おいでませオカマバー
銅前・喜一 2021年9月8日
繁華街の一画。
世界の異変により貨幣経済が継続不可能となり、多くの店舗がシャッターを閉める中、
今日も変わらずに営業を続ける店がある。
オカマバー「Key」
変わらず営業どころか営業時間外にも店番を置くようになった店舗は、
いつだって扉を開ける者を待ち焦がれている。
……と思いきや、今日は扉が開け放たれている様子。
それはただの気まぐれか、それとも訪れる誰かへの配慮か。
■本日の「Key」
３名がわちゃわちゃっと話す予定のRPスレです。
メンバーは以下の通り。
銅前・喜一
秋津島・光希
渦中・浪刃
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渦中・浪刃 2021年9月8日
（まだ明るい時間帯、店内をうろつく青年が一人）
ここがオカマバー……というものですか。
（物珍し気に店内を見回しては歩を進める。ふとソファに指先で触れて）
これは……毛皮？何とも鮮やかな深紅ですね。
（指先で確認するようにつんつんとつついている）
銅前・喜一 2021年9月8日
その反応からすると、やっぱりアンタ現代人じゃないのかしらねぇ。
（店の奥から着物を纏った店主が現れた。カウンターの向こう側で頬杖をつき）
はい、店内探検はその辺にして戻ってらっしゃい。
そろそろお客さんが来る頃だと思うから。
秋津島・光希 2021年9月8日
あ？ 今日はもう店開けてんのか？
（軽く中を覗き込み、人の気配があることを確認して）
ちーっす。喜一さんいます、か……？
（翅を背中と垂直にたたんで、入店してのちまた開く。店主の姿を認めた直後、鋭い眼光を青年の方に移して）
おおう！？ 何だよ。お前、いつ起きたんだよ！
つーか、もう起きても大丈夫なのか？
（矢継ぎ早に物を言う。驚愕なのか心配なのか、もしくはその両方か。手にしたビニール袋ががさりと音を立てた）
銅前・喜一 2021年9月8日
あらー！いらっしゃい光君！待ってたわよー。
（パッと笑顔になるとカウンターから出てくる）
心配してくれたのね、ありがとう！
ほらっ、アンタを救助してくれた子よ。お礼ちゃんと言いなさい。
（白髪の青年を手招きして）
渦中・浪刃 2021年9月8日
おや、どなたかお客さんですか？
（つついていたソファよりも生命力に溢れた色を纏う青年をしげしげと眺めていたが、視線がこちらに向いたのできょとんと瞳を瞬かせ）
（どうやらこの青年は自分の身を案じていてくれているらしい）
（喜一の説明に成程と頷き、穏やかな笑みを浮かべた）
――ああ、成程。貴方が。
起きたのは２、３日前でしょうか。ええ、もう大丈夫ですよ。ご心配おかけしました。
渦中・浪刃 2021年9月8日
私は……えーと……（服をぱたぱたとさぐり）
すいませんね、ちょっと記憶と共に自分の名前も失ったみたいで…ああ、あったあった（やがて小さな紙片を取り出した。何か書いてあるようだ）
暫定ですが、渦中浪刃と申します。
助けて頂いたようで、その節はありがとうございました。
（深く頭を下げると、ビニール袋を物珍し気に見下ろした）
……面白い音がする袋ですね。
秋津島・光希 2021年9月9日
そうか。まあ、元気そうで何よりだわ。
で、渦中浪刃……浪刃だな。
（先程の勢いのままに、敬語は使わず普段通りに話すことにした）
俺は光希だ。秋津島光希。んーと、名前の字は光に希望の希で、苗字は……。
（言葉を切る。頭を下げる浪刃に狼狽えた様子で）
いやいや、頭上げろ！ 気にすんなよ。海で人が流れてんの見たら、そりゃ助けるっつーの。
俺より、喜一さんに感謝しろよ？ 親戚かもっつって名乗り出てくれて……って、記憶喪失なら、その辺はまだはっきりしてねーかな。
（ビニール袋を、続いて浪刃を見やる）
