【地下】無軌道な日常・A【7】
ヘイ・ヴェルメリオ 2023年10月19日
「立入禁止」のチェーンの先、薄汚れた階段の底。
扉を開ければ────
ニュー新宿わくわくモール、地下迷宮街区。
外の御行儀は、ここでは通じない。
毒も薬も玉石混交、何でもあるし、何でも掴まされる。
頼れるのは己の目と腕、価値があるのは金か力だ。
【ルール】
・最初に入った人が参加人数の上限をアンケートで指定、シチュエーションを決めてください。
・続いて参加する人は、最初に入った人のアンケートと同じものを選択してください。出て行くときは全員【退場】をお願いします。
・レスが400を超えたら建て替えをお願いします。
・建て替え時にはアンケートをお忘れなく。分類は【誰でも閲覧OK・発言は団員・友好のみ】にしてください。
治安の悪い地下街です。
時には法に触れるような商品の取り扱いもあり、
他の利用客、店、ともに大抵ガラが悪いです。
シチュエーション例)
・ブラックマーケット ・路地裏 ・盛り場 ・ゴミ捨て場 など
【入場:3人】
【入場:4人】
【入場:5人】
【退場】
0
水藍・徨 7月18日22時
(水晶玉を鞄に入れて)
それじゃあ、あの、そろそろ失礼しますね。バイトがあるので。
(ここしかない、と、ぺこりと頭を下げて、くるりと背を向け去ろうとしてから、ふと)
あ、この水晶は、どんなふうに使われて……
水藍・徨 7月18日22時
……あれ?
(……後ろを振り返ると、露天商の人は商品ごと忽然と消えている!)
(鞄をがさごそとする。水晶玉はあるみたいだ。夢、じゃない?)
……、一体、なんだったのでしょうか。
(まぁ、考えていても仕方が無いので、今日のところは立ち去る事にした……)
(【退場】)
ハヴェン・リィ 8月24日23時
【夜 空きテナント】
(無効票)
ハヴェン・リィ 8月24日23時
(壁一枚を隔てた先から聞こえる人の声を気にもとめず、娘はがらんどうの店内を見遣る)
(最早なんの店だったかも分からないほどに綺麗さっぱり撤去された部屋は空っぽの箱のようで、空気も冷たく、重苦しく感じた)
ハヴェン・リィ 8月24日23時
――la la la.
(と、と、とん。靴も履かずにやってきた娘はつま先で床を叩く)
(何も無い床がこぽりと泡が立つと、数と音を増やし重ねながら水が溢れ出す。清らな水はすぐに部屋の床を薄く満たしていった)
ハヴェン・リィ 8月24日23時
……厶。これだと扉を開けたら溢れてしまうな。よし。
(ぽつぽつと種を撒いて歩く。急速に成長した植物は太く太く、縄のように絡み合って水を漏らさぬほどに強固な「塀」代わりになる)
――ン、よろし。
ハヴェン・リィ 8月24日23時
(後はぼんやりと蔦の塀の中に水を満たしていく)
まだかな。も少しかな。
もういいかな。まだかな。
(蔦に座って、丸く囲んだその場所に水が満たされるのを待つ。そう、娘は先日「ぷーる」という存在を知った)
ハヴェン・リィ 8月24日23時
(そして水着を得たことにより水遊びしたい欲がマシマシになっていたのだ!!)
(その結果がこの不法侵入手作りプール制作なのである!!!)
ハヴェン・リィ 8月24日23時
ン。そろそろか?溜まってきたな。よし。
(足首が完全に沈むほど溜まれば、お好みで白い花を撒き散らし)
できた!!ボクのぷーる!!
(大満足で滑り降りると水を掬ってぱしゃりと撒いてみた)
ハヴェン・リィ 8月24日23時
(そういえば来週からは祭があるらしい。娘も出張屋台の店員として出勤確定となっていた)
あまり遊びに行けないな。ざんねん。(ぱしゃぱしゃ。足を揺らして飛沫を舞わせる)
ハヴェン・リィ 8月24日23時
……お仕事終わったら、ぷーる行ってもいいかな。
(僅か、己の中に生まれた感情を欲と自認しないまま、娘はしばらく水遊びを楽しんでいった)
(勿論、去る時には痕跡一つと残さずに)
(【退場】)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日00時
【深夜/薄暗い路地裏】
(無効票)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日00時
(ジッ、ジジジッ)
(点滅した、風前の灯のような明かりを照らす柱。元々昏い路地裏に、申し訳程度につけられたものだ、整備など望めぬ代物であろう)
(──だから)
(後ろ暗いことも、血腥いことも)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日00時
…都合が良い、と。
(すん、と鼻を鳴らす。全く、うっかり立ち寄った場所が、如何にも“懐かしい臭い”がするものだから)
(つい、立ち止まって暫く佇んでしまった)
(否)
(…来るまでに、2度絡まれて、1度スられかけたのも、理由ではあるか)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日00時
(だが。時々は、こうして身を濁りに沈めたくもなる)
(妙に恵まれた人間関係、平和な日々、そして──)
…ハ。
(くしゃり、と歪んだタバコの箱を取り出し、一本咥える。安っぽいライターを弾き、赤い炎を灯しながら)
クソッタレ。(煙と共に、悪態を吐き出した)
カーナル・アスタレット 10月6日00時
あら……お兄さん? こんばんはですわ?
