大和恭弥の場合
佐野・埜之子 2024年1月8日
「別にアポ必須やあらへんし構へんよ?」
礼儀正しい来訪の挨拶に対し、事務員の受け答えはこう……まあ、ビジネスマナーから可也遠い素朴(精一杯言葉を選んだ表現)な物ではあった。
「そないで、事務員希望の人やねんね。歓迎やよ、何か人手足り取らへんそうやし」
何だその他人事感溢れる所感お前も事務員だろうが……とまあそれはさて置き、事務員の女は棚から何枚かの書類を取り出して重ね、トントンと整えてから差し出す。
「恭弥やね。18歳で就労経験あるんは良えなあ、頼りになりそう。刀は刀身が綺麗やしね」
ズレている様なそうでも無い様な感想と共に、受付から身を乗り出し書類の説明をして行く。
終わり次第ちょんと元の態勢に座り直して首を傾げるのだが。
「先ず働き口が欲しいやなんて真面目やねえ。ともあれ給与についてはそれで問題あらへんえ。本は人気の品やさかいいっぱい扱われとるし、刀の手入れ道具も何やかや需要あるよって。やっぱり皆綺麗なんが好きなんやろなあ」
他のんは流れで。と言いつつ一応主要品目のリーフレットを書類に重ねる。
「管狐? ああ、可愛えね。格好良えんも居るけど。問題あらへんよ」
頷いてそう応じ、それから他に何かあるかなと見まわしてから、もう一度よしと頷く。
「やったらこない位やよ。ようこそ闇市へ」
よろしゅうにな。
・入団された大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)さんの初来訪時RPスレッド。
・恭弥さんの発言は別に義務ではありません。まあ、気が向いたらどうぞ。
1
大和・恭弥 2024年4月13日
そうなんですよね。刻逆にともなって、病気を患っているひとはどうなるのか、とか、少し気になっているんです。
どうしてこんなに気になっているのかはわからないですけど。
(言葉を受けて何かを考えるような間があって)
……代わりのもので。実は弟や、大切なひとにも。似たようなことを言われました。いまを、未来を積み重ねていけばいい。俺も、そう思うことで自分を納得させようとはしているんです。
ただ、そうですね。のの子さんのいうようにどんな「取り返しのつかなくなる」ことと引き換えに選択をしたのか。
そこが解りかねていて。弟とは、そもそも両親が別居していたので離れて暮らしていたはずですし、刻逆時には彼はそばにいなかったと思うんですが。まぁ、もしそうなら勿論そうしますけど。
……平成戦? 確かにきのこたけのこ戦争に匹敵してますけど。
絵肌を面白く、なるほど。ん、たしか細部までそっくりに描けてました。魔法のせいなのかな。
大和・恭弥 2024年4月13日
ええ。弟の場合は、俺の母と離縁した父が美術品の蒐集家で。その影響で目が肥えたところもあると思うんですけどね。現代で覚醒した復讐者は過去の誰かの魂の影響がないとも言えないですけど、のの子さんはもとから描写力があるんでしょう。
なるほど。(そういうことなら、と納得して頷く)
そういうものなんですか。となると、テレビでたまに見る雑学王は相当な努力をしているんですね。ただ知識を吸収するだけではあれほど見事な回答はできないってことですね。尊敬するな。
俺に、ですか。(苦く笑って)
生憎と学校に「きちんと」通学していたときは、あまり学を授けてくれるひとがいる環境じゃなくて。新宿島になってからは……そうですね。(誰かを想い浮かべて)知識を授けてもらうというよりは――共に戦うひと、ですかね。
佐野・埜之子 2024年4月14日
気になっとるん? その上で何で気になってるのか分からへんの?
やったらそれは……代償で消えた記憶の中に病気しとるか病気やった誰かが居るんとちゃう? 弟さんか、弟さんの記憶に紐づけられ取る誰かかは知らんけど。
(少しだけ何かが引っかかって考える、が結局言ってしまう。……少し引っかかって躊躇するだけ随分マシになったのだこれでも)
まあ、色々あったんとちゃうかなあ。
それこそ病気の呪いやら受け取ったんをその契約で何とかしたんなり、契約の後押しで原因斬ったんかもやし。それやったら目の前に居らんでもそのままやったら死んでまう案件やわ。
(首を傾げて)
せやけど、実際に何があったかどうかより。
恭弥がその時の『恭弥の判断』を信用出来てへん事の方がな、周りの人に怒られ易そうや思うえ。何となく。
ウチの弟もクラスメイトも、何かそう言うんで良く怒りがちやったし。
佐野・埜之子 2024年4月14日
平成戦、違う?
平均線?
違う……閉校戦?(惜しい)
目が肥えとるんは良えね、見れると描けるし見れへんと描けへんから。良え事やと思うわ多分。
描画力もな、リアライズペインターに限らず、あるに越したことはあらへんのやろね。無いよりは、あった方が良え。きっと、その方がマシや。
雑学王とかクイズチャンピオンとかな。実際凄い思うわあ。
ウチ、記憶力は全然な方やからあないな事はとても出来へん。
共に戦うひと。
ほぁ……あー、やけど、そう言うんも良え事やろなあ。
頼れるやろし。それに、一緒に居るんやったら分からん事は聞けるし聞いても貰える。教われるかは分からへんけど、知識二人分は確保やし。
大和・恭弥 2024年4月18日
(躊躇の間があったことを受けつつも、静かに頷いて)そうかもしれません。現時点で思い当たることといえば……(目線を上に彷徨わせて)弟より、母が以前に病気をしていた時期がありました。でも、それ以外にあるのかも。俺が忘れているだけで。
「判断を信用できていない」ですか……。
(はっと虚を突かれたような顔をして)
以前は「俺は運命を自分で選んだんだんだ」なんて思ってたんです。
知人に、そんな風に偉そうに言ったこともありますし。
いつの間にか、自信が持てなくなったのかな。
のの子さんも、弟さんにそのようなことで怒られたことが?
