【イベント】ズィーベン・フィーアVS紫雲・朱夏羽
サプライズ・ウメコ 2023年9月14日
何時ぶりかの熱狂に、地下の広い空洞の空気が震えるのを感じる。
満員御礼の人、ヒト、ひとの群れが声をあげて、応援や野次を送り続けている。
そんな狂乱が今か今かと求めてやまないのは、他でもない君たちの登場だ。
お互いにステージの両端から、ゆっくりとその姿を現すだろう。
……舞台に上がれば自然と、周囲の野次など気にならないほどに。
目の前の"敵"へと集中することができるはずだ。
交わす言葉も、感情も――武器も。
誰も妨げることはできない――トーナメント初戦の始まりだ!!
≪White Rose代理≫――、ズィーベン・フィーア。
≪天弓の色彩≫――、紫雲・朱夏羽。
いざ、尋常に勝負。
◇ステージルール
・客席など場外への攻撃の禁止
・場外から見えないように戦ってはいけない
・流血は良いが、死ぬ前に決着をつけること
・選択肢は使わなくてもいいです
※※【警告】第二回トーナメントのルール確認について※※
【
https://mimemo.io/m/mqLXOlJ989ozQ19 】
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紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
(けれど、そこで止まる自分じゃない。)
(緑の"蝶"と、青い"蝶"をそれぞれ両手に持つ。……ここからが、勝負だ)
……よし、いくのっ!
(ふわり、宙に浮いたかと思うと、あなたに目掛けて風と氷の刃を振るう!! 当たればその場を凍らせる冷気を込めている。)
https://tw7.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=54140
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(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(あの翅。触れられることを警告し、プールに入ることは拒絶しなかった。)
(気質も含め毒の類ならプールには入らない。であれば、魔術的な物と判断しましたが……)
撃ち抜けませんか。安易でしたかね。
(銃を戻すと。)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(白は再生。緑は風、青は氷……でしょうか。)
(先の赤を含め、いくつあるのか。多種多様。鮮やかな物です。)
(風と氷の刃が迫る中。)
(両腕が、虚空を掴むと。)
(そこを中心に周囲一帯に網が広がり。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(ステージ一帯が、無数の蝶と無尽蔵の網で覆われたと同時に。)
(少女が両腕を、振るうと。)
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(両者の中心で、風と氷の刃と雷と熱の槌が衝突する。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
(蝶の翅にも、"蝶"にも触れてはいけない。なぜなら、感情(こころ)を、魂までも食べてしまう。それが私。)
(だから怖かった。"蝶"に、自分の翅に触れて、欲求のまま相手の魂を食べないかって。だから、ずっと遠ざけて、戦いからも逃げていた)
(……でも、今なら。使い方がちょっと、分かるの!!)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
私、本気だから!! 本気で勝つから!!
(電気と熱の圧力が強い。このままだと圧し負ける……けど。準備は整ってる。)
(翅色を緑に煌めかせ。《青》の"蝶"を両手に接敵せんと、飛び出す。熱は気流を生み出す。温度差があるのならなおのことだ。飛ぶように、舞うようにあなたへ近寄ろうとする!)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=50187
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(『雷槌』は無数の電波を強引にぶつけるパラドクスだ。)
(繊細な制御を捨て、両腕を使い、全力で振るう。)
(すなわち、存外融通が利かない。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(機械の瞳は少女の動きを捉えるも。)
(熱と雷を止めれば風と氷の刃への抑止力を失う。)
(回避する余地がある姿勢でもない。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(辛うじて、熱と雷が優位を取る分、わずかに回す余地が生まれた、実態を得た電波を盾に。)
(気流に乗って、蝶の様に舞う少女の一撃を受ける。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
(どうやらあの雷は、かなり威力は高いけれど、小回りが利かないみたい……そんなことを少し思って)
電気で風を、止められるかしらなの!!
(両手の"蝶"――《青》ではなく緑だ。緑の"蝶"で、あなたに風の鉄槌を叩き下ろす!)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(止められるか。止められない。)
(出来るのは、致命になりうる血管、欠損から避けるように補強する程度。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(雷撃は消え、熱は消え失せ。)
(風の槌に、少女が弾き飛ばされ、地面に接地、した直後。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(接地の次の瞬間。)
(その場には、わずかな血痕のみを残し。)
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(あるいは少女の姿が消えたように見えたかもしれない。)
(亜音速の蹴りが、紫雲様の胴体へ向けて振るわれるまで。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
(まずは一撃。でも安心はできない。ここからどうくる……?)