袋、珍しいか？ そういや、海から引き上げた時も変わった服着てたな、お前。別の人類史ってやつから来たんかな。
秋津島・光希 2021年9月9日
ああ、そうだ。喜一さん、これ。虎鉄のおっさんから差し入れっす。新宿島産の梨。
世界はめちゃくちゃだけど、どうにか生活は成り立ちそうっすよね。
（喜一に掲げてみせたビニール袋の中には、梨が幾つか入っている。世界に異変が起こる前、日本各地で栽培されていたそれらに引けを取らぬ瑞々しさだ）
渦中・浪刃 2021年9月9日
光希君、ですね。どうぞよろしくお願いします。
（狼狽える様子にきょとんとし、優しい方なのだなぁとのんびり微笑んだ）
ああ、そういえば喜一さんにはまだ言ってませんでしたね。
ありがとうございます、喜一さん。
そういえば、どのあたりで親戚と判断されたのかまだ聞いていませんでしたね。
その辺教えて頂けると嬉しいです。その……どこに繋がりがあるのかさっぱりでして（喜一をじっと見つめ、何とも言えない微妙な笑顔になってる）
ほう、光希君の持っているその袋はびにーる袋というのですか。
そうですね……記憶がないので断言はできないのですが、珍しいと感じています。
銅前・喜一 2021年9月9日
（光君のこういう所、最高に可愛いのよねぇ……と💕乱舞してるオネエ）
あら、そういえばまだお礼言われてなかったかしら？
やーね、スタッフの子達が騒がしくてすっかり忘れてたわ。
どのあたりで親戚断定したかは――……
虎様から！？（ぐりん！と光君を振り返り）
やだもう虎様ったら！気にしなくていいのにー！あら美味しそうな梨！（くねくねしながら受け取り）
本当、一時はどうなることかと思ったけど、こんな美味しそうな果物が食べられるならなんとかやっていけそうね。
食って大事だものね。美味しくない物ばかりだと心が荒んじゃうもの。
折角だから一つ頂きましょ！カットするからちょっと待っててねー♪
浪君を引き取った理由についても教えてあげるから、そこで座ってお待ちなさいな。光君も好きな席に座ってね！
（カウンターに並ぶ椅子を指し示し）
秋津島・光希 2021年9月10日
あざっす。んじゃ、遠慮なく。
それと、おっさんが「近いうちにまた呑みに来る」って伝えてくれって。やっぱ飯とか娯楽とか、大事なんすね。こういう時。
（誘われるまま、椅子の一つに座って待ちながら）
……んー、髪の色とか違ってるし、ちっとわかりにくいけどやっぱ見た目か？
（浪刃と喜一を交互に見やる。親戚だと推定したその理由を予想しているようだ）
二人とも、キレイな顔っての？ そういうタイプだよな。でも、似てるかっつーと……。
（独り言を呟きながら首を傾げている）
銅前・喜一 2021年9月11日
あら本当っ？うれしいわぁ。
虎様に「いつでもお待ちしてます」って伝えてね！
あ、勿論光君もいつでも大歓迎よ！お酒以外の飲み物もあるから、いつでも遊びに来て頂戴な。
アナタ、スタッフからカワイイとか、将来絶対いい男になる～！って評判なのよ（振り返ってウインク）
娯楽は大事よ～。一旦息抜きすると案外周りがよく見えるようになるものよ。
（独り言をキャッチしちゃう地獄耳💕）
あらあぁ～！嬉しい事言ってくれちゃってもう💕💕💕
はい、梨の一番大きいとこあげちゃう！（ガラスの器に盛った梨を光希の前に置き。浪刃と自分の前にも置いた）
銅前・喜一 2021年9月11日
それで、何で浪君が親戚かもしれないって思ったかは……実は見たことあるのよね、アナタの持ってた守り刀。
本家の蔵で大事に保管されてた状態で。
何でアンタがそれを持ってるかは……本家がなくなっちゃってるから確認する術がないんだけどね。
正直デーモンで白髪で、片目が青い親戚に心当たりはないんだけど……姿が変わってる可能性もあるし。
まあ何にせよ、ウチの一族に関りがあるのは間違いじゃないと思うわ。どこまでもマイペースな雰囲気とか。
