【個】心残りのないように
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
――道に、迷わないように。
終わりを告げるその前に。
自分がここにいた証を、彼女に託そう。
Loc:空き教室
#イドラ・メルビル
#虚ヶ谷・無知香
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
こんな世界だろ、いつ何があってもおかしくないから、さ……?
(勿論お前の力を信じていない訳じゃない。けれど、やっぱり)
(席を促され、其の後に足をぽんぽんするのを見て……はてな、と首を傾げた。)
勿論。
イドラとの約束だよ? 護らない訳ないじゃん。
わっちの……大事な友達だもん。
(うわ恥ずかしい)
(実際には友達以上かもしれないので、もっと恥ずかしい。わっちは赤い顔を隠そうとして、ぷい、とそっぽを向いてしまう形になった)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
わっちに、渡したいもの?
(何だろう。反対側に首を傾げて)
……。何か拾ったの?
(胸にもやり、とした靄を振り払うように、軽口を一つ)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
それはそう、だけどさ。
……そんなことを言ったら、私がムジカに会いたいのにも、理由なんていらないよね?
(席に座るよりも)(こっちに来て、って事らしい)
……!!
友達、うん、大事な友達。えへへぇ……
(噛みしめる)(けれど緩んだ顔になっているのはバレバレで)
(きっと、実際には――そしてこの感情も、もっと進んだものなんだろうな、なんて)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
ううん、拾ったとかじゃないんだ。
そうじゃなくて、ムジカに持っててほしいもの、って言えばいいかな。
(鞄をがさごそ)(ちゃんとあった)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
えあ。
あ、あー……そう、…。そうかもね。
会いたいのにも、理由なんていらない、ね。
(警戒心のあるようでない犬のように、促されるままお前の傍に近付く。机に片手を置いて、お前を見下ろした)
も、もう! 表情緩み過ぎ!
此処は戦地なんだから、もっと引き締めなよ。
(とか言ってる自分も顔が熱いのでお相子だ。全く、二人そろって何やってんだか)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
持ってて欲しいもの……?
(考えてみるが全く思いつかない。イドラがわっちに持っててほしいもの? アクセサリとか? あとは…)
……お守り、とかかな。何なに、気になるじゃん。
(がさごそする彼女を見守りながらそわそわとして)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
(見下ろされちゃった)
(じゃあ……)
それに、こうするのも。ね?
(鞄を手に、ムジカの後ろへと)
(そしてそのまま抱きしめて)(彼女の温もりを感じるのです)
でもでも、ここなら大丈夫だから。
それにね、……
(そこまで言いかけて)(まだ切り出せなかった)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
(鞄から出したそれは)
……私の、大事なもの。
ムジカに持っててほしいなって。
(初めて出会ったときにも持っていた音楽プレーヤーで)
(彼女の後ろから、彼女の胸元へ)
(きっと自分が今、どんな顔をしてるかなんて)
(ムジカには、見せたくなかったから)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
ひゃわあ……!!
(後ろに回ったと思ったら、柔らかい温もりを感じて飛び上がりそうになった。元々触れ合いに慣れてないわっちだ、しかもお前だから、余計に緊張する)
……。
…。
(何か言いたい事があるんだろうな、という事は伝わる。そして其れは、何らかの理由で“伝えづらい”ものなんだという事も)
…。言いづらかったら、言わなくてもいーよ。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
(胸元に差し出された音楽プレーヤー。片手をお前の片手に重ねて、もう片手で受け取る)
これ、……良いの? 大事な写真が入ってるんじゃ…
…あ! そうだ、リヴィアちゃんに会ったんだよ。“向こう側”のリヴィアちゃん。書記とやりあったらしくてね、強いのは姉妹同じなのかな。
(顔を見られたくないのかな。そんな推測をする。だから後ろからぎゅっとしてるんだろうか。…でも)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
(くるり! とお前の腕の中で反転して、真正面から向き合う)
(そうしてお前の頭をそっと、豊かな胸に埋めるようにしてしまおうと)
……やっぱわっちは、こっち向きの方が好きだな。
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
えへへぇ、あったかぁい……
(それに変な声出てて)(とっても可愛い)
……ありがと、ね。
でも……ちゃんと、伝えなきゃだから。
(けれど今は、それよりも)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
(手にも温もりを感じる)(綺麗で優しい、落ち着く手)
うん。どうしても、ムジカに持っててほしくて……
(聞こえた妹の名に、やっぱりそうだったんだと安心して)
……そ、っか。
リヴィア、ちゃんと一人でも……
(覚悟はより固まるけれど)
(それが意味する彼女の路と、この後のことと)
(辛いものは、やっぱり辛くて)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
ムジカ……!?
