォーリー 2024年9月14日
(頷いて、すかさず網であなたの釣りあげたフナを収めて、陸地に引き上げた)
(ぴちぴちと網の中、魚が跳ねるのを見やって)
……有言実行、ね。センパイ? それに、共同作業ってやつ。
(ね? なんて、あなたの顔を見て興奮冷めやらぬ風に、笑った)
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陽樹・春曲 2024年9月14日
はは…だな。
まさかこんな早い段階で釣り上げられるとは、思わなかったが。
(少々小さくはあるものの、それでもしっかりと釣り上げられたのは自分の成果だったわけで)
…フィオナもサンキュー。良いアシストだったよ。
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フィオナ・フォーリー 2024年9月14日
ふふ、もちろん。
先輩のこと、しっかり見てますからねー? 見落としはしません。
(えっへん)
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陽樹・春曲 2024年9月15日
はは、頼りがいがあって助かるよ。
可愛い後輩の視線というのは、それだけで力になるもんだしな。
さ、とはいってもまだ一匹だ。
この調子でどんどん釣り上げていこうぜ。
時間も未だたっぷりあるし、な。
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フィオナ・フォーリー 2024年9月15日
後輩だから、じゃなく。ボクだから、でもいいんですよー?
ともあれ。うん、じゃんじゃんいきましょ。
負けてられないし
(なんて、再び糸を垂れて)
(。)
陽樹・春曲 2024年9月15日
………それもそうだな。
…事実、気を許したら色々と奪われそうなくらいには、な。
(なんてぽつりと、小さくつぶやいて)
陽樹・春曲 2024年9月15日
あぁ、そっちも釣り上げてないだろうしな。
頑張って今日の飯の分も釣っていこうぜ!
(そうしてまた釣り糸を川に垂らせば、まだまだ二人の川釣りは終わらないことだろう――)
(。)