渦中・浪刃 2021年9月11日
隣、お邪魔しますね（光希君の隣に座り）
そうなんですよね、髪も目の色も違うので共通項が見えないというか……
あ、梨頂きます（手を合わせて食べ始め）
（もぐもぐしながら聞いてる。聞いてるけど食べているので答えられない）
……成程、そういうことでしたか。理解しました。
正直、私も何で背中にこれがついているのか分からないのですが……でも、髪と目の色はなかなか綺麗な色だと思います。以前からこうだったかは分かりませんが。
記憶を取り戻すことができれば、喜一さんとの関係もこの姿についても分かる日が来るかもしれませんね。
ところで光希君、この梨美味しいですね。ご馳走様です。
（深く考えていないのかそれとも天然か、笑顔で梨二つ目に行こうとしている）
秋津島・光希 2021年9月11日
っ！ いただきます！！
（嬉し気に梨を手に取って、豪快に齧り付く）
うおっ、めっちゃ甘いなこれ（目元が僅かながら和らいだ）
守り刀？ あー、そういえば何かそんなの持ってたような？
（浪刃救助直後のことを思い出そうとするも、喜一の続けた言葉に思考が止まる。16歳の若造にとっては、別世界同然の単語だったのだ）
ん、本家の蔵？ 一族？
もしかして、喜一さん。アレっすか。実は良いとこのお嬢さんってヤツで……その守り刀持ってた浪刃は、お坊ちゃんとか？
まあ、答え合わせは奪われたモン取り返した時だな。
ん？ あー、俺は梨持ってきただけだから。礼なら、そうだな。梨に言っとけ。
（大事な話の最中にもあまりにマイペースな青年を雑に流しつつ、梨一切れ目をぺろり。二切れ目へ）
銅前・喜一 2021年9月12日
あらやだお嬢さんだなんて！もう、光君ったらお上手💕（梨を片手にくねくね）
実際は長く続いてるだけの古い一族よー。で、アタシは分家ね。
浪君は本家筋だと思うわ。
坊ちゃん……ああ、でも生活力のなさを考えるとお世話されて育った感はあるわね……
とするとやっぱり光君の言う通り別の人類史の可能性が高そうだわ。
……とまあ、そういう訳だから、行くと来ないならウチにいなさいな浪君。
居候で肩身が狭いって言うならこのお店手伝ってくれてもいいしね。
渦中・浪刃 2021年9月12日
（梨を食べながら二人の会話に耳を傾けている）
（お嬢さん……？とか引っかかってる部分はありつつも、静かに食べている）
……成程、確かに梨の美味しさは梨の努力の結果ですね。
ありがとうございます（手を合わせた。梨に）
さて、それではお言葉に甘えてお世話になります。
私に手伝える事があるのなら何なりと申し付けてください。
渦中・浪刃 2021年9月12日
ところで……「オカマバー」とは、何のお店なんでしょう？
そういえば「オカマ」とか「オネエ」という言葉も喜一さんのお宅で耳にしましたが、意味をまだ聞いていませんでしたね。
これらはどういう意味なんでしょう？（不思議そうに首を傾げ）
秋津島・光希 2021年9月12日
あー、もうコイツに生活力ないってわかってるんすね。そんな感じはしてましたけど。
（律儀に梨に手を合わせる浪刃を見る。生温かい目で見る）
箱入りなのか、ド天然なのか……両方かもな。
あ？ 「オカマ」とか「オネエ」の意味？
どっちも似たような意味だったと思うけど……言われて見れば、俺も細かい違いまではわかんねえな。
（喜一を見て）
雑な説明になるけど、喜一さんみたいな人のことだよ。この店――バーで働いてる人達もそうだ。もしかしたら、もう何人か会ってたりしねえか？
銅前・喜一 2021年9月12日
インスタントコーヒーを興味津々で見てたから煎れ方をざっと教えてあげてからやらせてみたんだけどね……まず食器棚がどれか分からないわ、教えたら教えたでお茶碗持ってくるわ、更には大さじでどっさり入れるわで……（遠い目）
