【模擬戦RP】千草 VS クズハ
雪定・千草 2024年2月4日
昼間。お馴染みのビルの屋上。
ドアを開けば、凍てついた空気に身を竦めてしまう。
空は厚い灰色の雲に覆われていた。
雨ではなく雪が降りそうな気配に暖かい室内へと戻りたくなるが、大事な約束があるからそうはいかない。
子供達が雪の予報に期待で胸を膨らませるように。
自分もまた、この約束に気分が高揚していた。顔には全く出ていないけれど。
◆
使用ルール
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=2052
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雪定・千草 2024年2月4日
(小振りのマチェットを手に約束の相手を待つ間、柵の近くで景色を眺めた。風の冷たさに痛みすら覚えながら)
……緊張、するなあ。御倉さん、絶対に場数踏んでいるタイプでしょうから…。
(白い息と共に、あまり感情が込められていない声で呟く。比べて自分は如何だろうか。自信があまり無いのだから、それが答えかもしれない)
御倉・クズハ 2024年2月5日
おっと、おまたせしちゃったかな?(外壁からビルを上り、景色を眺める千草の真正面に出るようににゅっと顔を出す)
んっふっふ。ちょいと硬くなってんじゃないかい?体は柔らかく使わないと全力出せないぜ。(柵を登ってぽんと屋上に着地する)
雪定・千草 2024年2月6日
(予想していなかった方向からの声に何度か目を瞬かせた。表情は変わらないが、暫く動かなかった時間が驚きを物語っている)
……そのようですね。今、全く反応できませんでした。緊張は適度に抑えないといけません…。
気を取り直して……宜しくお願いします、御倉さん。手加減して勝てる相手ではないので、全力で行かせてもらいます。
【先攻後攻判定】
御倉・クズハ 2024年2月7日
んっふふ、柔らかくしなやかに、ね?(話しかけつつぐいーっとのびをして)
ん、切り替えが速いね。いいじゃないの。アタシもいつでもおっけーだよ。(コートの裏から鉄パイプを取り出し、軽く振り回してから肩に担いで準備をする)
【先行後攻判定】
御倉・クズハ 2024年2月7日
【先行】
ちょいと考えすぎかも、よっ!(構える千草に体をギリギリまで倒す前傾姿勢で近づき、鉄パイプを盛大に振り上げる)
雪定・千草 2024年2月7日
【防御】
(彼女が鉄パイプを担ぐ間にマチェットを鞘から抜き、その銀色の刃を向けて構えた。まるでスイッチが入ったかのように、冷たく薄藍の眼が細められる)
…いつものように何も考えず、ぼんやりしていられませんから。
(迫りくる鉄パイプの力強さに、本能は受け止めるよりも避ける事を選んだ。後方へ飛び退こうとする)
もっと強くなりたいのです、俺は…っ。
雪定・千草 2024年2月7日
【防御失敗/HP5→3】【エピックファンブル】
―――ッ!(強い衝撃。気付いたら勢いよく転がり倒れていた。距離感を掴み切れず、諸に喰らったようだ)
…ぐ、ぅ……。
(立たなくては)(身体――主に左腕から聞こえる悲鳴を無視し、ふらつきながら立ち上がれば辛うじて手放さずにいたマチェットを再び構える。青くなった顔。けれど未だ、眼に宿った冷たい光は消えていない)
はは…、かっこわるい、ですね。
(短く発動の言葉を呟けば次の瞬間、青い炎が空を衝く勢いで燃え上がる。距離を詰めたのは数歩だけ。本来の刃よりずっと長くなった炎の刃が、袈裟斬りに放たれる)
【攻撃】
御倉・クズハ 2024年2月8日
【防御】
くっ、ふふ!イイのが入ったろう!ほら、今度はアタシに見せてみなよ、千草の全力!(クリーンヒットを感じつつ、まだ目が死んでいない千草を見据え炎の刃の軌跡を見切ろうとする)
御倉・クズハ 2024年2月8日
【防御成功 HP5】【攻撃】
くふっ、燃え上がる炎の剣か…リーチを伸ばせるのは強みだけど、間合いが長い武器は取り回しに難があるってのが定石だもんでね。そんでもってぇ、アタシの武器がコレだけだと思ったら大間違いだ、ぜっ!(炎の軌跡を読み体をわずかにそらしながら袈裟切りを回避し、コートに隠したドスを取り出して炎で隠しながら投擲する)
雪定・千草 2024年2月10日
【防御】
いきなり使う気は無かったのですが、予想以上のダメージ食らったので…近付けたくない気持ちが勝っちゃいました。
(溢れる炎の先で彼女の動きが見えなくなった時、嫌な予感を覚えた。自ら生み出した隙と彼女の言葉。咄嗟に腰に差していた鞘も持って構えた。身体に残る痛みで顔を顰めながら、来るであろう攻撃に備える)
雪定・千草 2024年2月10日
【防御失敗/HP3→1】【攻撃】
(遅かったか、狙いを見極められなかったか。火の粉を散らして向かってきたドスは、深く肩に刺さって鞘を落とした。声は上げなかった。膝が崩れないよう踏ん張りながら)
…何故でしょう…、今日の俺は…とてつもなく運が悪い気がしてきましたよ…。
でもどうせなら、御倉さんの隠し持つ武器の半分ぐらいは…知っておきたいですねぇ……。もふもふ尻尾にも、何か隠しているんじゃないですか?