(肯定感が低いことから有耶無耶にしている故に起こっているのだが、無自覚なために、純粋に興味で問い返す)
大和・恭弥 2024年4月18日
……多分、ですけど。並行線、じゃないですか?
学校が閉まる方でなくて、ふたつの線が交わらない方の。
なるほど。描くには、観察力も必要ということですか。
観察して、正確に特徴をとらえて描くという力を要すると。あとは創造力とか?(そして続く言葉には納得したように)そうですね、スキルでも何でも、ないよりは、あった方が。
そうですよね。こう、戦いでもそうなんですけど。
俺はあまり知識を使って舌戦をしたり、策略には向いてなくて。
ああいう人たちがいざという時に時勢を動かすんだろうって思うんです。俺、記憶力も知識もいまいちなので、刀と身ひとつで突っ込むって戦法が多いので。
はい、まぁ、えっと。隣で並び戦う大切なひと、というか。
わからないことを教えてもらえるかは、確かにわからないですけど、ふたり分は確保ですね。お互い足りない部分を補うくらいは出来るかな。
佐野・埜之子 2024年4月19日
なるほどやなあ。やったらその辺かもやね。
まあ、今差し障りがあらへんねやったら無理に確認する必要はあらへんやろけど、頭の隅っこに置いとくといざアレコレなった時に慌てんで済むかもやよ。知らんけど。
覚えてへんねんからそら不安にもなるんとちゃう?
せやけどまあ、『自分がそう判断したからにはそれで正しかったに決まってる!』て言える人はな。何か、強いらしいんよ。
強い方が良えんよ。出来る事もいっぱいやし、それに守れたりもするそやし。
その方が良えんとちゃうかなて思うえ。
ううん?
ウチはなんでかそれでは怒られへかったえ。何か弟がクラスメイトに怒ったり、クラスメイトが弟に怒ったりしとるんを良く見たんよ。
へいこうせん。
……ほぁ、平均棒? 平行線。平行線かあ……それやわ。多分。
恭弥は察しが良えねんな。
何か、クラスメイトが言うとったけど、究極言うと見れるものは描けるらしいえ。
本にそう書いてたんやて。
佐野・埜之子 2024年4月19日
記憶力の無さやったら負けへんえ?
記憶喪失ではあらへんけど、物忘れは良うする(胸を張る)
まあ、せやけど。一生懸命覚えて考えて頭をひねっとる人が偉いんはそうやわな。偉いえ。ウチの友達もそう言う人な、居る。
(コクコク頷いて)
良え事何とちゃうかなあそう言うん。何となく。
大和・恭弥 2024年5月2日
まぁ、そうなりますね。実際問題、刻逆後の親は父だけになってしまって確かめようもないんですが、いまには支障はないですし覚えておく程度に留めます。
記憶をなくしたばかりの頃は変な自信を持ってたんですよね。
実際は、ええ、そういう人のほうが強いですよね。個人的には、もし間違っていたとき潔く方向転換して謝罪できるひとも強いと思うんです。往々にして自己肯定感というものを高めないと行けないんでしょうね。
弟さんとクラスメートの方が?それってののこさんのことで、とかではないんですか。『自分の判断が信じられない』ことについて弟さんとクラスメートが怒ってたってことで合ってます?
いえ、いつも弟の言い間違いなどを翻訳しているので。
見れるものは描ける。ほんとですか……。(半信半疑の顔)いや、俺も特別絵が苦手とかではないですけど。
大和・恭弥 2024年5月2日
……ふ、ふふ。そうなんですか。
じゃあ、そういった面でも俺は負けてしまうかもしれませんね。
(あまりにも自信満々なものだから。面映ゆくなって口元を隠しながら笑みを零す)
ええ。並大抵では出来ないことですからね。
才覚もですが、膨大な気力や努力も必要なことですし。
そういうところで言えば、まだ出逢ったばかりですけれど、のの子さんも素養はあるんじゃないでしょうか。機転の回る人だな、と言葉の端々から感じます。
ありがとうございます。
まぁ……そうありたい、って気持ちも、あるんですけど。
知識を教われる人然り、大切な繋がりって有難いですけど、俺には勿体ないなと思う気持ちの方が強くて。
佐野・埜之子 2024年5月4日
今は大変らしいし、後に回せることは回したら良えんよ。多分。
今何が大変何かは今一良う分かっとらんけどウチ。
それは強いなあ。何かパワーやのうて安定しとるのが強い言う感じやわ。
知らんけど。
ウチの事やあらへんね、クラスメイトは弟に、弟はクラスメイトに、もっと自信持てて怒ってたえ。しょっちゅう。凄い剣幕で。その頃はほんま仲悪いなあて思うてた。
弟さん言い間違え多いん?