まあ、お世話役に名乗りを上げたコがいるから、並行して色々教えていけばいいかなって……
光君にもどこかでご迷惑かけちゃうかもしれないけど、大目に見て頂けるとありがたいわ……（遠い目二度目）
渦中・浪刃 2021年9月12日
（光希君の視線に気付き、笑顔で手を振った（分かってない）
ほう、光希君も厳密な違いは知らないのですね。
ここで働く人達が「オカマ」及び「オネエ」……ああ、そういえば寮の方で数名程お会いした方はいますね。
青髭の体格の良い男性とか、頭の毛が控えめでふくよかな体系の男性とか。
そういえば喜一さんもあちらにいる時は……
銅前・喜一 2021年9月12日
シャラップ！（浪刃によるオフの日の姿暴露を全力で遮った）
そうねぇ、厳密に言えば差はあるけれど、ざっくり「オカマ」も「オネエ」も一緒にしておいていいわ。
光君の言う通り、アタシみたいなオンナのことよ！
この世界にはアタシや寮にいたコ達のような、ナンバーワンでオンリーワンのカワイ子ちゃんがいっぱいいるの💖
そしてオカマバーはアタシ達の仕事場にして舞台、そしてお客様にとっては楽園ね！
お酒やおつまみやトークを提供して楽しんでもらう場所よー！
渦中・浪刃 2021年9月12日
しゃらふ？（不思議そうに首傾げ）
（聞きなれないカタカナ言葉に瞳を瞬かせ、反対側に首傾げ）
せかいに……いっぱい……ふむ。申楽のようなもの、ということでしょうか。
実に不思議な文化ですね（何か本人なりに納得したらしい）
そういえば、光希君はオカマバーであるこのお店によく来るのですか？
秋津島・光希 2021年9月13日
マジすか……ビニール袋知らねえのも納得のレベルっすね。コンビニとかスーパーも行ったこと無さそうだわ。
いや、俺は全然構わないんで（喜一と一緒になって遠い目になったままに）
青髭に、頭の毛かぁ。化粧ってすげえんだな。夜の世界ってわかんねえわ。
（浪刃が叱られる様を我関せずといった様子で眺める。いつの間にやら、二切れ目の梨も消えていた）
ん、申楽？ それ、歴史だか古文だかの授業で聴いたような？ 浪刃、やっぱお前――。
（青年の出自について触れようとするも、聞き捨てならない質問にツッコむ方が先だった）
は、俺？ ねーよ！ んーと、ここは大人の……酒が飲める年だから、まあ20歳以上だな。そういう人達の遊び場なんだよ。まだ16の俺には本来なら早すぎる場所だ。
たまたま新宿にいて、時逆に巻き込まれて。何でか縁ができちまったけど。
銅前・喜一 2021年9月14日
そうねぇ、間違いなくコンビニもスーパーも知らないでしょうね……
ありがとうね光君。本当に困ったらアタシに言ってね、何とかするから。
（ツッコミを入れる光君に「そういえば」と手を叩き）
いやだわアタシったら、入店できる年齢について教えてなかったわ。
そうなのよ、ここはお酒が飲める20歳以上からなの。
今はこんな状況だから19歳以下……未成年って呼ぶんだけど……それでも入店OKにしてあるけど、お酒は出さないのよ。
アンタも未成年だから本来は入店不可。今は特別ってことね。
光君はアタシの常連さんのところにいるから、その繋がりで知り合ったのよ。
渦中・浪刃 2021年9月14日
こんび……すーぱ……？（不思議そうに首傾げ）
まだまだ分からないことが多そうですね。
何かとご迷惑をかけるかもしれませんが、よろしくお願いしますね、喜一さん、光希君（のほほんと笑顔を浮かべて頭を下げた）
（光希君のツッコミに瞳を瞬かせ）
おや、ここのお店に入れる年齢が決まっているんですね。
大人……ここでは20歳以上が大人ですか……確かに、16歳の光希君にはまだ早いですね。失礼しました。
そうですか、たまたま新宿にいて……（家は、家族はと一瞬頭をよぎるが、尋ねられる程親しくなれてはいない。まして記憶喪失だ）
