【個】雛飾る、桃の節句
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
生徒会室。
蝶の少女は今、目の前の物とにらめっこしていた。
十二単の人形、笛や太鼓を持った人形達、小道具らしいものなどなど……
「むむむ……どうしようかしら……?」
🌸
#朝比奈・蛍
#紫雲・朱夏羽
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朝比奈・蛍 2024年3月3日
(偶然生徒会室前を通りかかって。集まる日ではないと思いつつも人の気配を感じてガラガラと扉を開ける)
……
朝比奈・蛍 2024年3月3日
(何やら人形をもってうろうろしてる小さな背中を追いかけながら)
今日も生徒会室に来てるなんて仕事熱心だね、朱夏羽ちゃん。
それは……何かの展示かな?
(そんな行事控えていたかな?、と見たことがあるようなないような様子で)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
(どうやって並べよう、そう考えていたら、扉の開く音!)
ふぁぁ!ごめんなさいなの!まだお雛様並べられてないのー!!
(わたたた!!!)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
……あ。えっと、えっと、あなたは。蛍?
(目をぱちくりして)
えっとね、これね、お雛様なの。ひな祭りの季節だから、飾り付けして欲しいって、頼まれたのよ。
(ほら、と手のお雛様を見せる。机の上にも、三人官女や笛、太鼓を持った人形達など、壊れないように置かれているようだ)
……でも、飾り方分からなくて。
(説明書もないの、としょんぼりした)
(無効票)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
(慌てる様子にどこかおかしそうに笑みを浮かべて)
そんなに慌てなくても。
それともしとらちゃんあたりに見つかったら怒られるところだったとか?
(見つからないように、としっかりドアを閉めながら)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
ああ、ひな祭り。そういえばこないだ買い物に行った時もそんなこと書いてあったな。
(歩み寄りながら机の上の三人官女の一人を手に取ってみたりしながら)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
……なるほど。
飾り方、ね。
(よく分からない。と思いつつ、後輩の少女の前で恰好を付けてあまりそういうことは言いたくない。そんな見栄っ張りなところがある)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
うー。なんと言うか、ちょっと時間が経ってるし、うん、怒られちゃうかなぁ、なんて……
(だからびっくりしたりあたふたした、と。)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
そうなの。もうすぐ春だなぁ、って思うわよね。
(桜が咲くのは、まだ先だろうけれど)
……んー、蛍は、飾り方、分かる……?
多分ね、最初のお内裏様っていうのは右で、お雛様は左だと思うの。
(なお、正解は逆である)
(無効票)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
(仕舞いっ放しにしてるくらいなんだから、褒められこそすれ怒られないと思うけどな。と内心苦笑しつつ)
大丈夫。
怒られたら僕が朱夏羽ちゃんの味方になるよ。
……まぁでも口論で勝てる相手だといいんだけど。
朝比奈・蛍 2024年3月3日
姉がいたから見たことはあるけど……実は僕もあまり詳しくない。
(ごめんね、と言いながら)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
でもやっぱりその二人は一番上だよね。
……並び順は悩むな。日本は左上右下っていう考え方が昔からあるからね。
昔の日本のことを考えれば逆の方がある気がする……かな。
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紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
んぅ、ありがとなの……。
(ぺこり、と頭を下げてから、詳しくはないという言葉に首をふるふると振って)
ううん、いいの! 大丈夫。
いざとなったら、イリスを呼ぶのよ。オラトリオのね、イリス。
(少なくとも自分より知ってると思うから、と伝えて)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
左上右下……
(聞きなれない言葉に首を傾げつつ)
逆……なら、こう?