それは難儀やなあ。せやけどお兄ちゃんがフォローしてくれるんやったら良えんか。
(さり気なく自分の事を棚に上げている)
うん。時間と労力を度外視したら必ず描けるらしいえ。
ジックリきっちり同じ色作って、1mmずつ点々付けてったら何時か。
うん(何故か自慢げだ)
クラスメイトに曰く物忘れ地区代表位は任せれるらしいさかいにな。
佐野・埜之子 2024年5月4日
(首を傾げて)
機転? 回るん? ウチが?
……ほぁ………あー、回るは回るんやろけど。人より回るかはどうなんやろなあ。比べた事無いさかいに分からへんなあ。
恭弥には勿体ない? そうなん?
……それやったら、どないな人にやったら勿体なく無いん?
大和・恭弥 2024年5月15日
まぁ……そうかもしれません、ね。(どことなく、のの子さんに言われるとそれでいい気がしてくるから不思議だ)
どちらかというと、現代近くで刻逆に巻き込まれた俺より、もっと大変な人はもっといるでしょうし。
はい。能力もそうですけど、何事も安定している人は強いですよ。
まだ17年しか生きてないですけど、社会ってそんな人が強いなって感じることが多いです。
なるほど。お二人とも、お互いに思うところがあったんでしょうか。でも、そんな風に言い合える仲だったなら、少なくとも互いに無関心ではない分……。その頃ってことは和解はできたんですか?
ええ、大人の会話から知識を拾ってるんですが、不思議な解釈をしていることがあって。例えば「目には目を歯には歯を」を「目玉には…」と憶えていて。訂正したら「だって歯ん玉って言うでしょ」と返されてて……それはフォローしきれなかったです。
あー……それなら、まぁ。
(描けるでしょうね、と頷く)
大和・恭弥 2024年5月15日
忍耐力が試される描き方ですよね。
でもそういう描き方も実際ありそうです、点々をつけて。
そんなにですか。
そういう大会があったら、優勝候補かもしれませんね。
……まぁ、でも今の時代、サポートツールもありますし、生きてはいけると思います、うん。こうやって事務員もされてますし。
俺が知ってる限りでは、回るほうじゃないですかね。
わりと自分のこと堅苦しいというか、機転が回らないなと思う方なので。
勿体なくない人、ですか。
(暫く考え込む。相手のことを思い出している様子で)
そうですね。人望があって、リーダーシップがあって、察しがよくて、陽気で、ノリがよくて……見返りを求めずひたすら愛することができる。ん、説明が下手ですが、要するに、俺とは逆のひとというか。
佐野・埜之子 2024年5月15日
ああ、せやねえ。石器時代の人とか(※そんなディビジョンはありません)
自分はまだまだ大丈夫思うといた方がちょっと気持ちも上向くやろし。
安定しとる人……ふぅむん……
知り合いの中やと何人かそないな感じの人居るなあ。強いんやな。今度クマとかと戦って貰お。
和解はしとらんかったえ、ずっと喧嘩しとった。
ただ、仲悪いんは勘違いやったなて最近気付いただけやよ。……仲良えから喧嘩する場合もあるんやね。
歯ん玉……それ良えなあ。今度描いて見よ。
弟さんのその発想、ウチは好きやよ。何か、何となく。
うん。
(自分も一つ頷いて)
でも別に絵を描くんに時間制限はあらへんの。勿論、ほんまに点描で描いてくのは手間過ぎるんやけど、やったら何処迄その手間を省略してどれ位の絵の丁寧さを残すか言う、割合の話なるん。
そない考えたらな、時間と出来栄えのバランスの違いでしか無いんよ。絵が苦手な人は得意な人よりメモリが時間の方に偏っとるだけ。
佐野・埜之子 2024年5月15日
……ああ、そないやね。
そう言うたら事務員の仕事はいい加減覚えて来た。
覚えなあかんて、思うて。何年かしたから、やろかな……?
(※実の所、ちゃんと意識すれば記憶力は普通。単に世の中の殆どに興味が無くて意識して無いだけである)
堅苦しゅうて機転の回る人は居らへんの?
回したら良えんよ。絵と一緒。回る速度がどうかは知らんけど。ゆっくりでも気にせえへんねやったら回りはするんよ。きっと。ちゃんと。
…………?
(珍しい程明確に怪訝そうな顔になって首を傾げる)
人望とリーダーシップと察しの良さと陽気さとノリの良さと無償の愛が揃っとる人?
何それ怖。
ウチ嫌やよそないな怪物。
大和・恭弥 2024年5月17日
そうですね、石器時だ……?(流されかけて、はたとその世界はないことに気づく。未知の世界があるといえ、さすがにないだろうと頷きかけた角度で首を傾げて、続いた言葉には同意するように頷いておく)
のの子さんの中では、強い人は熊と戦えるって認識なんですか。
マタギの方とか、確かに精神的には安定してそうですけど。
ああ、成程。「喧嘩するほど仲がいい」ってことですか。
そういう関係もありますよね。自信を持てと言い合いをしてたってことは、まぁ、喧嘩というより叱咤激励にも近いかもしれません。
何か、最近きっかけがあって気づかれたんですか?