では、私が今こうしていられるのは光希君が新宿にいてくれたからですね。改めて、ありがとうございます。
お店の常連……それは先程お話に出ていた虎鉄さんという方の事でしょうか？
秋津島・光希 2021年9月15日
ああ、そうだ。虎鉄のおっさん。
このバーの近所で、ミリタリーショップ……非常事態の今は、まあ武器屋みたいなもんだな。そういう店をやってんだ。
浪刃を引き上げてからも俺、だいぶ長いこと救助活動手伝ってて。
それを見かねたおっさんが、「少しは休め」って声掛けてくれたんだ。
話の流れで帰るとこねえってバレて、強引に店に引っ張られて行って。んで、そのまま住まわせてくれることになったんだよ。
借り作ったままなのは性に合わねえから、いろいろ手伝ってるけどな。
ちょっとした技術はあるから、新宿島に漂着した物資の確認とか。店番とか。
あと、俺の他にもう一人、同居人がいて……そいつの世話なんかもな。
喜一さんはアイツのこと、もう知ってましたっけ？
んーと、確かおっさんの古い友達の娘の――。
渦中・浪刃 2021年9月17日
みりたり……ほう、武器屋ですか。
私が扱えるようなものもあるでしょうか。丁度飛び道具が欲しいと思っていたのですが。
大金棒はちょっと場所を取るんですよね。重いですし。
……（彼が住処を得るまでの話に静かに耳を傾け）
貴方は本当に優しい方ですね。
家がない状態でも他者の命を優先して助けるとは……。
改めて、貴方に拾って頂けて幸運でした。そして、貴方が今休める場所があって本当に良かった。
虎鉄さんも優しい方のようですね。
（仕事の内容にふむふむと頷き）……同居人の世話？（首傾げ）
銅前・喜一 2021年9月17日
そうそう、光君も面倒見の良い子だし、虎様も面倒見のいい素敵な男性なのよね……✨
アタシ、光君のお話初めて聞いた時泣いちゃったもの。
虎様のところで保護されてなかったらウチに連れ込んで毎日お腹いっぱいご飯食べさせてたと思うわ！
ああ、玲奈ちゃんね！虎様から聞いて知ってるわよー！
同じ女の方が話しやすいでしょうし、何かと相談になれるかもーって思って虎様経由でメアド交換したの。
だからメル友なのよー💕
秋津島・光希 2021年9月17日
あ？ 優しいとか面倒見とかはわかんねーけど、単に必死だったんだよ。おっさんの方は、まあ……うん。感謝してる。
思い返すと、あの時から冷静に動けてたし。たぶんディアボロス化の影響もあったのかもな。
あ、やっぱ知って……って、メル友！？
（想像も付かなかった単語に呆然。なお、「同じ女」との喜一の言は置いておく。だいぶオネエという存在にも慣れてきた）
ネット越しとはいえ、話したことあったんすね。
浪刃、メールって……たぶんわかんねえよな。
文章でのやりとり、手紙を送り合うようなものだと思ってくれ。
秋津島・光希 2021年9月17日
つーか、話合うんすか？ アイツ、何つーか……俺と同年代の女子にしちゃあ、だいぶ変わり者だと思うんすけど。
ほぼ一日中、部屋に篭って何か研究してるし。生活能力まるでねえし。ついでにモーラット放し飼い状態だし。
（つらつらと挙げた特徴からは、玲奈という人物が“普通”とは程遠く思えるやもしれない。モーラット連れという時点で、確かに普通――もとい一般人では在り得ないが）
渦中・浪刃 2021年9月18日
……（梨をもぐもぐしつつ、遠い目で「同じ女とは」的な顔をしている）
（梨を食べ終わり、ご馳走様でしたと手を合わせ）
めるとも？？
ああ、手紙のやりとりをすることなんですね。教えてくれてありがとうございます。
光希君と同年代の女性がいらっしゃるんですね。
変わり者……（あまりピンと来てない。女性はあまり外出しないものだし、世話をしてくれる者がいる身分であれば生活能力がないのも珍しくないのではと思いつつ……文化が違うのかなと見守っている）