(こつん、と靴を鳴らしては、にこやかに話しかける紫紺に緋色を差した髪と緋の瞳)
(狐の尾も、ちらと見えるだろうか)
どうか、されまして?
(無効票)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日01時
(物音)
(──いつの間に現れた。そんな疑念が頭を掠めて)
極め付け…か。(悪態が言葉になる)
(柔く首を振り)
いいや、単なる休憩…と、愚痴だ。
…そちらこそ、こんな治安の悪い場所を歩くとは、怖くないのかね。
カーナル・アスタレット 10月6日01時
まぁ! 聞こえちゃいましたけど、酷いですわ?
まるで嫌なことを存分に味わったトドメを、わたくしが刺したような言い方ですのよ?
(目をぱちくり、として、わざとらしく驚いてみせてから)
えぇ、この辺りはわたくしにとっても馴染みがありますゆえ。
……何か、悩みでもございますの?
(こてん、と首を傾げてから)
カーナル・アスタレット 10月6日01時
あ、申し遅れましたの。
わたくし、カーナル・アスタレット。
星と雫の露天商、【Aster】を営んでおりますの。多少、タロットを嗜んでおりまして……
(くす、と微笑みかけた)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日01時
冗談だ。(フ、と唇を緩ませ)
半分は。(また一文字に結んだ。嘘?真?さて、いずれか)
馴染み…(ぐるっリト見渡す。散乱したゴミ、生えたカビや苔。御世辞にも綺麗とは言い難い路地裏──)…そうか。
苦労、してるんだな。(誤解が生まれた)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日01時
悩みという程ではない。
単なる自戒だ。
(タバコの灰を、携帯灰皿へ落とす)
星と、雫…占星術の類か。
私は──(一瞬、間)…ヘイ。黒と書いて、ヘイだ。
カーナル・アスタレット 10月6日01時
(真偽を判断する必要はない、ので)
まぁ、そういうことにしておきますの。
えぇえぇ、お店を出す場所が汚れていたりするとお掃除から始めて綺麗にして……ふふっ、案外、的を得ておりますのよ?
(くすくす)
カーナル・アスタレット 10月6日01時
ヘイ、ですわね。
(ふむ、と覚えるように復唱してから)
自戒、というと、何か昔でも思い出しまして?
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日01時
(ふん、と鼻を鳴らす)
揶揄い甲斐のないタイプは、些か不得手だよ。
(此方を見透かしたような物言い、全く相性の悪い事)
随分な場所に店を構えたものだ。
(そう言って、少し押し黙り)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日01時
何故、そう思う。
(得意の占いとやらか?と言わんばかりに)
カーナル・アスタレット 10月6日01時
あら、乗った方が良かったです? 反省しますわ
(目をぱちくりとして、ちょっとしゅん。)
だって……自らを戒めるということは、培った経験に基づくもの……つまりは過去に思いを馳せることが多いかと。これは推察ですけどね?
(勿論、占うこともありますけど、とにこやかに)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日01時
(白煙を揺らしながら、深く息を吐く)
態とらしく猫を被る──否、人を化かそうとしてるか?
(これが天然だとしたら、もう何もわからんな)
…ご明察、と言いたいところだが。
単に己が愚かさを戒めていただけだとも。あとは、今日の運が大概悪かったこともある。
(それだけだ。そう零し、タバコを灰皿にねじ込む)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日01時
それで。(灰皿を胸ポケットに収め)
君こそ、こんな場所にこんな時間で、何を?
カーナル・アスタレット 10月6日01時
まぁまぁ! 人は見かけによらぬものと言いますのに?
(くす、と笑うあたり、後者の気配が強く見えるだろう)
あらあら……大方この場所のことです。絡まれたり盗みを働かれたりでしょうか。
でも、運の巡りはきっと、あなたに良いものをもたらすでしょうね。なんて。
(予言じみた言葉を口にする。何もしていないから、当たるも当たらぬも運次第だけども)
カーナル・アスタレット 10月6日01時
それはー(言葉が止まり)
そのー(目が彷徨って)
…………散歩ですわ?
(あちこち出回っていたというのは嘘では無いが)
決してお客様がなかなか来られないので色んな方に宣伝したいなどということはありませんわ?
(目を逸らした)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日01時
こうもわかり易く振る舞われては、気付かぬフリも出来まいよ。
仮にしたところで、つまらぬ世辞と大根っぷりに辟易とさせるのみだろう。
(目を細め、ふゥと溜息。まして、狐相手に化かしあいなど、愚かの極みだ)
まあ、わかるか。
面倒だからそっ首か手を落とすかと考えたくらいだ。
…不運に妄念、怨みに憎しみが背中にある身ゆえに、巡るのは次なる不運やもしれんがな。
(自らの肩を叩く素振りをみせながら、ほろ苦い表情)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日01時
………。
まあ、こんな場所では、真っ当な客は来んだろうな。
(せめて地上階層ならば、また違ったろうが)
食うに困ってるレベル…か?
