【個別】夢の影、綻びの糸
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
真っ暗な暗闇の夢の中で、二人の少女達は邂逅する。
お互いが影の姿で、
お互いが、誰なのかを知らないが故に、
刃を、交わす──
🦋
・互いに【HP5】から開始
・HPは任意に減少。
・【HP1】になった時点で、ネメシス形態可とする
#リヴィア・メルビル
#紫雲・朱夏羽
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紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
(辺り一面に広がる、暗闇。)
(その暗闇の中でも、お互いが『そこにいる』と認識できる存在感がある)
(……ただ、姿は分からない。『影』のようなものが、互いにそこに見えている。)
(夢、にしてはハッキリした夢。それが、今自分たちの置かれている状況だ)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
……ふぇ?
(真っ暗闇の中で、目を覚ます、というより、気が付いたらここにいた状況だ。周りを見渡しても、目の前に不気味な『影』がいることに変わりはない)
え、何、ここ……。
(不安が募る。とりあえず、何か明かりを、と思い橙色の"蝶"を召喚する。……なぜ召喚できたのかなど、見当もつかない)
……あ、あの。あなたは誰なの?
(この夢の中で、声は届かない。互いの姿も分からない。ただ、召喚するものや、パラドクスは使えるような不思議な確信があるだろう)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
(意識が浮上する。一面の黒。記憶を辿る……)
(直前の記憶は、自室の天井。それにしては暗すぎるし、なにより自分以外の存在が付近にいることも感じられて)
(結論。よくわからない空間。自分自身がそれであるとの認識は、できる。動くことも……できる。)
……とりあえず。分からないけど。
ここからは。抜け出さないと。それだけは。わかる。
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
(現状身一つでこの空間に”飛ばされた”とはいえ、武器のたぐいはどうとでもなる。であればまずは……)
……召喚。アイシクルビット。
(声に呼応して呼び出される、氷で形作られた剣型のビットと盾形のビット。どちらも半透明のそれを複数個呼び出し、盾は自身の周囲に、剣はその外周に配する”警戒”のフォーメーションをとる)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
ふぇっ!?
(応じる気配がない、どころか、何か出してきた。氷? 氷の剣と、氷の盾。それぞれ幾つか、相手の影の周りを浮遊する。)
そんな、攻撃、するの……!? や、やだやだ!
(応戦しないと、と緑の"蝶"を複数置いて。手には橙と、緑の"蝶"を持って)
https://tw7.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=54204
https://tw7.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=54140
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
【HP5】
氷には、炎、だと思うのだけど……!
ソルリスコルシェント
――太陽蝶の煌めき!
(風で鋭くした炎の矢を、撃ち放つ!)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=18288
(無効票)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
(攻撃を確認。この時点で警戒から臨戦へ意識が移る)
……着霜。ホワイトアウト・シルエット。
(己が身に吹雪を纏う。拒絶の防壁は同時に、攻防に使うための冷気を溜め込む役目も持つ)
https://tw7.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=29692
シールドビット。行って。
(シールドビットを動かし、迎撃)
(一撃で溶けて消えたところを見るに、炎は見た目だけではないこと、パラドクスによる攻撃だと判断した)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
【HP5】
(即座にシールドビットを再召喚。態勢を整える)
(目標を更新。脱出……の前に。目の前のなにかを倒す必要がありそう)
複製。アイシクルビット。
(攻撃を放った位置は特定できた。ならばと自身と相手の周囲に、多数のビットをばら撒くように召喚して)
”凍え、凍てつき、顕現せよ絶対の零――ニヴルヘイム!!”
(一瞬だけ吹雪を解く。翼には冷気を充填した白い光が灯り)
(光が弾けると同時、無数の冷凍光線を眼前の影へと放つ!)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=25722
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
(吹雪を纏ってる……!? あれ自体は防衛手段、のように見える。氷の盾が、炎の矢を防いで溶けていった。やっぱりあれは、氷で作られてる……)
……、何か、来る!?
(周りにさっきの氷が幾つも配置されて……相手に氷の翼が出来てる、と思ったら、光!?)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
【HP5→4】
(咄嗟に、炎で自分を守りつつ、緑の"蝶"の風でその場を脱出し……飛ぶ。)
(屈折して、反射して、どこに行くかわからない光線は一つ一つには対応しきれない。苦肉の策だけれど、炎を纏いながら動いた方が、負傷は少ないと思ったのだ)
痛……うぅ、何、これ。
(光線が手足に少し当たっている。痛み、というより、この場では精神的な疲労感が一気に感じられる気がする。動きに支障はないが、未知の感覚に恐怖感が募っていく)
やだやだっ、来ないでなの!!
(翅色を群青色に煌めかせ、解き放つのは悲しみの波紋。)
スプームレトナンティア
――泡沫蝶の共鳴!
