【模擬戦RPスレ】血神前当主と『不変』の魔女
血神・御津葉 2023年12月2日
「……」
御津葉は一人、屋敷外周に供えられた鍛錬の為の道場である人物を待っていた。
それは、過去から続く因縁の相手。愛する妻と共に封じたはずの存在。
「気は進まねえが…、こうなりゃ刃を交えるしかねえわな」
ぺたりと、道場に何者かが足を踏み入れる音。さあ、戦おう。愛する娘のために。
※これは同背後同士の設定掘り下げRPスレとなります。のぞき見などはご自由に。手出しは無用となります。
※使用ルールは奴崎組『Hawk'Eye』をお借りします
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=2052&mode=last50
2
血神・御津葉 2023年12月2日
……で。どういうつもりだよ、お前。
(道場に足を踏み入れた相手に、そう改めて問いかけた)
なぜ今さらになってパンドラの体を乗っ取ってまで表に出てきた?
(開始)
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
(問われた相手は、一見いつものパンドラだったが、雰囲気はまるで別物。冷たく、鋭く、そして昏い)
『ふん。何を今さらとはこちらの台詞だ、魔皇の伴侶。いや、元通りすがりの英雄様とでも呼んだ方が良かったかな?』
血神・御津葉 2023年12月2日
古臭い呼び名だ。それに今はしがない医者兼忍者だ。アリアだって今は魔皇じゃねえしな。
(軽くため息)
つうか、その顔で喋るのは止めろ。不本意だが、この屋敷の敷地内なら、お前は自分を投射できるだろう。そっちで話しやがれ。そして、俺と戦え。お前が野放しになることだけは避けねばならん。
(そう言いつつ、愛用の刀【七伝八燈】を抜き放ち、構えた)
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
『ふん』
(眩い閃光とともに、パンドラと入れ替わるようにしてその場に金髪の麗人が姿を現す)
ただの投射などでは味気ない。折角だ。吾も生の肉体を持った状態で殺り合おうではないか。のう、御津葉よ。
(底意地の悪い嗤いを浮かべ、御津葉の刀とよく似た鍔を持たない大太刀を、刃の部分を握るようにして構えた)
【先攻後攻判定】
血神・御津葉 2023年12月2日
―――黙れ、クソ吸血鬼!
(刀を腰だめに構え、ググっと姿勢を低く落とす)
【先攻後攻判定】
血神・御津葉 2023年12月2日
【先攻・攻撃】
はぁあああああああ!!!
(初手から全力。一気に加速し踏み込む。刹那の間に間合いを詰め、全力の斬撃を放った)
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【後攻・防御】
勇ましいことだ。だが蛮勇だぞ、それは。
(大太刀の杖をクルリと回す。それだけで周囲に無数の刃が出現)
開帳、五月雨。
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【HP5→4】【攻撃】
(しかし射出しようとした刃の悉くを斬撃が先んじて砕いていたのを見て)
―――ほう。ならば、これはどうだ?
(トンッとつま先で足元を蹴る。すると赤黒く澱んだ染みが広がり、そこから大量の猟犬が飛び出す)
開帳、影奔る猟犬。シャドウラン=ハウンド。
血神・御津葉 2023年12月2日
【防御】
もちろん織り込み済みなんだよ、お前の召喚術はな!
(即座に呼び出された黒い影を見て、素早く飛びのく。猟犬。アレも相手の十八番であることを遠い過去の記憶で知っている。ならば)
縛れ、【七伝八燈】!!
(刀身を鋭く細い鋼鉄の糸に変えて、縦横無尽に張り巡らせた)
血神・御津葉 2023年12月2日
【HP5→3】【攻撃】
が、ァっ…!
(しかし鋼糸の包囲網を抜けた猟犬の一噛みを受けてしまう。ただの一撃ですら喰らった腕に激痛が走る。だが止まらない、止まれない!)
射貫け…、【七伝八燈】!!
(素早く弓矢へと変形させて、矢の代わりにメスを撃ち放った)
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【防御】
くはははは、いいぞ! もっと見せてみろ!
(高速で飛来するメスを確認しつつ、素早く大太刀の杖を振り抜く)
開帳、英雄映鏡!
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【HP4→3】【攻撃】
(魔術より速く、鋭利な弾丸に切り裂かれる)
んんっ。やはり戦とはこの生の感覚が無ければなァ!
(迸る鮮血を気にもせず、大太刀を逆手に構えた状態で前へ飛び出す。その刃に伝う己の血を媒介として、紅蓮を纏う斬撃を放つ)
開帳。轟火剣嵐!
血神・御津葉 2023年12月2日
【防御】
他人様の娘の体で好き勝手言ってんじゃねえ!!
(迫りくる炎の刃に対し、こちらは冷気を束ねる。妻・アリアの魔力と、自身の霊力を共鳴させ放つ技)
急々魔剣“エンチャント・アイス”、バニシングリムーブ・フリージングッ!!
血神・御津葉 2023年12月2日
【HP3→1】【攻撃】
ぉ、おおおおおおおおおおおおおお!!
