『来店概要』
アーデ・スマラクト 2021年9月7日
『一風変わった洋食店がある、と小耳に挟み、私は件の場所を漸く探り当てた。
その古びた店構えは、明治の文明開化から引っ張り出して来たような煉瓦造りの瀟洒な建築だった。
余計な外装は何も無く、流れ落ちる時代の中で入れ替わり立ち代わり、様々な店々を見送っていたのを伺わせる。
よくよく注視すれば、壁や軒下の天井にはかつてそこに有ったであろう看板や外装の螺子穴や日焼けが見受けられた。
今は、その殆どが剥ぎ取られて何も無い。
ただ一つ、店先に掛ったある種“挑発的”な林檎型のロートアイアン・プレートを除いては』
≫『No idiot. 《愚者お断り》』
▣□ 概要 □▣―――――――――――――――――――――――――――――- - - -
当店はRPを中心とした一旅団でございます。
とある小洋食店、『Elstar』店内で、女給と1:1のとあるRPをお楽しみ頂けます。
基本的にRPのシチュエーションは一定です。
あなたは新聞の広告を見て、予約を行う。
そして予約の時間に訪れたあなたは、出てくる料理を楽しむでしょう。
そして女給はそのお代として、あなたに色々な質問を行う権利を行使する。
それは新聞の広告に書いてあったことなので、あなたは文句無く従います。
人によって、される質問は違うでしょう。ある時は同じこともあるかもしれません。
しかし、ひとつだけ、女給は必ず全員に同じ質問をするでしょう。
『貴方様は此れまでの人生を回想する事で、自らの知性の証明を可ならしめますか?』
▣□ 質問について □▣――――――――――― - - -
RPの中であなたは女給から様々な質問を受けることでしょう。
料理のお代として、あなたはその質問に確実に答えなければならず、黙秘は決して許されません。
しかし、質問に対してあなたは何かしらの虚偽の返答をすることはできましょう。
畢竟、女給にはことの真偽を確かめる術は無いからです。
女給は決まってある種の質問を必ず行います。上述の物がそれです。
この質問に対する答えとして、
あなたは「これまでの人生の中で最も自分が賢い行動をしたエピソード」を語る義務を負います。
ようは『今までで一番の武勇伝の自慢話をして下さい』ということです。
もしもあなたが自らの栄光を語り終わった暁には、あなたは『お釣り』を受け取ることが出来ます。
つまり、女給に対して自由に一つの質問をすることが出来ます。
その答えは、あなたに課せられた『返答』の義務と、そっくり逆のルールで帰ってくるでしょう。
つまり、決して虚偽で答えない代わりに沈黙で返す事もある、ということです。
▣□ 予約について □▣――――――――――― - - -
――以上のやや特殊な1:1RP。
流れを理解した上で、もしもRPを希望される方がいらっしゃれば、
どうぞ『アーデ・スマラクト / g04408』宛へ、予約のお手紙を下さいませ。
あなた様の舌のお気に召される『好物』と、魅力的な『人生譚』のさわりを添えて。
是非に。お待ちしております。
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2021/09/07
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アーデ・スマラクト 2021年11月20日
【来店中の方へお知らせ】
現在手術と入院と高熱が重なっており少々返信が難しい状態です。
ご迷惑をお掛けしますが、もう少々お待ち下さい。