【個】春の終わりに
一恋・未樹 2024年3月29日
とある春の日。
保健室前にて。
深呼吸をしているドラゴニアンがいた。
何度か目の、申し出の為に。
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#マガミ・ゾーリンゲン
#一恋・未樹
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一恋・未樹 2024年3月29日
おう。
(軽い応答を返して、扉を開く。
服装はいつもの特攻服だ。大抵の人は見慣れているだろう。)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
……なんだ、あなたですか。
(なんて、振り返ったのはベッドを整えていた少女が振り返って)
(剥がしたシーツを丁寧に畳んで、傍らの籠に入れていって)
(そんな、仕草は意外と丁寧で慣れを感じさせる調子)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
体調不良者には見えませんね。
今日はどうかした? もしかして、このあいだのお薬が恋しくなった?
それとも、
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マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
恋しかったのは私だったりして?
(なんて、くっくっと喉を鳴らして笑って)
一恋・未樹 2024年3月29日
悪いなオレでよ……
体調は見ての通り頗る快調だよ。
…………。
(無効票)
一恋・未樹 2024年3月29日
そうだ、って言ったらどうなるんだ?
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
そうね、どうされたい?
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
……なんて、ね。交渉次第ではきいてあげますよ。
悩める青少年のお相手は白のクラス、年長者、幼馴染。ほら、どこにもぱちり、と当てはまるでしょう?
(なんて、くすっと笑い)
取りあえず、座ったら? お茶くらいなら保健室でも出せるから。
一恋・未樹 2024年3月29日
別にお悩み相談しに来た訳じゃあないんだが………
(渋々といった感じで座ってから)
あーー……
その、なんだ。
(無効票)
一恋・未樹 2024年3月29日
プロム、誘っていいか?
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
(紅茶を入れていた手が、ちょっと止まって)
(あなたの方を横目で見て)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
いいけれど。
なんだかずいぶん、らしくないカオ。
一恋・未樹 2024年3月29日
……らしさも何もねえだろ……
どんなツラで言ったら満足なんだよ。
(無効票)
一恋・未樹 2024年3月29日
………というか軽いなおい!!!?即答かよ!!!
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
最初からそんな赤い顔で誘いに来たりしたことなかったじゃない?
からかい甲斐がないでしょう?
(なんて、意地悪っぽく笑ってから)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
そうですか? 別に断る理由もないし。
(こと、とあなたの前にカップと砂糖、ミルクなんて並べて)
(必然、座るあなたの顔に近いところを胸が過ぎる)
それに、
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
私は嫌なコトなら断るほう。
ね?
一恋・未樹 2024年3月29日
からかい甲斐だけを考えて残念がるんじゃねえよ人のツラをよ。
(出されたコップをズズズ…とそのまま飲みつつ。)
(無効票)
一恋・未樹 2024年3月29日
……まあ、そりゃあ知ってるけどよ。
やりたくねえ事はやらねえ、って事は。
……まあ、OK貰えたなら良いけどよ。
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
ふふ、それが私。
(べー、なんて赤い舌を出して笑いながら)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
でも、そうね。
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
私じゃなければだめな理由があるなら、もう少し熱く語ったほうがいいですよ。未樹。
やりたくないことは、しない。
そのしたくないこと、のさじ加減を決めているのは私。
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
……ね?
一恋・未樹 2024年3月29日
……
………。
そうだな。
………
……そうは言っても、だな。
(無効票)
一恋・未樹 2024年3月29日
言葉に出来ねえ、って回答は逃げになるか?この場合は。
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
いえ、別に? それを決めるのは、私じゃないですから。
(なんて、自分も紅茶に口をつけたりしながら)
でも、そうね。
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
(ちょっと、身を乗り出して)
(あなたの膝の上に、手をついて)(空いた片手で、あなたの胸元をちょん、とつついて)
別に。解りやすい耳にいい言葉で語ってもらおうとも思ってませんよ。
一恋・未樹 2024年3月29日
……おっまえなぁ……。
(されるがままにしつつ)
……。
分かんねえんだよ。
こういう時の言葉なんか。
(無効票)
一恋・未樹 2024年3月29日
口に出したら簡単な言葉は。
まだ出さねえ、って決めてるんだ。
あと、ほんの少し。……届くか分からねえけど。
だから、それを言う以外で。
お前に、伝えていい言葉があるのか
分かんねえ。
我ながら、どうかと思うけど。
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
………。
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
そう。今日のところはこれで勘弁してあげる。
(なんて、意外と素直にすっと身を引いて)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
多くを語らないのは男の子の美学かも知れませんけど、少しくらいは語らないと、伝わりませんからね?
(なんて、くくくと笑いながら)
けれど。当面の答えとしては、今は充分ってしておこっか。
一恋・未樹 2024年3月29日
……悪い。
語らねえのは、本当にな。
ただのオレの我儘だ。
(無効票)
一恋・未樹 2024年3月29日
あとだいたい……1cmってとこなんだがな。
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
……………
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
‥‥‥………
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
……なんだか覚えあるなぁ、それ。
(なんて、言いながら。口をつけかけたカップをこと、と机の上に戻して)
(充分、と言ってたはずなのになぜだが椅子から立ち上がって、上体をずいっと、あなたに近づけた)(間近から、覗き込むような)
一恋・未樹 2024年3月29日
……なんだよ?
(再度圧がかかる。
少しばかり仰反るような、そんな体勢で。)
覚えがあるなら、なんなんだよ。
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
いえ……もしかして、すこしは責任っていうか……
(なんて。仰け反るあなたがそれ以上は、椅子の問題で動きにくいのが、解ってるから)
(ただ、ゆっくり、)
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マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
(あなたの、前髪をかき分けるようにした、ところに)
(………ちゅ)
(無効票)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
……。
なんて。
おまじない。
一恋・未樹 2024年3月29日
!?!!?????!?
(されるがままに、かつ吃驚したものの声もあげず)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
あら、なぁに? 胸がくっついたときよりも大きい反応。
(なんて、可笑し気にくつくつと、笑いながら)
御利益、ありそうでしょう?
一恋・未樹 2024年3月29日
おま、おま、おまえなぁ!?!???
びびるもんはびびるんだよ悪いか!!!
あとなんのご利益だよ!??
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
いえいえいえいえ。悪くないですよ。ただ、こういうのがいいんだって。
ふーん、へー。覚えておきます。
(、)
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
1㎝と言わずに、いけるかもしれないじゃない。
……ね?
一恋・未樹 2024年3月29日
〜〜〜覚えとくなそんなもん………!
ちっ……(何が1cmなのか、おおよそ当たりはつけられてしまったなと思いつつ)
とりあえず、話はついたんだからそろそろ行くぞオレは。
あとは当日で、だ。
マガミ・ゾーリンゲン 2024年3月29日
そうね。楽しみにしておきますね。
(なんて、わざとらしく、自分の唇を指先で、なぞったりして)
一恋・未樹 2024年3月29日
お前本当にお前お前お前……。
(ぶつくさ言いながら立ち上がり、保健室の扉を開いて出て行った。)
(、)
一恋・未樹 2024年3月29日
……はぁ……。
(保健室から出ていってすぐの曲がり角。
背中を壁に預けてずるずると床に座り込む不良がいましたとさ。)