(肉を焼く激しい痛み。だが構わず、剣を振るう腕を止めない。研ぎ澄ました氷の一閃を一気に叩き込んだ)
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【防御】
腕が落ちたな貴様! その程度で吾を止められるものか!!
(慢心。己の能力への絶対の自信故のそれ。返す刀で二度目の斬撃を放ち、氷の剣を砕かんとする)
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【HP3→2】
な、に…!
(だが。予想に反して、御津葉の放った斬撃の表面を覆う冷気に大太刀が弾かれ、その刀身による一撃に切り裂かれる)
ちィ、魔を祓うための術とはまっこと忌々しいな、貴様も魔皇も!!
(安くないダメージを受けて、距離を取りつつも僅かによろめいていた)
血神・御津葉 2023年12月2日
はぁ、はぁ……。
その様子じゃあ本覚醒ってわけじゃなさそうだが…。パンドラの封印はそう簡単に解けないはずだ。となると、これも刻逆の影響なのか…?
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
ふん。知ってなんとする。世界線の違う今の貴様らでは、どのような対策も講じれまい。
二千年に渡る誓約と、因果の抜け道。摩耗を防ぐには些か荒療治過ぎたというものよ。こればかりは、根源の竜めにも感謝せねばならんがな。
(吸血鬼らしく受けた傷を即座に修復しつつ)
血神・御津葉 2023年12月2日
ちッ、イストのやつも案外頼りにならねえ…。いや、過去と未来の辻褄合わせなんてあの時はやっている場合じゃなかったんだ、仕方ねえさ。
そんな事よりも大切なのは、今お前らの封印を完全に解かせるわけにはいかねえってことだ。パンドラは俺たちの娘なんだからな。絶対守り切ってやる…!
(刀を再び握りなおす)
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【攻撃】
御託は良い。言の葉ではなく己の武で示せよ、童。
(一段と激しく吹き荒れる魔力を纏いつつ、二枚のカードを左手に持ち空を切るように放る)
召喚! 憤激の蟷螂、妬み巡る大蛇!!
(虚空から現れた、巨大なカマキリと蛇が御津葉へと襲い掛かった)
血神・御津葉 2023年12月2日
【防御】
まあ、俺だけの力じゃ難しいってのはわかってるのさ。だが島に来たばかりのパンドラならともかく、今のアイツなら大丈夫だ。
(正中線に刀を構え)
挟み切れ、【七伝八燈】!
血神・御津葉 2023年12月2日
【HP1】【攻撃】
(左右に分かたれた刃が、二体の怪物をまとめて両断する。間髪入れずに刀を元に戻し、再び突撃する)
信じられる友達、仲間、家族ができた今のアイツなら、永遠に孤独なお前にだって打ち克ってくれる! だから!!
(刀へありったけの霊力を注ぎ込み、繰り出す)
今はもうちょい眠ってろ! 医療剣術・弌ノ型【白の執刀】!!
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【防御】
はッ。『根源』が目を覚ました時点で『終極』に至る以外均衡を取る術はないというのにか? この器にそこまでの力量はないわ!!
(柄頭に魔力を集中させ、螺旋を描くことで槍と成す。逆巻く刺突を叩き込む)
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【HP2→3】【攻撃】
砕け散るが良い、己の浅はかな理想を抱いてなァ!!
(斬撃を打ち払った槍の勢いそのままに、高速の刺突を連続して叩きつける)
血神・御津葉 2023年12月2日
【防御】
いいや―――。俺は、そう簡単に諦める男じゃねえって知ってんだろうが旧月姫。
(槍を敢えて受け止めてでも、封印の一撃は当てようと前へ出る)
血神・御津葉 2023年12月2日
【HP0】【攻撃】
『ええ♪ もちろん知っているのだわ。だから、最後はアタシが引き継ぐわね!』
(槍を受け止め、そのまま魔女を至近距離に捉えたことでアリアの力を行使するに十分な距離となった。故に)
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【防御】
な、貴様ッ――――――。
血神・御津葉 2023年12月2日
【今度こそ敗北】
『けれど、眠ってはもらうのだわ。ねえ、お祖母さま?』
(ジンとしての能力。純粋な霊力だけを込めた封印の拳はダメージは与えずとも、確かに魔女の肉体を揺らがせていた)
血神・御津葉 2023年12月2日
【敗北】
ぐっ…無理しすぎた、か……。後は頼んだぜ、アリア…
(限界が来たのかぱたりと倒れる)
パンドラ・クロゥフィボーグ 2023年12月2日
【勝利?】
ちィ…厄介な術を…。まあ良い。この程度何度か動けば壊せる程度の代物よ。だがまあ、時代どころか世界も違うというに、よくもまあここまで頑張るものだ。その頑固さだけは僅かながら認めてやろう。
(アリアからも御津葉からも返事はない。その後少しの間、術式や〈緋天の書〉の具合を確かめつつ)
ふむ。今宵は満足した。しばし眠るとするか―――。
(そうして、次の手をじっと考えるアリアと気絶する御津葉を残して、器をベッドに寝かせに道場から立ち去る魔女であった)