そう、ですか。(やはりリアライズペインターで何か通ずるものがあるのかな、と思いながらやんわり笑む)俺も、奇想天外だとは思いましたけど、面白いな、と思いました。俺にはない発想で。
大和・恭弥 2024年5月18日
ああ、弟も似たようなことを言ってた気がします。
なんていうか、時間制限というより「どこをもって完成とするか」だから締切みたいなものは人が勝手に決めてるだけ、とかなんとか。
そうか、苦手っていうのはそこが時間の方に偏ってるんですね。
長期間、類似した作業をすることで体も覚えたんじゃないですか。
それに復讐者になると、必要に迫られたらだいたいのことは何とか出来るものだと思います。
……いない、とは一概に言えませんね。
俺が少し視野が狭いのかもしれません。そうか、ゆっくりで気にするかどうかは……その人次第かもしれませんよね。
(言葉が沁みたのか、何か考え込む)
…………。
(オウム返しに人物像を要約されて、自分で放ったはずのそれらに勢い任せで口走りすぎたと赤面する。御伽噺に出てくるような出木杉くんに近いそれになりたいわけもなく)
すいません、少し盛り過ぎました。まぁ、その半分くらいが揃う人と比較されたりして、その。
佐野・埜之子 2024年5月18日
叫び声とかが岩になるんやろ?
(至って普通でかつ世間で認知されてる事ってノリの物言い)
うん。
強いとクマと戦えるえ。勝てるかは知らんけど。
強う無い人は逃げてまうから戦えんの。
(勝敗生死問わずで言ってた)
せやね。
最近、言うてももう一年以上まえやけど、友達と話しとって、教えて貰たんもあって、あれは寧ろえらい仲良かった言うか……多分付き合うとったんとちゃうかなあて。
まあ、発想は人それぞれやろし。似てるんはあっても同じのはあらへん思うえ。やよって恭弥の発想もきっと弟さんにもウチにもあらへんわ。
描くだけやったら誰でも出来る。
やよってどう『描く』んかだけに意味がある。んとちゃうかなあ。知らんけど。せやから『出来ない』てしてまうと……もったいない?
身体が覚えた。頭やのうて身体が……
ほぁ、意外と真面目なんやなあウチの身体。
(襟元をグイーっと思い切り引っ張って自分の身体を見下ろして見る)
佐野・埜之子 2024年5月19日
まあ、焦れたり焦ったりでイラチするんは普通の事らしいさかいなあ。
ウチはあんまりそう言うんは……ああ、最近は少しだけ分かる気がして来たけど。
せやけど、やるんやったらやったら良えんよ。きっと。
(首を傾げ、少し考える)
半分くらいやったら……まあ、居るやろなあ。
それはそれだけの事なんやろけど。それは凄い事なんやろね。
ウチにはとても出来ん(他人事面)
大和・恭弥 2024年10月15日
それは……ない、とは言い切れませんね。黎明期の逸話も刻逆の前には未知なだけであり得る能力かも……。
(ツッコミかけてふと真面目に考え込む)
それこそリアライズペインターは具現化で出来そうな。
ああ、成程……?
それはおそらく度胸というか、メンタル的な強さですね。
まぁ、逃げるが勝ちという言葉もありますけど、クマと戦ってもらう前提ならそういう人が適しているでしょうね。復讐者には多そうだ。
あぁ……。(思うところがあるのか、ふと笑みを零して)
確かに、それは仲が悪かったわけではないかもしれません。それでもなんだかんだと一緒にいたなら、雨降って地固まる、というやつですね。
(感じ入るように目を瞠って)そう、ですね。
発想は人それぞれ。……なんか、ありがとうございます。
そういうことですか。深いですね、納得しました。
どう表現をするか、で個を出すってことですね。その「個」になるモノすら存在しないは空虚と同義になる、と。
大和・恭弥 2024年10月15日
ええ、体が……。(素振りを見て咄嗟に目を逸らして)
んんっ。えっと、エピソード記憶とかあるので、まぁ、結論的には頭でも覚えてるんでしょうけれど。
現代はスピード重視なところもあるので、余計に気になる人が多い気がして。のの子さんも何かそう感じることがあったんですね。
でも、ええ。何にせよ、仰っていただいたこと心に留めておきます。
自分のペースや心も大事にしなければと、最近は思うので。
ええ、必ずしも世の物差しはひとつじゃないにせよ、そういうのが凄いっていう評価が気になったりしていた時期もあったんです。
そう考えると、俺だとその人に勿体ないなって。
……最近は、それでも隣にいたいって気持ちもあって、その想いを大事にしていこうとは考えてるんですよ。
大和・恭弥 2024年10月15日
(ふと、腕時計の時間が気になって)
……あっ。のの子さんはお時間大丈夫ですか?
長らく話し込んでしまってすみません。お仕事とかあれば、遠慮なくきりのいいところで切り上げてくださいね。
佐野・埜之子 2024年10月16日
どうなんやろ?
まあ、ウチは絵に描いたもんしか出来へんけど。人によっては文字とかも行けそうやし。場合によっては音声入力でも実体化出来るんかもやなあ……
(逆側に首を傾げてから元に戻す)
クマは逃げると追いかけて来る言うし、戦うた方が生存率は高いんかもやねえ。まあ、復讐者やったら正面から取っ組み合って勝つかもやけど。
(恭弥をじっと見て)
恭弥も勝ちそやね。まあ、取っ組み合いはせん気がするけど。
雨降って爺が溜まる……ほぁ、ん?
(不思議そうな顔をしているがそれは自分がバカなだけである)
まあ、うん。仲良かったんやろね。そないでウチが可也邪魔した気がするわ。
何で御礼言うんかは良う分からんけど。
まあ、納得したんやったら良かった。ウチそないに変な事は言わんかったんやなあ。
(また大きく首を傾げて)
空虚?
………そないなん? 良う分からん。難しい事言うんやなあ。
佐野・埜之子 2024年10月16日
……?