研究ですか、どのようなものなのでしょう？
あ、モーラットは分かります。サーヴァントというのでしたね、確か。喜一さんの所にもスフィンクスのトリクシーさんがいましたね。
銅前・喜一 2021年9月18日
ええそうよ、メル友！補足説明ありがとうね、光君！
勿論、話は合うわよー。
虎様のすりーさごほげふん、好きな食べ物を教えて貰ったりとかねっ。
後は差し入れのお菓子の感想とか、虎様のリアクションどうだったかなーとかとか。
差し入れに食べたいものがあればリクエストにお答えしたり。あ、光君も遠慮なく言ってね💕
ふふ、部屋に籠って熱中しちゃうのも、生活能力なくてお世話丸投げも別にそこまで珍しいことじゃないわよー……って思ったけど、これウチの一族半分くらいがそんな自由なタイプだったから、慣れてるだけかしら……（ちらりと浪君を見やり）
モラちゃん放し飼いはどこかに行っちゃったら困るけど、光君がいるから大丈夫って思ってるのかもしれないわよ。
アナタはいい子だし、頼りになるもの。
秋津島・光希 2021年9月19日
すりーさ……？ ま、まあ。話弾んでるなら何よりっす。
（聴いてはいけない単語を聴いたような気がしたが、そっとしておくことにした）
お、マジすか。あざっす！ 喜一さんは料理上手だって、おっさんがめっちゃ褒めてたんすよ。すげえ楽しみっす。
（残った梨を飲み込んで、「ごっそさんした！」と手を合わせる。豪快な振る舞いの割に、妙に礼儀は弁えているようだ）
あれ、俺が世間知らずなだけか？（落ち着いた様子の浪刃と喜一を見て、首を傾げ）
あー、玲奈の研究な。アイツはディアボロスとしちゃ……魔創機士だったか？ 大天使だのアークデーモンだのと関係が深い力を持っててな。
おまけに、元から頭良かったらしくて。おっさんや俺には専門外の、魔法関係の研究を引き受けてくれてんだよ。
たぶん、近いうちに武装の開発にも活かせるようになると思うわ。
秋津島・光希 2021年9月19日
浪刃、さっき飛び道具がどうのって言ってただろ？
そういう武器に魔法の力を組み合わせたりなんかもできるかもしれねえ。
ん、スフィンクス？ そういや、この店の近くを通ると、いつも猫がいた気が。もしかして、アイツかな？ 翼生えてたかまでは、はっきり見てねーからわかんねえけど。
で、そのモーラット……パッチっていうんすけど。
まあ、玲奈が召喚して回収できるから行方不明にはなんねーし、だいたいウチの店の周りにいるし。実際、困ることはないんすけどね。たまにイタズラされるくらいで。
渦中・浪刃 2021年9月20日
ああ、そういえば喜一さんに作って頂いた料理は確かに美味しかったですね。
喜一さんのぶこ……もとい（無骨って言おうとしたのを咳払いで誤魔化し）
力強い手から生み出される薔薇のクッキーも素晴らしい出来でしたし。
魔創機士……（アークデーモンの言葉にちらりと自分の翼に視線を移し）……こういう力を活用する能力ですか。
ああ、武器に魔法を組み合わせられるのはいいですね。その折は是非ご相談させて頂きたい。
モーラットのパッチさんですか。活発な方なのでしょうか。
光希君のいるお店も気になりますし、パッチさんやお店の方ともお会いしてみたいものです。
銅前・喜一 2021年9月20日
あらー、期待してくれてうれしいわ！
あ、丁度浪君が行ってる薔薇のクッキーをお土産に用意してたの。いっぱいあるから皆で召し上がってね💕
アタシの一族が特殊な可能性もあるから、光君が世間知らずってことはないと思うの。……個性強すぎるのよね、ウチ……
玲奈ちゃんとメールしていて賢い子だなって思うことは何度もあったんだけど、魔法の方面からお店くらい頼りになる子なのね。すごいわ！
アタシみたいなか弱いオンナは武器に魔法の効果がついてると心強いのよね。その内アタシもご相談しようかしら。