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=50363
(あなたの行動意欲を削ぎつつ、緑の"蝶"を手に風の刃を氷の翼へと放つだろう)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
(元々が対多数向けの技、屈折と反射と元々の攻撃範囲で退路を断てる便利なパラドクスとは言え……そう易々と、直撃はしてくれなさそうだ)
(けれど。宙に浮いた今ならば、追撃も容易いはずで)
ソードビット。行って!
(風の刃への対処を後にまわし、戦場に配したソードビットで追撃をかける)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
【HP5→4】
(けれど。風の刃と波紋への対処を後回しにしたのがまずかった)
(白銀の障壁が薄まり、シールドビットの統率も乱れ。そちらに意識をもっていかれて生じた隙に、翼へと直撃する)
……ッ
(どうする、どうする。次の一手。あの波紋のせいだろうか、思考が纏まらない……)
(あの”悪魔”の力も。この力も嫌いだけれど。いまは、そうも言っていられなさそうだ)
……複製。アイシクルビット。
(乱れたビットを呼び戻すと同時、さらに複製して)
……顕現せよ、■■■■■■――!!
(ビットを集める。組み上げる。それは姿を変え、氷の大蛇となり……心が凍り付くと同時、大蛇の目に光が灯り、獲物を見定め喰らいつく!!)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=25721
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
……!
(上手く、効いた……? と思うのも束の間。氷の剣がこちらに向かってくる!)
わ、わ……!?
(これは橙の"蝶"の炎で溶かしつつ、緑の"蝶"で飛翔し躱せた。……けれども)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
【HP4→3】
な、に……大きな、氷の蛇!?
(こちらに向かって、どこまでもどこまでも追いかけてくるような氷の大蛇。噛みつかれたら最後、自分も凍ってしまいそうな冷気を漂わせているかのようだ)
こ、来ないで……来ないでって、言ってるの!!!
(あまりの恐怖に、沢山の青の"蝶"を、無意識に魂を削ってでも無数に配置する。青い翅色に変わり、増幅した魔力で放つのは……)
ニルヴァステンピュール
――雪蝶の戯れ
!!!!!
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=18287
(氷の上に、更に凍てつかせる氷を。ビットの動きを凍らせ、鈍らせ、それを伝って直接影に見えるあなたへと、凍てつく魂の一撃を齎そうとする!)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
(追撃は阻まれた。ビット単体の攻撃は、あまり有効ではなさそうだ)
なら……
(冷静に、冷徹に。凍った心と思考で自作を巡らせる、が。)
(大蛇を形成したビットたちの動きが、止まる。放たれたより強い凍結の力は、自身の周囲を渦巻いていた吹雪の動きも止め、無防備の本体が露わになる)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
【HP4→2】
…………っ!!
(障壁は、解かれた。直掩につけたシールドビットも、動かない)
(しかも、自身周囲に配したシールドが仇となった。動けない)
(直撃。悪魔の力の反動で凍結させ築いた精神防壁の上から、刺すように冷たい一撃が身と魂を穿つ)
……ゆる、さない。
(冷たくなった心の中から渦巻く、怒りにも似た感情の黒い炎)
(とても熱い。けれど、同時に思考が冷え、点と点が繋がって)
(ビットたちを霧散させる。退路を作る。これで少なくとも、先程の無様は晒さずに済む)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
(このビットは、特性上”光を反射する”)
(だからこそ、ニヴルヘイムの変幻自在の攻撃軌道を実現できる)
(光を、弄れるのなら)
……召喚。アイシクルビット。
(再配置。先程のを踏まえ、数を減らし。そして)
(リヴィアの姿が、消える)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=50953
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
(一撃。やった。届いた。)
こ、これで大人しくしてくれるといいのだけど……
(纏っていた氷達が消えていく。……と思いきや)
え、また!?
(また氷が召喚される。数はさっきよりも少ないけど、それでも油断はできない。警戒をしていたのだが)
え……き、えた?
(姿が消えた? 終わったのか、それとも。嫌な予感がする……)
(見えないあなたに、警戒するように周囲を見渡している)
(無効票)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
(やっぱりだ。微細な氷の結晶、すなわちダイヤモンドダストを使えば。疑似的な光学迷彩になる)
(反射、屈折。光が結晶を通る時に起こるのは、あと……)
(透明なレンズ状の氷の結晶を、彼女を囲むように召喚)
(翼に冷気を溜め、無数の冷凍光線を放つ。ニヴルヘイム――普段は広範囲攻撃のために使う、それを)
(レンズに集め、収束させて。極大の砲撃となったそれで、寸分違わず)
――穿て。
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=50952
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
【HP3→1】
――!?
(急に、レンズ状の氷に囲まれた。逃げ場が、ない……!)
(『太陽蝶の煌めき』では、周りを突破する力が足りない。『雪蝶の戯れ』で、せめて自分を守る氷の球体を――)
(――しかし、それも叶わず。レンズに収束された光は、増幅し、拡大し、その光は間違いなく撃ちぬいていった)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
(氷像になった自分が、地面に落ちても全身が砕かれなかったのは、幸運にも橙の"蝶"を持っていたからだろう。)
――うぐっ!