(五段飾りの1番上、お内裏様を左に置いて、お雛様を右に置いてみる)
……合ってるといいな。二段目は、三人官女っていうのは覚えてるの。
(台のようなものを持つ人形、注ぐための容器を、柄杓のようなものを持つ人形の三体だ)
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朝比奈・蛍 2024年3月3日
へぇ、オラトリオなのにこういう行事も詳しいんだ。
すごいねイリスちゃん。今度僕もちゃんと話してみたいな。
(たまにやたら現代知識あるオラトリオいるな、寮のオラトリオを思い出したりしながら)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
外れてたら朝比奈が適当なこと言ってたって言うと怒られないよ。
(その時は誰に何か言われるのかな、と面白そうに笑いながらそう言って)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
三人官女か……。
見たところ、眉の無い女性を真ん中に置くのが座りがいい気はするね。
(他の二人は持ち物が違うくらい。これが剣なら男側、鏡なら女性側とも思うが、もってるのは高級そうなヤカンと高そうな水を掬う道具である)
(難しいな、とむむむと眉をひそめる)
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紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
うん! イリスはね、色んなこと教えてくれるのよ。
呼べば……んと、召喚したら、すぐ来てくれるのよ。えへへっ。
手詰まりになったら、聞いちゃお。
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
そ、そんなことしたら蛍が怒られちゃうんじゃ。
(あわわわ。)
き、きっと成し遂げてみせるのよ……!
(決意(?)を新たに、目の前の三人官女と向き合って)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
真ん中は、うん、何かを受け取るような形で良かったと思うの。
……。
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
やっぱり説明書ないと、どうにもならないのよ!!!!
(せめて写真とかあればなぁ、と思いつつ)
……イリス、呼んじゃう?
(急に出てくると驚くと思って、あなたに一声かけてみる)
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朝比奈・蛍 2024年3月3日
怒られるのは嫌だけど。
ほら、でも生徒会のあのメンバーなら誰がどんな風な役割になるのかなっていうのも気になるからさ。
(と、少しばかりいたずらっ子のような風にそう言いながら)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
ん……そうだね。
朱夏羽ちゃんと謎解きしながら並べていくのも楽しかったけど。
まぁイリスちゃんがわかるなら越したことないか。
朝比奈・蛍 2024年3月3日
僕もちゃんと挨拶してなかったし、それじゃあイリスちゃんがデート中とかじゃなければ。
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
(そんないたずらっ子のようなあなたに、苦笑して)
それって、お雛様やお内裏様を、メンバーに例えちゃう、っていう感じかしら?
(などと興味を示して)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
むむーん、雛人形の置き場所、すっかり分からなかったから……
(もしかして、謎解きとか好きなのかな?とか頭をよぎりながら)
……来て、イリス。
(赤混じりの黒髪なオラトリオを召喚した)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
イリス、雛人形の二段目って、どう置くの?
(そう問かければ、オラトリオは左、右の順に指さしたようだ)
えっと、やかん、柄杓……って言ってるの。
(すごくあっさりした回答を教えてくれたらしい)
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朝比奈・蛍 2024年3月3日
そういう遊び方もいいね。
ちょうど今作ってる五段飾りは殿姫、三人官女、五人囃子、右大臣左大臣で12人。
自分を除けばちょうど生徒会と僕ら騎継会で同じ人数だ。
朝比奈・蛍 2024年3月3日
そうだな……朱夏羽ちゃんはお姫坂には少し早いかな。五人囃子で歌を歌ってるなんていいんじゃないかい。
こないだの舞台もすごかったよ。
(と、アイドル活動見てたよ、なんてさらっと言いながらそう言って)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
(意外と淡泊……だけどちゃんと教えてくれるんだな)
(もっと友達みたいな雰囲気なのかと思ったがイリスと呼ばれたオラトリオは意外にもクールそうな様子で)
なら、こうだね
(言われるがまま人形を順番通りに並べる)
ついでに五人囃子も教えてもらえると嬉しいな。
ね、イリスちゃん
(どうかな、と膝を折ってイリスに話かけてみる)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
(ひ、ふ、み……と数えて、顔をぱぁぁと輝かせた!)
わぁぁ!! ほんとなのー!
人数、私達とピッタリだったのー!!
あ、でもせっかくなら、蛍も入れたいなぁ、とは思ってるのよ?
(こくこく)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
わわ、見てくれてたのね!
(ちょっぴり恥ずかしさは、いつになっても慣れない。)
歌を歌うのは……っと、それにはまず、置かなきゃ!