そうそう、スフィンクスのベアトリクス……トリクシーって呼んでる子なんだけどね。
グレーの長い毛並みが綺麗なコよ。ほぼ毎日お店に連れて来てるから、光君が見たのがトリクシーで間違いないと思うわ。
秋津島・光希 2021年9月21日
うおお、土産まで嬉しいっす。おっさんも玲奈もパッチも、絶対喜びます！
浪刃も喜一さんも、武器が入用なら是非ウチで。
事前に連絡くれれば確実だけど、直接来てくれてもおっさんか俺かどっちかは店番してると思うんで。
そうだ。一応、俺のアドレスと番号教えときますね。
（スマホとメモ用紙を取り出し、さらさらと何やら書き始める）
グレーの長い毛並み……なら、間違いないな。アイツ、トリクシーっていうのか。
今度、ちゅ●るでも調達して持ってくるかな。新宿島にもまだ残ってるだろうし。
渦中・浪刃 2021年9月22日
この世界にどのような武器があるのかも気になりますし、近い内にお伺いしますね。
場所は喜一さんに聞けばいいでしょうか？このお店の近くのようですし。
アドレスと番号……ああ、スマホというものですね。
えっと……（ごそごそ巻物を取り出した。広げれば数名のアドレスと番号。どうやらオカマバーのスタッフの連絡先らしい。文字がそれぞれ違うところを見るとスタッフ達によって書き込まれたもののようだ）
使い方は追々教えて頂く予定ですので、まずは連絡先を控えさせてもらいます……（筆じゃなく水性ペンで書き込んでいく）
ご存じでしたか、トリクシーさん。よくお喋りする気さくな方ですよ。
朝顔を舐められるのは少し痛いですが。
銅前・喜一 2021年9月22日
ふふ、喜んで貰えると作った甲斐があるわぁ。
（カウンターの奥に引っ込むと、ラッピングした紙箱とショッピングバッグを持って来る）
持ち帰りやすいようショッピングバッグに入れておくわね。
虎様も楽しいけれど、光君も頼もしいわ。アタシ、暗器くらいしか持ってなくて……だから何かあったら頼りにさせてもらうわね。
そちらへ伺う前にご連絡するようにするわ。
それと、こっちはアタシの連絡先。何かあっても何もなくても気軽に連絡頂戴💕（金色の鍵が箔押しされた黒い名刺を渡し）
（浪刃に視線を移し）そうよ、光君達のお店はこの近く。後で地図を……
（巻物を取り出してアドレスをメモする姿に、何となく心配になった）いえ、今度案内するわ……。
あら、ちゅ●る！ありがとう光君、ウチのトリクシーはちゅ●るが大好きなの。絶対喜ぶわ。
秋津島・光希 2021年9月23日
ラッピングまであざっす、喜一さん。
連絡先もどうも。うお、何かめっちゃ大人って感じっすね。この名刺。
（「何故に暗器を持っているのか」の疑問は口には出さず。名刺の表裏を観察しながら、ちらりと浪刃の様子を伺う。当たり前のように巻物を扱う彼は、自分の感覚ではどう見ても“昔の人”に思えるが――）
あー、そうだな。最初は店まで連れてきてもらえ。
……サーヴァントよりもコイツの方が迷子になりそうだわ。それこそ、猫の後追っかけてどっか行きそう。
（正体への疑問より何より、彼の今後の生活への心配が先に立った）
渦中・浪刃 2021年9月25日
？（一人で出歩く事を不安視されているとは全く気付いていない）
そうですか、ではお言葉に甘えて……喜一さん、よろしくお願いしますね。
光希君も、お店でお会いしましたら宜しくお願いします。
銅前・喜一 2021年9月25日
ふふ、このラッピングはアタシ達のお出かけと同じよ。
虎様のところに行くんだもの、お菓子だってめいっぱいおしゃれしなくちゃ！ってね💖
今日は本当にありがとうね。光君。
虎様、玲奈ちゃん、パッチちゃんによろしくねー！
（こうしてオカマバーの日中の営業は、若干カオスな感じを交えつつも穏やかに終了したのでした）