(軽口ひとつ。痛みを堪えて炎を維持し続け、今度は薙ぎ払うように炎の剣を振るった。きっと長くは動けない。だからこそ、先を考えずに今出せる全力で)
御倉・クズハ 2024年2月11日
【防御】
んふふ、不思議はいくらでも起こるものさ。でも不思議なまま終わるのは勿体ないよ。出せる間に全力をぶつけてきなさいな!(薙ぎ払いに対しタイミングをはかって跳躍での回避を試みる)
御倉・クズハ 2024年2月11日
【防御成功 HP5】【攻撃】
ふふ、今のはなかなかだったが…まだ当たってやれないねぇ。(千草に向かって大跳躍をすることで薙ぎ払いを回避しつつ上空から接近しーーー)
そら、コレで終わってくれるなよ?(両手で振り上げた鉄パイプを千草に向かって全力で振り下ろす)
雪定・千草 2024年2月11日
【防御】
むむ……。手強いです。
(身軽に避ける姿から決して目を離さないようにしながら、苦し気に呟く。維持が難しくなった炎は熱を残して掻き消えた。そして灰色の雲を背景に、圧倒的な力で振り下ろされる鉄パイプ。自身の血溜まりを踏み締め、身体を反らしながら避けようとする)
雪定・千草 2024年2月11日
【防御失敗/HP1→0】【敗北】
あっ。
(つるり、血溜まりで足が滑ったと思ったら)(小枝を折るような呆気なさで、雷に打たれような激しさで骨が折れていくのを感じた。衝撃と激痛で視界が一瞬真っ暗になり、気付いたら冷たい地面に倒れ伏していた。刺さっているドスが痛いのでゆっくり身体を横にし)
……………全力、もっと出したかったです……。参りました…。
ここまで歯が立たないとは…いえ、自分の力量を知れただけでも良いとするべきでしょうか…。
御倉・クズハ 2024年2月13日
【勝利】
んふー…そういう日もなくはないさね。不思議と力が出せないってのはよくあることで、かみ合わせの悪さでずるずると行っちゃうのよね。
ま、伊達にバウンサーやってたわけじゃないってとこはみせられてよかったよ。(倒れ伏す千草の隣に近寄ってヤンキー座りしながら)
雪定・千草 2024年2月13日
そうですね……俺も、そんな所を見れて良かったです。
(少し休めば起き上がれるだろう、と復讐者の身にすっかり慣れて気持ちは落ち着いていた。とはいえ痛いので、ヤンキー座りする彼女を恨めしそうに見上げる)
お相手、有り難うございました。…でもこれで終わる気はないので。俺は結構、しつこい時はしつこいのです。いつか再戦、引き受けてくれますよね?
御倉・クズハ 2024年2月14日
くっふふ、楽しみにしておくよ。(ニカっと笑みを浮かべて)
ドスはしっかり研いでるからきちんと治療すれば痕も大して残らんだろうさ。しっかり治して精進しなぁ~。(コートからストロングなチューハイを取り出してぷしっと)
雪定・千草 2024年2月15日
はい…。
(そろそろ抜いて手当てするか、と億劫そうに手をかけた時に聞こえたのは)
…え。あの、こんな時にお酒飲みます?ぼろっぼろの哀れな俺を前に?
