caelum

【1:1】A votre sante

井・燕雨 2024年3月27日
その日は、ここ数日続いていたどんよりとぐずついていた反動か、雲を押し除けて太陽が眩しい青空を連れてきた、そんな1日だった。
吹き抜ける風もどこか、ふりそそぐ陽射しを纏っているかのように、ほんのりとした温もりに包まれていた。
久方ぶりの青空に誘われるかのように、街を行き交う人も心なしいつもより多い気すらする。
そんな街の大通りから少しばかり離れて建つ喫茶店。
夜にはバーにもなるというクラシカルな店。
その片隅で、不思議な縁に誘われて、新たな出会いが生まれようとしていた。

発言可能
【ケペシュ・ナージャ】
【井・燕雨】
上記二名のみ。
他の方の書き込みはご遠慮願います。




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井・燕雨 2024年3月27日
(日差しのせいか、数日ぶりの温かさすら感じるとある昼下がり。
相棒に留守を任せ届け物の依頼を終わらせた帰り道。
暑さに比較的弱い男は、帰宅ルート付近に気に入りの店がある事を思い出す)
(ちょいと寄っていこうか、なんて立ち寄れば、同じ事を考えるヒトも多いのだろう。店はいつもより少しばかり多めのざわめきに包まれていた)
「ふぅ」
(無事、空いていたカウンター席の一つに案内され、次いで出されたグラスに注がれた水を口にすれば、喉を滑り落ちていく冷たい水の気持ちよさに思わず吐息が溢れた)
(さて、とメニューを眺め思案顔)
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ケペシュ・ナージャ 2024年4月4日
(左隣の席に座る男が貴方へ一瞥をくれたのに気が付くだろうか。さり気なさを演出するように、細長いストローでソーダを啜っている)

……温かいですね、今日は。

(誰に言うともなく、そんな呟きを添えて)
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井・燕雨 2024年4月11日
「そうだねぇ。すこしあったかすぎる気もするけどね」
(ふと、隣へ座る彼の存在が気になったのは、向けられた視線に気がつたからだろうか、それとも呟きが聞こえたからだろうか。はたまた、それ以前の、向けられたある種気配ともいえるものがあったからか。なんにせよ、ソーダの泡に添えられたような言の葉を、ひょいと拾い上げ。目線があえばにこりと笑みを返すだろう)
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ケペシュ・ナージャ 5月4日20時
(どうやら返事があったようだ。視線にも、それから呟きにも。こちらも同じように笑みを返した)

こんにちは、お兄さん。今日はコーヒーでも飲みに来たんですか?
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井・燕雨 5月12日12時
「こんにちは。ちょいとこのあったかさにやられちまってね。涼しい飲み物でも、と思ってたんだけどお前さん、何かおすすめはあるかぃ?」
(なんて、袖振り合うもなんとやら。これも何かの縁、と気楽な口調で質問を投げかけてみる)
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ケペシュ・ナージャ 5月30日20時
俺のおすすめを聞きますか?それならもちろんこれを推しますね。
(言って、自分のグラスを得意げに持ち上げた)
程よい甘さと清涼感、それから冷たさも兼ね備えた素晴らしい飲み物。その名もソーダといいます。
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井・燕雨 6月16日12時
「おや、それはなんとも魅力的だねぇ。
ならアタシもそれにしようか」
(相手の言い回しに楽しげにからりと笑みを返し、軽く手を挙げ店員に合図。オーダーはもちろん、お勧めされたソーダだ)
「教えてくれてありがとね。お前さんはよく来るのかい?」
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ケペシュ・ナージャ 7月14日01時
(礼を聞けば「いいえ」と返してストローを啜る)

たまに、ですかね。ここのソーダはなかなか美味いですから。
既にバレてしまっているでしょうが好きなんです、ソーダ。

……ケペシュと言います。お兄さんのお名前は?
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井・燕雨 8月12日10時
「なるほど。おすすめでもありイチオシでもある、ってことか。そりゃますます、楽しみだ」
(からりと笑い)
「おっとアタシとした事が名乗りを忘れてたよ。アタシは燕雨ってもんだ。よろしく頼むよ」
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