(雷と熱が消え、風を撃ち放った……直後。不穏な風の動き。)
(胴体が、危な……)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
――あぐっ!?
(危ない、と思った瞬間にはもう遅かった。俊足の蹴りは対応する暇を与えずに撃ち込まれる)
(咄嗟に緑の"蝶"で防護しようとするも、衝撃を耐えられるほどのクッションにはならない)
……か、は。
(壁に叩きつけられて全身が痛い。息が苦しい。見えない蹴り、だとはわかったけれど、それ以上に痛みが凄くて)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
(たった一撃。頭がくらくらする。痛い。苦しい。)
(どうしたら、どうしたらいいの? そんなの、誰も応えてくれない。)
……。
(翅色が、《青》く染まる。《青》と緑の"蝶"を両手に携えて、)
……やっぱり、強い。ズィーベン。
(整えた息で、やっと言えたのがこの一言だけだ)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
(正直、あと数度も打撃を受けたら分からないし、対応方法も分からない。でも、まだ機会(チャンス)はある――!)
私は、まだ動けるんだから!!
(自分の周囲へ暴風を、巻き起こすだろう)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(無理な姿勢変更、強引な蹴り。直前に風の流れも変わった影響もあるだろうか。)
(追撃へ移らず、体勢を立て直し血を拭う。)
(先の「白」があるならば、長引かせるわけにはいかないが……)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
技のキレなど、教わった人のようには行きませんし。
私より強い人など、いくらでも。
(血を流し、危うく致命になりかねない一撃も喰らった。)
(ズィーベン本人の意識では無茶には遠いが……)
(それでも、余裕はない。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(周囲を纏う暴風。)
(如何な速度でも、道が無ければ通れないのは道理。)
(構えを取りながら、次手に備える。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
(きっと、あなたは不思議に思うだろう。暴風なのに、どこか"温かみ"を感じる、と。)
(会場の熱気? 違う。さっきの雷撃? それも違う。)
(答えはそう。)
ソルリスコルシェント
――太陽蝶の煌めき。
(翅色は《青》ではなく橙。橙の"蝶"と緑の"蝶"を交差させ、生み出したのは焔の竜巻!!それをあなたへ、炎の竜のごとく撃ち放つ!)
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(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(日輪の如き、炎。)
(橙は焔。これでいくつだったか。)
(……先の『雷槌』で、相殺するような電波も乱れて制御は不可能。)
(そんなことを思う間もなく、少女の体を焔が焼き。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
『七天の青』
(現実が歪む。)
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(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(少女の肉体を焼いたはずの焔は。)
(代わりに視界内の地面を焼く。)
(少女に燃え移ったはずの炎は。)
(代わりに宙を舞う蝶を燃やす。)
(世界を書き換えながら、少女は炎の発生源である少女に向けて歩いていく。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
ズィーベンって謙虚なの……実際はそうかもしれないけど、私が知るのは、まだズィーベンくらいだもの。
(だから強いよ、と言ってから……視界が炎に包まれた)
って、えー!?
(確かにあなたを焼いた、はず。手ごたえもあった、はずなのに、瞬きするうちに炎はすべて焼いたのだ――ステージに配置した、赤紫の"蝶"を。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
(いや、補充すればいい話なのだが、手合いを見せた以上、ちょっと警戒しておかないといけないかもしれない。そんな思考の末……)
じゃあ、これはどうなの、かしら!!