御倉・クズハ 2024年2月16日
くっ、ふふふ!勝利の美酒ってやつさね!ボコられてしょんぼりしてる年下の隣で飲む酒はとぉっってもおいしいのさ!(めちゃくちゃにっこり笑いながらぐいっと)
悔しさを胸に励めよ少年?アタシに悔し涙を飲ませるまでにね。(ドャァァァって顔をして)
雪定・千草 2024年2月16日
…………。
雪定・千草 2024年2月16日
(無表情のまま、ひと思いにドスを抜いた。飛び散る血。いっそかかってしまえ、と思いながら)
絶対、絶対、ぜーったい、次は悔し涙を飲ませます。お酒なんて飲めないぐらい涙を飲む事になりますよ。覚えていてくださいね。
(活性治癒を施しながら、ポーチから取り出した医療キットで手際よく自身を手当てしていく)
酒クズねーさんって呼ばれる意味が改めてよく分かりました…。
御倉・クズハ 2024年2月17日
くふふ、楽しみにしておくよ。ただやられるつもりもないけどね。(ぐいっとあおりつつわずかに体をずらしちゃっかり血を避けて)
お酒は命の水、なくてはならないものなのさ。理解はなかなかされないがね。(なんてことをのたまいつつぷはー、と気持ちいい顔を晒している)
雪定・千草 2024年2月18日
(隙だらけに見えて隙がない。より一層悔しくなって、抑えるように小さな溜息)
俺は未だ未成年なので、理解からは最も遠いですね…。ああでも、あと一年ぐらいで成人でした。
その命の水を飲めるようになったら、御倉さんのように強くもなります?
御倉・クズハ 2024年2月18日
いんやぁ?ただ年食っただけで強くなれりゃ誰だって苦労はしないさ。むしろオトナになってからのほうが強くなるのは難しい…不思議なことに体感の一年が短くなってくるからな。最後の一年、どれだけ濃くできるかだぜ。…ま、アタシもエラソーなこと言っても喧嘩なら誰にも負けないってわけじゃないがね。(思い切り缶を仰いだあと、口を離して缶を振る。もう一本飲みきったようだ)
雪定・千草 2024年2月19日
(彼女の言葉は、お酒を飲んでいる事を忘れるぐらい説得力があった。成る程、と頷いて)
強さに近道なんてないですよね……。最後の一年、頑張っていきます。若造らしく。
負けた身が言うのもなんですが、御倉さんが負ける姿って想像できないですね。負けても飲みそうなのは想像できますが…。
(早いなあ、と振られる缶を見た後。もしかしてまたコートから出るのだろうか、と内心ドキドキしながら動向を注視する)
御倉・クズハ 2024年2月21日
実際社長相手には一回負けてるしね。そのあと飲みに行ったのはその通りだけど。(手品かのようにいつの間にか手にはワンカップ大関が握られている)
雪定・千草 2024年2月22日
やっぱり飲むんですね。
なんだろう、見ながら飲まれるのは悔しいですが…一緒には飲むのは勝敗関係なく、楽しそう。
(驚きと感動が混じった目を瞬かせながらワンカップ大関を見た。やがてこのまま彼女はしょんぼりしている自分を見ながら飲み続けるのだと――自分にとっては永遠にも等しい長い時間そうなりそうだと気付いて)
…俺もジュース飲みたくなってきたので、戻りましょうか。寒いですし。
(武器を拾い、肩を押さえながらゆっくり扉の方へ歩き出す)
御倉・クズハ 2024年2月26日
アタシとしちゃもうちょい勝利の美酒を味わっても…冗談だよ。いい加減戻るとしますか。(もぞもぞとワンカップ大関をどこぞにしまい、一歩後ろから扉に向かって歩き出す)
雪定・千草 2024年2月28日
(あっさりと引き下がってくれた様子に少し笑みを零して、ドアノブに手を掛ける)
(二人が出て行った屋上では小さな雪が降り始めていた。無機質なコンクリートにも、残された赤にも、全部纏めて静かに覆い始めていく)
【〆】