ニュー新宿わくわくモール

【幻想祭】幻の終わり

水藍・徨 9月8日21時
──夕陽が赤く染まる頃。
何度か追い追われを繰り返して漸く、降参の意を示す少年──『エース』。

「さて……そろそろいい時間だし、約束通り、行くべきところに行かないとね」


そう言って、君達に別れを告げようと背を向けてから……ふと、振り返る。

「あ、そうそう。実はちょっと、楽しかったよ」
「じゃあ、短い間だったけど……またね?」


ひらひら、と手を振って、イベントは終了を迎えた──


──そして、場所は海賊船付近へと。




声をかける(お疲れさまでした!)
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水藍・徨 9月8日21時
(甲板に向かう木の板のあたりに、僕は水晶玉を持って立っていた。次のイベントについて、考えている最中だったから)

次は、もっと大々的にした方がいいかな……うーん。

(誰かが来る気配には、気付けない)
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水藍・徨 9月8日21時
(彼は集中しているらしい。なら、これからやることは少々強引で手荒にはなるけど)

……戻ったよ、徨。
結構粘ったんだけど、捕まっちゃったよ。
(徨に近寄っていく……そして)
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水藍・徨 9月8日21時
(僕、エースは──水晶玉を、取り上げた)
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水藍・徨 9月8日21時
──え?
(次のイベントに思いを馳せていたものだから、一瞬、水晶玉を取られたことに気付かなかった)
(それに、君はNPC。僕が決めた通りにしか動かないと思っていたのもある)

す、水晶玉! それは大事なものなんだ。返して……返してよ!!
(必死になってエースに近寄り、水晶玉も奪い返そうと)
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水藍・徨 9月8日21時
(近寄ってくる徨に対して、自身を囲う透明な空間を作る。君の手は空間に阻まれ、それ以上は、僕には近寄れない)
(水晶玉の中には、古びた自由帳が見えている。徨にとって、大事なものなのは……)

返して、か。……返して欲しいのは水晶玉じゃなくてさ。
この中にある自由帳なんじゃないの?
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水藍・徨 9月8日21時
そ、そうだけど……水晶玉があって、初めて僕の世界ができたんだ!!
だから、水晶玉を返してってば!!
(視線は水晶玉にしか向いていない。君の空間を叩くけどもびくともしない)
(冷静さを失って、力を使う、ということも忘れていた)
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水藍・徨 9月8日21時
(……あれを壊されたらおしまいだ。この世界が、壊れてしまう。それだけは、それだけは!!)

また壊さないで……お願いだから!!!!
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水藍・徨 9月8日22時
(悲痛な叫び。事情は知らないけど、どうやらこういうことをされるのは今回が初めてじゃないようだ)

……大丈夫さ。最善は尽くすよ……でも。
(水晶玉に手をかざす。ピシリ、と乾いた音と共にひびが入っていく)
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水藍・徨 9月8日22時
──幻想から目覚めなよ、徨。
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水藍・徨 9月8日22時
(ピシリ、と乾いた音と共に水晶玉は真っ二つに割れ、水晶玉に見えていた自由帳が空いた手の方へ現れる)

……ま、想定内ではあったけど。
(そして、紡いでいた空間を、解いた。)
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水藍・徨 9月8日22時
──、……ごめん。厳しいことを言っているけど。
君の夢は、水晶玉が割れただけじゃ潰えないと思ってるよ。
この自由帳がある限り。違う?

(水晶玉は持ったまま、君に自由帳を返そう)
(そして気付くだろうか。──水晶玉が割れても、君が作った建物は、まだ壊れていないことに)
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水藍・徨 9月8日22時
あ、あぁぁ……!!
(思わず膝をつく。水晶玉が割れた。割れてしまった……)

僕の、僕の世界が、壊れて……

……あ、れ?
(水晶玉が壊れると建物は消えてしまう。そう思っていたのに、作った建物──海賊船だって、消える様子がない)
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水藍・徨 9月8日22時
……え? どう、いう……こと?
(差し出された自由帳を、大事に受け取りながら、エース、君を見る)
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水藍・徨 9月8日22時
──、ほんと、手間がかかるな。

そもそも、建物を作っていたのは『おまえ自身の力』なんだから。
水晶玉も多少は影響があったんだろうけど……それが壊れた程度で、建物が消えることはないだろ?

(まぁ、“僕”の推測も混ざっているし、確証があるわけじゃないけどさ)
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水藍・徨 9月8日22時
だから、さっさと後片付けしなよ。僕はもう、お役御免だからさ。
(既に、足元辺りが消えかけている。もうじき消えるだろう)
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水藍・徨 9月8日22時
(なんだか、今まで僕を見てきたかのような口ぶりに、頭は混乱し続けているけど)
(建物は消えてしまわない。そのことにひどく、安堵していた)

そ、そっか……。良かった……あ、後片付けは、うん……そうだね。
(今日は、幻想祭の最終日、なのだから)
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水藍・徨 9月8日22時
その、えっと、ありがとう、エース。
君はやっぱり、僕の──
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水藍・徨 9月8日22時
──時間だ。それじゃあね。徨。
(何かを言おうとするのを制して──エースという形の“僕”は消えていった)
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水藍・徨 9月8日22時
あっ。……まぁ、いっか。
先に、やることがあるし──

(そう言って、放送機材のある所へ向かっていく)
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水藍・徨 9月8日22時
──水晶玉の影響が消えたことで、徐々に見えない壁は消えていき、

──同様に、人々も徐々に会話を回復させていくことだろう。
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水藍・徨 9月8日22時
──幻想祭にお越しの皆様。maybeSです。

──本日初めにアナウンスを行った内容ですが、誤りがありましたこと、お詫び申し上げます。

──本日で、幻想祭は最終日、となります。
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水藍・徨 9月8日22時
──最後、まで……

──……最後まで、わくわく楽しいお祭りを、どうぞお楽しみください。

(そうして、静かにアナウンスは消えていった)
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水藍・徨 9月8日23時
【これにて 幻想祭-Elpisfesta- 全て終了とさせていただきます!】
【ありがとうございました!!】

【以後は自由に、発言して構いません】

【0時過ぎる頃までは、水藍・徨もお相手致します】
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