(目を逸らした先を目で追う物の、特に何も無かったので首を傾げている)
ああ、エピローグ記憶は聞いた事あるなあ。
(その割には普通に聞き間違っているけれど)
スピードはなあ。レースとかやと大事やろなあ。
後は締め切りがある時とか。必要な時は必要や思うえ。ウチはいらんけど。
ペース、心……(ハッとして)ペースメーカー。
心臓に付けるヤツ(違う)
評価が気になる。
ふぁん、ふぅ、うん。そないやね。
そう言うのは大事やったりするし大事にしとる人も沢山いるて聞いた事ある。人の目とか評価とか、そないなの。それはそれで大事やねんて。
勿体ない。
その人に。
でも隣に居たい?
ほぁー…………それって、漫才コンビの話やろか?(クソバカである)
まあせやってもそうやなかったても、気持ちが大事なんはきっとそうやわ。
ほぁ? 時間?
別にウチは構わへんよこれも受付の仕事やよって。
そない言うたら寧ろ恭弥の方は大丈夫なん?
大和・恭弥 2024年11月4日
あぁ……確かに、実体化って意味では他のジョブでも出来るでしょうね。音声入力、だとサイバー系のジョブになるのかな……。
(倣うように小首を傾げる)
弱そうな雰囲気を出すと余計に食いついてくるって聞いたことがある気がしますね。
(じっと注がれる視線に少したじろぐ)
……え、俺ですか。そうですね、間合いを見て、懐に潜り込んで斬りかかる方針、ですかね。襲われたらですけど。
いや、地が……。
(言いかけて、脳裏を爺が溜まっていく光景が過って、ふ、と失笑しかけて笑みを堪える)
まぁ、でものの子さんという第三者がいることで影響を及ぼした可能性もあるんじゃないですか。
あー……えっと、いま感謝したのは目から鱗の考えだったというか。親が結構保守的で、典型的な「正解はひとつしかない、右と言ったら右に倣え」みたいな考えで育ったので。
難しい、ですか。(首を傾げて)個性がない状態って言った方がいいのかな。多分語彙力不足ですね……。
大和・恭弥 2024年11月4日
あー、気にしないでください。俺が気をつけるだけのことなんで。
……それは物語の終わり部分というか……まぁ、でもそんな風な語感です。(途中で正すのを躊躇した顔)
のの子さんみたいなスタンスの方がいてくださると気楽だと思います。スピード感が求められる場って、こう、緊張感があるというか、プレッシャーがあるので。この場所の雰囲気からもそういう良さを感じます。
……ペースメーカー……?
(突如出て来た単語に戸惑う表情)
ええ、いまの世の中、スピードと同じくらいそういうのが大事にされてるなって感じます。それで起こるトラブルもあるので、ほどほどが大事ですよね。(「それはそれで大事」の言葉に頷きながら)
えっ……あっ。(明確に恋人のことだ、とは言っていなかったような気もするのでこちらのせいでもあるな、と思いつつ)
漫才コンビ、にも言える話だと思います。人生の相棒というか。
ええ、最近になってそれを学びました。
大和・恭弥 2024年11月4日
そうですか。それならいいんですけど……。
長話で来客の邪魔になっていないかなと思って。
俺は、そうですね。もう少ししたら、とりあえず刀関連のお店を覗きに行けると嬉しいんですが。
佐野・埜之子 2024年11月4日
パラドクスは色々あるさかいなあ。
自由度が高い言うか、やってのけたもん勝ち言うか。無理やて思わん方が得な気がするん。出来へんだって何か無くすわけやあらへんねんし。
知らんけど。
熊は爪と締め付けが怖い言う話聞くんよ。言うか見たらそう思うん。
せやけど懐に潜り込む手判断できる恭弥はな、その斬る技術に自信と実績があるからなんやろね。スパーンて斬って倒せるて思うとるからやさかいな、それ。
(納得顔で頷いている)
ウチが居た事で影響? を? おぼよした? 可能性。
……(少し考えこんでいる)
分からへんけど。まあ、思い出す限り楽しそうや。二人共。
やったら、良えんやろかな……
ほぁー、ゲンカクな家やったんやなあ。
右て言うたら右……左から飛んで来とっても右。……ぅうん。
大変やなあ。
個性がない。自分があらへん言う事やろか?