(炎は終息を迎えたその時。翅色を青へ。緑の"蝶"を飛び立たせて青の"蝶"で柱にし、凍らせ……ステージも冷たい氷で覆わんとする。勿論、あなたも氷漬けにできたらいいが、狙いはとりあえず、機動力を削ぐことだ)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=18287
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
(距離を詰める。)
(現実改変。「自己の定義に反するもの」を自己から逸らす技術は。)
(生物が外からの影響を受け生きる物である以上、長続きはしない。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
そんな鮮やかな力、私にはありませんしね。
(見栄えがしないものだ、と思う。)
(宣伝を背負う身で思うのも、何だが。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
『Amsel』
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(その手に握られているのは、小さな発信機。)
(先の雷槌で乱れた電波を、わずかでも修復し。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月14日
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(それを実体化させた網を、ギブス代わりに。)
(体が凍てつきながらもなお、距離を詰める。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月14日
……鮮やかだよ。
おっきい雷、目に見えない蹴り、ほら、今だって、何にもない所から網を出してて……
(網のようなものがあなたに纏って、そして、あなたは冷気の中も進もうとしている。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月15日
(正直、あの距離を詰められた蹴りは相当痛かった。容(かたち)が大丈夫なら、虹の"蝶"は零れない。でも、それと意識の消失は別物だ。衝撃には、もう二度も耐えられそうにない)
だからね、ズィーベン。あなたは強いと思うの。後輩の私が、断言するの。
(どこにも、赤紫の"蝶"はいないが。翅を《緑》に染める。橙と《緑》の"蝶"を手にして)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月15日
……だから。
今日はあなたに、勝ちたい。全力で、ぶつかる。
(ふわふわと、温かさが、熱気が覆う。冷気と熱気で、そして柱に配置した緑の"蝶"で気流を生み出す。……あとは、迎え撃つだけだ)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月15日
(焼けた痛み。)
(凍てつく痛み。)
(それでも、少女の歩みは止まらず。)
なら、その誉め言葉を受け取りましょう。
(その言葉を受け取って。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月15日
紫雲様も、存分に強く。
……一回は、勝つ。でしたか。
(拳の届く距離に辿り着く。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月15日
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=40940
(その“眼”は、少女の魂まで見抜くように。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月15日
『七天の赤』
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=50089
(その拳は、その魂まで砕かんと。)
(振り下ろされた。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月15日
(……私という存在は、容器(かたち)の中に入った魂だけ。)
(容(かたち)が壊れても、魂があれば、魔力として回復できる……みたい。それが分かったのは、七曜の戦いで重体になった時だった)
(……けれど、今、戦っててわかる。)
(あなたの狙いは、容器じゃなくて中身(魂)だって。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月15日
うん。
(……怖くない。怖さより、何より、『勇気』がある)
……勝ちたい、ううん、勝つよ。
(想ってくれる人達がいるから。今でも、見ている人たちがいる)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月15日
(拳が振り下ろされる。気流が、熱波が、あなたを止めようとする。)
(そして、私は、《緑》の"蝶"であなたの拳に触れようと、手を――)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月15日
(熱波と気流が、少女を吞み。)
(それでも拳は止まらない。……しかし。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月15日
(動きを補強した、電波のギブスが焼き切れる。)
(元より、焼き切れた電波を強引に繋ぎ合わせた物。)
(姿勢が崩れ、その隙に。)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月15日
(翅色は……《緑》ではなく赤紫。橙の"蝶"を持つ手と反対に持っていたのは……《緑》ではなく、同じ赤紫。)
ソムニスアブソ-プション
――夢幻蝶の囁き。
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=28511
……聞いて、ズィーベン。私、ズィーベンの分まで、勝ってくるから。
だから……今は、ごめん。おやすみなさいなの。
("蝶"の力を抑える。このパラドクスは奪うことも出来るが、与えることもできる。……安寧の、眠りを)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月15日
(握った拳は解け。)
(少女の意識は間も無く眠りにつく。)
(その前に。)
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月15日
謝られることなど。何も。
……おめでとう、ございます。
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2023年9月15日
(そういえば。)
(……ジャケットは無事だろうか。)
(最後にそんなことを考えながら、少女は意識を失い、地面に倒れ伏した。)
(了)
紫雲・朱夏羽 2023年9月15日
(あっ)(そういえば。ズィーベンが来ていたジャケット……)
(燃やしたし風で吹き飛ばしちゃったし、何だかお店っぽい名前が書いてたから……)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年9月15日
(もしかして、弁償!?)(ぴわぁぁ……!)
(あたふたした。が。とりあえずは倒れたあなたが運ばれるまで、ずっとそばにいるつもりだ)
(了)
サプライズ・ウメコ 2023年9月15日
「第1回戦、Aブロック。ズィーベン・フィーアVS紫雲・朱夏羽」
「ズィーベン・フィーアが戦闘不能となったため――」
サプライズ・ウメコ 2023年9月15日
「勝者――、紫雲・朱夏羽」
「それでは皆さん、勝者に盛大な拍手を――」