カーナル・アスタレット 10月6日02時
ふふっ、狐に化かされた気分というのも、全て悪い事ばかりではありませんけどね?
(一時の夢幻に浸る喜び、というのもある、と)
まぁ、この場が真っ当でないからこそ、得られるものも多いというものですわ。
(生活には困っていない、と伝えて)
宜しければ、導きを垣間見まする?
(そぅ、と星のマークがついたタロットを手にして、あなたをちら、と)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日02時
さて、それはこれから次第であろうが。
(夢に希望を抱くタイプでもないので、と小さく笑う)
それならば結構。万一、食い詰めるようであったならば、何かすべきかと考えただけだ。
(占いならば、好む客もおろう)
………興味はある。
(幸いに、対価を払えるだけのものはあるし、何より)
腕前を、拝見したくもある。
カーナル・アスタレット 10月6日02時
ふふっ、手伝いとあらば、こんこんと……お店にもぜひ、おいでませ?
(歓迎しますわ、とにこっ)
そう来なくては♪
ヘイさんの行く末を、垣間見るお手伝いを。ほんのちょっと、先を見てみましょう?
(タロットを魔力で浮かせたかと思うと、混ぜ合わせ、整え……)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日02時
…ならば、茶葉と菓子を手に行こう。
暇潰しには良さそうだ。
(憎まれ口を叩きながらも、招かれるのは悪い気はしていない様子)
行く末、か。
(まあ、大抵ろくでもなさそうだ。次はどんな死因で地獄に舞い戻るやら)
さて、どうなるか…。
カーナル・アスタレット 10月6日02時
(カードを、一枚手にする)
……あなたには、お慕いする人が多いのでしょうか。
安心して話せるお人柄なのでしょう。手を差し伸べ続けているその心を忘れずに、人と接し続けていれば……良き人生となるでしょう。
(朗々と読み上げた)
カーナル・アスタレット 10月6日02時
もしかしたら、許される日も来るのやも、しれませんね?
(にこっ)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日02時
は?(何、と目を丸くする)
慕う人?誰が、誰をだって?(瞬きしながら、いやいや、と首を振る)
話し易…いかはわからんが。
話してスッキリするならば、それも年寄りの仕事のうちだと思うてはいるが。
(ただ、それだけだと)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日02時
…──(目を細くした。貴様、何処までみたと言わんばかりに)
(しかし、すぐに首を振り)
なんのことやら。
カーナル・アスタレット 10月6日02時
ふふん♪ カードは示すもの。わたくしは読み解く者。
その心の解釈は、ヘイさん次第でもありますが……信じる信じないも、当たるも当たらないもあなた様次第ですし?
(何せ、単なる占い、単なる導きなのだから)
カーナル・アスタレット 10月6日02時
──さぁて、そろそろわたくしはお店に戻りますわ♪
露天商ゆえ、あちこちに店を構えますが……星と雫を目印に、お越しをお待ち申し上げておりまする。
(そっ、とお辞儀をしたかと思えば……霧のように、霧散して消えていくだろう)
(【退場】)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日02時
…(消え、た)
(全く、と首を振り)
慕うだと。慕うならば、もっと良い人間もおろうに。
(ぶつ、ぶつと文句を垂れて)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月6日02時
(はぁ、と深く息を吐く)
どっか入って、適当に憂さ晴らしにいこう。
(そうして踵を返し、去っていった)
(無効票)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月16日22時
【深夜/無人の地下闘技場】
(無効票)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月16日22時
(熱気、狂乱、怒声に歓声、奇声に悲鳴──混沌が混じり合うたのも幾許か前。今現在は、それらが嘘だったかのように静かだ)
…──っ、つつ。
(尤も)
(血の跡、破損したリングが、それが現実であったのだと否が応でも実感させてくる。…唇が切れた痕や、眉間の傷テープもまた、然り)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月16日22時
あー、クソ。
(痛ぇ。憎々しげに呟きながら、半ば潰れたタバコの箱を取り出し、一本咥えて)
思いっきり殴りやがって、完全に入ったってぇの。
滅茶苦茶染みるっつんだ…全くよ。
(火をライターで灯し、煙をスパァ、と吐き出す)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月16日22時
(どか、とリングの真ん中に座る)
(疲れた。痛ぇ。やってられっか。──何か、久しぶりな感覚)
…ッふ、…ふふふ。
(肩を震わせ、声を押し殺しながら、笑う)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月16日23時
(ああ、懐かしい)
(痛みも、闘争も、破壊も恐怖も何もかも──そして)
終わったからこそ、か。
(煙草を握り潰し、じゅっと音を立てて)
ヘイ・ヴェルメリオ 10月16日23時
(首を振り、立ち上がって)
(そして出口へ、去って行く)
(【退場】)