自分があらへんのは……何でそないな事になるんやろ? 不思議やわ。
んーう……
佐野・埜之子 2024年11月4日
物語の終わりは、良えと良えなあとは思うえ。
そないな記憶ばっかりやったら、きっと皆あんまり難し顔せえへんの。
それはそれでウチは困るんかもやけど……
ペースメーカーは違うんか。
早くあらへんとあかんのはプレッシャー言うんは分かるえ。急げ急げ皆言うよってに。何で言うんか分からへんかったら無視するんやけど、そないするともっと言うてくるんよ……何でやろ(そりゃそうである)
評価で起きるトラブル……。
まあ、あるんやろなあ。ぱっと思いつかへんけど。きっと一杯あるんよ。
やったら止めたら良えのんに。そないも出来へんの。
皆、しんどいこと頑張りはるなあ。
相棒。
……相棒。ずっと一緒に居る人。……居たい人。
(納得した様に、深く考え込むように何度か反芻している)
……なるほどなあ。それは大切やねんね。
それやったらウチも大切や思うんよ。
佐野・埜之子 2024年11月4日
それは全然大丈夫やよ。
大丈夫やあらへん時はな、恭弥の後ろにたくさん人がズラって並んどる時やわ。そないな時は確かに話長しとったら怒られるんとちゃうやろか。
(後ろを指差して)
今は誰も居らへんさかい大丈夫やよ。
さっき天井から髪の長い人がぶら下がっとったけど直ぐどっか行ったし。
刀関連の店。
それやったら資料があるなあ……ちょっと待ったってな。
(戸棚をごそごそして幾つかの(ちゃんとアピールしている)刀剣店のパンフレットや資料を選び出す)
大和・恭弥 2024年11月10日
パラドクスって考えると、そうですね。
特にディアボロスは強化されたりもしますし、やってのけたもん勝ちかもしれません。ある意味、言ったもの勝ちでもあるかも。
ああ……まぁ、見てわかる範囲は、確かに。
(納得してもらえたが、この解答でよかったのだろうか、と微かに首を傾げつつ)
斬る自信というか、ええ。熊よりデカい鬼は斬ったことがあるので、経験に基づいて、ですかね。
(彼女が考え込む姿を見つめて)
……そうですか。楽しそうだったなら、はい。
いいことだったんじゃないかと思いますよ。
ですね。家が、というか、母がそうでした。
世界が……(一瞬だけ、躊躇うように黙して)こうなってからは、左から飛んでくるものには流石に対応できるようにはなりましたよ。
個性イコール自分とするならばそういうことですかね。最初にのの子さんが仰った「どう描くかだけに意味がある」とすると。でも、自分がないと言い切るのは酷かな。勿体ないの方が……。
大和・恭弥 2024年11月10日
ええ、そうですね。終わり良ければ総て良しと言いますから。
(頷いて、おや、と首を傾げる)
……のの子さんは、それだと困るんですか?
まぁ、その「ペース」ではない、かもしれません。心臓の速度と各々が物事を進める速度のペースにどう関係性があるかはわかりませんが。
ええ、でものの子さんが仰ることはわかります。急がなきゃいけない理由がわからないと困りますよね。
どんなにしんどくても、きっといつか評価で報われると思って頑張るんでしょうね。
(何か思うところがあった様子の彼女を見ながら、繰り返される言葉をじっと聞いている)
ええ。俺にとっては大切な人で、大切なこと、です。
……のの子さんは、そういう方はいらっしゃるんですか。
(そっと。躊躇うくらいの静かなトーンで尋ねる。人によっては深い事柄だから、曖昧にされてもいい、それくらいの気持ちだった)
大和・恭弥 2024年11月10日
それなら、良かったです……。
(言いかけて、彼女の言葉にぴくりと肩を震わせる)
えっ? ……藍雪が、あ、いや、妖刀だから何か呼び寄せちゃったんですかね。のの子さんが怖くなかったならいいんですが。
あ、すみません。お手数おかけします。
(パンフレットや資料を取り出す姿に、やはりお仕事が出来るのだな、と考えながらもじっと待つ)
佐野・埜之子 2024年11月10日
言ったもん勝ち……良えね。
今度もっと無茶言うて見よかな。
(何やら余計な事を考えて居る顔)
熊より大き鬼……ああ、そないなもクロノヴェーダには確かに居るなあ。やから出来る。自信ある言うか、やった事ある事より下やから出来て普通言う。なるほどなあ……
(コクンと頷いて考える仕草を止める。納得したらしい)
おかんが……あー、偉いもんなあおかんて。
そないな人がそうやったらそらそうもなるんやね。出来る様になったんは良え事。出来へんより出来る方が良えさかいに。
せやね。勿体ないの方な気がするえ。
(少し首を傾げて)
うん。やって、良え事描くだけが絵やないみたいやから。
良う無い終わりも。良う無い終わりの絵を描くには必要やし。
ちゃうんかもかあ。
心臓のドクドク言う速さも、急いだり焦ったりと早なるし、関係ありそうな気もするんやけどなあ……
理由はそないやね。
あってもまあ関係無いかもあらへんねんけど、あるんやったら知りたい。
佐野・埜之子 2024年11月10日
評価で、報われる。
凄いとか、でかしおったとか言われる、事やね。なるほど。
ほぁ? ああ、うん。居るよ?
そない出来るかは分からへんのやけど、そないしたい人。結局そない出来へんかったとしても、そこは変わらへんし。
(とぼけた面のまま、けれど珍しい位にキッパリ)
刀が何か呼ぶん? そないなんもあるんやねえ。
まあ、誰かて何かて何かはあるんよ。呼ばれて来たり呼ばれてへんのに来たりずっと居ったり居らんかったり、色々あって別に良えんとちゃうやろかなあ。
(いくつか重ねて差し出す)
はいやよ。
それこそ妖刀とか呪いの剣とか、皆好きやし。そないな刀持っとる恭弥とはきっと話も合うんとちゃうやろかなあ。
大和・恭弥 2024年12月8日
まぁ、ほどほどに……?