(てててっ、と次の人形を探しに机の上へ。)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
(イリスは、こくり、と頷いたかと思えば、身振り手振りで教えていこうとしている)
(一番左を差して、床にポンと1回叩く仕草。
次を示して、胸の辺りでポン、その次を示して、肩の当たりをポン。
そして、次は縦笛を吹く仕草、最後は扇を開くような仕草だ)
(無効票)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
……なんかすごい真面目にジェスチャーゲームしてるみたいで面白いな。
(イリスの様子を見ながらそう言って)
(とはいえジェスチャーは正確で伝えようとしてることを理解するのは難しくない)
(机の方にきた朱夏羽に順番に人形を渡していきながら雑談するように)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
僕も入れてくれるのかい。
それは……ちょっと気になるな。
朱夏羽ちゃんが僕をどこに入れてくれるのか。
あ、でも男だから殿はちょっと安直だから無しだよ。
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
(教えられた順番に、人形を丁寧に配置していく。これなら、四段目もすぐ終わるかもしれない)
えへへ、これでもね、イリスはその、家庭教師、なのよ。いっぱい物知りなの!
分かるように、いつも丁寧に教えてくれるの。
(扇の人形まで、置き終わったようだ)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
んーと、蛍は……お内──
──あうっ、先に言われちゃった。
(お内裏様、と言いかけたのを慌てて口閉じ)
んー、と。次の段のお人形さんかな?
(残す人形は、あと二体。若い方らしい人形を示すと)
(それはこっち、と言わんばかりに、イリスは左側を指さしたとか)
(無効票)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
ははは、お内裏様にしてくれるのも光栄だけどね。
その場合は相方のお雛様が誰なのかも気になるけど。
……誰も座ってくれないのも嫌だなぁ
(苦笑しながらそんなことを笑いながら言って)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
(家庭教師……喋れないオラトリオには難しい気がするが。二人の様子を見るに何かやり方があるのかな。と、気になりつつ)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
そうだね。
次の段は右大臣に左大臣。
……ってもう指示がとんでたね。はい、朱夏羽ちゃん
(とイリスの指示通りに人形を机から朱夏羽へと輸送していく)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
お雛様は、んー、誰かなぁ。
一番上だからやっぱり花束……んー、それとも……
(と、ぐるぐる考えてから)
あう。はぁい、集中するのー。
(イリスがぺち、と朱夏羽の額を軽く叩いたようだ)
(何かしらの形で、意思疎通が取れているのが分かるかもしれない)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
あっ、ありがとうなの!
右大臣はこっちね。左大臣はこっち。
蛍とイリスのお陰で、お人形さん置くの助かったのよー!
(出来たー!と配置した人形を見て)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
って、こういう小さな物も配置しなきゃね!
(わたわた、倒さないように様々な小物を出してきて)
(ここも、あなたとイリスと一緒に配置していく。今度こそ終わりだ)
(🌸口を閉じる)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
厳しい家庭教師様だね
(微笑ましく頭を叩かれる様子を見ながらそう笑いながら言って)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
うん、完成だね。
(そう言いながら出来上がった雛壇を見て――――)
(確かに小さいころ見た記憶があるな、とボンヤリと過去を思い出しながら。記憶の中の雛壇は自分の身長よりもはるかに大きなものだったけど)
……いつのこと思い出してるんだか。
(やれやれと自嘲気味にそう言って。気を取り直すように朱夏羽に向き直り)
朝比奈・蛍 2024年3月3日
改めて今日もお疲れ様。
僕も朱夏羽ちゃんの人となりが分かって楽しかったよ。
これからもよろしくね。
(と、膝をおくって目線を合わせながら握手の右手を差し出すのだった)
(🌸口を閉じる)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
うん、そだね。でもね、イリスは、怒ったことが無くて……
(と、ほんの少し、自身とオラトリオのことを話してみたり)
蛍……?
(あなたの様子に、不思議そうに見ていたりしたが)
(そっと差し出された右手に、自分の右手を差し出して、きゅ。)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
うん! お疲れ様なの!
これからも、よろしくね、なのよ。蛍!!
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
(騎継会の縁から、今日という縁へと繋がって)
(そして、これからの縁も、続いていくのだろう)
紫雲・朱夏羽 2024年3月3日
【〆】