(再び泣き出してしまいそうな顔が瞳に映って)
(そうしてそのまま、ムジカの胸に顔が埋まる)
(大きくて柔らかくて温かい)
(だけじゃない。鼓動だって聞こえる)
……私も。
ムジカが好き、だよ。
(だから。この気持ちだって、ちゃんと伝えたい)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
暖かいっていうか、イドラが暖かいんじゃなくて?
(わっちは体温が低めで。お前は暖かくて。丁度良く微温湯みたいになった体温が二人の間で渦巻いている)
――うん。
じゃあ、ゆっくりで良いから。
(なんとなく予感していた。けれどわっちは狡いから、何も知らないふりをするのだ)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
そっか。……ありがとな。大事にする。
(制服の胸ポケットに音楽プレーヤーを入れて、お前の髪を梳く。泣き出しそうな顔には気付かなかったふりをして)
うん、一人でも戦える強い子だったよ。でもね、手当の仕方はほんっとーーーーに下手だった。わっちが思わず手伝ったくらい。
……。
(お前の髪を梳くように撫でる。…この微温湯みたいな時間も、いつか遠く過ぎ去ってしまうんだろう)
……。
わっちも。
わっちも、イドラが好きだよ。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
これって友達の「好き」なのかな。判んないんだ。
イドラの事を思うと、心があったかくなる。
会いたいし、こうしてると安心する。……本当なら、ずっとこうしていたい。
でも、其れじゃ駄目なんだよね。
(ゆっくりと、お前が固く握りしめた何かをほぐすように)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
えへへ、そうかもね。
ムジカもあったかくて、いてくれてるって感じられるのが幸せで。
だから……またあとで。ちゃんと話すね。
(今は微温湯に浸かるように)
(すぐ傍の幸せを感じていたい)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
(気持ちよさそうに梳いてもらって)
(泣き出しそうだった気持ちも、解れていく)
……なくしちゃだめ、だからね。
にしても……リヴィア、やっぱり変わらないんだ。
(つい苦笑してしまう)
(昔も、お姉ちゃんがやってあげてたなぁ)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
ムジカ……
(返ってきた言葉に、僅かな驚きと沢山の幸せ)
私もね、もっとムジカとこうしてたい。
考えると心も切なくなって、ぎゅーってしたくなって。
これがずっと続けばいいのに、って思っちゃう。
でも……私は。行かなくちゃいけないから。
(自分に言い聞かせるように)
(でももうちょっとだけ、この幸せを続けたい)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
いてくれてるって感じか。
じゃあそういう気持ちが「あったかい」のかも。
……。うん。
わっち、ちゃんと聞くから。
怖くても、悲しくても、ちゃんと聞くよ。
(思えば怖いなんて思った事、学園ではなかった気がする。何もかもが敵だと思っていれば、怖くなんてなかった。だから悲しいとも思った事もなかった)
(けれど今はどうだ。この子を失うのが怖くて。温もりが離れていくと思うと悲しくなる。わっちも随分丸くなった、と舌を巻く)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
どっかのノロマじゃあるまいし。なくしたりなんてしないよ。
まして、イドラの大切なものだよ?
絶対になくしませんとも。約束する。
…そうなの? じゃあイドラのリヴィアちゃんも手当、下手だったんだ。
手当しなかったら大変な事になるんだよって説教しといたからね。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
わっちはイドラが好きだよ。
どういう好きなのか、これから――生きていくうちに判るといいなって、思う。
(例えお前が、いなくとも)
……うん。
ずっと続けばいいのにね。ずっとずっと、……なんだ、箱庭(ここ)にもあったんだ。…幸せってやつ。
(泣きたくなった。知らなかった己が愚かに思えた)
(周囲に吼え立ててばかりで、不満を述べてばかりで、幸せを探そうともしなかったわっちだ)
――そっか。
戦うんだね?
(其れは確認の意味を含む)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
……ありがと、ムジカ。
(今の彼女なら、ちゃんと、受け入れてくれるだろう)
(なら……思い残すことも、きっとなさそう)
(感謝を伝えたくて、ぎゅっと抱きしめた)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
ふふっ、なら安心だよね。
あ、それでそのワチカさん。私も会えたよ。
ムジカの言ってたみたいに、どこまでも甘い子だったけど。
……でも、ちゃんと決意も覚悟もあるし、芯の強い子、だったかな。
ちょっと本気を出したんだけど、それでも倒れようとしなかったから。
(だから少しは、見直してあげてね)
リヴィアはね……上手じゃなかったかな。
だからお姉ちゃんがやってあげてたんだけど、ムジカのお説教ならもう大丈夫だね。
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
私も、ムジカが好き。
ううん、とっても好き。
だから、
(顔をあげて)(不意打ちの口付けを)
……私は、戦うよ。
戦う、って言うか。あの子に会って、それからかな。
なんたって、私はあの子のお姉ちゃんだから。ね?