だいぶ初期の話にはなりますが。昨今はもう大きい敵なんて沢山いるとは思いますし……。
(納得してもらえただろうか、と彼女の様子を窺いながら)
ええ、俺の場合は母ひとりでしたから余計に。
そうだといいんですが。柔軟さについては、まだ勉強していかないといけないな、と。皆さんには日々学んでます。
……ここで、もっと学べたらいいなとも思っていて。
そうですね。(こくりと頷いて)
ああ、それは確かに。物語も……人生も、そうですよね。
選択肢が狭まってしまうのは、勿体ないというか。
ああ、なるほど。そう言われると、まぁ、ペースという解釈も……うん? うん。(のの子さんが言うとそれらしく聞こえてしまう。謎の説得力に少し首を傾げながらも、なんとか首肯して)
まぁ、大抵、急かしてくる人は余裕がないので、理由を説明できない人がほとんどかと思いますが。あるのならば知りたいのは、それはそう、ですね。
大和・恭弥 2024年12月8日
ええ。世の中、必ずしも報われない評価もありますが、きっとその為にトラブルが起きても止められないんでしょう。
そうですか。
(口調から確固とした意志を感じて、顔を綻ばせて頷く)
それは、大事なお相手ですね。
ああ、はい。藍雪花染は一応、あらゆる怨念を喰ってきた刀なんで。
呪の刀というか……感知能力があるんですけど、その逆もあるのかもしれなくて。呼び寄せやすいんです。
そうなんですね、まぁ、こんな世界ですし。のの子さんが慣れていらっしゃるなら大丈夫ですね。
ありがとうございます。(受け取る。少し重みがあるようだ)
本当ですか、そう言ってくださるといくらか安心です。
佐野・埜之子 2024年12月9日
ほどほどかあ。
巨獣やっけ。そないなん居るもんなあ。
……寧ろそろそろもう一回り大きいん出て来るかも。山を8回位巻く感じの。
おかんが一人。
(少し考えて)
……まあ、せやけど、それやったらこれから柔らかなってくんやね。
一年位したらグニャグニャかも知れへんなあ。
うん。
狭いんは不便やし、足とか腕とかぶつけてまうさかいに。
後、寝にくい。
(物理的な狭さだと思って居る)
余裕があらへんから急ぐんやね。
なるほどなあ……やったら余裕を作ったら良えんか。
………紙粘土でいけるやろか。
報われへんのはあんまり良うないなあ。
せやけどそないやね。
(少し動きを止める)
……ん。大事な筈やわ。
大事に出来るかどうかは分からへんのやけども。
怨念が喰らわれてまうんや。その刀に。
せやったら怨念がおらんねんなあそこの辺には。
ほぁ……ん。
(何故かしきりに頷いている)
怨念……おんねん……
大和・恭弥 12月28日23時
ええ、ゴンドワナには特にいますね。
ああ、まぁ、出るかもしれません。新しいディヴィジョンも出現してますから。なんでも在るのが刻逆ですし。
(言ったらすぐ出てきそうだ、と至極真剣な顔つきになる)
……あ、ええと。母子家庭で、という意味です、一応。
(もしかしたら誤解を招く言い方だったかもしれない、と取り急ぎ訂正しておく。母子家庭、もイレギュラーなことはさておき)
まぁ、いまはどこにいるか……ちょっと、不明、なんですが。
(そして続く言葉には深く頷いて)
そうだといいな、とは。柔軟であるほど復讐者としてはいいんじゃないかって気がしますし。
狭……はい。そういう意味でも窮屈ですよね。
(ツッコミするのも水を差す気がして、とりあえず曖昧に笑って話を合わせることにした)
うーん……まあ、のの子さんなら、出来るかもしれません。俺は難しいですが、こう、能力的に出来そうな。弟の例があるんで、不可能とは言えないですね。
大和・恭弥 12月28日23時
……俺も、大事に出来ているかはわかりませんが。
気持ちがあれば、それなりに大事に出来るんじゃないかと思いますよ。少なくとも、俺は最近、そう信じることにしてます。
どう、でしょう。
(藍雪の鞘にさりげなく手を添えて)
悲哀に呼応はしますが、普段は力を封印しているので。新宿島に漂っているそういう魂は、全部は吸ってないかもしれませんが。
(独り言ちる様に、これは言い換えしようとしているのかな、と迷いつつも、あえて言及しないことにした)
ええと。じゃあ、資料もいただいたので、そろそろ……。
佐野・埜之子 12月29日21時
新しいディビジョンはそないやねえ。……また新しく神話とか昔話でしか知らんかったもんと実際に対面できるて言うと。ちょっと楽しみやわ。まあ、大抵はパチモン見たいやけど。
(ゴンドワナの巨獣を思い返す様に天井を仰いで)
……でもm巨獣達でも大百足よりは未だ小さい。今の所はさかい、今後に期待やろかなあ。
武士家庭。……あ、母と子言う方か。なるほど。
言うか、おとんが離婚してからはウチの家も母子家庭やったんやろかな? 多分。
(少し考える。自分はそうでもなかったが母親と弟は大変そうだった気がする。じゃあ多分大変なのだろうと考える)
ほぁ、今はどこに居るか分からんの?
それは気になるやろなあ。
柔軟。ストレッチが良えんやろなあ。
身体がそうやねんから、きっと心もそうなん。ちゃうやろか。
心のストレッチ……んー。頭の体操?
狭いとな。狭いだけ、出来る事が減るん。良うないえ。
出来るだけ広い方が、出来る事多くなるよってに。
佐野・埜之子 12月29日21時
今度ホームセンターで買うて試して見るわあ。
気持ちが………
(少し目を細める)
あるんか。あるんとちゃうなあ。多分あるけど……
……恭弥の言う通り信じるんが良えんかもやね。
封印しとるんや。それやったら半分くらいかもやなあ。
でも封印言う事は解いたりもするんとちゃうん?
そないしたら一気に吸引やろか?
掃除機位?
