【個】fragment
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
昼間……箱庭学園の屋上。
崩れかけたテクスチャがあちこちに見える中、まだ安定している足場と壁にもたれかかる。
ヘッドホンを着けた少女は、独り言のように旋律を紡いでいる……
□⋆。:゚・*◇:゚・⋆。□
#檪・朱希
#イドラ・メルビル
0
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
(お世辞にも心休まるとは言えない眺めでも)
(ここでなら、休息は得られるから)
(黒いヘッドホンを耳に当て、いつも聴く音の流れを口遊む)
(その意図は、まだ読めないけれど)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
(『音』は、ヘッドホンをつけていてもそれなりに届いてくる。)
(今日は、崩れる『音』の中に、音楽……と思う『音』が聞こえてきたから、そっちに……)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
……いた。
(崩れかけた屋上に、誰かいた。小声で呟くから、聞こえないかもしれないけれど)
(ゆっくり、あなたの方へ近寄ってみる)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
(誰かの気配に、……声?)
(ああ、誰か来たんだ)
(歌を止めて、ヘッドホンを首にかけ直して)
ふふっ、ようこそ……かな?
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
(こく、と小さく頷いて)
歌、歌っていたの?
(赤混じりの黒髪が、ふわりと揺れて……二色の瞳があなたを見るだろう)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
うん、そう。
こうしてると、こんな場所でも落ち着けるもんね。
(向き直る。赤い髪に映える青い瞳が、彼女を映す)
……貴女も、音楽を聴くの?
(あのヘッドホン。「そう言うこと」なのかな?)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
(きらきらと、光るような『音』がする。青い瞳と二色の瞳が交わって)
(ゆっくり、首を横に振る。)
私は……色々聞こえ過ぎるから、それを防ぐ為に。
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
そか。そんな人もいるもんね。
……聞こえ過ぎちゃうのも、大変だもん。
(にへら笑って)(経験はないけれど、共感はできる)
それじゃあ……ここに来たのって、私の声に惹きつけられちゃった、とか?
(くすくす、悪戯っぽく)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
そういえばあなたは……あ、私は、檪・朱希というのだけど……
向こうの事とか、考えてる?
(あなたの向かいに、そっと座ろうとしながら)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
ふふ、うん、そんなところ。
良い『音』だったから、つい。
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
イドラ・メルビル。イドラでいいよ。
やった、えへへ褒められちゃった……!!
(かなり嬉しそう)(傍から見ればわんこそのもの)
あっち……あっちかぁ。
考えてない、って言ったら、嘘になっちゃうよね。
「あの子」もきっと、いるはずだもん。
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
そっか、イドラだね。
(弾んで、弾けて……軽やかな『音』。子犬、みたいなという表現が合うのかな)
ふふ……とても上手だったから、また、聞きたいな。
……「あの子」?
(察するに、向こうの、本来の存在のこと、だろうけど……)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
え、ほんとに!?
んっふふー、じゃあまた歌わなくっちゃね!
(満面の笑みで、今度は何を聴かせようかななんて)
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
……そ、私の妹。
リヴィアって子なんだけどね、私がいないと心配で……
でもでも、それがとっても可愛いし大好きなんだけどね。
いるなんて保証はないけれど、気になっちゃうでしょ?
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
(楽しそうに考える様子、その『音』に、小さく微笑んで)
リヴィアと言うんだね……妹さんなんだ?
(妹想いなんだろうな、と思って)
うん、気になる気持ち……少し分かるよ。
じゃあ、向こうに行くつもり……なの?
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
うん、かわいいかわいい、私の妹。
元気ならさ、それでいいんだけど……
……だから、あっちには行くよ。
行かなきゃわからないし、それにね。
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
……そんな妹の偽物がいたら、この手で奪って焼き尽くさなきゃいけないでしょ?
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
(一瞬だけ子犬のような雰囲気から一気に冷えて)
なんてね。
あっち側がどうなってるか知りたいから。私は行くよ。
(冗談めかして、応えるのでした)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
……。
(きらりと光る『音』の中に、しん、と静まり返る一瞬。聞こえたその『音』は……あまりにも強い"赫"で、上手く言葉に出来ない)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
(そして、私はそれを止めるなんてことは……止めることは出来ない。)
そっ……か。イドラはもう、行く覚悟を決めてるんだね。
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
うん。
これは……お姉ちゃんがやらなきゃいけないことだもん。
(もしかしたら、救えなかった妹への贖罪もあるのかもしれないけど)
(まだ知らないのだ。知るところから、ひとつずつ)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
応援、してるよ。無事に向こうに行くことも、その先も。
……向こう、どんな感じなんだろうね。少なくとも、こんな……崩れかけてる感じじゃないと思うけど……
(今でもずっと響いている、崩れる『音』。ヘッドホンの位置を少し調整して)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
えへへ、ありがとね。
向こうがどうなってるかなんて、まだわからないけどさ。
もしも向こうにあの子がいて、偽物でもないなら。
なら、私は…………
(……「私」は。どうしたいんだろう?)
(もし偽物でもないなら、あの世界の私は、きっと)
リヴィア・メルビル 2024年4月25日
(辛気臭くなったのを振り払うように、ぱっと笑顔に戻って)
……それじゃ、さ。
あの子のために準備しなきゃいけないから、私はもう行くね。
またね、朱希さん!!
(そのまま、崩れていく「居場所」へ戻るのでした)
(◇発言終了◆)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【檪・朱希】
あ、うん。またね……
(離れゆくあなたを見送って)
(思考の欠片の『音』を、大切に拾って)
……その時は、一緒に考えられたら、いいな。
(笑顔の『音』を曇らせたくない、そう思いながら……その場を後にするのだった)
(◇発言終了◆)
紫雲・朱夏羽 2024年4月25日
【このスレッドは終了しました】