(最後は笑って)
(自分から切り出すつもりが、もうわかっていたらしい)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
(髪を梳くのをやめて、こちらからも抱き締め返した)
(微かに腕が震えていた)
そうだよ、わっちはあいつとは――え、あいつに会ったの?
(うげえ、みたいな声色で)
……。…。ふうん。ちょっとは戦えるようになったんだ。
わっちが知ってるあいつとはまた、変わった……って事かな。わっちも変わって、あいつも変わって。
(そりゃあそうだろう、数年経てば刮目して見よという奴だ。だが矢張り不服らしい)
…。あいつにちょっかい出されなかった?
(まるでお気に入りを取られたくない犬のような声音)
そっか。上手じゃなかったかぁ。
ま、わっちが手当てしたし、説教したし、まー多少は大丈夫でしょ。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
(異色の瞳が見開いて、)
(口付け。柔らかい唇の感触に、最初は驚いて瞬きしていたが…とろりと目を閉じる)
(…離れていくのが惜しい、なんていえるほど女ではない)
……。うん。
戦っても、戦わなくても。…イドラにとって納得のいく結末である事を祈ってる。
――そうだね。イドラはあの子のお姉ちゃんだから。きっと大丈夫だよね。
だからこれは、わっちからのお守り。
(お返しだ。こちらからも口付けを一つ)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
(彼女の腕が震えている)
(罪悪感はあるけれど)(ありがとう、かな)
会えた、よ。
ムジカも変わったし、ワチカさんだってそう。
どこかで諦めようとか、倒れようとか、そんなことはしなかったの……きっと、強いんだろうね。
ちょっかい……うーん、なかったんじゃないかな……?
(記憶を辿る)(むしろこっちがしたかも)
あ、でも「ムジカは殺さないし殺せない」とかって、言ってたような?
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
(唇に触れる、柔らかな温もり)
(気持ちいい。もっと味わいたいけれど)
ふふ、ありがと。
……なんか、一人で決めたのにバレちゃったね。
だいじょーぶ、きっとまた会えるから。
(ワチカさんへも、鍵は渡したはず)
(しばらくの別れには、なってしまうけれど)
ムジカ……?
………………!!
(離れた唇が再びくっついて)
(教室の床は硬いけれど)(気付けば、二人して横になっていて)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
会いたかったの?
(不満そうだ。そりゃそうだ、不満だ。自分であって自分でないものなんだし。なんだかもやっとしちゃう)
……ふうん。
…傷一つでぴーぴー言う愚図だと思ってたけど。そっか。
ちょっかいほんとにない? ほんとに……って、はあああ~?
何それ。やっぱ甘ちゃんじゃんあいつ! どうせわっちに会わないように立ちまわってるんだ!
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
此処で「決める」っていうのはそういう事でしょ。
わっちは生きる事を「決めた」けどさ、そういうのは少数派だろうし。
(視線を逸らし、そうして)
(気付けば木の床にお前を押し倒すような形になっていた)
(広がる赤い髪が炎のようで、綺麗で、)
……わ! ごめん。
頭とか打ってない!?
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
会いたかった、って言うか、見定めたかった、かな。
本当に消えるべきなのかなって。
ワチカさんの肩を持つつもりはないけど、ちゃんと話してみたら……また何か、変わるんじゃないかな。
真っ黒焦げになっても、折れなかったんだから。ね?
(不満そうだけれど)(私があと託せるのは、これくらいだから)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
……だね。
やっぱり、ムジカには敵わないかなぁ。
(なんて苦笑して)
(硬い木の感触はあるけれど)
(こんな格好でムジカを迎えるのなんて初めてで、ドキドキしてしまって)
……ううん。私は大丈夫。
でも……ちょっと、恥ずかしいかもね。
(ぎゅぅっと、彼女を抱き寄せた)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
見定めたかった、ねえ…
でもあいつが消えないと、わっちが危ないし。
(矢張り何処か不満そうだ。“向こう側”に思う所は一も二も三もあるのだから)
真っ黒焦げ、…ああ、そうか。イドラの力って炎もあったっけ。(と納得しかけて)……いや待って。真っ黒焦げになったのをどうしたの?