ほぁ、うん。そないやね。
渡すもんはちゃんと渡した思うよって、なんか足らんかったら言うたってな。
(一応もう一度紙を捲って確認してから仕舞い直す)
大和・恭弥 2月27日02時
まあ、刻逆以降の世界は嘘も真実も判別がつかない世界ですからね。未知の世界もまだあることですし、ええ、今後に期待……えっと、心持ちを確かに挑みたいです。
ええと、そうです。母と子の方で。
(その実、武士の家系かもしれないことはいまだ当人知らずのため、刀は剣道の延長だと考えていることからの答えである)
のの子さんもご家庭に色々おありになったんですね。まあ、両親が揃っていないからといって一概に同じでもないでしょうから……。
(当人がそれほど苦でないのであれば、と柔らかに一言添える)
……そう、ですね。最近、おおよその検討がつきそうではあるんですが。あまりいい予感はしていなくて。
心のストレッチ、ですか?(言われるがまま復唱して、当惑したあと、一理はあると頷く)心身を整えるのは、確かに大事ですよね。
頭の体操……も復讐者としては必要な気がします。
大和・恭弥 2月27日02時
(彼女の言うことには不思議と説得力がある。耳を傾けて腑に落ちた)(なにせ、身に覚えがありすぎたので)
はい、なんにせよ広いに越したことがないというのはわかります。俺も、のの子さんのように、器量が広くなれるようになりたいです。精進しますね。
(くすり、と小さく笑みを浮かべて)
試したらぜひ、感想を教えてください。結果が気になるので。
ですね。(首肯し、この話はこれで、と言った風に一度目を伏せた。大事なものについて語り始めると、往々に長くなってしまうことがわかっていたからだ。またの機会に、そう考えた)
解いたりもしますよ。大体は戦闘時だけですけど。
新宿島近辺で戦うようなことがあれば、ほとんど吸引したりはあるかもしれませんね。掃除機、というか、刀に纏わりつくイメージです。
またそういう機会があったら、ここら辺のを吸引できますよ。多分。
大和・恭弥 2月27日02時
ああ――わかりました。
また教えていただきたいことがあれば、尋ねに来ます。
受付要項に不備などあったら、こちらに連絡ください。
(そう言って、端末の番号らしき紙を渡して)
じゃあ、あらためて。(丁寧にお辞儀をし)よろしくお願いします。
佐野・埜之子 2月27日22時
……ああ、せやね。
期待もやけど、心持ち、覚悟とかもしとかんとあかんのかも。
確かに新しいディビジョン行ったら見渡す限り地平線の果てまで人間大の鼻がズラッと並んどったりしたらちょっとショックかもやし……
せやなあ。一概に同じや無いんはほんまにそうやね。
武士家庭でも母子家庭でも、人それぞれで家庭それぞれ、なんやろなあ。
両親が揃っとらん家族があるんやから、多い家族とかもあるんやろしね。12人くらいの。
(添えて貰った柔らかな一言から全く間違った何かが生えている)
良え予感がせえへんの?
それは困るなあ……まあ、確認せんかったら良えんかもやけど。」
それはそれであとで困ったり怒られたりするよってに……
頭の体操。頭の組体操でも良えかもやね。
一人ではできへんさかいに、誰かと組んでやるん。
組体操はそれが面倒やけど、それが一番良え所やし。
ウチの器量?
出来る事?
まあ、最近は昔よりかは増えたかもやけど……
佐野・埜之子 2月27日22時
せやね。
とりあえず作る所からやし、今日仕事はけたら買いに行くわあ。
(ちなみに島に来る前、弟に作れと言われて『彼氏』は作った事がある。勿論紙粘土で)
……ほぁ。
(首肯からの仕草と股の機械にと言う言葉を聞いて少し考える)
大切やねんね。そないならまたやわ。
(そうして納得顔で頷く)
戦う時だけ解く。ああ、そないか、そうか、武器やもんなあ。
纏わりつく……ああ、あの、埃取り棒みたいな。
(あくまで掃除器具イメージらしい)
おおきに。
(紙を受け取って、他の書類と一緒にファイルに入れた)
うん。こっちこそ改めてよろしゅうにな。恭弥。
大和・恭弥 4月27日19時
……そうですね。そういうこともあるかもしれません。
(人間大の鼻――モアイのようなものだろうか、いや、鼻そのものが実在する可能性もある。クロノヴェーダは時に未知生命体の形を取ることもあるのだから。発想力に素直に感嘆し、頷く)
(言葉から特に異なる見解があるように気づくことが出来ず)
ええ、世界中から様々な人がこの新宿島に集いますからね。
ううん、そうですね。なんせ俺自身が刻逆前のことはさっぱり忘れていますから、本当に勘みたいなものですけど。
復讐者である以上、いつかは確認しなくてはいけないでしょうし。
なるほど、独りよりは誰かと。
それはいいかもしれませんね。柔軟性も鍛えられそうです。
(実直に彼女の言葉を受けると、はい、と続きに肯く)
俺は器量を、何が来ても受け止める力、だと思っているので。動揺しない心の在り方をここで学んでいきたいんです。
大和・恭弥 4月27日19時
ええ。作り終わったらいつか拝見させてください。
(概念であれ、形と成したものを見ることには興味がある。自分の想像を超えた発想はまだ年若い青年には好奇心を誘うものだから)
……はい、話す機会があれば。
それでは。長時間、お話につきあっていただきありがとうございました。こちらこそよろしくお願いします。
(再度、深く礼をして。青年は建物の奥へと消えていくのであった)