(地面に全身が叩きつけられる。痛いのか、何なのか、それすらも曖昧になるほどの朧げな思考に陥る。)
(私、わたし、わたし、冷たい、痛い、……いたいって、なに?)
(わたしって、なに? なにって、……なに?)
(真っ白に近い翅色が、ゆっくり立ち上がり)
わあぁぁぁぁぁぁ
!!!!!
(立ち上がるや否や、叫び声をあげたかと思うと、緑の"蝶"が舞ってあなたに襲い掛からんとするだろう。触れれば切り裂く、鋭い風。)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=50187
(無効票)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
(避ければ屈折させて当てるつもりだったが、結果は初弾命中)
(次発のために、翼に冷気を集中させて)
(空気が、震える。疑似光学迷彩を纏ってなお、緑の蝶がこちらに向かってくる)
(確実に捕捉されている。迷彩を解き、シールドビットを直掩につけ、逃げる)
(駄目。あっちの方が、速い。なら……)
(シールドビットを囮に、少しでもその勢いと数を削ぐ。けれど物量が単純かつ強力であるところは、自分もよく理解していて)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
【HP2→1】
っ、つ…………
(元より、全て捌くのは彼我の物量差的に見て無理だったのだ)
(一枚また一枚とシールドを砕かれ、そして)
(被弾。次々と身体に傷が刻まれ、氷漬けの心にも罅が入っていく)
(このままじゃ。やられる)
(目的も。果たせないまま)
(また、倒れて。海岸に送られて)
(力を手にしても。自分の身ひとつ守れない)
(……だったら。この力なんて。大嫌いだけれど)
(倒れるよりは、ずっとまし)
(罅だらけの心が、砕ける。漏れ出る冷気で歪に再構築されて。そして)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
(身体を吹雪で覆う。自分の身体を再構築する。食らった悪魔の力を引っ張り出して)
……レヴィアタン。やるべきことを。やるために。
(思考が侵食されていく。獣のような衝動に、全身を巡る冷気の渦。満身創痍であろう”得物”を見定め)
(巨体で以て、突進。捕食のそれと全く変わらない咬合。質量を伴う蹂躙の裏で、冷気を集め)
――――ニヴルヘイム!!
(余剰で生み出したレンズを通し、再度の収束砲撃を放つ)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=50952
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
(わたしは、わたしは、なに?)
(からっぽ。なにもない。こころも、はじまりのまま。)
(そう……始まりの、白。)
(なんにもしらない、純粋で、無垢の魂。それが、私――)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
(純白の翅色が、一瞬、虹色に染まる。)
(最後に記憶していたのは、『目の前の影を倒さなきゃ』。)
(……だから、倒さなきゃ。目の前の影を)
……。
(『雪蝶の戯れ』で出していた青の"蝶"を、虹色に切り替えて、ひらひらと動かす)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
(あなたには、影が不意に消えたと思われるだろう。どこにいったのか、周りを見ると、虹色の"蝶"が見えるはずだ)
【HP1】
(――天弓流れる蝶の瞬き。)
(砲撃は、躱した。あなたの近くに、影がすぐ傍へ寄るだろう。押し倒すように、両の手であなたを氷の巨体に押し付けようとする)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=50202
(発言終了)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
(普通なら、この巨体で突撃したところで獲物は喰らうことができるだろう)
(追撃の砲撃も合わせれば、跡形もなく消えているだろう)
(そう、普通なら。けれどここは、普通ではない)
なんで、ここに
………!!
(ゆえに。物理的にも精神的にも無防備となった本体へ接近を許した時点で、回避などできないわけで)
(巨体が沈む。霧散し、虚に還っていく)
(慣れないことをした反動が来る。攻防に使う冷気も残らず、身体も動かない)
リヴィア・メルビル 2023年10月8日
【HP1→0】
……やっぱり。だめ。
私は、こんな。まだ……
(完全な負け。仮に立ち上がれたところで、武器の生成もできない状態では結果は火を見るより明らかだろう)
(意識も徐々に、闇に落ちて沈んでいく)
(発言終了)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
(ふわり。空間が歪む。自分自身の意識も、もう間もなく沈む……)
……、……。
(紙一重で、終わった。影が動かない。)
(空間が徐々に消えていき、あなたの意識も自分の意識も沈んでいくその間際で)
(――あなたは、赤紫色の"蝶"が、ひらひらと虚空に消えていくのが見えたかもしれない)
紫雲・朱夏羽 2023年10月8日
(次に目が覚めるときは、互いに酷い倦怠感を抱えるだろう。
何が起こったのかは覚えていて、何をしたのかも覚えているが。それが誰なのかは明確には分からない。)
(――ただ、赤紫色の"蝶"が、舞っていたこと以外は。)
【〆】