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
そりゃこっちの台詞だし。
「決めた」って言われたら止められないでしょ。……本当は、止めたいけど。…其れはきっと、イドラの為にならない。
(上手く笑えただろうか。自信がない。悲しみが表に出やしなかったろうか)
大丈夫なら良かった。
――…そうだね、恥ずかし…
(抱き締められて。…ああ、やっぱり暖かいね。わっちもお前を抱き締め返した。忘れたくない。この温もりを刻んでおきたい)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
……元気でね。
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
それは……やっぱり、そうだよね。
でも、どっちかがいなくなる以外の道も、あるはずだから。
……ムジカは、そのための力だってあるんだから。
え、治したけど……?
(再生能力がなくたって)
(元より自分の力で負った傷、それならば)
(侵蝕の反転で、まだなんとかなったから)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
それに、とっても優しいね。
だから、ずっと離れたくなくなっちゃう。
(色々と押し込めて笑ってくれている彼女が其処にいる)
(なら……私も。振り返らない)
うん、ムジカも。
またどこかで、会うために。
(そうして、再び口付けて)
(この前と似たような、けれどどこか違う力を贈る)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
どちらかがいなくなる以外の道。
(あるのだろうか。わっちはこれまで狭かった視界を知る)
……うん。
――治したのォ!?
そのままほっとけば良かったのに!!
(けどやっぱり、わっちは向こうに当たりが強いのである)
どうせ向こうは復讐者だし、なんか治るでしょ!どうせ!
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
其れは、……其の、…まあ……優しいっつーか…
(お前だからだけど、と小さく呟いた。この距離だと聞こえてしまうだろうか)
また何処かで、……きっと、色付いた広い世界で。
(口付ける。そっと其の頬に片手を添えながら、流れ込んでくる力を感じて。わっちから何か贈れるものはないかと考えた。わっちの力は二つ)
(だから、わっちは其の半分をあげる事にした。お前にそっと流れ込む力)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
……きっと、私と同じことをするなら。
ムジカとワチカさんが、それに気づけたなら。
私にできることって、ここまでだからね。
おんなじ人間なんだから、あのままやってたら死んじゃうよ!
だから……その、ね?
ムジカの為にも、なんだから!
(純粋に、席がなくなるのもマズいわけで)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
(小さく聞こえた、嬉しい言葉)
(だからこちらも、温もりで返す)
(新しい何かが流れ込んでくる)
(かつて「すごい!!」って褒めたそれと理解して、驚くけれど)
(長く味わった後に離し、そして)
それじゃ…………もうそろそろ、行くね。
ありがと、ムジカ。幸せだったよ。
(彼女の胸元へ、胸ポケットへ手を添える)
(最初に自分が贈ったそれへ、今しがた受け取った力で)
(彼女と自分を繋ぐ「楔」を残して)
(【発言終了】)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
同じ事?
(戦いの事を言っているのか、それとも他の事を言っているのか、今のわっちには判りあぐねて首を傾げたが)
……そっか。でも、其の、なんだ。アリガト。…敵情視察にもなったしね!
死んだらわっちが其の席に座るだけだし……
むむ~~~、本当にちょっかい出されてないんだろうな。ナンパとかされてないよな。
(おっとぉ、いよいよ遠慮がなくなった)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
(唇が離れる。涙は零れなかった。わっちも薄々判っていたから。きっと長い別れになる。でも……)
うん。わっちも幸せだった。ううん、幸せ。
……イドラ。ずっとずっと、大好きだよ。
(いつか巡り合えると信じて、笑顔で送り出そう)
(【発言終了】)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
きっと、あとでわかるよ。
ちゃんと道を残してくのも、友達の役目でしょ?
(ふふんと胸を張る)
だいじょーぶ、ナンパとかもないよ。
そんなに積極的じゃないの、ムジカだって知ってるでしょ?
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【イドラ・メルビル】
私も。
ムジカに出会えたのって、月並みかもしれないけど……
でも。奇跡、なのかなって。
私も大好き。
だから、一足先に。待ってるね。
それじゃ……またね!!
(笑って送り出してくれたから)
(こちらも笑顔で往こう)
(あとは、あの子に……)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
(背を向けるお前を見送りながら、わっちは考えていた)
(わっちたちは、色鮮やかな広い世界へ行けるだろうか。お前が待っている世界に、わっちも行けるだろうか)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年6月1日
【虚ヶ谷・無知香】
(願わくば。わっちの力だけでも良い、お前と一緒に連れて行って欲しい)
(例え其れが色鮮やかな楽園でも、色の亡い奈落でも)
(一緒に)
リヴィア・メルビル 2024年6月1日
【〆】